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Yamareco

記録ID: 643000
全員に公開
雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

まさかのドカ雪!仙丈ヶ岳(小仙丈まで)とシナノコザクラ♪

2015年05月20日(水) ~ 2015年05月21日(木)
 - 拍手
kiyopon その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:10
距離
18.3km
登り
1,469m
下り
1,450m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:35
休憩
0:02
合計
1:37
15:03
25
15:28
15:29
54
16:23
16:24
16
2日目
山行
6:43
休憩
1:18
合計
8:01
4:26
4:26
101
6:07
6:16
71
7:27
7:58
54
8:52
8:58
90
10:28
10:32
1
10:33
11:00
12
11:12
11:12
50
12:02
12:02
23
12:25
12:26
0
12:26
ゴール地点
天候 5/20 晴れ
5/21 明け方まで雷と雪
    AM 快晴 稜線はやや強い風でした
    PM 晴れ 午後から雲が広がり始めました
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘奥の登山者用駐車場に駐車しました。
マイカー規制のため仙流荘バス乗り場から歌宿までバスを利用(片道830円+手荷物代210円)

伊那市HP(南アルプス林道バス時刻表・運賃)
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html
コース状況/
危険箇所等
※5/20の深夜に南アルプス(少なくとも北部全域)に降雪がありました。
上部では20cm程度(吹き溜まりでは50cm以上)の積雪。小仙丈ヶ岳より先の様子は分かりませんが、今週末に登られる予定の方は念のためアイゼン・ピッケルを用意された方が良いように思います。

○北沢峠〜小仙丈ヶ岳
危険箇所は有りません。降雪が無ければ全体に歩きやすい登山道だったと思います。
樹林帯の岩場では踏み抜きに注意です。
その他周辺情報 宿泊・・・北沢峠の「こもれび山荘」に泊。この日は他に宿泊客ゼロ!貸切でした。

温泉・・・下山後に「仙流荘」で入浴しました(日帰り600円)

下山後夕食・・・伊那IC近くの「みのやさくら亭」で食事。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
今回のお目当てはシナノコザクラ♪
ちょうど見頃でたくさん咲いていました(^^)
(有名な場所なのですが一応写真情報とGPSログは消去してありますm(__)m)
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今回のお目当てはシナノコザクラ♪
ちょうど見頃でたくさん咲いていました(^^)
(有名な場所なのですが一応写真情報とGPSログは消去してありますm(__)m)
花弁の切れ込みの浅いタイプや
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花弁の切れ込みの浅いタイプや
色の濃いタイプも見かけました。
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色の濃いタイプも見かけました。
母種のイワザクラと同様、こんな岩場から咲いています。
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母種のイワザクラと同様、こんな岩場から咲いています。
落石防止の金網の裏からも。
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落石防止の金網の裏からも。
たくさんの花をつけたシナノコザクラを楽しむことができました(^^)
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たくさんの花をつけたシナノコザクラを楽しむことができました(^^)
林道沿いはカツラの新緑が鮮やかです。
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林道沿いはカツラの新緑が鮮やかです。
南アルプスの天然水♪
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南アルプスの天然水♪
林道には様々な花が咲き出しています。
ミヤマスミレや
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林道には様々な花が咲き出しています。
ミヤマスミレや
タチツボスミレ。
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タチツボスミレ。
小さなものが多かったですがニガイチゴ。
6
小さなものが多かったですがニガイチゴ。
アイヅシモツケでしょうか。
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アイヅシモツケでしょうか。
シロバナエンレイソウも。
9
シロバナエンレイソウも。
小さな花ですがセンボンヤリ。
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小さな花ですがセンボンヤリ。
イカリソウもたくさん咲いていました。
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イカリソウもたくさん咲いていました。
ちょっと赤紫がかったタイプも混じります。
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ちょっと赤紫がかったタイプも混じります。
そして今回の目的その2!ホテイランです。
八ヶ岳山麓と今回の場所は手軽に見られる場所としてよく知られており、この日も多くのカメラマンが訪れていました。
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そして今回の目的その2!ホテイランです。
八ヶ岳山麓と今回の場所は手軽に見られる場所としてよく知られており、この日も多くのカメラマンが訪れていました。
2株同時に咲いていました♪
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2株同時に咲いていました♪
横から撮ってみました。
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横から撮ってみました。
全部で20〜30株くらいは見つけられたかなと思います。
貴重な植物なので観察して撮る際も大事にしてほしいです。
(折られてしまっているものもありました・・)
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全部で20〜30株くらいは見つけられたかなと思います。
貴重な植物なので観察して撮る際も大事にしてほしいです。
(折られてしまっているものもありました・・)
さて、写真が前後しますが仙流荘奥の登山者用駐車場に車を停めシャトルバスに乗り込みます。
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さて、写真が前後しますが仙流荘奥の登山者用駐車場に車を停めシャトルバスに乗り込みます。
バスが動き出すと運転手さんの解説が始まります。
奥には仙丈ヶ岳が見えています。まさか山頂まで辿りつけないとはこの時は思いもよりませんでした。
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バスが動き出すと運転手さんの解説が始まります。
奥には仙丈ヶ岳が見えています。まさか山頂まで辿りつけないとはこの時は思いもよりませんでした。
歌宿から鋸岳の展望。
ここから1時間半ほどかけて北沢峠へと6kmの林道歩きとなります。
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歌宿から鋸岳の展望。
ここから1時間半ほどかけて北沢峠へと6kmの林道歩きとなります。
林道では展望ポイントもたくさんあります。
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林道では展望ポイントもたくさんあります。
先ほどはミヤマスミレでしたが、こちらは葉に斑の入るフイリミヤマスミレ。
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先ほどはミヤマスミレでしたが、こちらは葉に斑の入るフイリミヤマスミレ。
コミヤマカタバミがあたりにはたくさん!
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コミヤマカタバミがあたりにはたくさん!
林道から鹿窓展望ポイント。穴が開いているのが遠目からでもはっきりと確認できました。
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林道から鹿窓展望ポイント。穴が開いているのが遠目からでもはっきりと確認できました。
こちらは普通のスミレ(マンジュリカ)かなと思います。
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こちらは普通のスミレ(マンジュリカ)かなと思います。
大平山荘から北沢峠までは登山道のショートカット。
雰囲気の良い道です。苔むした倒木から生えるマイヅルソウは蕾。
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大平山荘から北沢峠までは登山道のショートカット。
雰囲気の良い道です。苔むした倒木から生えるマイヅルソウは蕾。
やはりコケに覆われた斜面から生えるヒメタケシマラン。
咲き始めていました。
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やはりコケに覆われた斜面から生えるヒメタケシマラン。
咲き始めていました。
小さな花に苦戦しながら写真を撮っているとあっという間に置いてかれます(笑)
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小さな花に苦戦しながら写真を撮っているとあっという間に置いてかれます(笑)
ちょっと終盤ですがイワネコノメが咲き残っていました。
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ちょっと終盤ですがイワネコノメが咲き残っていました。
登り切って本日のお宿、こもれび山荘に到着です。
この日は何と他に宿泊客がおらず貸切!定員110人の小屋に2人とは何とも贅沢な待遇です。
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登り切って本日のお宿、こもれび山荘に到着です。
この日は何と他に宿泊客がおらず貸切!定員110人の小屋に2人とは何とも贅沢な待遇です。
受付を済ませ夕飯までのんびり。
中の暖炉があたたかでした。
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受付を済ませ夕飯までのんびり。
中の暖炉があたたかでした。
コーヒーを御馳走になりました♪
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コーヒーを御馳走になりました♪
夕飯は17時半から。ハンバーグや天ぷら含め豪華な内容です。
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夕飯は17時半から。ハンバーグや天ぷら含め豪華な内容です。
私は生ビールで乾杯ー!ビールサーバーのある山小屋、賛否両論ありますが私はもちろん大賛成でございます。
山のDVDを楽しみ19時台には就寝しました。
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私は生ビールで乾杯ー!ビールサーバーのある山小屋、賛否両論ありますが私はもちろん大賛成でございます。
山のDVDを楽しみ19時台には就寝しました。
翌日は2時半出発でご来光狙い・・・の予定でしたが、何と夜中に雷の轟音と土砂降り!
物凄い音でほとんど眠れず、3時頃にようやく降り止んだと思ったらあたりは一面真っ白!!この時期の一夜のうちの積雪にビックリです。
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翌日は2時半出発でご来光狙い・・・の予定でしたが、何と夜中に雷の轟音と土砂降り!
物凄い音でほとんど眠れず、3時頃にようやく降り止んだと思ったらあたりは一面真っ白!!この時期の一夜のうちの積雪にビックリです。
北沢峠あたりはうっすらと積雪。
嫁を連れて新雪のナイトハイクは厳しいので出発時間を大幅に遅らせてのスタートです。
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北沢峠あたりはうっすらと積雪。
嫁を連れて新雪のナイトハイクは厳しいので出発時間を大幅に遅らせてのスタートです。
夜明け前、一夜にして降り積もった雪と静寂の登山道。
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夜明け前、一夜にして降り積もった雪と静寂の登山道。
登るにつれだんだん積雪が増えてきます。
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登るにつれだんだん積雪が増えてきます。
樹林帯で夜明け。あたりは霧に包まれていましたが、思った通り時間が経つとともに霧が徐々に晴れてきます。
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樹林帯で夜明け。あたりは霧に包まれていましたが、思った通り時間が経つとともに霧が徐々に晴れてきます。
3合目。霧はほとんど晴れ澄んだ青空に。
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3合目。霧はほとんど晴れ澄んだ青空に。
この時期にこんな風景が見られるなんて・・。
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この時期にこんな風景が見られるなんて・・。
四合目を過ぎてからの斜面は吹き溜まり箇所が増え歩きづらかったです。
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四合目を過ぎてからの斜面は吹き溜まり箇所が増え歩きづらかったです。
木々の間から真っ白に雪化粧した北岳!
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木々の間から真っ白に雪化粧した北岳!
五合目の大滝頭。馬の背ヒュッテ方面は通行できないようでした。
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五合目の大滝頭。馬の背ヒュッテ方面は通行できないようでした。
片側の視界がだんだん良くなってきました。
栗沢山とアサヨ峰。右奥には鳳凰三山です。
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片側の視界がだんだん良くなってきました。
栗沢山とアサヨ峰。右奥には鳳凰三山です。
振り返ると甲斐駒!
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振り返ると甲斐駒!
六合目までの急斜面の吹き溜まりラッセルには難儀しました。
・・・と言っても膝上くらいですが。
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六合目までの急斜面の吹き溜まりラッセルには難儀しました。
・・・と言っても膝上くらいですが。
展望はすっかり開け甲斐駒ケ岳〜栗沢山〜アサヨ峰の展望です。
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展望はすっかり開け甲斐駒ケ岳〜栗沢山〜アサヨ峰の展望です。
左へ。鋸岳と甲斐駒ケ岳。間からは八ヶ岳の展望。
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左へ。鋸岳と甲斐駒ケ岳。間からは八ヶ岳の展望。
右へ。鳳凰三山と小太郎山、北岳。
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右へ。鳳凰三山と小太郎山、北岳。
六合目。森林限界になり風が一気に強まります。
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六合目。森林限界になり風が一気に強まります。
六合目から小仙丈ヶ岳を見上げます。
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六合目から小仙丈ヶ岳を見上げます。
小仙丈ヶ岳直下の雪斜面。滑っても危険はありませんが歩きやすいようにステップを作り適当に巻きながら登ります。
残雪の上に新雪が積もったような感じでした。
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小仙丈ヶ岳直下の雪斜面。滑っても危険はありませんが歩きやすいようにステップを作り適当に巻きながら登ります。
残雪の上に新雪が積もったような感じでした。
鳳凰三山〜北岳の展望が素晴らしいです!
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鳳凰三山〜北岳の展望が素晴らしいです!
間からは富士山も。
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間からは富士山も。
雪斜面を登りきってさらに登ると小仙丈ヶ岳山頂です。
広がる雲海と左奥には中央アルプスが並びます。
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雪斜面を登りきってさらに登ると小仙丈ヶ岳山頂です。
広がる雲海と左奥には中央アルプスが並びます。
小仙丈ヶ岳から仙丈ケ岳と。
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小仙丈ヶ岳から仙丈ケ岳と。
既に霞みはじめた富士山と北岳、間ノ岳の展望です。
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既に霞みはじめた富士山と北岳、間ノ岳の展望です。
さらに右へ。北岳〜間ノ岳の右奥に塩見岳、さらに右に見えているのは荒川岳でしょうか。
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さらに右へ。北岳〜間ノ岳の右奥に塩見岳、さらに右に見えているのは荒川岳でしょうか。
仙丈ケ岳と大仙丈沢カール。10年ぶりに見た景色です。
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仙丈ケ岳と大仙丈沢カール。10年ぶりに見た景色です。
セルフで撮影。
嫁は雪道に不慣れなことや二人ともかなりの軽装だったことから、時刻は8時前ですが今回はここで引き返すことに決めました。
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セルフで撮影。
嫁は雪道に不慣れなことや二人ともかなりの軽装だったことから、時刻は8時前ですが今回はここで引き返すことに決めました。
一夜にして出来上がった風紋。
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一夜にして出来上がった風紋。
小仙丈ヶ岳直下の雪斜面。
新雪ズブズブでシリセードが全く滑らないの図・・(^^;
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小仙丈ヶ岳直下の雪斜面。
新雪ズブズブでシリセードが全く滑らないの図・・(^^;
小仙丈ヶ岳を降りてきました。
このあたりで麓でテン泊の方々計4人とすれ違いました。
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小仙丈ヶ岳を降りてきました。
このあたりで麓でテン泊の方々計4人とすれ違いました。
再び六合目から鋸岳と甲斐駒ケ岳。
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再び六合目から鋸岳と甲斐駒ケ岳。
ダケカンバ幹から垂れ下がるつらら。
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ダケカンバ幹から垂れ下がるつらら。
森林限界ですれ違った4人分のトレースが加わり、下りはだいぶ歩きやすくなっていました。
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森林限界ですれ違った4人分のトレースが加わり、下りはだいぶ歩きやすくなっていました。
雪にうずもれた苔。
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雪にうずもれた苔。
シダのくるくるにも積もる雪。
コケや芽吹いたばかりのシダもさぞ驚いたことでしょう。
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シダのくるくるにも積もる雪。
コケや芽吹いたばかりのシダもさぞ驚いたことでしょう。
ダケカンバ幹に張り付いたサルオガセやウメノキゴケは凍り付いています。
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ダケカンバ幹に張り付いたサルオガセやウメノキゴケは凍り付いています。
麓まで降りると既に大部分が融けています。こもれびの下で。
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麓まで降りると既に大部分が融けています。こもれびの下で。
無事に北沢峠へ。
こもれび山荘で暫く休憩したのち歌宿へと林道を再び下ります。
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無事に北沢峠へ。
こもれび山荘で暫く休憩したのち歌宿へと林道を再び下ります。
林道から見上げる小仙丈ヶ岳。
できることなら仙丈ヶ岳山頂まで嫁を連れて行きたかったもんです。
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林道から見上げる小仙丈ヶ岳。
できることなら仙丈ヶ岳山頂まで嫁を連れて行きたかったもんです。
斜面にはまだ融け残る雪。
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斜面にはまだ融け残る雪。
甲斐駒を再び見上げる。
新緑の麓と新雪の頂。
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甲斐駒を再び見上げる。
新緑の麓と新雪の頂。
バスの発車時間より45分ほど前に歌宿へと到着しました。
発車までしばらくのんびりと過ごします。
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バスの発車時間より45分ほど前に歌宿へと到着しました。
発車までしばらくのんびりと過ごします。
下山後は仙流荘で入浴しました。
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下山後は仙流荘で入浴しました。
伊那インター近くのお店でやや早い夕飯にソースかつ丼を食べて今回は終了です。
仙丈ケ岳、10年ぶりの登頂ならずとも素晴らしい展望でした。
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伊那インター近くのお店でやや早い夕飯にソースかつ丼を食べて今回は終了です。
仙丈ケ岳、10年ぶりの登頂ならずとも素晴らしい展望でした。

感想

5/20,21は嫁さんと南アルプスへ。

南アルプス山麓のシナノコザクラやホテイランが自生するポイントはかつてから一度訪れてみたいと思っていたのですが、例年見頃を迎える頃はまだ仙丈ケ岳は雪山装備が必要です。

今年の森林限界は雪が例年より遥かに少ない状況で推移してきました。
仙丈ケ岳も直近のヤマレコの情報では稜線はほぼ夏道が出ていて軽アイゼンすら使うかどうかの残雪とのこと。
ならば嫁さんを連れて行けるかなと思い計画します。

仙流荘のバス乗り場からの休日運行の6時台の始発バスは平日には無く、平日で一番早い便は8時台です。
この時間から日帰りするのは厳しいので、時間に余裕をもってこもれび山荘に前日入りして1泊することとします。
天気予報は二日とも見事に晴れマーク!
初日の天気は良く、二日目も同じように晴れると小屋で夕飯を食べ床に就き再び目が覚めるまで信じて疑いませんでした。

しかし!夜眠りについてから突如鳴り響く轟音!
しばらく雷が続き、激しく打ち付けるような雨音が続きます。
目覚ましをAM2時前にセットし、夢うつつに外の様子を見ると何と雪が降ってる!!
再び3時にセットして次に外を確認した時には止んでいましたが、あたりはうっすらと積雪。
ヘッデンが必要ない明るさになるまで待ち、当初の予定より大幅に時間を遅らせての出発になりました。

あたりは霧に包まれていましたが、上空の雲の流れは早く標高を上げれば霧を抜けて晴れるだろうと歩き始めから予想していました。
稜線は積もってないといいな〜と淡い期待を抱きながら登りますがまぁそんなに上手いことはいきませんでした。

予想通り天気は回復し、三合目を過ぎる頃にはすっかり快晴の青空となりますが、風通しの良い尾根に乗ると時折冷たい風が吹き抜けます。
四合目を過ぎると積雪が増え、ズブズブの新雪ですっかり歩きにくくなります。
通常の登りに加え、ラッセル+歩きやすいようにステップ切りに追われ、普段の三倍消耗します。
六合目に着き森林限界に入ると登山道は歩きやすくなりますが風は一気に強まります。

小仙丈ヶ岳までは危険な箇所は無くアイゼンを使うような箇所もありませんでしたが、嫁にとって慣れない積雪期の森林限界はやはり厳しかったようでした。
私一人なら迷うことなく山頂へゴーするところですが、今回は大事を取って小仙丈ヶ岳までとし、元来た道を引き返すことにしました。
歌宿からのバスの時間も13時15分に乗り遅れてしまうと次は15時台と間が空くので時間に余裕を持つことも必要でした。

すっかり天気にやられてしまった一日となりましたが、お目当てのお花や展望は楽しむことができ、中身の濃い2日間となりました。
とは言え下山後には嫁から、林道歩きだけでよかったよねと言われてしまう始末・・
仙丈ヶ岳はまた雪の無い時期に嫁を説得してリベンジしに来ようかなと思います(笑)

それにしても5月の稜線上はひとたび降ればまだ雪になる季節。装備・心構え共にしっかりと臨まなくてはと改めて思った次第でした。

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コメント

ドラマチックな山行でしたね
kiyoponさん、こんにちは

水曜日は未明の雷すごかったですね
突然の降雪もありましたが、シナノコザクラ、ホテイランなどの花々と
快晴のもと大展望…奥様ともどもいい思い出になったのでは

残雪がなくなった頃に、bananamuffinと北沢峠に泊まって
仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳にお邪魔しようと思っていて、
バス開通が早まらないかなあ〜と心待ちにしています

kiyoponさんのレコは花の山の情報が一足早いので、参考に
させてもらっていますが、次々何処に行かれるのか楽しみです
では
2015/5/22 7:16
kozyさん、こんにちは
コメントありがとうございます

未明の雷と雪には本当にびっくりでした
お目当てのシナノコザクラやホテイランは見れたので良かったのですが、この時期の降雪は色々な意味でいい経験になりました(^^;

もう林道上には雪は全く無いんですけどね。。
林道脇の沢にはまだ雪が残っていたり落石の影響があったりするのでしょうけど
私ももうあと1週間でいいから林道が空くのが早ければ・・・と毎年思っています
それでも戸台〜北沢峠はあと3週間、翌々週には芦安〜広河原が開通するのでもう高山植物シーズンも目の前まで来ていますね

高山植物は咲き始めが一番綺麗だと思ってます
例年これからの時期は群馬北部〜新潟を訪れることが多いのですが・・・参考になっているようでしたら嬉しく思います
2015/5/23 12:44
kiyoponさん、おはようございます。
まさかまさかの降雪でしたね 。八ヶ岳山麓の方の日記にも甲斐駒ケ岳の冠雪が載ってましたが、麓から見るのと、実際山での感じも違うもんだとつくづく思いました。
まさしく不測の事態に備えて装備等しっかりしないといけないと考えさせられました<m(__)m>。

登頂は残念でしたが、kiyoponさんらしくお花と快晴の絶景はさすがです

仙丈ケ岳、楽しませていただきました <m(__)m>。
2015/5/22 9:29
HIDENORIさん、こんにちは
コメントありがとうございます

本当、この日の降雪にはびっくりしてしまいました
アイゼン・ピッケルはもちろん持たず(新雪では効果の無いチェーンスパイクのみ)、スパッツも無し、防寒着も満足に持って来ずでしたので、無理はできませんでした。
後から登られてくるテン泊の方々はしっかりとした服装に前爪アイゼンにピッケル持参とさすがだな〜と思いました。

歩き始めの状況から森林限界まで行けたらいいかな〜と思ってもいたので、小仙丈まで登れてよかったのかなと思うことにします
お花と何とか景色を見ることが出来て良かったと思います
楽しんで頂けたら嬉しく思います また機会あればチャレンジしたいと思います
2015/5/23 12:54
kiyoponさん☆
 六合目の急斜面で膝上までのラッセルですか

 仙丈ケ岳のピークも踏めずに残念でしたね。

 仙丈沢カールと山頂を目の前にして、服装や奥様を思っての勇気ある決断に拍手です。

 子供の絵のようなシナノコザクラ、一方複雑な造形のホテイラン。

 どちらも貴重な高山植物なので大切にしたいですね。

 
2015/5/22 22:25
LArcさん、こんにちは
コメントありがとうございます

残雪の上に新雪の吹き溜まり・・・踏み抜きもあり厄介でした
本当、ご馳走をちらつかせられて目の前で取り上げられる心境でしたが、こればっかりはどうにも仕方ありません。
次回はカールの上に立てたらいいな〜と思います

子どもの絵のような・・・なるほどな〜と思いました。シナノコザクラの花は個体差こそあれ、確かに平面的で単純な形をしてますね
日本人が在来のサクラソウに惹かれる理由は何だろう・・・と考えてしまいます
どちらも絶滅危惧種でありながら手軽に見れる場所に咲くので、今後もずっと楽しむことが出来る環境が維持されればなと思います。
2015/5/23 13:08
季節外れの雪!
さすが、山の天気は乙女心のように変わりやすいものだと、
あらためて実感します。
それでも、小仙丈まで登って、爽快な景色が見れたのはよかったですね
奥様も登頂おつかれさまでした!

そして、山荘の貸切!
やっぱり平日はいいですね〜


最後にシナノコザクラ。
やばいです。これはやばい。
最近のマイブームは、ネコノメシリーズでしたが、
またまた分類できそうもないシリーズが。
たしか、ハクサンコザクラとか、サクラソウとか、
その手の類だとは思われますが…。
さらに母種はイワザクラ? あぁ。。。
(結局、サクラシリーズとして、生涯覚えられないでしょう、ワタクシ )
2015/5/24 17:41
wildwindさん、こんにちは
いつもコメントありがとうございます

突然の積雪にはビックリでしたがそれもまた登山ですよね。
二日間バッチリ晴れマークの予報だったのですが、こんなこともあるのかと良い経験になりました。
こもれび山荘はシーズン中でも、周りに山小屋が多かったりテン場も充実していたりとあまり極端に混むことはないようです。
アクセスが充実していることもありそうですね。(さすがに貸切には驚きましたが・・)

シナノコザクラはお察しの通りでサクラソウのお仲間ですが、どうやらwildwindさんのハートを射止めてしまったようですね (笑)
高山植物を代表する夏のハクサンコザクラはもちろん、その地域その山ごとに色んな種類がありますよ
どれも可愛らしいお花を付けますので、ファンの熱い視線が絶えないお花です
サクラソウお目当てで歩く山登りもこの時期は楽しいと思います
2015/5/25 17:29
お疲れ様でした。
あの未明の雷鳴、山の上の方ではそんなことが起こっていたのですね。
kiyoponさんのような強者でも奥様を連れての山行の時は撤退は止むを得ないですね。
私も上の山に行く時は色んな状況を想定して慎重な判断をしてゆこうと思いました。
シナノコザクラ、ホテイラン、綺麗です。
2015/5/28 16:16
hakkutuさん、こんばんは
コメントありがとうございます

麓でも雷が鳴っていたんですね。
目がバッチリ覚めるほどの凄い音でした。

まぁ無理しても仕方ない場面ですからね。
何かあってからでは遅いですから
楽観的に考えれば、想定外の出来事もまた登山。
良し悪し含め全てを楽しめるようになれたらいいな〜とも今回思いました

シナノコザクラもホテイランも綺麗でかつ貴重なお花なので、いつまでもそこに咲いていて欲しいなと心から願うばかりです
2015/5/28 20:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
仙丈ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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