雪たっぷり!はじめましての九州脊梁・国見岳(熊本県最高峰)
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- GPS
- 08:20
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,172m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道路状況等は写真のコメントに詳しく記載。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
平家山までの登山道は、渡渉2か所、トラバース道や倒木の下をくぐったりする箇所あり。 中腹から山頂まで伐採地の直登が続くが、雨降り後などはズルズル滑って大変だと思われる。(実際下りは滑りまくった) 平家山から国見岳への稜線は、雪があったので状況は不明も、恐らく歩きやすく、迷いそうな箇所もほぼない。 |
写真
感想
2023年の山納めは、熊本県の最高峰・国見岳。はじめましての九州脊梁。
クリスマス寒波の雪はまだ少し残ってるかな?溶けてべちゃべちゃ泥んこ祭りかな?って思いながら、念のためヤマレコやYAMAPで確認するも、うわさに聞く登山口までのアクセスの悪さからか直近のレコが見当たらず、雪の状況がまったくわからない。そこでチェーンスパイクだけ持って出発。正直、南国熊本県の雪山だから、と舐めてました。
平家山登山口までのアクセスは写真のコメントどおり。ようやくたどり着いた登山口から雪があり、持ってきた装備はほぼ何もないのと同じ状態なのに、テンションだけは上がる。平家山山頂まではCTとの比較でだいたいいつもの感じで早めに到着。
平家山の先、国見岳までの稜線歩きは、陽があたって雪が溶けてると勝手に思い込んでいたが、実際にはそんなことはなく。それどころか、国見岳に近づくにつれて雪も深くなり、しかも後平家山を少し過ぎた先あたりからは完全にトレースがなかった。いつものペースではまったく進めない状況に。
そこで、国見岳登頂のタイムリミットを約2時間後の13:30と決め、とりあえずツボ足で前へと進む。登山道はまったく凍っておらず、面白いようにずぼずぼ埋まる。この日のコンディションであれば、アイゼンは不要、しかしスノーシューかワカンは必須だった。スノーシューがあるとルンルンなスノーハイクを楽しめたに違いない。
そのうち、膝下くらいの雪だったのが、ところどころ腿まで埋まるようになり、雪から脱出するのもひと苦労となる。そしてほかの登山者は誰もいない。完全にひとりぼっちな雪山をツボ足でひとりラッセル。目の前に見えてる国見岳が本当に遠くに感じ、タイムリミット前にあきらめて撤退しようかと考えるほど。
ようやく山頂直下にたどり着き、ずぼずぼ埋まる雪のない岩をよじ登って国見岳山頂へ。ここまでの苦労が一気に吹き飛ぶ、九州を代表する山々を一望できる大展望にひとり歓喜。設定したタイムリミットは少し過ぎていて、早く戻らないと日が暮れると思いつつも、10分ほど誰もいないひとりぼっちの山頂を楽しんだ。
下山は自分でつけたトレースをたどって戻る。とはいえ、これまた相当な時間がかかり、平家山からの急な下りは予想通りべちゃくちゃズルズルで、時間をかけて慎重に下る。結局17時過ぎに下山。
登山口までの道路状況、予想以上に残っていた雪、そしてほかの登山者がまったくいない山、出会った生き物は鹿4頭のみ。ある程度、事前に想定出来たはずなのに、何とかなるだろうという軽い気持ちで山納めを実行してしまい、反省の多い山行になった。この経験は次からしっかり活かそうと心に誓った。
コメント
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石川県なのですね。大きな地震が続いていますが大丈夫でしょうか?早く落ち着きますようにと、切に願っています。
さて、29日に歩いた際、後平家から先の下りで引き返したと思われるトレースが2つほどありました。そのうちのおひとりなのですね。ハッキリ残っていたのは6本爪アイゼンでした。
その5座だと、二百?三百?名山のチャレンジでしょうか?石川県からだと遠くて大変かと思いますが、またいつの日か、九州の山々を楽しまれてくださいね。
1月1日に家に帰って、一段落したら、震度5強(金沢)でびっくりしました。
能登は大変です。お心遣い感謝致します。
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