北岳
- GPS
- 24:58
- 距離
- 44.6km
- 登り
- 4,240m
- 下り
- 4,211m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:07
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とにかく雪がなかった。小屋周辺は全く雪なし。水が取れる雪を探して高度を上げるが、2400m を超えるぐらいまで雪が出てこなかった。 本当に綺麗な水を作りたければ、2700m の砂払いまで行く必要があっただろう。 雪が少ないので難しいところはほとんどなかった。 |
写真
感想
12/27-28-29の3日間で北岳へ。岐阜岳連理事長の水谷さんと。
季節的には厳冬期北岳だが、今年は暖かく雪も少ない。登りやすい方だったと思う。
1日目は夜叉神峠から。初日はアプローチなので距離と標高を稼いでテント泊。池山御池小屋でテントの予定が、雪がなく水が作れないので標高を上げてテントサイトを探す。2370mほどの城峰で水がなんとか作れるくらいの雪が確保できたので、幕営とした。
2日目は北岳アタック。日の出は樹林帯で迎えた。真っ赤に染まる木々をみてしばし立ち尽くす。2800m、ボーコン沢の頭についた途端、白いバットレスと北岳が眼の前に飛び出す。この景色に感動しないものはいないだろう。真っ白な白峰三山を眺めながら歩く池山吊尾根は最高だ。
2800mから水谷さんの調子が悪そうだ。登頂はできそうにないので、八本歯の頭までとするとのこと。そこから先は一人で向かうこととした。一緒にピークに経ちたかったので残念無念。しかし、気持ちを切り替えよう。今日はこの山域にいるのは、自分だけ、他に誰ひとりいない(28日は本当に全く人がいなかった)。北岳本当に貸し切りだ。とにかく山頂をふもうと決める。
八本歯は雪が少ないので安全に通過できた。もちろん登攀用具は携行しているのでいざというときは使えばよい。コルから吊尾根分岐までは、暑くて熱中症になりそうなくらい。頭がくらくらするので厳冬期装備を解除した。しかし吊尾根分岐を乗り越すと20mくらいの西風が吹き始め、このままでは低体温症になりそうなのでまた冬装備に戻すという次第。まぁ、色々と思案しながら高度を上げて山頂に到着した。眼下に見える山々や平野、河川がきれいだ。日本第二の高峰に立つと見えるものは違う。間ノ岳・農鳥の縦走路、ここも冬にチャレンジしたい。
しばし景色を堪能して下山する。八本歯も帰りは登りになるので、普通の山登りと変わらない。八本歯の頭で水谷さんが帰りを待っていてくれたので感動した。水谷さんは来年もう一度挑戦するとのこと。自分も手伝おうと思うし、できれば白峰三山を縦走したい。その日はテントに帰って早めの就寝についた。
3日目は帰りの日。あるき沢まで下って、鷲住山まで登り返す。この登り返しが核心かなぁ。疲れた体には応えた。この日は年末に入山する数パーティとすれ違った。夜叉神ゲートについて、山行モードから解放。家に向かって車を走らせた。
南アルプスは足が長いが、とにかく静かでいい。冬はテントサイトが指定されるわけでもないので、どこに泊まってもいい。それぞれの判断で、登ってもいいし、条件が悪ければ、体調が悪ければ、怖ければ、いつでも撤退すればいい。また登ればいいだけだから。自由意志による自己判断ってこういうことなんだろうなって、考えさせられた山行だった。来年はもう一度水谷さんと仲間と一緒にこよう。
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