爺ヶ岳中峰 東尾根 テント一泊二日
- GPS
- 18:52
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,722m
- 下り
- 1,717m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:29
天候 | 2月1日降雪 2月2日晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
爺ヶ岳東尾根バリエーションルート
去年の常念岳東尾根敗退のリベンジを考えていたが他のルートを歩きたい欲もあったので、北アルプスの積雪期バリエーションという同一ジャンルで三連休でどうにかなりそうなルートを探し、今回の爺ヶ岳東尾根を選んだ。
2日間で出会った登山者無し。
1月31日24時前に登山口駐車場で車中泊
2月1日6時出発予定だったが、寝坊して7時登山開始
大体22キロのザックが重い
なぜこんなに重いのか…要らないものはほぼ持っていってないが、軽量化にお金をかけてないからか、軽さはお金で買わないとそろそろ限界があるか…
噂通り最初の尾根に出るまでがかなりの急登
雪が剥がれてるところも多々あり、草木を掴みながら登る
途中でアイゼンを装着したが最初から装着してた方が良かった。
トレースはあるので道迷いはない。
尾根まで出たら道は少し緩やかになる。
雪はふわふわでもないが、カチカチでもない。
トレースはあるがトレース沿いに歩いても時々踏み抜く。
せっかく買ったのもあるのでワカンを装着。
なるほどこれは色んな状況に対応できて良い。
スノーシューと違い、ふわふわの雪もトレースで凸凹になった道もつぼあしの時とあまり変わらない感覚で歩いていける。
ジャンクションピークあたりからトレースがほぼなくなる。
時々アイゼンとワカンを使い分けながら進む。
13時頃P3に到着。
縦穴と防風壁でできたかなり立派な幕営地が2ヶ所残っていた。
予定ではP2まで行く予定だったが、想定以上の時間がかかっており、疲労も想定以上、幕営地も立派なのでここを使わせてもらってテントを張ることとする。
全ルートを把握した後から思うのは、P3が1番幕営地向きの地形であった。
少々防風壁を改造してテント設営完了。
ササっとご飯を食べて酒を飲んで寝ることとする。降雪とガスで展望も良くはない。
16時ごろ就寝。
2月2日0時過ぎ起床
かなりぐっすり寝れた。
ダウンハガー #2とシュラフカバー、ビレイパーカー、化繊ズボン、テントシューズ、Zライトソル、ダイソー銀マットで寝る前にはテントない温度0℃、0時頃は-10℃ぐらいで流石にちょっと寒くてなんどか目が冷めたが丸まれば普通に寝られる。
今までよく目が覚めていたのは寒さのせいかと思っていたが枕のせいだったかもしれない。
(ダイソーの旅行用エア枕を使っていたが二時間おきにぺちゃんこになっていた。)
ネイチャーハイクのエア枕がなかなか寝心地が良かった。
準備して1時49分出発。
本来3時出発の予定だったが、テント設営が予定より手前になったのでちょうどいい。
アタックザックで行きたかったが、アイゼンやワカンを入れられるほど大きくないので結局いつものザックで、バーナーやシュラフなどの置いて行けるものはデポしていく。
しばらく緩やかな尾根歩き。
降雪もガスも無くなっており展望はいいはずだが深夜なのでライトの灯りしか見えない。
2、3ヶ所ほど斜度のきついところがあり、気を抜くと落ちていきそう。かつ雪がふわふわなのでキックステップで足場を作りながら、ピッケル、1番短くしたストック、グーパンチで両手を雪に差し込む、草木を掴む等の手段を使い分けながらなんとか登る。
気づけば細尾根核心。
確かにかなり細いがまあ転ばなければ問題はない。
フィックスロープを張ってくれているが、本日の積雪具合では届かなかった。
細尾根確信も超えて気づけばP2も超えており矢沢の頭へ。
ここも2箇所ほど斜度のきついところがあったと思う。
少し前と同じようにさまざまな手段を使いながらなんとか登る。
P1まで出ると風が強い風速10mは超えてると思う。
更に進むと更に風が強くなる。山頂も近いので、風が収まることはないと判断し早めにシェルの上からビレイパーカーを装着。
幕営地で手袋をテムレスからソロイストに変えたが正解だった。
ラストスパートといった見た目の単調な登りだがこれがなかなか長い。雪が沈むところはかなり沈む。
7時41分爺ヶ岳中峰に登頂。
他の山々と雲海が綺麗に見える。
スマホで写真を撮ったが寒さでやられてバッテリーダウン、写真も保存されてなかった。
足早に下山。
10時24分テントまで戻る。
昼ご飯にカレーを食べ少し横になると、この時ポカポカと日差しが気持ちいいのもあって寝てしまっていた。
13時頃に起きた。
13時50分テント撤収して出発。
淡々と下山する。
自分のトレースも消えているところが多々あり。
ラストの急斜面は降りる方が怖い。
ピッケルをダガーポジションで後ろ向きでゆっくり降りる。
アイゼンも前爪を刺してここが1番バリエーションしてるなといった感じ。
17時半下山完了。
予定よりかなり遅れた山行であったが登頂できて良かった。
今回初導入したワカン、枕、ソロイストがなければ登頂できなかったかもしれない。
特にワカンはほぼずっと必要なルートだった。
私のように平日登山者は必須の道具だ。
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