鳥甲山（期待以上の紅葉😍と覚悟以上のスリル😱を味わいました）

2023年10月13日(金) [日帰り]

• GPS: 09:40
• 距離: 15.1km
• 登り: 1,623m
• 下り: 1,627m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:41
• 休憩: 1:54
• 合計: 9:35

6:34 貉平
7:36 7:43 小水ノ頭
7:57 8:14 万仏岩
9:43 9:47 白�瑤瞭�
10:25 10:32 カミソリ岩
11:11 12:12 鳥甲山
12:56 13:00 赤�凜瞭�
13:37 13:37 赤�凜慮�
14:08 14:18 屋敷下降点
15:20 15:24 屋敷登山口
16:09 貉平

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ムジナ平の登山者駐車場利用

写真

10/13 3:58

道の駅野沢温泉で車中泊の朝！
なんと一面濃い霧です・・今日は今回遠征の最難関の鳥甲山なのに大丈夫・・？

10/13 5:54

霧も晴れて谷を隔てて対岸の鳥甲山がモルゲンになってます
以前に苗場山の登りに来た時にこの鳥甲山の姿に惚れていました😍

10/13 6:09

道の駅から1時間30分で鳥甲山のムジナ平の駐車場に着きました。先着は2台です。

10/13 6:34

鳥甲山は最後の林道歩きも含めた歩行距離、コースの険しさもハードクラス・・久々の高難関なので緊張感いっぱいで出発します。まあ東の空は晴れているのが救いです

10/13 7:17

急登が続く分どんどん高度が上がり、見上げていた奥志賀の稜線が間近に見える

10/13 7:26

朝日が当たって黄葉が輝く・・

10/13 7:35

主稜線に乗ると景色が変わって・・おぉ〜〜〜と声が出ます。
これから越えて行くピークと右手には下山する赤�凜瞭�、赤�凜慮�へと続く尾根も見えます

10/13 7:35

あっ・・ピーク手前で先行の方が見えました。
この後に山頂でお話しましたが長野のソロ男性で展望の良いポイントでドローンを飛ばしながら登っていたそうです。
そう言えば少し前に不審な音がしてたのでこの時もドローンを飛ばしていたかも・・？

10/13 7:37

山頂までには何個もコブを越えて行きますが、いきなり激急登で険しそう・・

10/13 7:43

しかしこの絶景に囲まれたトレールは足取りも軽くなる・・

10/13 7:43

手掛かり、足掛かりに綺麗な紅葉なので難所のビビりは緩和されてます

10/13 7:44

岩菅山、奥志賀の山々

10/13 7:44

あれは・・

10/13 7:46

おぉ〜出ました！
万物岩の下の岩場！
長〜〜〜い鎖が見えてアドレナリン大放出中です😅

10/13 7:47

岩の下部にハシゴは使わないで登るほうが良いので・・左へトラバースして・・

10/13 7:51

真下まで来ました・・う〜ん・・ほぼ垂直・・
ネットでは岩が剥がれるので注意とあり・・慎重に岩を選んで登ります

10/13 7:53

登り切って・・ホッとして・・1枚！
高所恐怖症には写真撮るのもビビってます・・

10/13 7:57

佐武流山も雲が取れて来ました

10/13 8:17

稜線の登山道の幅は1mほどで両側は絶壁のヤセ尾根・・ただ低木が生えて下が見えないのであまり怖くはない・・でも転んだらこの低木では支えきれずに奈落の底でしょう・・
ちなみに私の影がブロッケンのように写ってます

10/13 8:24

登って来た方を見下ろすと・・落ちるような稜線
ようまあ・・こんな激急ヤセ尾根登ってきたもんや・・

10/13 8:25

おぉ〜真下に駐車場が見えます！
車の数は増えていないようですね〜！

10/13 8:36

やっと白�凜瞭�が見えました
あっ・・あそこに・・

10/13 8:36

再びドローンさんが見えました

10/13 8:37

おぉ〜双耳峰が重なってますが鹿島槍のようですね・・

10/13 8:38

こっちは白馬三山が・・ギリギリ見えてる程度ですが・・
けどこれだけで嬉しい・・

10/13 8:39

もう山全体が錦繍

10/13 8:41

登って来た方向も錦繍

10/13 8:42

あの辺りのオレンジは格別に綺麗

10/13 8:44

紅葉に見惚れていると危ない・・右は切れ落ちてるヤセた岩尾根ですから・・

10/13 8:49

まさしく天空のトレール

10/13 8:51

何度も言いますが・・ホンマにヤセ尾根やわ〜

10/13 9:01

苗場山

10/13 9:02

布岩の上部に着きました・・あれっ五合目？
こんだけ高度も上げて・・こんだけ歩いてるのに・・

10/13 9:14

見上げる白�凜瞭�も紅葉真っ盛り

10/13 9:19

またまた崩落地・・足場が狭い、ザレてる、斜めってる！の三拍子揃ってるやん・・😱

10/13 9:19

鮮やかな黄色！
このあと樹林帯の急登を耐えて登ると・・

10/13 9:47

白�凜瞭�に着きました。
鳥甲山山頂より90m低いだけなのに七合目なのは距離的に七合目なんですねぇ・・と軽く考えていたら・・ここから泥濘と木の根の登山道を「どこまで下るねん！」と愚痴りたくなるくらい下って下って・・

10/13 10:08

結局、標高差100m程下って登り返し・・背後には越えてきた白�凜瞭�が見えます

10/13 10:05

気分治しに視界が開け白馬三山が見えました

10/13 10:06

白馬の左横には立山と剱岳も・・

10/13 10:20

槍・穂高も見えて来た〜😍

10/13 10:20

白馬三山方面

10/13 10:20

鹿島槍と爺ケ岳の間に立山

これから進む稜線の等高線の狭まり方を見ればヤバそうなのがよく分かる・・😱

10/13 10:09

また目の前に壁が・・これえを攀じ登ると・・

10/13 10:18

やっと目の前に鳥甲山の山頂を捕らえたぁ〜〜と俄然元気が出たら・・

10/13 10:20

なに・・？これ・・？
想像以上のメチャクチャのヤセ尾根で右は崖・・

10/13 10:20

鎖を頼りに前へ進むと・・

10/13 10:20

鎖は真下に垂れ下がって・・

10/13 10:20

あぁ〜ネットで見た二本鎖のところやぁ〜

10/13 10:22

二本を必死に持って掴んで慎重に下ります

10/13 10:23

奥の二本の鎖で下りてきて、この細い岩の足場をヘツって来ました・・
ホンマになんちゅうところにルートがあるの・・？

10/13 10:23

下山ルートの赤�瑤糧�根とほぼ同じ高さまで上がって来た

10/13 10:24

両側とも崖です😱
左の鎖が頼り・・

10/13 10:25

次から次へスリルを味わい・・ここは岩を乗越して・・裏に落ちる・・いや激下りると・・

10/13 10:26

えぇ〜これも登るのかぁ〜😱
・・と思ったら右に鎖を頼りに激下ります・・
ちなみに・・この岩の上がカミソリ岩のスーパーカミソリリッジですが「入っていけません！」の看板があります・・

10/13 10:27

次に鎖を頼りにヘツります。
写ってませんが右側は奈落の底への崩落地です

10/13 10:33

そして鎖で垂直下降してきました

10/13 10:41

登り返して・・スリル満点で通過してきたカミソリ岩
高所恐怖症でビビりの私にはここが一番怖かった〜😱

10/13 10:42

絶壁の途中に垂れ下がる鎖が見える・・凄い所を下って来たもんや・・

10/13 10:42

先へ進むもまだまだ油断出来ず・・こんな崖のヘリも登山道・・ホンマに腰引けます

10/13 10:44

これは両側とも崩落しているので補強してある・・

10/13 11:08

憩いの一瞬！
槍・穂高もクッキリ見えてきました

10/13 11:11

待ちに待った・・ここが・・

10/13 11:12

鳥甲山山頂〜！
二百名山47座目〜！
信州百名山63座目〜！

10/13 11:13

字が消えていますが二等三角点〜！
山頂には登りで見えたドローンの方が離陸準備中でした。
ドローンのこと色々と教えていただきましたが画像は非公開だそうです・・残念😅

10/13 11:15

さぁ〜食事やぁ〜！
・・と思ったらカップ麺が無い・・あちゃ〜車に忘れて来ました・・
仕方ないのでオニギリとお茶

10/13 11:17

さて展望は・・左に裏岩菅山・岩菅山と右奥に昨日登った横手山

10/13 11:19

日本海の海岸線も見えます

10/13 11:36

ドローンさんは一足先に下山され、私は追加で良い子のビスコとコーヒーで達成感を継続満喫中🤩

10/13 11:48

岩菅山・横手山など志賀高原の山々

10/13 11:52

北東方面は越後の山々・・う〜ん山座同定出来ず・・

10/13 12:05

飛行機雲も自然の雲も絵になる

10/13 12:09

苗場山はホントに驚くほど真っ平！
草紅葉も見えてます

10/13 12:10

下山する赤�瑤糧�根も紅葉が真っ盛り

10/13 12:11

あの断崖の横を通過するようです・・

10/13 12:12

苗場山の左が燧ケ岳で右にちょこっと見えてるのが至仏山のようです

10/13 12:12

カミソリ岩・・
ようまあ・・あんなとこ越えて来たなあ〜と見入ってしまいます

10/13 12:21

さあ下山の赤��尾根に突入します。

10/13 12:34

苦労して登った山ほど・・名残惜しい・・
何度も山頂を振り返りますが・・

10/13 12:34

前を見たら素晴らしき天空のトレール

10/13 12:40

下から見て赤褐色だった大崩落地のヘリを歩いてますが・・滑りやすい痩せたトラバースなのでへっぴり腰になります

10/13 12:40

あれが最初のピークの赤�瑤瞭�かな

10/13 12:52

すんなり下るのが勿体ないくらい・・

10/13 12:54

赤�凜瞭�に着きました
振り返ってももう山頂は見えません

10/13 13:20

屋敷下降点は真ん中に見える小ピークの向こうのようです
覚悟はしてましたが結構・・遠い・・

10/13 13:25

その前にピーク越えが続きます

10/13 13:36

下山後に歩く林道も見えてますねぇ・・

10/13 13:36

気分転換に素敵な秋山郷を俯瞰！
紅葉が谷まで下りてくればもっと素敵でしょうね！
ちなみに戻るべき駐車場は谷の遥か奥です・・

10/13 14:02

屋敷山分岐まで来ました。
ここから一気に屋敷尾根の急坂を下るようなので・・

10/13 14:06

最後のティータイムです！
この後・・ヤマレコやネットにあるようにメチャクチャ滑り5回位転倒しました・・😨

10/13 15:20

林道が見えてホンマにホッとしましたが、堰堤の少し手前で足を乗せた石がズボッと抜けて派手に転倒し左太腿を強打！
暫し痛くて歩けず😭

10/13 15:21

屋敷の登山口に・・やっと着いたぁ〜！

10/13 15:21

ここから6kmの登りの林道歩きが始まります・・😅
階段の上り下りは痛いですが平地歩きは何とか歩けます

10/13 15:22

水場がありました。
この水場は冷たくて旨し！
安全度は私の100％保証です・・アテになりませんが・・

10/13 15:53

かなり大きな滝がありました

10/13 16:00

ここで写真を撮っているとドローンさんの車と出会い・・ラッキーなことにUターンして駐車場まで送っていただけることに🤩

10/13 16:10

ホントにありがとうございました🤗車道の残り半分は登りも強く歩いていたら太腿ボロボロになっていたでしょうね・・

10/13 16:50

車で移動中・・歩いて来た稜線を一望

10/13 17:14

最寄の切明温泉や屋敷温泉は休業日や時間外で入れず😥苗場山に登った時に入った小赤沢温泉まで来ました。

10/13 17:16

あぁ〜懐かしくて嬉しい😍
打撲した太腿を温泉と冷水でケアしましたが段差の大きい階段の登り下りはかなり痛い😰もうハードな山行は無理なのでプラン変更します・・😥

撮影機器：

D5100 ニコン

感想

よしまい

遠征二日目は以前に苗場山に登った時にその山容に惚れた鳥甲山です😍
しかし調べてみると高所恐怖症にはちと辛いスリリングな山と判り、ネット情報を見るたびに行こか？止めよか？と優柔不断な長い時間を過ごしましたが、今回血迷ってチャレンジすることに・・😅

序盤の樹林帯の急登を耐えて主稜線の乗ると好天の下、期待以上の紅葉と大展望と言う脳内麻薬でスリリングな登山道であるのに恐怖心は麻痺していたような・・😅

カミソリ岩の超デンジャラスゾーンもビビリの私には目茶苦茶怖かったのに行ったり来たりして写真を撮りまくる余裕もあったのも脳内麻薬のせいかも・・🤩

山頂で暫し難路通過の達成感を満喫し、下りの
赤�凜瞭�の尾根も展望抜群の稜線万歩と急下降を繰り返す飽きることが無いルートで最高の一日で終わるはずでしたが・・

最後の最後の屋敷尾根の粘土質の急下降、木の根、落ちた枝、苔た岩と滑る要素満載で何度か転けながらも無事に降りて来たのに、あと少しという所で足を乗せた岩が抜け落ち転倒😫
左太腿を強打し暫し痛みで動けず・・😰

登りも下りも大きい段差はメチャ痛いものの何とか林道まで下山！
あとの平地歩きは痛みも軽く6kmの道のりを駐車場へ向け半分ほど歩いた所でドローン男性の車とバッタリ！
わざわざUターンして駐車場まで送っていただけたのは本当に有り難く、ご厚意に感謝です！

小赤沢温泉で温泉と冷水でタップリケアし、ロキソニンテープで湿布しましたが痛みと腫れは収まらず・・翌日予定していたハードな山はアッサリ諦めて複数の別プランを検討し、明朝の様子で決めることにしましたが・・さてどうなることやら・・🤔

コメント

kojicoon

こんにちは　よしまいさん！

遠征二日目は何と鳥甲山でしたか！志賀高原と隣り合わせですもんね。

私も数年前に秋山郷切明温泉に泊まって登ったキツさとスリリングさと長岩林道歩きでもう登りたくない山のひとつですw。

ルートは全く同じですが、今回のよしまいさんレコでは紅葉あり眺望ありお助けありと素晴らしい山行でしたね。私の時はここまで眺望はありませんでしたよ。
山頂到達の達成感よりも後半また長い下山や林道歩きのことの憂鬱さの方が上回っていたのを想い出します。

屋敷からのピストンだと比較的楽かも知れませんが、やはりスリリングさも増す両方の尾根を通るこの周回コースがこの山の面白さ？厳しさ！など特徴がよくわかりますね。

太腿大丈夫ですか。もしかして三日目の予定は佐武流山でしたか。プラン変更レコまた楽しみにしていますよ。

下山完了間近のアクシデントあるあるですが、持参食料も事前確認しましょう！の山行、大変お疲れ様でした！

よしまい

kojicoonさん　こんにちは！

ずっと行くの？行かんの？でモヤモヤしてた鳥甲山でした！
昨年夏に健脚でタフネスのkojicoonさんが登られた時に「二度は登りたくない山」と感想があったので余計に躊躇してましたが季節の良い秋なら行けるのではと踏ん切りつけました😄
結果は文句無い好天と期待以上の紅葉が脳内麻薬を増産したようでパワー不足とビビリをカバーしてくれましたね🤗

とは言ってもあのスリリングな岩場の高度感と危険度は戸隠以上ではないかと思います。
まあ戸隠はガスガスで高度感を味わってませんが・・😅

私も「二度は登りたくない山」に入ってしまいますが原因は屋敷尾根の下りのスリッピーな急下降ですね〜！
５回ほど派手にコケて滑り落ちるわるわ！それでも怪我無しで下りてきたのに最後の最後の足場の岩抜けは最悪でしたね！
それでも打撲で済んだだけ良かったかもですね〜！
あとドローンさんにはホントに感謝でしたね🤗

ちなみに今回の遠征では鳥甲山と佐武流山を連続で登る自信が無かったので択一で鳥甲山を選んでました！

打撲痛を引き摺りながらの三日目はレコ作成中ですのでしばしお待ちを・・🤗