晩冬の鳳凰“二山”テン泊山行【夜叉神⇔薬師岳⇔観音岳】

2015年03月21日(土) ~ 2015年03月22日(日)

• GPS: 30:33
• 距離: 23.3km
• 登り: 1,955m
• 下り: 1,941m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:09
• 休憩: 0:24
• 合計: 5:33

距離 8.8km 登り 1,253m 下り 186m

9:00 夜叉神峠登山口
10:12 夜叉神峠
10:16 10:22 夜叉神峠小屋
12:05 12:08 杖立峠
13:02 13:05 火事場跡
13:55 14:07 苺平
14:33 南御室小屋

2日目

• 山行: 6:19
• 休憩: 2:30
• 合計: 8:49

距離 14.6km 登り 702m 下り 1,755m

6:32 南御室小屋
7:33 7:45 砂払岳
7:48 薬師岳小屋
7:59 8:04 薬師岳
8:30 8:57 鳳凰山
9:25 9:26 薬師岳
9:33 薬師岳小屋
9:40 9:42 砂払岳
10:23 11:38 南御室小屋
12:16 12:20 苺平
12:42 火事場跡
13:24 13:33 杖立峠
14:32 14:47 夜叉神峠小屋
14:49 夜叉神峠
15:21 夜叉神峠登山口
15:21 ゴール地点

天候

3/21・・・曇り時々晴れ
3/22・・・晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夜叉神の森駐車場を利用。（冬季トイレが使えます）
※途中で保全工事が行われているため、工事車両の通行に注意。
※凍結箇所などはなし。

コース状況／危険箇所等

夜叉神の森〜夜叉神峠・・・中盤までは雪が融けています。凍結箇所などがあるため特に下りは注意。
夜叉神峠〜南御室小屋・・・雪がだいぶ腐っています。全般で踏み抜きに注意。（特に火事場跡から苺平手前まで）
南御室小屋〜観音岳・・・砂払岳〜観音岳の稜線は岩場が露出している個所多数。
※ほぼ夏道と同じですが薬師岳〜観音岳の巻き道区間はピークをたどっています。
※アイゼンは行き：南御室小屋→観音岳、帰り：観音岳→夜叉神小屋手前まで装着しました。12本爪を使用しましたが、今日のこのルートではチェーンスパイクが最適だったと感じました。

その他周辺情報

下山後は『天恵泉白根桃源天笑閣』で入浴。（大人600円）
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/sisetsu/onsen-tensyokaku

写真

3/21 8:56

今回もゴチャゴチャつけて20kg。

3/21 9:01

今日は南御室小屋まで行けばいいので、ゆっくりスタート。夜叉神の森駐車場はそれなりにクルマが・・・

3/21 9:23

すっかり雪が融けている。この1週間でけっこう変わったのかな？

3/21 9:29

少しずつ雪が出始めましたが、下の凍ってる個所が帰りにやっかいにならなきゃいいけど。

3/21 10:06

すっかり腐ってる雪。週中に天気が崩れたのですが、ここも雨だったようです。

3/21 11:09

夜叉神峠手前からすっかりガスってしまった・・・
杖立峠に向かいます。

3/21 11:50

踏み抜き多数。気をつけて歩きます。

3/21 12:04

ハラハラと白いものが落ちてきました。どうやら今朝は霧氷になった模様。もう少し早く出れば見られたのに；；；

3/21 12:07

杖立峠到着。山と高原地図では約500m先が杖立峠となってますが・・・

3/21 12:13

尾根の西側を巻き気味に道は続く。
天気が良くなってきた。

3/21 13:00

カンバレ青空。

3/21 13:04

火事場跡あたりで、雲はかかっているものの白峰三山の絶景が♪

3/21 13:21

火事場跡から先がイチバンの踏み抜き地獄でした。
足をフラットに置くことと、ストックを押し付け加重を分散させて回避。

3/21 14:35

結局コースタイム通りに南御室小屋到着。小屋はまだクローズですが冬季トイレもあり、水場もあります。

3/21 14:35

すでにけっこうな数のテントが設営されてました。

3/21 15:16

テン場自体窪地にあるので風は強くありません。そのため整地が楽な真ん中でもいいのですが、今回も少し奥まったところで整地に励みました。踏み抜きが激しかったので押し込めて床を固めます。

3/21 15:54

マイホーム完成。タルチョも飾り山行の安全を神（いや仏か？）頼み。

3/21 15:55

今日は南アルプスの天然水があるので水づくりはナシ。

3/21 15:55

細いですが凍らずに流れ出ています。

3/21 16:06

ひと仕事終え、小屋前のベンチで設営中に雪の中で冷やしたビール（もどき）をプシュ♪

3/21 16:37

こんなところでも動き回っている君は？

3/21 16:38

晴れ間が出たり、チラチラ雪が降ったり・・・でも雨じゃなくてよかった。

3/21 18:19

夕食は毎度の早茹でマカロニとレトルトのグリーンカレー。

3/21 18:38

コンビニのモツ煮を肴に焼酎お湯割り。前回飲み過ぎたので今日は控えめで。
星もよく見られた夜。テント内は明け方で-5℃程度。それでもテント内は霜がしっかりついてました。

3/22 5:23

計画では夜明け前にスタートし、砂払あたりでご来光を拝む算段だったのですが・・・二度寝し起きたら5時。
ゆっくりスタートにチェンジし、地蔵行きも諦めました。

3/22 6:59

ということで明るい森を歩きます。
初日はノーアイゼンでしたが、冷え込み雪も締っていたのでアイゼン装着しました。
前日の疲れが残ってて歩みは重い。

3/22 7:30

まずは砂払岳へ。

3/22 7:46

薬師岳はすぐそこです。

3/22 7:51

薬師岳小屋はまだ雪の中。

3/22 8:01

薬師岳到着。

3/22 8:03

白峰三山をバックにお願いしちゃいました。

3/22 8:04

山頂からの南アルプス主稜の眺望です。荒川岳、農鳥岳など。

3/22 8:04

間ノ岳、北岳、仙丈ヶ岳など。

3/22 8:04

仙丈ヶ岳、アサヨ峰、観音岳など。

3/22 8:24

観音岳へ向かいます。気持ちのいい尾根歩き。

3/22 8:36

観音岳到着。

3/22 8:43

歩いてきた薬師岳。今日は晴れていますが特に南東側は雲や霞（PM2.5？）でぼわーっとなってます。左奥にあるはずの富士山はわかりませんでした。

3/22 8:43

やはり見事な白峰三山。

3/22 8:43

仙丈ヶ岳。右手前は高嶺ですかね。

3/22 8:44

甲斐駒ケ岳が奥に。地蔵岳まではギリギリ行けたかもですが・・・

3/22 9:27

薬師岳に戻りました。すっかり人がいません。

3/22 9:43

砂払岳でこの絶景にさよなら。

3/22 10:21

朝は締ってた雪もシャバシャバしてきました。

3/22 10:24

南御室小屋に戻ります。テントもだいぶ撤収されてます。

3/22 11:52

マイホームを片付けパンをかじってから帰路へ。お湯をチビチビ飲みながら進みます。

3/22 12:35

踏み抜かないよう足の置場を選んで・・・

3/22 12:45

火事場跡にて。だいぶ雲がかかってきました。

3/22 13:00

ちょっとした上りがツラくなってきました。

3/22 13:28

杖立峠の案内板。けっこうシビアな時間設定かと。

3/22 14:06

いい加減アイゼンを外します。

3/22 14:33

夜叉神峠小屋の手前ではすっかりバテバテ。

3/22 14:47

白くなってしまいましたが白峰三山が見事。ベンチでしばしボーっと眺めます。

3/22 15:13

あとはテクテク下って。

3/22 15:23

無事下山。足にきましたが今日もいいお山でした。

撮影機器：

DMC-FT3 Panasonic

感想

macha76

木曜にどっかテン泊しに行こうと思い立ち・・・いくつかの候補の中から、出発前はあんまり予報がよくなかったのですが夜叉神から鳳凰へのルートに決定しました。（といっても出発前でも行き先に悩んでましたが）

結果は心配していた天気は、初日こそ雲が多かったものの、日曜はピーカン。景色は春霞のぼんやりとしたものでしたが、このコースの醍醐味である南アルプスの主稜たちを一望でき、大満足なお山でした。
週中に崩れた天気は雨になったようで、すっかり雪融けが進み残雪期な状況でした。
チェーンスパイクに持っていけばよかった。。。

今回は南御室小屋でベースキャンプを張ったため、重荷を担ぐ距離は片道9kmほどでしたが、それでも足はすっかりやられました。毎度の体力不足が露呈です(￣∇￣;)
地蔵岳まで行く予定が翌日の寝坊で観音岳までになりましたが、地蔵まで行ったらホント足が最後まで運べたのだろうか、ちょいと不安です。

そんなヘロヘロ歩きだったからか、腐った雪に足をとられがちだったからか・・・山と高原地図のコースタイムがシビアに感じましたデス。

帰路の中央道は毎度の大渋滞。途中、一般道に下りるもやがてそこも詰まり、山道コースで帰宅となりました。


【装備記録】
■装備・・・m-bザック70、deuウェストポーチ、n-f靴、l-lダブルストック、griピッケル(未)、m-mワカン(未)、gri12本爪アイゼン、k2スコップ、panコンデジ、基本小物類（行動品、救急品、グルーミング品など）、m-bテント(+スノーフライ)、m-b#3シュラフ、m-bシュラフカバー、m-mエアマット、h-mオールウェザーブランケット、dai銀マット、daiブラシ、n-bマイクロファイバータオル、s-pコッヘル*2、s-pマグカップ、priバーナー、pri250Uガス*2、eveウォーターキャリー、テルモス山専、uniサングラス、swaゴーグル(未)
■食料/水・・・行動食/パン*4・マカロニ・レトルトカレー・ドライパスタ・味付アルファ米*2・カップ麺・FDスープ・コーヒー粉・羊羹*2・シリアルバー・ドライフルーツ・クッキー・真空パックサラダチキン・真空パックモツ煮、アミノ酸ドリンク500ml、水500ml、お湯500ml、焼酎220ml
◎摂取・・・1日目：行動中／お湯250ml、羊羹、クッキー、パン*2、行程終了後：ビール350ml、夕食／マカロニ、レトルトカレー、真空パックモツ煮、焼酎お湯割り
2日目：朝食／カップ麺、行動中／パン*2、羊羹、ドライフルーツ、お湯500ml、アミノ酸ドリンク500ml
■服装・・・l-aアルパインジャケット(未)、m-bジオ厚手長Tシャツ、m-b薄手ストレッチパーカ、m-bアルパインパンツ、phe長パンツ、cwx長タイツ青、pai厚手ソックス、ota腹巻、daiテントシューズ、m-bQDタオル青、m-h薄手ビーニー、phe薄手バラクラバ(未)、m-bバラクラバ(未)、finグローブ、n-fグローブ、m-bオーバーグローブ(未)、s-wインナーグローブ(未)、n-fスノースパッツ、m-bダウンジャケット、fenダウンパンツ、着替／m-bジオ厚手長Tシャツ(未) 、m-b厚手ソックス(未)