赤岳 横岳 杣添から5年ぶりのアイゼン山行(杣添尾根より)
- GPS
- 07:38
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,458m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 7:38
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ無し 自動販売機無し 10台程度の駐車可能なスペース 朝6時半の時点で4台、他の登山口に比べて利用者は少ない 冬季の降雨降雪直後は周辺の路面の凍結が酷く、駐車場まで到達できない可能性有 冬の荒天直後は注意されたし |
コース状況/ 危険箇所等 |
杣添尾根の登山口は別荘地のど真ん中にある 手が入っていると油断していると、路面凍結により進退窮まる可能性有 実際私も駐車場でスタックして脱出不能になりかけた 事前の天気確認を怠らない事 【別荘地】(駐車場〜別荘地内登山道〜貯水池) 別荘地の中を縫うようにして登山道が通っている 別荘地管理者より車道は歩かないでほしいとの要望が看板に書かれているので 可能な限り登山道を通ること この周辺は水気が多いのか、かなり高確率で登山道が凍結している 一面まるっと氷ということも珍しくないので、歩行時は注意 必要に応じてチェーンスパイクなど使用すること 【杣添尾根】(貯水池〜展望テラス〜三叉峰) 地味に急登 積雪期の場合、展望テラス以降は風が強まり雪の状態も変わるので 展望テラスあたりで装備を整えた方が良い 三叉峰直下は傾斜が急なため、積雪状況によってはピッケル必須となる 最新の情報をよく確認されたし 【南八ヶ岳主稜線】(横岳〜三叉峰〜地蔵の頭〜赤岳) 三叉峰〜横岳までは梯子以外さほど危険個所もないので、比較的易しい 一方で横岳〜地蔵の頭までの稜線は岩場鎖場が多く、実は赤岳よりも難易度が高い ピッケルアイゼンの基本を習得してない場合は避けた方が無難 鎖の露出の有無で難易度が激的に変わるので、鎖が埋没している場合は特に注意 鎖が露出していても凍結等により満足に使えない場合もあるので過信は禁物 まずは鎖を使用しなくても通過できるスキルを身に着けることを推奨する 【赤岳周辺】(地蔵の頭〜赤岳) 傾斜は急だがテクニカルな個所は少ない 地蔵の頭や横岳周辺の方が難易度が高いのでそちらから来た場合は基本問題ない 雪が少ない場合はアイゼンが効きづらくむしろ注意が必要 アイゼンで岩を歩くスキルは最低限必要となる また、雪が多い場合はピッケルの基本動作も重要になるので練習されたし |
写真
感想
◆登山の背景
今シーズンは完全に雪山スイッチが入った我が家。
雪山に行きたくて行きたくて…ということで今週も再び八ヶ岳じゃ!となったのですが
その前にふと気になったことが…
『最後にアイゼン使ったのいつだっけ?』
調べました。
5年前でした(;´Д`)
え、まって、そんなに雪山行っとらんの?w
というわけで、5年のブランクを経て八ヶ岳は赤岳&横岳に行くことになりました。
5年のブランク明けすぐに赤岳横岳はやりすぎでは?と思われるかもしれませんが
実は赤岳&横岳、私の登山歴の中では最も足を運んだ山域だったりします。
ランキング見ていただくとわかりますが
赤岳 10回(1位)
横岳 9回(3位)
しかもそのうち9割が冬季登山というかなり偏った登山遍歴なんですよねw
ということで、私にとってはある意味冬季トレーニング山である八ヶ岳。
今回もそのつもりで行ったのですが…
◆登山の詳細
杣添尾根がラッセルを要するほど本格的に積雪するのはいつも年明け以降。
12月は積もり過ぎず、かといって少なすぎず、良い塩梅になるのが通例です。
今回は土曜日に寒波、日曜に緩むという予報だったので、日曜日を選択しました。
完全フル装備で雪山を満喫する気満々です。
積雪具合に関してはルート全体通して非常に良い塩梅でした。
前述した通り積もり過ぎず、少なすぎず。
天気もベストでしたね、やはり土曜日は寒波の影響で風が強く雲が出ていた様子。
トレーニングにもちょうど良いですし、雪山としても楽しかったです、それは良い。
問題はルート選定と体力でした。
杣添尾根からの雪山は何度も登っていますが、いつも横岳まで。
横岳〜赤岳の稜線自体は何度か歩いていますが、杣添からの赤岳は行った事ない。
距離や標高差見る限り、それほどキツイと感じる要素はなく
まぁ行けるだろ、と割と簡単に考えていました。
結論、滅茶苦茶キツかったです。
赤岳が目の前に見えているのに、登るか戻るか真剣に悩んでしまうくらいには。
三叉峰から赤岳までの往復はおそらく今年の最遅ペースだったと思います。
全く足が上がらなかったんですよね…久しぶりに何にもないところで座り込みました。
あらゆる意味で想定外の山行でしたね。
◆登山の感想ほか
今回登った杣添尾根。
好きなんですが、不思議なことに未だかつて一度も楽に登れたことがないルートです。
それほど距離も標高差もあるわけではないのですが…
しかし今年は『体力付いた(はずだ)し、さすがに楽勝やろ』
と思ってましたが、結果的にメタメタのボロ雑巾になって帰ってきましたw
正直もう少し歩けると思ってたんですけどね…
『雪山と夏山は違うよ、出直しておいで』
なんかそう、軽くあしらわれた感じですw
多分原因はアイゼン歩行かな〜
5年間ほったらかしにしてたツケがきちんと我が身に降りかかってきたんでしょうね。
滅茶苦茶脚重かったです、アイゼン履いて歩く足になってないんだろうな…
あとシンプルに横岳〜赤岳のコースレイアウトが鬼畜です(;´Д`)
今後ガチガチに雪山やるのかは別として、少なくとも足りないものは良く分かりました。
とまぁ何かネガティブな感想になってしまいましたがw
山自体は最高でした♪
是非写真の方も見ていただけると嬉しいです( *´艸`)
お疲れ様でした(`・ω・´)ゞ
憧れの赤岳の雪化粧している姿が拝見でき見応えありました〜!
お二人をボロ雑巾にしちゃう程の裏顔があったとしても神々しくて美しいです。
雪山はきちんと努力した者に許されるご褒美みたいです。
山はシンプルで素晴らしい。
年明けからまた頑張ってまいります(`・ω・´)ゞ
コメントありがとうございます(*'▽')
一足お先に失礼をば!
てか赤岳何年ぶりだろう…メチャクチャ久しぶりでした。
また是非とも一緒に行きたいですね〜♪
杣添尾根からの今回のコース、比較的傾斜がきつく岩場のアップダウンが多いので消耗度合いはそこそこあるルートです。
もし『赤岳』が目当てでないなら三叉峰、横岳ピストンだけでも普通にアリですが、杣添から上がって稜線上の小屋(硫黄岳山荘、展望荘、頂上山荘)に泊まって赤岳踏むってのも選択肢としてアリっちゃアリです。その場合小屋泊になりますが。
またご希望があれば案内しますよ(*^^*)
返信遅くなってすみません。
次の日は筋肉痛でボロボロでしたが、めちゃくちゃ楽しかったですよ〜(o^^o)
辛いのに楽しかったなんてってホントおかしい感想ですけど。
久しぶりの雪の赤岳は、本当に素晴らしくてまた来るよ〜!って気持ちになりました。
是非とも一緒に行きましょうねo(^-^)o
遅コメです💦
雪の赤岳横岳、いいですね〜♪
なかなかハードなコースだけど、素晴らしい景色!寒くても展望がよいとテンションあがりますよね。ヘルメットとゴーグル、オソロなんですね。かっちょイイです!
わたしの遠征歴は八ヶ岳から始まったようなものなので、いつかは雪の赤岳横岳にも挑戦したいなと思っています。どのコースにするかな。行けるかな〜。ハルピンの登頂なら、すぐにできそうですけど😆
今年は、たくさんコメント下さり、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします😊
コメントありがとうございます(*'▽')
あ、お気づきになりました?お揃いのイロチなんですよ、よくわかりましたね(*^^*)
実はハードシェルの上とゲイター以外は全部オソロだったりしますw
ちなみにゴーグルは前日買ったばかりの新品です。
前日に準備してたら、以前から使っていたゴーグルが加水分解してボロボロに崩れ落ちまして…閉店10分前のスポーツ用品店に慌てて駆け込みました(;´Д`)
まぁ14年選手だったので寿命ですね。
遠征のスタートは八ヶ岳だったんですね♪
思い入れの強い山は全季節コンプリートしたくなりますよね〜
険しい岩場も多く歩かれてるアヤちゃんさんなら冬季の八ヶ岳も何ら問題ないと思いますが、強いて言えば積雪量くらいですか。
ドカ雪降らず、所々鎖や梯子も露出してる1月上旬くらいまでが狙い目かな。
ルート的には横岳単体なら杣添から、赤岳単体なら文三郎尾根が比較的易しいですね。
ハルピン登頂含め、是非機会があれば( *´艸`)
こちらこそありがとうございました!良いお年を♪
来年もよろしくお願いします!
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