白馬岳主稜★憧れの雪稜ヲ貸ッきり( *´艸｀)キラキラ☆

2015年05月08日(金) ~ 2015年05月09日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 11.0km
• 登り: 1,732m
• 下り: 1,709m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:05
• 休憩: 0:01
• 合計: 1:06

距離 5.4km 登り 1,704m 下り 109m

11:59 猿倉荘
12:58 12:59 白馬尻荘
13:05 白馬尻（幕営地)

2日目

• 山行: 8:29
• 休憩: 2:26
• 合計: 10:55

距離 5.5km 登り 27m 下り 1,578m

2:14 白馬尻
5:14 2237ｍ
6:33 6:34 2492ｍ
8:19 9:03 白馬岳
9:22 10:20 白馬山荘
10:35 頂上山荘
11:45 12:28 白馬尻（幕営地）
13:09 ゴール地点

天候

1日目:晴れ&曇り
2日目:曇り→雪(下部は雨、山頂はちょい吹雪)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

猿倉の無料駐車場より。

コース状況／危険箇所等

☆白馬尻(テン場)より頂上までは標高差約1400m。
エスケープはない。登り切るか、来た道を戻るか。

今時期(GW)でも天候が荒れ狂えば、厳冬期に逆戻りする山域。

多くのトレースを目にできるが、ほぼ流れている。適当にそれらを追うと、シュルント＆クラック、衰退中の巨大な雪壁、スノーブリッチ崩壊など…進退窮まる。雪稜の状態は悪く、イヤなポイントは多数出現する。


☆猿倉〜白馬尻
特に危険なポイントはない。新緑とブナのコラボが美しい。


☆白馬尻〜8峰(2237m)　天候は小雨〜雪。
雪面を直登できる時期は終わっている。今期は、もう終盤。白馬尻(テン場)から8峰を見上げると、黒い山肌が目立っていた(前日の下見)。「雪崩の巣」と化す場所だと容易に予想ができる。雪の締まっている時間帯にスムーズに抜けたい。

雪の衰退は進んでいるとは言えシュルント＆クラック(吸い込まれれば怪我は必須)、衰退中の巨大な雪壁(3〜4m)、スノーブリッチをどうするのか…。滑落すれば無事では済まない。

☆8峰〜2峰　天候は時々雪。
ここもシュルント＆クラック、スノーブリッチの崩壊は変わらず。楽しくも厳しいルーファイが頂上直下まで続いた。

8峰を過ぎるとトレースもハッキリわかるようになり、雪も踏め歩きやすくもなる。ナイフリッジにも、心強いトレースがあり、安定して歩けた。

後方には、これまで歩いてきた雪稜〜うねる雪稜が背中を後押しする。我々のテンションを崩壊させてくれるだけの稜線美。感無量だった。

2700m辺りからガスに覆われる。
2峰直下だと思われるが3〜4mほどトラバースが嫌らしかった。

主稜線上でテン泊適地は多く見られた。8峰の手前のコル、6峰〜5峰(2336〜2492m)辺りのピーク周辺、2峰〜3峰コルでも、テン泊は可能。


☆2峰〜頂上直下〜白馬岳　天候は雪。(山頂気温-5℃軽風)
上部も下部も…ガスにより、視界を確保することができない状態であった。視界は30mほど。

斜度が徐々にキツくなってくるが、昨晩からの冷え込みで雪の締りも良く安定していた。ピッケルもアイゼンも良く決まった。ガシガシ登り切った。

☆白馬岳〜大雪渓〜白馬尻
シリセードで「シューっ」と下山。御存じメジャーな大雪渓。ですが落石や雪崩には十分気をつけて楽しんでもらいたい。


〜白馬主稜〜
色々な記録を拝見させてもらいますと、装備やスタイルについて、「ピッケルはシングルで十分…」、「フリーで抜けてしまった…」など、色々な情報が溢れている。たくさんの情報がある中で、的確な判断をしていこう。結果的に、そのような装備＆スタイルでも、登攀可能なスキルが、身についているパーティーだからできる技。雪の状態は、刻々と変化する。その時の天候次第では、グレード(難易度)は飛躍的には上がる。頂上直下は滑落すればヤバい。雪の状態を確認し的確な判断を。少しでも不安があるのであれば迷わずザイルを出そう。進退窮まってからでは遅い。臨機応変に対応でき、大胆に行動できるスキルを身につけ、主稜を楽しんでもらいたい。フリーは、ほどほどに。

teamJA20

その他周辺情報

今回は倉下の湯\600

写真

麓からの白馬三山。きれ〜(o´▽｀o)　(F)

水込みでFEEL→21.5kg。
teamJA20→27kg
ロープ類ありがとーゴザイマス。　(F)

猿倉荘よりスタート

新緑のブナ〜(〃艸〃)　(F)

主稜〜と目が合ったゎ(20)

登る主稜が真正面に見えるー^^　(F)
主稜カッコイイ！(20)

幕営地リクーム♪　(F)

移動式ワンルームホテル(o＾□＾o)　(F)

このロケーションも贅沢だわっ♪(20)

明日のルート（八峰までの）を確認。人ちっちゃ！　(F)
下見に…おっ！こんなちっさく見えたのかぁ(20)

(o＾□＾o)

スタンディングアックスの練習(20)

大雪渓　(F)

宴会スタート〜♪　(F)
乾杯ぁ〜い♪(20)

この後デッカイ、ソーセージにかぶりつく(*‘∀‘)(20)

寒いから中で。笑　(F)

【ここから2日目】
大雪渓は貸切でした♪　(F)

月明かりの中クライムオーン。からのリクーム♪　(F)

取り付き早々、斜度がキツイ♪(20)

途中雪が割れていて藪が露出　(F)
雪壁を巻くのにクライムダウン中♪(20)

雪が割れているところのギャップを何箇所か越える。　(F)

途中何箇所も藪が露出　(F)

夜が明けてきた(*'ω'*)♪(20)

藪を登ってきた。　(F)

また藪ぅ^^♪(20)

八峰から。雪稜ではなく岩稜になってる。笑
(p^ω^q)ガンバル　(F)

雪を踏めるようになってきたかなぁ♪(20)

七峰手前？から。かっこいー！！　(F)

雪稜より難易度は高めになってる？(20)

藪を行くのか？雪の上を行くか？(20)

尖ってる (*゜▽゜*) (F)

藪と雪の狭間で♪笑　(F)

五峰の下あたりの急斜面　(F)

藪を抜けてきました。　(F)

雪に乗れると登りやすい♪　(F)

藪を登る　(F)
結構な斜度があります♪(20)

あのガスの中までいきます(20)

主稜らしくなってきたー^^　(F)おっ、かっこいい！(20)

大きいクラックも多数。注意だぁ〜　(F)

白馬左俣の山スキールート。シュプールがあります^^　(F)
あ…あんなトコ…滑るのΣ(゜Д゜)スゴ！(20)

この頃の私は稜線美にキュンキュン。幸せの絶頂(*^^*)笑　(F)

ナイフリッジきたぁー(*>∀<)★　(F)

腰がなっとらん！(20)

（たぶん）四峰下の急登　(F)

足が写ってるのわかるかな？滑落したらどこにも引っかからず谷底な感じ。　(F)

雪稜って本当にたまらないっ(*≧∪≦)　(F)

登ってきた稜線のラインー(≡゜∀゜≡)素敵すぎるー！　(F)

ここも急登。このくらいの箇所は複数あり。　(F)
雪が締まってるので、ガシガシ登れる♪(20)

たまらないライン(*^▽^*)　(F)
雪稜キタァーー♪(20)

(*゜∀゜*)ひゃー　(F)
ほーぅ！ここを歩いてきたとは〜感動♪(20)

衰退中の雪庇を乗越(20)

オラに力を分けてくれー！元気玉〜(｀゜Д゜)　(F)

三峰あたりにあった幕営跡。　(F)
ここでテン泊とは羨ましい♪(20)

あっ…ガスが…。(20)

楽しすぎる(*^-^*)　(F)

ハイテンション、リクーム(p^ω^q)　(F)

アチャー…先が見えない。(20)

斜度が少し増してきたかな♪(20)

たぶん二峰への登り。これでもこの先の山頂直下の斜面に比べると全然ゆるかった。　(F)

こう見えても真剣です！(｀゜Д゜´)ゞ　(F)
真面目です(20)

2~3mくらいの厚さで割れてる。　(F)

ステップは切ってあるが、確実に(20)

足が写ってるの分かるかな？崖です。
視界があったら高度感すごそー！
視界なくても高度感すごいー！　(F)

雪稜状のクラック。4mはありそう。　(F)

山頂直下　(F)

後方は、スパッと切れ落ちている(20)

ここからは2本で　(F)

山頂直下の下部。上部はもっとずっと急。　(F)

雪が安定しているので、思うような動きができた(20)

60度くらいのゆるい斜面の山頂直下の画像を見たことがあるけど、この日はとても60度なんかじゃない。　(F)
アイゼンの前爪に上手く体重を乗せながら♪(20)

最後の雪庇を越えましたー　(F)
最後の最後まで気は抜かないょ♪フリーは、ほどほどに。(20)

きた、きた、山頂きたーッッ(〃▽〃)　(F)
感無量(20)

プチ吹雪だってそんなの関係ねぇッ♪おっぱぴ　(F)

ビシッと、リクーーム☆(20)

こんなところを上がってきたんだよね。感涙　(F)

二合雪渓。エクストリームスキーのルート。　(F)
ここから、ドロップinですか…怖！(20)

ひゃぁ〜^^　(F)
マジ〜〜ドロップinするワケ…Σ(゜Д゜)怖い。(20)

前髪にツララできた。
去年の同時期（5月中旬）に白馬に来たときも吹雪いてたんだよねぇ。笑　(F)

白馬山荘

コーヒーで温まる♪誰もおらず小屋番さんが相手してくれた^^
1時間くらい余韻にひたりながらまったり。　(F)

下山しまーす (F)

かっこいー！！　(F)

大雪渓はシリセード。魔法の翼です。笑　(F)
シューーって、一気に下っちゃう(20)

ライチョウ〜(*^▽^*)　(F)

大雪渓

テントを撤収。さようなら白馬。　(F)

カタクリが群生してたよ♪ (F)

感想

fe_el

一目惚れしてから憧れていた白馬主稜に行ってきました(o^▽^o)♪

今年は雪解けが早く、雪稜ではなくなっていました。
前情報で知ってはいたものの八峰から見た岩稜と藪の稜線に『うそー(゜∀゜)』

~七峰くらいまでは藪やらもろい岩稜登りやら。
藪がカラビナのゲートを開けて入って絡まっちゃったり。ひー！
変な状況に笑いが吹き出す(〃-∀-)ゞスミマセン。
メンタル的に先月から藪を何回もこいでおいて良かった。笑
雪をひろえる箇所は登りやすいー♪

六峰あたりから振り返ると、細いキレイな雪稜がうねりながら突き上げるお姿に
ハートを鷲づかみにされる。゜(PД`q*)゜。キューーーン♡

かっこよすぎる…♡
これが見たかったんだ(´；Д；｀)♡
天気は雪だけど、そんなの関係なーいっ♪嬉しすぎて歓声や笑いが止まらない。
えぇ、うるさかったと思いますですハイ。笑
だって幸せすぎたんだもん(o^^o)

次第に藪こぎはなくなり、50度以上と思われる急登もちょいちょい出現。
どんどん高度感が増していく。
ナイフリッジのかっこいい雪稜は、本当にたまらない♡

三峰を過ぎるとガスで視界が効かなくなる。

山頂直下の雪壁は60度くらいの斜面をネットで見たけど
この日はそんなそんな緩い斜度ではありませんでした。
下を見ると滑ったらどこまでも吹っとぶであろう斜面。


かくして白馬山頂に出たわけですが、その時の嬉しさったら、もうッ♪(。>▽<。)
主稜も山頂も完全貸しきり。

(私、この4日前に苗場山を完全貸しきりしているんですね。1週間のうちに2回も百名山を貸しきり。贅沢じゃないっ！？にゃはは。)

余韻たーっっぷりのルンルンで下山。
心満たされた山行でした。
白馬主稜のラインは最高にかっこよかったー！(●＾▽＾●)

JA20

終盤の状態なのに、美しかった♪
雪稜のルーファイは難しい！シュルンド＆クラック、スノーブリッジの崩壊…しかし、なんだろうか〜ワクワクしちゃうんだ。

白馬山荘での、コーヒータイム☆最高にうまかったでーす。ごちぞうさまでございました♪

コメント

SHIBAWAN

うねる雪稜、いいですねぇ！！
FEELさん、teamJA20さん、こんにちは

まずは、無事の帰還に拍手をお送りしたいと思います

うねる雪稜、雪壁、ナイフリッジ...。目白押しの危険個所
レコを拝見させて頂いていて、こちらまでキュンキュン ゾクゾクしてしまいました

白馬主稜、いいですねぇ 憧れです
私も来年、挑戦したい...ガイドさんにお願いして

FEELさん、結局ロープ未使用だったんですか？
かなり、腕前を磨かれたんですね

リクーームも板について素晴らしいです
良きパートナーがいて羨ましい限りです。

お疲れ様でしたぁ〜

JA20

Re: うねる雪稜、いいですねぇ！！
SHIBAWANさん
コメントありがとうございます(^^ゞ

タハッ（≧∇≦）危険箇所目白押し♪
そうなのですぅ(＊>∇<)色々な試練タップリ☆
それらをクリアーしていくと、
あのウネる雪稜に会うことができますゎ(*'ω'*)

今回、2人ともフリーで抜けましたぁ☆

主稜〜〜スゲー楽しかったです♪
是非、行ってみてくだされ（≧∇≦）♪

P.S
憧れのGWの奥穂高岳♪
登頂おめでとうございます( *´艸｀)

fe_el

SHIBAWANさん
色々と嬉しすぎるコメントをありがとうございます〜^^♪

レコだけでキュンキュン、ゾクゾクしていただけたとは〜。
嬉しいです♪
本当にかっこよすぎで笑いが止まらなくて(*^▽^*)あは
SHIBAWANさんも切れ落ちた系、お好みですよね。笑

そうそう、結局フリーで。
山頂直下だけピッケルを２本使用したんだけど、私の縦走用のまっすぐなピッケルでは心許なかったですね(;^ω^A
やっぱりその時の条件によって斜度も変わるようです。
雪がたっぷりの時に行けば山頂直下の斜度もゆるくなるんだろうなぁ。

あはは^^リクーム、板についてきましたかぁ。照れる♪

上部はガスで景色が見えなかったので、リベンジしたいです。
できればあの唐松の日のような最高のお天気で♪←贅沢すぎ？(*≧∪≦)
今週末すぐにでもリベンジしたいくらい楽しいルートでした。

tsugatubaki

！！！やったね！！！
　FEELさん、Teaｍ20Aさん、　
初バリが白馬主稜なんてスバラシイ
　 それも貸切とはサイコーでしたね

　全ルート、ノーザイレンですね う〜ん、サスガ
ですね・・・！！少しでも迷ったら、、、億劫ですがロープを使う勇気も必要かも？？？ですね

JA20

Re: ！！！やったね！！！
tsugatubakiさん
コメントありがとうございます(￣^￣)ゞ

白馬主稜は、美しくもあり、今後の戒めとなる、良い事も、悪かった事も含めて、とても有意義な山行となりました。

やはり、斜度が少し上がってきた時点から登頂までは、アンザイレンすべきだったなぁ〜と、その他、反省することも沢山ですm(_ _)m。この経験を次回にタップリ活かしたいと思います(￣^￣)ゞ

今後とも御指導宜しくお願い致します。m(_ _)m

fe_el

tsugatubakiさん
コメントありがとうございます♪

細い雪稜のラインに憧れていたルートなのですが♡
貸し切りで楽しめちゃいました♪

はい。使う勇気。反省することもありお勉強にもなりました。

体力的には全然楽だったのだけど、普段と使う筋肉が違うようで(o^−^o)まさかの上半身が軽く筋肉痛になりました。
面白いですね^^

沢、とっても楽しみにしています<(_ _*)>

もーまん

すごい！
白馬岳の頂上から切れている絶壁を見下ろしたことありますが、あそこから這い上がってくるのですね・・・
あんな所から人が突然登ってきたら遭難者の亡霊かと思って悲鳴上げちゃうかも

fe_el

mo-manさん
コメントありがとーございます♪

ね♪白馬って崖ですよね。
今回は完全貸しきりだったので、ひっそりと(笑)登頂だったけど、
人がいっぱいのときに登頂したらちょっとかっこいいよね(*´艸`)ぷぷっ

mo-manさんなら無雪期にやっちゃえますねー♪

え、かっこいいんじゃなくて亡霊？(；´-∀-｀)ゞ
mo-manさん、最近小説の影響出てますね。笑
赤いヤッケの男が！

JA20

Re: すごい！
mo-manさん
初めましてm(_ _)m
コメントありがとうございます。
噂は耳にしておりますぅo(≧▽≦)o

mo-manさんの大胆な山行と写真の素晴らしさに、驚くことばかりです(>_<)ヒャ〜かっこいぃー♪って。笑

絶壁〜♪確かに這い上がる感じッスね（≧∇≦）。ヒョコッと顔を出せるので、ビックリしてしまうかも(つд⊂) ♪

色々目標ありますが、厳冬の明神へも挑戦できるよう頑張りたいです←(*≧艸≦)wタハッ〜言ってしまった。笑笑

ACHU

27kgって…
ウチの殿の体重とかわらんですよ。。。
スゴイ！！

fe_el

ACHUさん
ロープ類、全部かついでもらっちゃいました(〃∀〃)ゞ感謝、感謝。
27kgのうち2kg近くはお酒だったのは内緒です。笑
ACHUさんの3kgはお酒！には及ばないけど( ﾉﾟ∀ﾟ)ﾉ

2日目は楽しすぎたせいか、2時間くらいしか歩いてない感覚♪
楽しくてアドレナリン出まくりだったから短く感じたんだろうなぁ^^♪あは♪

コメントあちゃす。

JA20

Re: 27kgって…
ACHUさん
コメントありがとうございます♪

シシシッ^^♪27キロ☆殿と同じッスか！ウケます（≧∇≦）笑。MAXは猿倉から白馬尻までっょ。そうそう〜２キロ近くゎ、お酒ッてのはナイショです(＊>∇<)♪。

んっ？？ムムムッ！ACHUさん！ぉ酒を3キロ担いで縦走って(*≧艸≦)ww←こりゃ、ヘンタイだ♪