朝日岳と茶臼岳


- GPS
- 05:34
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 855m
- 下り
- 855m
コースタイム
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 5:26
天候 | 快晴後晴れ、後曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から山頂まで雪は途切れない。積雪は多いところで膝程度、雪質は粉雪。 |
写真
感想
大丸駐車場には7時過ぎに到着。この時期はここでゲートが閉じられていて、この先はクルマで進めない。外気温はマイナス10℃。まだ真冬の寒さに体が慣れてないのでかなり寒く感じる。天気はとても良く快晴の青空。今日は最後まで那須にするか菅沼から日光白根山にするか迷ったが、より風が弱くてより天気が良さそうな那須を選んだ。今のところ大正解。氷点下10℃の外に出て支度をするが思ったほどは寒さを感じない。無風であるのと、日の出が遅い12月後半とは言え既に日が出ているので、氷点下二桁でも素手で準備が可能だった。これは意外だがとても助かる。トイレも近くにあるので済ませて7:24に行動開始。2人ともアイゼン装着して歩き始める。最初は雪の付いた階段をひたすら登る。凍結箇所がないので気楽。ウォームアップにちょうど良い。7:58峠の茶屋駐車場到着。トレースは無数にあるがクルマはなくしんとしてる。30分ほど歩いてウォームアップ完了といった感じ。トイレの裏にある階段に回り本格的な登山開始。雪質はパウダーでつい最近降ったものと思われる。積雪はここまで多いところで15cmくらい。先行者がいたおかげでトレースばっちり、ラッセル不要だった。そしてこの先も登山道は概ね同様の感じだった。積雪は吹きだまりでは膝くらいまで潜る箇所もあったがまれで、むしろ岩石が露出しているところが多くてアイゼンで歩くのは楽ではないところもあった。
登山道に入っても天気は良く、樹林を抜けると右手には朝日岳、左手には茶臼岳がよく見えた。予報の良さそうなところを選んで来て良かった。快晴の青空のもと進む。先行者はいるようだがごく少数なので、姿は見えない。トレースがあるのでありがたく使わせてもらう。8:50避難小屋到着。稜線に出る前にジャケットを着て防寒装備を調えたが、風は弱くてジャケットなしでも問題なかった。今日はこの後朝日岳を目指す。雪は稜線では少なくて岩の露出が多く、フルアイゼンでは歩きにくさを感じる。でも場所によってはアイゼンがあるほうが安心できるのでそのまま進むことに。剣ヶ峰は積雪期登ることができるが、まだ積雪が少ないように思えたのでパス。夏道沿いに巻いて距離を稼ぐ。鎖場を過ぎ日陰のトラバースエリアに入る。凍結していると些か厄介な箇所だが今日に限ってさらさら新雪なので問題なし。最後急傾斜の登りをこなして朝日の肩に到着。相変わらず天気は抜群に良い。肩から先は風の通り道で少し寒い思いもするが距離は短いので特に影響はなかった。9:49に朝日岳山頂到着。無人、貸し切り。朝日岳はいつ来ても人が大勢のイメージが強く、無人の時に来ることができたのは初めてかもしれない。Zさんと2人写真を撮りあい休憩する。またここまで水分しか取らなかったので、座って持参したパンなど食べるが、さすがに止まると寒くて長居はできそうになかった。景色は良いのでゆっくりしたいところだが、この先茶臼岳も行きたいので適当なところで切り上げる。避難小屋までの下りはストックを念のためピッケルに持ち替えたが、特に要らなかった。ストックで十分だった。またアイゼンも積雪の少ないところでは岩に引っかかったりして、むしろ邪魔に感じてしまった。やはりアイゼンは凍った斜面が出てきたら使うものだろう。今日の積雪と雪質なら軽アイゼンで十分と思えた。朝日岳の行きは場所によっては少しラッセルが必要だったが、帰りは既に何名か歩いた後だったので、楽々通過できた。10:45避難小屋到着。茶臼岳方向を見ると雲がかかり始めていたが、まだ風は弱いし天気予報的にも崩れるのはもっと後の時間だったので、予定どおりに茶臼岳を目指す。天気は少し下り坂になったものの人は少なく風は弱いのでハイキング日和なのは変わらなかった。登りにかかりまじめに登ると汗が出てくるくらいだった。茶臼岳の斜面を登り切り、自分は反時計回りに、登りで足が止まっていたZさんは山頂まで最短距離の時計回りでそれぞれ進むことに。遠くに山々まで見えていたがやはり雲が増えてきていて、朝一の快晴の状況とは明らかに異なってきていた。ぐるっと半周回って11:22に茶臼岳山頂到着。Zさんが先着していた。この茶臼岳もいつも人がたくさんの印象が強いが、今日は無人だった。今日入山している人はいるのだが、ちょうどいい加減にばらけたのか、貸し切りの山頂となった。朝日岳といい、今日は運が良かった。写真を撮ったら座って休む。上空の雲が黒くなってきて、予報どおり午後は天気が崩れそうなので早めに下山に取りかかる。歩き始めると下りなので速い。避難小屋の一つ上にあるベンチに座って休憩し、2人ともアイゼンを外す。この先氷がないのは分かったのでアイゼンなしでも十分下山できると考えた。三度避難小屋に立ち寄りそのまま下山開始。アイゼンがなくなって足取りも軽い。あっという間に峠の茶屋駐車場到着。そのまま車道歩きと雪の着いた階段歩きを織り交ぜて大丸駐車場には12:48に到着。雪質が良いと下りは速い。登山道の雪は新雪でさらさらなので問題なかったが、道路の雪は一部凍結していて、うっかりすると転倒しそうだった。下山すると山の天気はやはり悪くなっているようで、標高の高いところは雲に覆われていた。良いタイミングで下山できたかもしれない。
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