乗鞍岳 〜名峰勢揃い♪圧巻の残雪期3026m〜
- GPS
- 10:30
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,494m
コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 10:05
下り…2時間32分(休憩含む)
天候 | 快晴 風弱く気温高い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
乗鞍高原スキー場の第3駐車場(やまぼうし前) 無料、トイレ、更衣室あり ◆道路状況 積雪、凍結箇所なし |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆駐車場〜かもしかリフト上 駐車場前のゲレンデから夢の平クワッドリフト、かもしかリフトに沿ったゲレンデ脇を登る。リフトの運転が始まればかもしかリフト上まで楽に登れる。 ◆かもしかリフト上〜森林限界 バックカントリーエリアとなっていて開けているので迷うことはない。湿雪のためダンゴ状態になり、スキーを履いている方が羨ましくなる。 ◆森林限界〜肩の小屋 広い雪原。稜線が見えているので迷わないが、吹雪いたら方向感覚を失いそう。相変わらず雪は重い。 ◆肩の小屋〜剣ヶ峰 アイスバーンとまではいかないが硬く、クランポンが刺さりにくく感じる。朝日岳の頂上直下をトラバースしたくなるが、不安だったので頂上まで登ってから蚕玉岳に向かった。蚕玉岳から剣ヶ峰までは歩きやすい。 ※肩の小屋を経由しなくても登頂できるルートあり |
その他周辺情報 | ◆コンビニ 松本市内からの場合、新島々のセブンイレブンが最後。 ◆バッチ ふるさとむらエコー乗鞍で購入 http://www.mapple.net/spots/G02001059004.htm |
写真
感想
乗鞍岳は2年前の6月に敗退した山で、事前調査不足を悔いた。
それから1年9か月。休日出勤の代休を有効活用して平日に再挑戦する。今度こそ登頂したい。
乗鞍高原スキー場の第3駐車場からスタート。リフトの運行開始を待ってから登れば楽だが、登山貧乏の我々にリフト料金を支払う余裕はない。ひたすらゲレンデを登り、かもしかリフト最上部へ。そこから上はバックカントリーエリアとなっていて、ルートも明瞭だ。最初に急坂を登るが、スキーを履いた方の連れている小型犬が元気に登っていく。軽量の4足歩行者は雪面を走り回る。その足跡から見ると、かなり水分を含んだ雪質であることが分かる。
森林限界を抜け、わずかにダケカンバが生える雪原に出ると、正面には乗鞍岳の稜線が現れる。最高峰である剣ヶ峰の周りに複数のピークがそびえる乗鞍岳は、なんとなくカンチェンジュンガのように感じた。
その頃には、おそらくリフトに乗ってきたであろうスキーヤーやボーダーに追いつかれた。現在11時。登頂は計画より遅れそうだ。
【乗鞍岳の稜線を見上げる】
広い雪原を肩の小屋口に向かって進む。2年前は道路を延々歩いてここまで来たが、雨とガスに覆われていたためバスで下りた苦い思い出の場所。昼食後、スノーシューをデポし、肩の小屋を経由して剣ヶ峰を目指す。
剣ヶ峰に通じる稜線上には、朝日岳(2975m)、蚕玉岳(2979m)がある。朝日岳は東面から山頂を巻こうとしたが、直下のトラバースがなんとなく嫌だったので頂上を経由した。そこからは稜線を歩く。蚕玉岳から先は強風で雪が飛ばされていて岩が露出している。この日は風がないので楽に稜線歩きが楽しめた。そして14時3分、計画から2時間遅れて乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰に登頂。
頂上からの展望は素晴らしい。気温が上がっているにも関わらず、かなり遠くの山々まで見える。計画からかなり遅れた登頂だが、頑張って登った甲斐があった。
北には北アルプス、特に前穂から奥穂に続く吊尾根が見事。常念、笠、黒部五郎といった南部の山々も素晴らしい。
西には白山。北アルプスから西側の山は登ったことがない。登るのはいつになるだろうか。
南には昨年9月に噴火した御嶽山が今でも噴煙を上げている。乗鞍岳敗退の翌日に登頂した山。登れるようになったら同じルート(おんたけ2240から)で登頂したいと思う。
御嶽山から東に目を向けると中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、さらに浅間山まで。木曽駒と空木岳は今年の夏に登ろうと思っている。去年7月に登ろうとした聖岳も同様に今年9月に光岳までの縦走を計画中。
【剣ヶ峰からの展望】
そういえば、駐車場は17時で閉めるような張り紙があったことを思い出し、名残惜しいが大展望の山頂を後にする。登りはかなり時間が掛かったが、下りは相変わらず早い。1時間半でゲレンデに到着。ちょうどリフトの営業が終了し、パトロールの方から「お気をつけて」と声を掛けられた。16時45分、無事に下山。
記録ありがとうございます!
残雪期も終盤戦ですね。
冬の乗鞍岳に登れたのは、嬉しかったです。
でもあの斜面はきつかったな〜。
もっと安心して登れるようになりたいです。
肩の小屋から朝日岳の斜面は緊張しましたね。ああいう場面はいままで経験がなかったから、余計に疲れました。もっと体力と精神力を鍛えねば!
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