宝剣岳-2024-02-10
- GPS
- 05:00
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 337m
- 下り
- 343m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ふわふわ雪 |
その他周辺情報 | 菅の台バスセンター:トイレあり。自販機あり ホテル千畳敷:トイレ、自販機、軽食あり |
写真
感想
千畳敷カールは2度目ですが
宝剣岳を登るのは初めて。
ましてや岩の雪山も初めて。
八丁坂の急登り。
過去はペースを崩して息があがり
軽い高山病になったため
今回はゆっくりとストックで登り始める。
八丁坂の急登。
途中、ストックからピッケルに変えて
キックステップの練習。
かかとがつかないように前爪を蹴りこんで!
と教わるがうまく蹴りこめない。
息があがる。
「ゆっくりでいいからね」
とアドバイスをもらいながらペースを崩さないように歩く。
見上げると岩門が見えてきた。
あそこを越えたら斜度は楽になるから!
と最後の励ましをもらい足を前に出す。
手すりがあるつづら折りの道を
数m歩けば乗越浄土だ。
やっとここで振り向き
歩いてきた道を振り返る。
真っ白な雪の向こうは青い空だ。
風も少なく太陽はまだ光っている。
たくさんの人が木曽駒ケ岳を目指す中
宝剣に行くよと友人が言った。
宝剣岳を目指すのは私と友人だけだった。
前から宝剣岳を下山して歩いてくる人を見ると
ゴーグルにダブルアックスだ。
私、ピッケルしか持ってない。行けるんか?
「大丈夫!がんばれ!」
と励ましてもらい宝剣岳を目指す。
一歩一歩、雪にしがみついているかのように歩く。
トラバース箇所が何か所もある。
周りの景色を見る余裕なんてなかった。
ピッケルを持つ手が違うと注意される。
前爪を使って足場を作るんだよと何度もアドバイスをもらう。
登った道を降りる。
クライムダウン。
後ろ向きなので
足場が見えない。
先に下っている友人から
足場を教わる。
左足あと15cm下やで!
大丈夫!下りといでー。
このまま滑り落ちたら
アイゼンを付けた私の足が
友人の上に落ちてしまう。
絶対落ちちゃいけない
と言い聞かせて
しっかりピッケルを突き刺し
足場を作りながら降りた。
撮ってもらった写真を見て
こんなところを登って降りていたのか
と自分でも驚いた。
宝剣山荘に着いたときにには
寒さからなのか
緊張感から解放された
安堵感からなのか
わからない足の震えがあった。
震える私に「よく頑張った」
と褒めてもらえた。
温かいスープとパンを
友人が作ってくれて
1時間ほど暖をとり
外に出ると風もでて真っ白にガスっていた。
「カールに入ると風は収まるからね」
と終始友人にアドバイスをもらう。
ふかふかの雪だった。
下りも登りと同様の渋滞が起きていた。
渋滞を避けるようにヒップソリで
一気に下っていく。
下り下りて
「宝剣岳」と書いてある看板から
宝剣岳を見上げると
真っ白なガスに包まれていた。
・
時間が足りず伊那前岳に
登れずしょんぼりしていたら
「花の季節にまたこよう」
とフォローをしてくれた。
いつもポジティブな友人に感謝。
次への山行への課題をたくさん
見つけることができた。
菅の台バスセンター
24時間営業
https://www.chuo-alps.com/access/
宝剣山荘
https://miyadakankou.co.jp/houkensanso
明治亭本店
https://tabelog.com/nagano/A2006/A200602/20000038/
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