蔵王山(ライザワールド~刈田岳~熊野岳~ライザワールド)
- GPS
- 05:10
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 441m
- 下り
- 773m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:06
天候 | 曇のち晴、風強め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●登りはライザワールドのリフトを利用(リフト代1600円)。2つのリフトを乗り継いで登山開始ポイントへ。リフトは8時30分から営業開始。早立の人はリフトを利用せず登る人もいた。 ●施設の開場は8時10分。その前でもトイレは利用可。 ●下りはリフト利用不可。スキー場の左端を歩いて下りる。 ●冬道用に目印となるボールが等間隔に立っており、これを目印に登っていく。ポールを辿っていけば迷うことはないと思うが、ホワイトアウトの時は1つ先のポールすら見えないこともあり注意が必要。 ●急登はなく、スノーシュー、ワカンで快適に登って行ける。稜線に出ると特に風が強いので、防寒対策は万全に。 |
その他周辺情報 | 蔵王温泉源七露天の湯(600円) |
写真
感想
ずっと行きたかった蔵王山。
蔵王山なら絶対雪山と決めていたが、ようやく行くチャンスに恵まれた。
21時に都内を出発、道の駅やまがた蔵王へは1時過ぎに到着。ここで車中泊して仮眠をとる。
道の駅やまがた蔵王は、オープンして間がないらしく施設がめちゃくちゃ綺麗。トイレは素晴らしく更衣室もあり快適でおすすめ。ただ当然かなり寒いので車中泊するなら防寒対策を万全にしないと寒くて眠れない。
蔵王山に登るコースはいくつかあるが、今回はライザワールドから登るコース。このコースは登りのみリフトを利用できるので無理なく登れる。また登山者も少なめで、ゆっくり樹氷と景色を楽しめそうなことからこのコースを選んだ。
ヤマテンの蔵王山は快晴マーク、期待して登り始めるも山はガスで真っ白。登山道には冬期のコースを示すポールが立っており、これを目印に登っていくが、ガスが濃くて1つ先のポールしか見えない状態。標高が上がるにつれ風も強くなり、気温も下がり東北の雪山の厳しさを痛感させられた。
目印のポールを辿りながらガスの中を刈田岳に到着。景色は見えなかったが、氷に覆われる山頂の神社と鳥居を見ると、山頂の風と雪と寒さの厳しさを感じられる。やっぱりすごい。
刈田岳を後にして蔵王山へ向かう。
ここの区間が1番風が強く寒かった。ガスも晴れる様子はなく、とにかく登山道を外さないように目印のポールを辿りながら進み、蔵王山に到達。
山頂の神社は刈田岳以上に氷が厚い。鳥居は輪郭が見えず1つの塊になっいる。すごいの一言。山頂標を探したが、どれも分厚いエビの尻尾だらけで見つけることができず。
こんな状況でガスが晴れるのは難しいかなと、諦めムードで下山を開始。
左手に御釜があるだろう馬の背を歩いていると、同行者がどうしても御釜が見たいと言い出す。何を馬鹿なことを言っているんだと思いつつも、一瞬でも見えればもうけもの、ガスが晴れるのを少し待つ。
しばらく待つと、一瞬ガスが薄くなり少し御釜が姿を現す、がすぐに再びガスに包まれる。少し御釜が見れて良かった、と出発しようとするが同行者は動こうとしない。やむなくもう少し待っていると、ガスがどんどん晴れていき御釜が完全に姿を現す。
見えた!と思った瞬間、周囲の全てのガスが一気に消えていき、いきなり360度壮大な白銀の世界に包まれる。あまりに一変した景色に雄叫びをあげ天に拳を突き上げガッツポーズ。
何も見えないガスの世界から一瞬で目の前に白銀の世界が広がる、感動せずにはいられない。
天気は運と思いつつも、それなりに時間と労力をかけ苦労してきた念願の蔵王。やっぱり写真で見る景色に出会いたいと思うのが人の心情というもの。
今回の同行者との山行は、晴天に恵まれたり良い景色に出会うことが多い。今回ばかりは本当に相性はあるのかもしれないと感じさせらた。
蔵王山は例年に比べると全然雪が少ないとのこと。
でも私的には最高の蔵王山で大満足。
充実した山行後は、気分も良く長時間の運転も短く感じる。いやはや不思議なものである。
毎回思う、山を趣味にできて良かったなあ…と。
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