荒川三山（悪沢岳）赤石岳を反時計回り

2023年09月24日(日) ~ 2023年09月27日(水)

• GPS: 22:18
• 距離: 32.1km
• 登り: 3,245m
• 下り: 3,248m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:08
• 休憩: 1:01
• 合計: 7:09

15:50 前泊
15:52 15:52 椹島ロッジ
6:01 6:01 赤石岳東尾根コース登山口
6:08 6:08 滝見橋
7:29 7:29 岩頭見晴らし
8:13 8:22 小石下
9:41 9:51 清水平
10:27 10:27 蕨段
10:41 11:00 見晴岩
12:02 12:24 駒鳥池
12:37 12:38 駒鳥池駐車場
13:08 千枚小屋

2日目

• 山行: 9:22
• 休憩: 2:13
• 合計: 11:35

4:51 千枚小屋
5:34 5:51 千枚岳
6:37 6:39 丸山
7:10 7:34 悪沢岳
8:49 8:49 荒川中岳避難小屋
8:55 8:56 中岳
9:09 9:12 前岳
9:33 9:42 お花畑（荒川前岳南東斜面）
10:22 10:47 荒川小屋
11:24 11:24 大聖寺平
12:28 12:35 小赤石岳の肩
12:48 12:50 小赤石岳
13:03 13:05 赤石岳・小赤石岳間分岐
13:26 13:40 赤石岳
13:56 14:06 赤石岳・小赤石岳間分岐
14:38 14:48 北沢源頭
15:43 15:50 富士見平
16:26 赤石小屋

3日目

• 山行: 3:02
• 休憩: 0:13
• 合計: 3:15

6:17 赤石小屋
7:39 7:39 休憩ポイント
7:57 8:02 カンバ段
9:21 9:29 赤石岳東尾根コース登山口
9:32 9:32 椹島ロッジ
9:32 ゴール地点

天候

晴れ、時々曇り

アクセス

利用交通機関：

バス

畑薙第一ダム夏季臨時駐車場→東海フォレスト送迎バス→椹島ロッジ（前泊）→椹島登山口

※送迎バスは無料、東海フォレスト系列の宿泊施設利用が条件で、
7/13〜10/10は基本3便。他は要問い合わせ。

コース状況／危険箇所等

椹島ロッジに登山届ポストありました。
椹島登山口から吊橋を渡り、千枚小屋までは、ほぼ樹林帯を登る。
千枚岳から先は森林限界を歩く。
丸山から先、悪沢岳・荒川三山は、岩場や断崖、ガレ場など足元に注意する。
荒川三山の前岳は、荒川大崩壊地が進行中なので、足元と崩落に注意する。
荒川小屋周辺のお花畑は、鹿避けの柵がある。

その他周辺情報

椹島ロッジは、宿泊・入浴の他、軽飲食、土産物、白旗史郎写真記念館がある
下山後のお風呂は、南アルプス赤石温泉「白樺荘」

写真

9/25 6:12

椹島の吊橋を渡る

9/25 10:50

樹林帯の途中、展望所に寄り道

9/25 10:42

左側は小赤石と赤石岳、中央は荒川小屋

9/25 10:43

右側は荒川三山

9/25 10:44

明日は、あそこまで行く予定

9/25 12:06

再び樹林帯を歩き、コマドリ池に立寄る

9/25 12:05

9/25 13:10

千枚小屋に到着。富士山が良く見える

9/25 13:21

9/25 14:40

赤石岳と故赤石岳

9/25 14:41

9/25 15:13

9/25 17:36

日没。刻々と表情を変える富士山

9/25 17:41

9/26 5:33

翌朝。千枚岳付近から

9/26 5:42

悪沢岳を望む

9/26 6:38

丸山から望む、南アルプスの北方面

9/26 6:38

塩見岳から甲斐駒ヶ岳までが見渡せる

9/26 7:18

今回の最高峰、悪沢岳到着

9/26 7:19

9/26 7:19

富士山が近く、ずっと見えていた

9/26 7:19

9/26 8:37

紅葉が始まっている

9/26 8:37

9/26 8:37

荒川三山の中岳、前岳方面。一旦下る

9/26 8:37

9/26 9:10

前岳の荒川大崩壊地

9/26 9:11

背景には恵那山や中央アルプス

9/26 9:11

大崩落の谷から荒川へ

9/26 9:47

荒川小屋へ向かう。その先の大聖寺平に伸びる道が楽しみ

9/26 9:57

9/26 11:47

荒川小屋で休憩後、大聖寺平付近から振り返る荒川三山

9/26 12:49

小赤石岳から最後のピーク赤石岳

9/26 12:49

9/26 13:28

赤石岳到着

9/26 13:30

9/26 13:40

今日の宿、赤石小屋まで降下します

撮影機器：

AQUOS sense5G SHG03 au シャープ

感想

luneaciel

　私の自宅近くから、良く晴れた日などに南アルプスが見え、そのピークが赤石岳らしいと知り、その山域に行ってみたいと思っていました。
　赤石岳は、直線距離は近いかもしれないけど、アクセスは遠く山深く、標高も高いから、私にはハードルが高い。でも、年齢的タイムリミットもあるから、今年のチャレンジとしました。

　当日は天気に恵まれ、樹林帯も含めた長い道程の先、荒川三山と赤石岳に立つことができました。
　眺望も良く、聖岳を始めとする周辺の南アルプスの山々、北に続く塩見岳から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、間ノ岳、農鳥岳、鳳凰三山、八ヶ岳の蓼科山、中央アルプスや恵那山等々。もっと条件良ければ北アルプスも見えるでしょう。
　富士山は近く、標準錐のように、その姿はずっと在りました。

　多分、初夏であれば、お花畑を楽しむために荒川小屋に宿泊する、もう一日が必要だったでしょう。今回は、稜線の草紅葉や紅葉が始まったばかりというタイミングでした。

　赤い岩のチャートは、悪沢岳付近で顕著に見られました。他の山域では見たことがなかったので、こんな標高3,000mの場所まで、長い年月を経て海底から押し上げられてきたのだと、地球規模の大きな力を思う。
　何気に立ち寄った荒川三山の前岳は、大崩壊地の始点でもある、思いがけない谷底を覗くことになりました。
　南アルプス周辺は他にも崩壊地が多い。プレートの移動による隆起と崩落を続けているのが南アルプスで、V字谷を形成し、土砂や岩を河原に堆積させ、蛇行しながら下流に流れていく。