丹沢主稜縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,967m
- 下り
- 2,214m
コースタイム
臼ヶ岳1240→蛭ヶ岳1403→丹沢山1520→塔ノ岳1612→
大倉バス停1825
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大倉〜渋沢駅:神奈川中央交通 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・西丹沢自然教室〜檜洞丸 おだやか。歩きやすい。 ・檜洞丸〜臼ヶ岳 激下り。 結構激しく、かつワイルドな登山道。結構大変。 道が一部崩落したと思しき箇所もあったが、ちょうど修繕作業を行っているところだった。 ・臼ヶ岳〜蛭ヶ岳 一部痩せ尾根。 蛭ヶ岳山頂直下、急登。くさりがちょろっと有。 上記と同様、崩落箇所と思しき部分が綺麗に修繕されていた。 ・蛭ヶ岳〜丹沢山 のっぺりした稜線歩き。比較的らく。 ・丹沢山〜塔ノ岳〜大倉バス停 特記事項無し。 |
ファイル |
非公開
6225.xls
計画書
(更新時刻:2012/10/25 13:58) |
写真
感想
hirotk兄貴のお誘いを受け、行ってきました丹沢主稜。
西丹沢は、沢登りでなら何度か行ったことがある。
だがこの界隈、登山道から登ったことがなかったので、いつか登山道から登りたいと思っていた。
また、丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳にもいつか行っておきたいと思いつつ、これまでなかなか行く機会がなかった。
そして、たまに行きたくなる東丹沢のドMトレーニングスポット・塔ノ岳&丹沢山。
丹沢主稜縦走しちゃえば、一粒で三度おいしい!
が、猛烈にキツいのは容易に想像がつく。
しかも、新松田駅〜西丹沢自然教室のバスは本数少なくて大変。
始発に乗っても登山口に着くのは9時前。
かと言って、大倉を起点とすると、帰りのバスが心配になる。
なかなか悩ましい。
コースタイムの0.8掛けとしても、全行程9時間半。
9時発となれば、ヘッデン下山は必至。。
ただ、歩き慣れた大倉尾根であれば、ヘッデン下山になったとしてもリスクは小さいとの考えから、西丹沢・檜洞丸を起点に東丹沢・大倉へと回る計画であった。
厳しい計画ではあったが、ヘッデン行動のトレーニングも兼ねて、、、ということで(汗)
西丹沢行きのバスがもっと早い時間からあればいいのにな。
当日朝、二人揃って『喉が痛い。』などと話しつつ新松田駅からバスに乗り込んだ。
バス、激混み。
西丹沢、あんなに混むなんて思ってなかった。
みんな東丹沢のほうが好きなんだと思ってたら、そうでもないみたいだった。
西丹沢自然教室から檜洞丸まではゆるゆるモード。
『朝イチからかっ飛ばされると嫌だから私先頭ね!!』
と、hirotkさんがトップを歩く。
晴れてきて気持ちいいね〜。などと喋りつつも快調なペースで登る。
快調なペースで歩きつつも、気分は完全にゆるゆるハイキング。
檜洞丸までは、僕もhirotkさんも、このルートを完全にナメていた(笑)
檜洞丸を過ぎると、斜度もきつくなり、道も悪くなる。
先にあるのは臼ヶ岳(←地味)くらいというのもあってか、一気に人影もなくなる。
眼前には、蛭ヶ岳がドドンと鎮座している。
え?あれ登るの?激下りからの激登りじゃん。。
徐々に『エライ所に来ちまったなぁ。』という思いが頭をもたげてくる。
しかし、檜洞丸以降の、静かで山深い雰囲気は、歩いていてとても心地よい。
東丹沢のザワザワした雰囲気はここには皆無。
周囲に見えるのは山々だけ。
丹沢にもこんな静かで落ち着いた山深いところがあるんだなぁと感動した。
臼ヶ岳にはほぼ計画通りのタイムで到着。
臼ヶ岳以降は僕がトップを歩いた。
この辺りからは少し疲労も見え始めてきて、口数も徐々に減ってきた。
ペース管理の難しさを感じ始める。
かっ飛ばしたくなるが、まだまだ先は長いことを考えると、やみくもにペースを上げてバテるわけにもいかない。
飛ばしすぎない程度に飛ばす。
(、、、が、実際はちと早すぎたカモ?hirotkさんスミマセン。。)
臼ヶ岳から蛭ヶ岳。
蛭ヶ岳山頂手前が急登だったが、遠めに見た時に思ったよりかは楽だった。
遂に来られた!山ボーイ&山ガールの憧れ、丹沢最高峰・蛭ヶ岳!!
うれぴぃ〜!!
だがしかし、蛭ヶ岳が今日の行程のほぼ中間地点だということをふと思い出し、若干萎え。
休憩&写真撮影もそこそこに、いざ本日の後半戦へ突入。
蛭ヶ岳から丹沢山への稜線は、見た目穏やかでのっぺり。
しかしこの辺まで来ると、疲労も蓄積されており、ちょっとしたアップダウンが憎らしい。
背後からはhirotk兄貴が殺気にも似たオーラを発している。
僕:『hirotkさん!』
兄貴:『はい。なんですか。』(←棒読み)
僕:『丹沢山まで4.2kmだって〜。』
兄貴:『畜生。』
疲労度マキシマム。
丹沢山まで来ると、『あぁ、ホームグラウンドまで戻って来られたな』という安堵感が出てきた。
登山者の数も一気に増えた。
小屋泊と思しき人たちもいっぱいいた。
丹沢の小屋って、案外利用者多いんだなぁ。
自分は丹沢といえば日帰りばかりなので、小屋泊の人がいっぱいいることを初めて知った。
塔ノ岳でも、丹沢山同様に人がいっぱいだった。
丹沢山・塔ノ岳着は夕方近くになる見込みだったので、我々が着くころにはいずれも山頂ガラガラだろなーと想像していたが、予想以上に人がいて驚いた。
塔ノ岳に着いたら、だいぶ気が楽になった。
あとはヘッデンになったとしても、通り慣れた大倉尾根であればザクザク下山出来る気がした。
塔ノ岳で少し休み、最後のひと踏ん張り。
花立あたりで薄暮の時間帯を向かえた。
お〜、樹林帯入ったらヘッデン出さなきゃな〜。
などと思いつつサクサク下りた。
予想では、『暗い中、寂しく下山することになるんだろうなぁ。』と思っていたが、、、。
大倉尾根、ヘッデン下山の人が滅茶苦茶多い!
歩きながら前を見ていると、至る所でヘッデンの明かりが動いている。
見晴茶屋を通過するとき、小屋のおじさんがテラスから道行く人たちに『気をつけてな〜』と声を掛けていた。
こんだけの人がヘッデン下山をしているとなれば、小屋の人たちも気が気じゃないのだろうなと思った。
中には明らかにヨタヨタと危なっかしい歩きをしている人もいたし。。
しかし、下山中に見えた夕焼けや夜景はとても綺麗で、普段とは景色の見え方が違い、通り慣れた道のはずなのに新鮮な気分だった。
下山後、バスも予想以上の混雑。
スカスカのバスで帰れるんだろなーと予想していたが、通常の下山時間帯の混雑っぷりと全く変わらず。
大倉尾根のヘッデン下山者の多さは、バスの本数の多さに起因するものでもあったりするのかな〜、と推測してみたり。
なかなかハードだったし、下山後にはちょいと風邪も引いてしまったが、丹沢主稜を踏破できた満足感は大きい。
いずれまた、やってみようと思う。次回は明るいうちの下山を目指して!
あとは、いつか丹沢主脈にも行かねば。
ずっと丹沢主稜に行ってみたいと思ってましたが、
縦走とか岩トレとか入れまくってたり、夏は暑いからイヤだなと思ったりで
なかなか機会がないまま、もう11月。
これ以上日が短くなるとちと厳しい!と思い、
セルフレスキューの前日に企画してみた。
1人だと朝起きる自信がなかったのでかぶーを引き込み、準備万端。
まず、新松田からのバスがこんなに混んでいるとは思わなかった。。
西丹沢ってこんなにメジャーなの??「檜洞丸」なんてつい最近知ったよ。。
終点の西丹沢自然教室についても、トイレは行列。
なんだかんだで出発が9時に。予定より20分遅れ。
今日はコースタイムシビアなのに、やばいなぁ…と焦る。
丹沢主稜、記録を色々見るととにかく「キツイ」という感想らしい。
コースタイムも意外と詰められない、という記述をいくつか見たので
エアリアが11:10のところ、9:30で設定。(85%)
あわよくばもっと詰められるかなと思ったが、悲しいかなドンピシャだった。
荷物が軽いのでサクサク行けるかなと思いきや、けっこうキツイ。
しかも、いつもと使う筋肉が違う気がする。
縦走だと重荷なので、一歩一歩しっかり足を置いて体重移動して体を引き上げて…で
わたしはいつも太ももが痛くなるんだけど。
今回は荷物が軽いし、軽いステップで早く登って行くので、ふくらはぎがキツイ。。
足がツるかもしれん、とちょっと心配になった。
歩き方に気をつけたら平気になったけど、ホントにちょっと不安になった。。
途中かぶーにトップ交代してもらったが、ムカつくほどに速い…
平地でガンガン飛ばしていくけど、あからさまにコンパスが違う。。
こっちは競歩状態でようやくついていけるペース。小走りにならないと追いつけない。。
さっき倒木をまたぐとき、わたしが跨げなかったのを
「僕は足届いちゃいましたー♪」と得意気に言っていたのを思い出し、殺意を覚える。
丹沢山につくと、「ようやくここまで来た、ここからは何とかなる」とホッと一息。
塔ノ岳までの道で、かなりの人数とすれ違ったけど、みんな蛭ヶ岳山荘に泊まるんだろうか。
山ボーイ&ガールも多かった。やっぱり西丹沢と東丹沢って違うなぁ。
もちろんわたしもその一員。今日はしっかり山ガールスタイルで来ましたよ!
塔ノ岳からのヘッデン下山、思いのほか人が多くてびっくりした。
計画的な下山なのか、遅くなっちゃった結果のヘッデン下山なのか?
どっちにしろ、小屋の人から見たら一緒だろうけど…
ちなみに登って行く人も結構いた。
ほぼ小屋orツアー関係者ぽかったけど、カモシカ山行する人もいるのかも。
前週の下ノ廊下で膝痛が出てしまったので、今回はテーピング&CW-Xでしっかり予防していったが、やっぱり痛くなってしまった。
塔ノ岳からは、痛みの強い左膝にサポーターも装着したが、今度は右膝が悲鳴をあげはじめ、泣きたくなる。
だましだまし下って、ようやく大倉についたころにはクタクタヘロヘロ。
つーかーれーたーー。。
翌日セルフレスキューなので早く帰らねばとは思いつつ、
こりゃ祝杯あげずには帰れまい!!と、軽く一杯。(ご飯はいっぱい。)
セルフレスキューでハーネス必要なのに、ジムに置きっぱなしなことに気づいた時にはもう遅い。
(もう少し早く切り上げて帰ってれば、ジムに取りに行けたのに…)
先輩に予備のハーネスがないか聞いたり、沢用の簡易ハーネスでも大丈夫か問い合わせたり、
バタバタになってしまった。。
いやー疲れた。
近場でがっつりトレーニングしたいなら、おすすめです。
わたしは当分、いいや。
おつかれさま。
主脈の方が全然楽だよ。
だから降雪直後がオススメ。
檜洞丸〜臼ヶ岳〜蛭ヶ岳間の標高差がキツかったですね。
ひさびさに疲れました。
(、、、って、↑のフレーズかなりの頻度で使ってますが。。)
この冬にでも主脈やってみたいです。
見てみたいです、白い丹沢。
降雪直後を狙って行くのはいいですねー!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する