八ヶ岳 硫黄岳〜横岳周回(残雪期)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,486m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 4:19
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:57
天候 | 4/11(土)霧、霧雨、無風 気温 5℃前後 4/12(日)快晴、無風、気温3度〜10度 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口から美濃戸までは登山道に雪はありません。 北沢コースは土や岩が露出しているところと、凍った雪が残っているところと、場所により状況がさまざまなので注意です。 北沢コースのショートカット道は非常にすべりやすいです。 硫黄岳〜横岳の稜線は、かなり雪が少ないですが、12本爪アイゼンは必須です。 |
写真
装備
個人装備 |
雪山標準装備
縦走用12アイゼン
縦走用ピッケル
GPS
スリング(120cm含む)4
環付カラビナ4
プルージックロープ1
タイブロック等ユマーリング用ギア1
シュラフ
テントマット
テントシューズ
食器
プラティパス
テルモス
ナイフ
トイレットP
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共同装備 |
8mm x30m ロープ1
2~3人用テント一式
竹ペグ
グラウンドシート
ツェルト1
スコップ1
ガスカートリッジ2
バーナー2
大鍋1
|
備考 | ビーコン、ヘルメットは持参せず、ストックは省略 |
感想
11日(土) 天候:霧、霧雨、無風 気温 5℃前後
美濃戸口から赤岳山荘までは全く積雪なし。 鉱泉では前夜に数cmの降雪があった模様。つぼ足で鉱泉まで行く。
赤岳山荘の先から雪が現れる。凍ってはいず、それほどぐずぐずでもなく、歩きにくくはない。 赤岳山荘から20分くらいのところにあるショートカット道の入口は、積雪期と違いわかりやすい。ここだけは非常にすべりやすいので注意。
北沢ルートはところどころ地面が出ているが、少ないながらもほぼ全面で積雪あり。
テント場は8張程度。テント場の積雪は少なく20cmくらいか。一応竹ペグでOK.
小屋宿泊は30人程度か。この時期は雪も少なく中途半端な時期なので人が少ない。
12日(日)天候;快晴、硫黄岳でもまったくの無風 気温:3℃〜10℃
12アイゼン+ピッケル
5:00 赤岳鉱泉出発 → ジョウゴ沢 → ほぼ夏道通しに林道を登る。 トレースは当日先行の2名分ありルート明確。雪も浅く締まっているのでラッセルはない。アイゼンをつけているので歩きやすい。
樹林帯の中をジグザグに登る。木にリボンが頻繁にあってルートがわかりやすい。
最後に峰の松目と赤岩の頭の間の稜線にあがるところあたりから夏道をはずれる。
峰の松目から硫黄岳への稜線が見えてからも遠い。
稜線へは最後に低木のない広い斜面(雪崩道)を登る。ここはトレースが無数につくところ。雪崩に注意。
稜線に出たら道標に従って進む。途中岩場あり。岩場のロウソク岩は右を巻く。
7:30 硫黄岳。鉱泉から2時間と、雪がないわりにかなり時間をかけてしまった。山頂で自分たちだけしかいないというのは驚き。
硫黄岳山頂から大ダルミまでの下りは8つのケルンを追う。
大ダルミ(硫黄岳山荘)付近は風で積雪少ない。ここから先は植生保護の杭のあいだを進むのでルートは明白。 台座の頭はどこかよくわからない。 大ダルミからの登りは傾斜はゆるいが長くかなりきつい。
岩場に到達。 ここからがいよいよ横岳の縦走。
最初リッジ東側クサリ20mトラバース、リッジをまたいで西側を15mトラバース、V字の切れ目からリッジをまたいで再び東側に。
鎖や杭に従っていけばルートはわかりやすい。
右側に積雪期用ハシゴ、これを登る。 無雪期はこのハシゴを見送り、先のトラバース橋を渡るが、今の時期は雪に埋もれて行けない。このあたり小同心らしい。
横岳奥ノ院、横岳 2829の道標あり →痩せ尾根→ ハシゴ2個下る → 無名峰
→三叉峰。東側に杣添尾根の道標あり、道標のある東側を巻いて(杣添尾根分岐)、三叉峰南側の鞍部に出る)
→稜線東側をトラバース、3mハシゴ下る、小さな岩峰を西側から巻くのが普通だがどちらからでも可能)、稜線に戻る
→ 石尊峰(平らなピーク、石標あり) → 稜線→向かいの鉾岳は直進できない。杭+鎖に沿って右(西)へ降りる。ここは明白 →西側に移動して鉾岳を巻く。稜線西側をトラバース→ 鎖場 、きつい登り返し → 稜線に出て巻き終了
→ 日の岳(ピークではなく東南側斜面を下る。凹状のルンゼ、一枚岩。スラブのトラバースは一部雪が腐っていて、滑りやすい。ピッケルで慎重に下る。下った先の岩場は鎖あり)→スラブ基部に下ったら西へトラバースして稜線に戻る→ハシゴ下る→小ピークは東を巻く
→ 二十三夜峰(10mほどの岩搭、見てすぐわかる)も東側を巻く → ハシゴ下る → 地蔵の頭
休憩。ここまでですれ違った人は10名以下。後続なし。大部分の人は文三郎と地蔵の間で赤岳周回のため。
→ 10:30 地蔵尾根を下る。途中急斜面。トレース明確。樹林帯へ入ると木にリボンはほとんどなし。トレースがないとわかりづらい。→ 11:10 行者小屋、休まず → 中山乗越 → 11:33 赤岳鉱泉,テント撤収、昼食 13:10 → 13:47 堰堤広場(休)、前日よりかなり雪が減って地面が出ている。この先地面が出ているためアイゼンをはずす。
15:20ごろ赤岳山荘に到着。ここで車の方にお願いして美濃戸口まで乗せていただく。ありがとうございました。
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