GWの奥穂高岳(試練の雪壁アタック)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 1,969m
- 下り
- 1,960m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 11:20
天候 | 5/2 晴れ 5/3 晴れのち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白出のコルからの雪壁2箇所 アイゼン&ピッケルワーク技術必須 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
マフラー
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
備考 | 雪壁アタックの時、サブザックを持っていくべきだった。 |
感想
GWということで本格山行を計画。
幸いGWのムーンライト信州の指定券が確保できたので
去年に引き続き北アルプスのどこかへ行くことに。
でも、前回の硫黄岳で夕方に山小屋に到着する失敗を
したように、初見の雪山はコースタイムの見積もりが
難しいので、ある程度知っている所にしたい。
その結果チョイスしたのは奥穂高岳。
これまでから難易度が大幅にアップして、ガチの雪壁が
あるので装備を再考。
今まで底がやわらかい靴+10本爪のアイゼンだったのを
底が硬い靴と12本爪のアイゼンに変更した。
(足が重くてトレイル歩きが少々辛かった)
そんな訳でいつものトレイルをいつもより少し遅めに行軍。
本谷橋からは、夏道と違い沢に積った雪上を歩いた。
(ここに限っては、雪上のほうが楽かな)
お昼に涸沢ヒュッテに到着したけれど既に大盛況だった。
ここで泊まるのもひとつの選択だけれど、以前、紅葉の
時期に布団1枚を2人で共有したトラウマを思い出す。
ということで涸沢から小豆沢の直登コースを眺める。
冬山コースマップを見ると所要時間約2時間。
今日は足元の心配が無いので登れるだろうけれど、
2時間は今の自分にはちょっと厳しそうだ。。。
(実際3時間以上掛かった)
結局穂高岳山荘到着は16時を回ってしまった。
受付時間が過ぎているのに夕食をセットしてくれた
山荘の方に感謝。
明日は奥穂の往復でお腹一杯になるだろうから
食事後に涸沢岳に登ってみた。
雲が掛かって夕焼けの山々はみられなかったけど、
白毛の雷鳥がみられたりして楽しかった。
山荘は21時消灯だけど、前日車中泊で睡眠不足だった
のもあり、20時ごろには眠ってしまっていた。
この夜は爆睡して、気づいたら朝日が登っていた。
睡眠は十分だし、朝食を取り気力も充実しているので
予定通り6時半過ぎに奥穂高岳へ。
道中複雑なことはできなそうなので、手持ちは最小限
のピッケル1本とスマホだけにした。
(次回はサブザックを持っていこうと思った)
手馴れた人は軽々と雪壁を昇り降りしていたけれど、
自分は他の方々の様子を見ながらマイペースを貫く。
幸いにして天気が良く、雪がクラストしている上に
雪壁にステップがあったので、登りは難しくなかった。
一方、降りは涸沢を早出したグループと雪壁で離合する
ような状況で、なかなか怖い思いをした。
でも、ピッケルワークのアドバイスをくれた方がいたり、
目の前でステップの無い雪壁を降りる方がいたりで、
とても参考になった。
登りより降りのほうが時間が掛かったけれど、無事に
ピークハント完了。
翌日は天気が悪くなる予報なので、さっと準備をして
下山を開始。
直前に雪壁を降っていたので小豆沢の降りはそれほど
怖く感じなかったけれど、前を降っている人が転倒して
斜面を数十m滑り落ちていた。
ここも結構斜度があるので油断できない、と思いつつも
かかとからガツガツ歩き涸沢に降りた。
後はのどかな雪道とトレイルなのでのらりくらりと歩く。
涸沢から4時間掛けて上高地に戻ってきた。
今回はちょっとした何かが足りないだけで登頂できなかった
はずなので色々恵まれた山行でした。
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