思い出を訪ねて:都民の森から浅間嶺〜払沢ノ滝まで
- GPS
- 06:07
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 768m
- 下り
- 1,547m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 5:56
天候 | 予報は曇り時々雨、都民の森・里山の路にさしかかると粉雪もちらつき。 浅間尾根はず〜〜〜〜っとガスの中でした。 小雨も降ったり止んだりでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
風張峠手前の破線ルート、”悪路”との看板がありました。 ルートが崩壊しかかっていて、極端に道幅が狭くなってる箇所も複数あり、それが「悪路」なんでしょう。 でもロープの設置とか、整備されている感も十分あります。 自分はそれほどの悪路とは感じませんでしたが、慎重を心がけるに越したことはないでしょう。 浅間尾根駐車場以降は安全でゆったり歩ける、気持ちの良い道です。 今日は始終曇っていて、展望も全くありませんでしたが、晴れていれば奥多摩の主要な山が一望できます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|
感想
思い出を訪ねて、なんていう個人的なタイトルですが、今回浅間嶺に登ったついでに小さい頃の思い出というか、記憶を確認しに檜原村へ。
武蔵五日市からバスに乗り、途中戸倉三山や笹尾根への登山口があるバス停を経て、終点の都民の森で下車。
ここから浅間嶺を目指します。
里山の路を、風張峠方面に向け登ります。
本日の山行唯一と言っていいくらいの登りです。
最初慌ててたのか、入り口を間違えてしまって焦ったが、以降は順当な山行でした。
風張峠手前から破線ルートに入ります。
冒頭でも書きましたが、悪路と言うほどでもなかったです。
ただし、カモシカの足跡しかお目にかからなかった。
総じて歩きやすく、なだらかな道。
浅間嶺駐車場でのこと。
野鳥撮影をしている数人の団体あり。
はじめは気がつかなくて、熊鈴をつけたまま挨拶をしました。
返事も無し。
よくあることなので別に気にしませんでしたが、『鈴うるさいんだよね』との声が背中越しに。
しかも小声で。
はっきり言えばいいのにね、しかも車が行き交う路肩での野鳥撮影だから、音は始終するだろうし。
気に入らないのは十分解るけど、場所をわきまえてほしい。
こういう人たちはどこに行っても不機嫌なんだろね、と憂うことにしました(笑)
お〜〜、オレも心が広くなったもんだ(笑)
浅間尾根に入ります。
快適に、ハイペースで進みます。御林山を横目にスルーし、数馬峠でこの日最初のパーティに出会い。
なんだか歩き足りないっておっしゃってましたが、下山していきました。
サル岩で首をかしげ、一本松(930.2P)をパスして、人里峠へ。
『へんぼり』と読みます。
迂回路を通過し、浅間嶺休憩所に着きました。
一組のハイカーが休憩中でした。
そそくさとてっぺんへ向かいます。
もう十数年前に訪れた以来。
そのときは木々が邪魔をして展望はよくなかった記憶あり。
今は伐採が進み、笹尾根、湯久保尾根などの南北の尾根がハッキリ見える、、、はずでしたが、今日はガスガスで、展望も定まりません。
ランチを食し、しばらく佇みます。
いつもなんだが、てっぺんではいろんなことが頭をよぎる。
頭を空にしたいのがホントのとこなんだが、世俗にまみれているのでしょうがないか。。。
下山は、関ふれ道を歩きます。
もう一つの目的。
そう「思い出を訪ねる」
無愛想で、いつも不機嫌で、とっつきにくそうな祖父でした。
その祖父に、唯一連れて行ってもらった場所。
それが時坂峠。
現在は舗装された林道になってますが、当時はまさに山道で、小沢の実家からてくてくと二人して登った経験があります。
道行きは特別険しかった、という印象はありませんが、5〜6歳の頃ですから、がんばって登ったんでしょうね(笑)
当時峠の先端には、二抱えもありそうな杉の木が、たった一本だけ、しかも、いかにも孤高の巨木といった感じで、悠然とそびえていた記憶があります。
なぜ祖父と、しかもあんまり好きではなかった祖父と二人だけで、峠に出かけていったのかは思い出せないし、、今となっては知るよりもありません。
ただ、ハッキリ覚えているのは、気むずかしかった祖父がやたらと優しくて上機嫌だったこと。
それと、峠から見える風景、たぶん八王子から丹沢にあたりにかけての展望じゃないかと思いますが、やけにきれいで、澄んでいて、ちょっと寂しそうな風景が、まざまざと目の奥に浮かびます。
いろいろと自分に話しかけてくれて、小一時間ほど滞在した覚えはありますが、話の内容とかもまったく覚えていません。
あの方面の地図を見るたびに、祖父の笑顔、それもとびっきり破顔した笑い顔を思い出します。
今はもう、当時の峠の風景もすっかり変わってしまい、杉の木も無くなってしまいました。
今回時坂峠を訪れ、必死で話の内容を思い出そうとしましたが、いかんせん時間がとうに経過しているし、思い出すのをあきらめました。
いいじゃないか、じぃちゃんの笑い顔さえ覚えていれば。。
明日からまたがんばれよ、なんて言ってくれてるのかな(笑)
おかげで、やけにスッキリした気分で下山できました。
檜原村にはもう、祖父母もとうに鬼籍に入り、親戚も、立川や五日市、八王子に居を改めたりして、そんなこんなだから、つながりもありません。
両親も年をとり、わざわざふるさとを訪ねる、といったこともだんだん消極的になります。
自分がこうやってふるさとに出向き、状況を両親に伝えることで、かろうじて細々ながらつながりを保てて行ければ、、
そういうことかな、と思った次第。
私事で失礼しました。
浅間嶺は、とても展望もよく落ち着ける山です。
みなさんも是非お越しください、、って観光大使でもないんですけど(笑)
来週もまたどこかへ、
おわり。
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