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Yamareco

記録ID: 624277
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ハイキング
丹沢

行ってよかった 丹沢主脈縦走

2015年04月29日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
23.4km
登り
2,064m
下り
2,078m

コースタイム

コースタイム
焼山登山口7:20〜焼山8:45〜平丸分岐9:10〜黍殻山9:30〜9:45黍殻山避難小屋9:50〜姫次10:28〜原小屋平10:45〜11:59蛭ヶ岳12:15〜13:46丹沢山13:55〜14:12竜ヶ馬場14:14〜14:50塔ノ岳15:01〜15:31花立山荘15:35〜大倉17:19
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス

感想

「東丹沢登山詳細図」に、黄色の目立つ線で引かれている丹沢主脈縦走路。地図を購入した2年前には自分がこのコースを歩くことになるとは想像もしていませんでしたが、今回、幸運にも歩ききることができました。

最寄り駅から始発電車に乗り3回乗り換え、橋本へ。橋本から6:20発の三ケ木(みかげ)行きバスに乗り込みます。しかし登山口へは、終点の三ケ木からまた別の、月夜野行きバスに乗り換える必要あり。乗り換えて15分ほどで焼山登山口に到着。

7:20、いざ出発。林道を5分程歩いた後登山道に入ります。先ほど同じバスから降りた人達に次々追いつかれ、追い抜かれます。
ここ2週間ほど体調のすぐれなかった私、今日はもっと易しい山にしようかとも考えたんですが、ヒルの出るという5月以降にこのコースを歩くのは避けたい、晩秋は日も短いし、行くなら今でしょ!ということで強行したのでした。今日中に大倉に着くくらいのペースでいいや、怪我さえしなければ…と、自分を甘やかす作戦です。気前よく追い抜かれるのも作戦のうち…?

追い抜かれた後は全くの静寂。すれ違う人もなく、1時間近くも一人で登り続けます。杉林がブナの森に変わっていき、野鳥はさかんに囀って、苦しい登りがちょっと慰められます。しかし、やっぱり苦しい。一時は2、3分登っては30秒休む、というありさま。最初のピーク・焼山になんとか辿りつきやっと一息つけました。

焼山から先は傾斜が緩くなります。焼山も、次のピークの黍殻山も、尾根上の突起という感じで華やかさ皆無ですが(焼山には真新しい立派な展望台がありましたが)、山名標識の標高を見て確実に高度を上げているのを実感し、段々ペースに乗ってきました。
黍殻山避難小屋に立ち寄り、中を見学してみたり。木の香漂う真新しい綺麗な小屋でした。利用者ノートを見てみると、日付からかなり頻繁に利用されていることがわかります。
ここから「東海自然歩道最高点」の標識のすぐ先の姫次までは楽に行けました。

姫次から大きく下りきると、視界に入る蛭ヶ岳。随分遠く、そして高く見えます。蛭ヶ岳直下の階段地獄はヤマレコで情報を得て、警戒していました。しばらく平坦な美しい樹林帯が続いた後、いよいよ階段が。アミノ酸ゼリー飲料をチャージし、休憩を充分にとり、登り始めます。しかし、警戒しすぎたのが功を奏してか?意外に疲れませんでした。まぁ階段ゾーンでは1時間ほどもかかりましたが(笑)

11:59、ほぼ正午に辿りついた蛭ヶ岳(昼が岳…という洒落を思いつきましたが言う相手がいない)山頂は、10人程が休憩中。ガス多めで眺望も望めないので、黙々とおにぎり&パンで食事を済ませてから、先も長いことだし…とすぐに出発です。

下り始めてからは段々ガスも薄くなり、丹沢山方面の稜線がくっきり見えてきました。ここから丹沢山までは、撮影ポイントの宝庫でした。振り返った蛭ヶ岳の姿もよく、これから向かう稜線も刻々と形を変え、「こういうのを見たかった!」と、立ち止まりまた立ち止まり。丹沢山までのコースタイムは、1時間30分ほどかかってしまいました。鎖場が2箇所あって、事前に学習してなかったので焦って時間がかかったのと、尾根上の小ピークを丹沢山と勘違いし、近いからとゆっくり歩いてしまったせいもあります。

丹沢山山頂は、蛭ヶ岳よりも人が多く賑わっています。山頂標識をカメラに収めたり、尾根の向こうに蛭ヶ岳がぽこっと覗いているのを振り返ってみたり、少しだけ休みを入れてから塔ノ岳へ進みます。

距離も高低差も蛭ヶ岳〜丹沢山ほどはないですが、疲れた足には塔ノ岳への約1時間の道のりが長く感じられます。途中の竜が馬場からは、見慣れた大山の姿が見え、故郷の山を見るような懐かしさ。やっとここまで来た!と元気づけられました。

14:50、塔ノ岳に到着。午後のこの時刻もまだまだ多くの人で賑わってます。蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳と人が増えていくさまを実感しました。10日前に来たばかりの山頂ですが、先日より天気も眺望もよし。この前歩いた三の塔・烏尾山方面や、今日歩いてきた稜線を眺めしみじみと感慨に浸ります。

丹沢山、蛭ヶ岳にまで登って先日の心残りは解消されましたが、やっぱり山歩会の皆と来たかったな。特に、蛭ヶ岳に登りたがってたNさんと…。でも、住んでいる沿線の都合で、今回の登山口へのバスを利用できるのは私だけだったのです。
Nさんにだけは、前日にメールで「明日丹沢に行ってくる。蛭・丹沢山にも登る」と打ち明けたのですが、「そうか。私は会社の人とバーベキューに行ってくる♪」と、ご機嫌な返事が(笑)おかげで罪の意識も軽く?山登りに打ち込めたのでした。

今日の集大成は大倉尾根の下り。花立山荘でトイレをお借りした他は(非常にきれいなトイレでした)、全く休憩なし。疲れてる筈なんですがそれより早く下山したい気持ちの方が強かったです。
登り始めてから10時間、大倉バス停にやっと到着。塔ノ岳からは2時間20分。いずれも平凡すぎるタイムですが、自分の中では満足な結果です。

今回の山行では、ヤマレコの多くの記録を読み背中を押されました。一人一人に感謝です。
特に、登山口へのバスルートを見つけたことが大きいですね。「バスルート–全国バス停・路線マップ」作成してくださったjohndoeさん、ありがとうございました。公共交通機関を使ってゆく山行の可能性が広がりそうです。
ヤマレコ万歳!ということで締めくくらせていただきます^_^

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