怖さ知らずの立山・剣岳行
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- GPS
- 14:05
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,825m
- 下り
- 1,818m
コースタイム
天候 | 13日:曇りのち晴れ 14日:晴れのち曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
富山−地方鉄道−立山 立山−ケーブルカー−美女平 美女平−バス−室堂 復:往と逆 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
午前6時10分に小屋を出発。私のほかに一人の登山者が下山するまで前後して歩いていた記憶がある。ひょっとするとその方に山頂での写真を撮ってもらったのかもしれない。
古い地図に記入された時刻を見ると、一服剣7時10分、前剣7時50分、避難小屋8時30分、そして剣岳山頂午前8時50分となっている。小屋からの所要時間は2時間40分。
辿り着いた山頂にあったものは剣の穂先や錫杖の頭ではなく、窪みに集められたゴミの塊だった。
背後には白馬岳から鹿島槍ヶ岳にかけての後立山連峰。
感想
二度目の北アルプス山行として9月の飛び石連休を利用して立山・剣へ行った。夏に登った鹿島槍から見た姿が印象的だったことからこれらの山を選んだのかも知れない。
大阪から夜行急行で富山まで行き、富山地鉄とケーブルカーやバスを乗り継いで室堂に着く。みくりヶ池を見てから一ノ越に登ったが、そこからは流れ行く雲の間に遠く槍ヶ岳の姿を認めることが出来た。芳しくなかった空模様は急速に回復に向かい青空が覗き始めた。
その後、雄山から大汝山、富士ノ折立のいわゆる立山三山を越え、真砂岳をとおって別山乗越の剣御前小屋まで行った。夕方、小屋近くから黒部峡谷を埋め尽くす雲海の中に鹿島槍、五竜、白馬などの後立山の峰々や明日登る険しい山容の剣岳を眺めた。連休にもかかわらず剣御前小屋は空いていた記憶がある。
翌日は剣御前小屋から剣岳に向かった。山歩きを初めて間がないのに単独で剣岳に登るとは、怖いもの知らず、あるいは無知な若さ故のことだったのだろう。すでに山登りのシーズンは過ぎてしまったのか、登山道にはあまり人影は見られなかった。一服剣、前剣を過ぎ、カニの横這いを通って梯子を登ると頂上だったと思うが、断片的な記憶で自信はない。
写真を整理してみると小屋で日の出を撮影したあとはいきなり剣岳山頂での写真となっている。当時カメラはリュックの中に入れて歩いていたので、険しい道が続いて途中で写真を撮る余裕もなかったためと思われる。この夏に歩いた鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間の写真がないのも同じ理由だったのだろう。
晴れていた空は曇り空に変わってきたが、それでも山頂からは後立山を始めとした北アルプスの山々は勿論、遠く白山や、八ヶ岳、富士山、南アルプスまで望むことが出来た幸運な山行でした。
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