銀杏峯 志目木谷左俣 ↑水車小屋↓
- GPS
- 06:58
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,098m
- 下り
- 1,094m
コースタイム
天候 | 曇、雪、ガス、晴れ 気温-3〜5℃ 山頂で最大風速5m/s |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は湿雪。10日の夜と新雪と思われる新雪20〜30cmと11日の夜から朝までの新雪20〜40cmで合計40〜70cm。上部の方が多い。11日の新雪の下に弱い弱層、10日の新雪の下にカチカチのクラスト層。シールハイクでも11日の新雪はすぐに割れる。急斜面では雪崩れるに決まってる。 |
その他周辺情報 | 温泉は多分、登山口から車で30分の九頭竜温泉、平成の湯が1番近い。道の駅荒島の郷から10分位。600円。トイレは道の駅荒島の郷で入らないと近くにはない。 道の駅荒島の郷はトイレ24時間。朝9時から。土日祝日は18時まで、平日は17時まで開いている。食事もできる。パンや弁当も売っている。荒島コーヒーは普通に美味しい。モンベルショップもある。19時まで。車中泊するならここ。コンビニは近くにないので食料、飲み物は事前に用意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
ジオラインLW上2枚
スーパーメリノウールMW下1枚
ミレードライナメッシュのシャツとハーフパンツ
モンベルウィックロンロング
モンベルのジオラインバラクラバ2枚(使用せず)
防寒テムレス2セット
インナー手袋(使用せず)
ハードシェル上下
スキー板(ポンツーン159cm)
スキーブーツ(マエストラーレ26.5cm)
ザック(オルトボックスオートルート40)
パン1袋(消費600kcal)
カップヌードル(消費)
非常食(柿の種)
ヘッドランプ(レッドレンザーMH5を2個)
GPS(ガーミンmap66sを1個)
スマホ
BDウィペット(直径12cmのスノーバスケット)
ココヘリ
防寒着(ダウン)
ツェルト(juza)
4mmロープ10m1本
ゾンデ(モンベル240cm)
スコップ
自作スノーソー
ヘルメット
ゴーグル
シール(BD)
マムートビーコンBarryvox
クトー(不使用)
水0.5L(0.3L消費)
お湯入り水筒0.5L(0.3L消費)
ドライバー
アイゼン
簡易トランシーバー
合計13.5kg(板
ブーツ
シール
ウィペット
ヘルメット除く)
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感想
銀杏峰はちょっと前まで、その正しい読み方も知らなかった山で、そんなことから来たことも無かった未踏峰です。
それにヤマレコユーザーのhskmaxさんと初めて顔を合わせて、なんと山スキーまでご一緒してしまうと言う、とょっと緊張を伴う日なのです。
午前3時半にtooruohさんと待ち合わせたが、gravelの地元岐阜県関市ではミゾレ混じりの激しい雨が降ってます。
福井県大野市はそこから北上して、岐阜と福井の県境を越えるので、道路事情が心配に成る。
県境を越える頃は、それはそれは激しい降雪にみまわれ、運転の恐怖を覚えた。
hskmaxさんとグリーンリバー君の二人と待ち合わせ場所の道路は、まだこの日誰も車で通って無く、除雪車が来るより早い時間に着いたため、セレナのバンパーで雪を押しながらの進行と成り、さらに怖くなった。
水車小屋の辺りでも30センチ位積もってたかも知れません。
山行の内容は他の方の感想を参考にしていただくとして、自分にはとても楽しい山スキーと成りました。
今シーズン初のパウダーランを樂しみました。
藪もまた楽しくて、今日のメンバーなら上りも下りもヤブヤブで良いんじゃ無いでしょうか(笑)
見える斜面に飛び込んで行くのは、tooruohさんの本能なので仕方ありません。
付き合いの長いgravelはもう慣れてます。
hskmaxさん tooruohさん グリーン君ありがとうございました!
また遊んで下さい。
銀杏峯は荒島岳から眺めた時に、気持ちの良さそうな山だなとは思ってはいたが、訪れるのは今日が初めてだ。グリーンさんとgraveltrekさんがルートを作ってきてくれたのでtooruohはついて行くだけだ(最近このパターンだな〜ラクしているが岳人としてはどうなのか?www)昨夜からの新雪が数センチ積もった水車小屋左手から林道に入り、そのまま志目木谷東尾根を詰めて山頂を目指す。標高を上げるに従って新雪も深くなって急斜面はラッセルがキツくなるが、強いメンバーに引っ張られながら標高1300m辺りの広い雪原に出る。山頂方面はガスでよく見えないが、雄大な景色に見惚れる。山頂までは綺麗なラインが出ている稜線にトレースを刻んで進む、なんとも言えず爽快な気分だ。山頂はガスで360度の展望とはいかなかったが、また来ることもあるだろう。
ガスが取れないかなとカップラーメンを食べながら山頂直下の風下で待機したが、寒いし志目木谷方面はガスがかかっていなかったので左俣源頭からエントリーすることになった。滑りだすと気持ちの良いパウダースノーではあったが、左俣に落とすところは結構な急斜面で嫌な感じだ。スキーヤーズレフトに広い斜面があったのでそちらがよかろうとのことで滑り込むとスキーヤーズライトから雪崩が発生。tooruohがトリガーとなったのだろう。そのまま左手にトラバース避難して雪崩の行方を見守る。破断面は30cm程で200m程流れた。雪煙も上がっていて結構な迫力で、昨夜からの新雪が流れた表層雪崩だった。そのまま突っ込んでいたら雪崩に巻き込まれるところだった。美味しそうな斜面には要注意だと再確認。
雪崩跡の雪面は安定していたのでそのまま滑降を続けて、パウダーを楽しんだが、右俣との合流付近から水流が出てきた。スキーのまま難儀な渡渉を数回繰り返して林道跡に出てもう安心かと思ったら、ヤブヤブでこれも難儀なスキー藪漕ぎ。まあ、スキーを外さずに突破できたから良かったかなwww
最後は登りにトレースに合流して水車小屋まで滑って本日のスキー山行は終了、今日もアトラクション満載で楽しかった。メンバーの皆さんありがとうございました。
今回は自分が大好きな銀杏峯、2日間。そして今日は2日目!!初めてこのお山に来たのはスノーシューでの銀杏峯、部子山周回だった。銀杏峯から見た部子山への稜線はそれはそれは美しく心打たれた。そして谷の周囲の雪庇のスケールのデカさ。巨大な雪庇が谷に複雑な造形美を作り出し、それがスケールのデカさと美しさを魅せていた。そんな銀杏峯の小葉谷を昨年滑走した。その谷の美しさに惚れた。今年はあまり山スキーのレコがない銀杏峯だが、どうしても行きたかった。そんなこんなで、今シーズン、おそらく最後のチャンスとなるだろうこの時期に銀杏峯を訪れた。そしてやぱり銀杏峯は美しかった。銀杏峯、ありがとう!!そして、hskさん、tooさん、gravelさん、ありがとうございましたm(__)m。
〇以下追記(反省)
時間が経って少し客観的に見れるようになったので、自己反省のために振り返り。
貴重な経験を捨て去ってはいけない。未来に活かそう。
自分と皆の大事な命。決して失ってはいけない。
・今回の1350-1300mの雪崩について
今回の自分の中での事前想定リスクは、志目木谷左俣の標高1350-1300mのノール地形における雪崩である。等高線からはノール地形であることが把握できるが、現場ではスケールが大きいため、意識をしていないと単なる急斜面としか認識できない可能性がある。こういった地形と、一般知見、「一晩で50-60cmの積雪があった場合、翌日はどんな斜面でも雪崩れる可能性がある」、「急斜面、特に一番リスクが高いとされる斜度45~55度では、雪崩リスクが特に高い」や、登坂時の観察結果である「志目木谷左俣では11~12日朝にかけて50cm程度の積雪があり、その下に弱層が存在」、「さらにその下に10~11日にかけての30cm程度の積雪があり、その下にはカチカチのクラスト層からなる弱層も存在」を踏まえると、雪の接合がそれなりにあったとしても、急斜面かつノール地形の1350-1300では雪崩発生は高い確率で推測できた。実際にこの箇所でピンポイントで雪崩れたことから、この推測は正しかったことが実証された。正しいチームとしての行動としては、出発前に全員で打ち合わせを行い、地形図上でリスク箇所を把握するのは必須だったろう。さらに、登坂しながら状況を観察した上で、一度打ち合わせを行い、総意の元で滑走の是非、滑走するなら地形を確認して少しでもリスク低減できる雪崩から回避できるルート取りや熟練先発者の選定などを全員が確認・認識するべきだっただろう。こういった考えを1人だけの中で完結しているだけでは、チームとしての行動は実行できず、事故発生となるのだろう。問題は、誰がこの嫌な役割を負うのか?だ。嫌われ役になるのは、誰しもが嫌なことだ。
ただ、今回は周知はしている(皆さんに伝わっていると思うが・・・)し、そのことを把握した(・・・と思う)上で地形を見て、雪崩れることを想定済み(・・・だと思う)でスキーカットされているので、ある意味、リスクマネジメントは出来ていたといえるかもしれない(経験豊富な方々なので、周知せずとも現場観察で個人個人が無意識に対応されたと思いますが)。実際のところは、後日、皆さんに聞いてみよう(笑)。
・滑走時に穴おちしたことについて
自分が先行して谷滑走した際、マッシュに乗って3mほど下の穴に落ちた。速度を上げないようにしていたこと、たまたま雪がたっぷりあり、左側に黒い部分が見えたが、板で避けて雪に落ちたのでなんともなかったが、もう少し慎重にすべきだった。目視では地形が見えているつもりだったが、跳ぶまで気が付かなかった。事前に地形を詳細に観察した上で、コース取りを見極め、速度を落として滑走すべきだった。
・パウダー滑走について
まだ慣れない(;^_^A。皆さんは、パウダーは力使わないというが、自分は結構な時間、空気椅子のような感覚で姿勢保持しながら滑走している。多分、雪から受ける抵抗に対して、最低限の力で圧力を受ければ良いのだろうが、ふわふわしすぎてうまく調整ができないのだ。これは経験値が少ないからだろう。どこかのゲレンデでパウダー練習できないだろうか・・・。白馬?予算がない・・・。
2日目の銀杏峰。今日は、graveltrekさんと初コラボですよろしくお願いします。
昨夜も降雪があってプチラッセルでスタート。志目木谷東尾根を登るが結構な藪で難儀なコース取り、標高を上げるにつれてラッセルも深くなったが皆で回しながらなので問題なし。時折晴れるが山頂は今日もガスで展望なし残念。でもドロップする時はガスとれてコースがよく見えた。急斜面で雪崩れるかなと想定していたがピンポンでtooさんが雪崩払いしてくれました(笑)、上手く交わして安全帯に回避、流石です。おかげで後を快適に滑らせてもらいまさいたごっつぁんです。重パウでしたが結構深く楽しい滑りでした。下はいつものアドベンチャー、渡渉と藪のアトラクション。今日もメンバーの皆さんと楽しい山行させて貰いました。ありがとうございました。
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