日帰り 元橋・平標山〜茂倉岳・土樽
- GPS
- 14:37
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 2,609m
- 下り
- 2,975m
コースタイム
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 14:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ゴール :JR土樽駅 駐車場へ戻る方法 土樽 18:05 JR-- 18:21 越後湯沢 18:45 バス-- 19:19 元橋駐車場 |
写真
感想
前日の天気予報では関東の降水確率は40〜50%だったが上越は20%程度
だったので、出発することに決めた。
今回も仕事から帰宅した後、0時過ぎに家を出る、徹夜での山行となった。
川越から月夜野までは関越自動車道を使い、3時少し前に平標登山口駐車場に到着。
車は他に3台くらいとまっていた。
03:19 着替えなどの支度を済ませ駐車場を出発。
水は平標山の家で補給出来るので出発時は1リットルだけ。
まだ暗いのでヘッドランプをつけて歩く。
スタートから登山道入り口まで約3.5km、約1時間は林道を歩く。
林道を歩いている間に徐々に明るくなってきた。
04:11 登山道入り口を通過
前日が雨だったこともあり、けっこう湿度が高いようだが涼しいので
問題なし。朝もやの樹林帯の中を歩くのは気分がよい。
登山道に入り更に1時間登る。尾根に出たところが平標山の家だ。
ここで一服。水を補給し3リットルにして平標山へ向かう。
山頂に二人組の先客が見えた。やがて仙ノ倉の方へ進んで行った。
06:10 平標山に到着
関東側は下が雲に覆われているが上越側は青空で見通しも良い。
天気予報通りの光景だ。
自分のいる場所もおおよそ晴れていて雨の気配は今のところ無い。
東側には苗場山、北側には名前を知らない遠くの山々を眺められた。
周囲の山や谷にはまだまだ雪が残っている。
仙ノ倉山への垂みの御花畑は、時期的に少し早いため、花はそれほど
多くないものの、花や景色を眺めながらのんびり楽しく歩けた。
途中手袋の片方を落とした事に気づき回収に戻ったため10分のロス。
07:21 仙ノ倉山に到着
のんびりな気分はここで終了。
ここから谷川岳までアップダウンの繰り返し。
休憩を少なくして、ペースは早くならないように心がけて歩く。
まずは、仙ノ倉から毛渡乗越まで標高差約600mの下り。
風がとても強くなってきた。雲の流れが速く見るたびに景色が変わる。
少し下ったところを見ると先ほど平標山頂にいた二人が歩いている。
どこまでかは知らないが縦走のようだ。
平標山・仙ノ倉山は元橋駐車場からのピストンの人が圧倒的に多いので
縦走する方がいると少し嬉しい気分になる。
これから進む尾根を眺めると標高の低い毛渡乗越付近は関東から上越へと
流れる雲に覆われている。雨でなければ良いがと心配もしたが
実際に通ってみると雨にはならず、雲が適度に日差しを遮ってくれている。
涼しくとても好都合な状態だった。
途中、毛渡乗越の手前で、先行していた二人を抜かせて頂いた。
谷川岳まで向かうとのことだった。
後ほど帰りのJRとバスでご一緒することになるのだが、この時は
そんな事は知る由もなく、お二人の無事と成功を願って別れた。
08:50 毛渡乗越を通過
ここから万太郎山まで標高差約400mの登り返し。
岩場の細い尾根なども出てきて縦走気分を盛り上げてくれる。
09:51 万太郎山に到着、ここで食事と水分補給のため小休止
万太郎からオジカ沢ノ頭へは標高300m下り、その後200mの登り。
時間がたつにつれ、風が止み、晴れ間が広がり暑くなってきた。
眼下にある雪渓が気持ち良さそうで恨めしい。
とりあえず、歩きながら小まめに水分補給するが登りのペースは落ち気味。
11:39 オジカ沢ノ頭を通過
オジカ沢ノ頭から谷川岳へは標高100mの下りと200mの登り。
肩の小屋では止まらずトマノ耳へ向かう。
12:45 谷川岳(トマノ耳)
13:01 谷川岳(オキノ耳)
遠くまでとても良く見渡せた。
群馬、栃木の方角にたくさんの山が見えるのだが、残念なことに
何一つ名前が判らない。
自分のいる場所よりも低い山々にもまだ雪がたくさん残っているのが
印象的だった。
ここで15分ほど食事休憩してから出発した。
ノゾキや一ノ倉岳付近では有名な谷を覗き込みながら歩く。
一ノ倉岳への登りが今日一番の暑さだった。
茂倉岳の手前に雪渓を歩く箇所があった。ここで普段ほとんど
使うことの無いストックが初登場。2本で3000円、約450gの品物。
アイゼンは持って来なかったがストックが役に立ち危なげなく歩けた。
14:34 茂倉岳に到着
平標山から始まり今日通って来た尾根筋を一望できた。
後は下るだけ、ゴールの土樽駅付近の関越自動車道がはっきり見える。
標高差約1400m、あそこまで下りなければいけないと思うと
いささか憂鬱になってくる。
自宅を出た時から使い捨てコンタクトをつけていたが、既に14時間も
経過しているので、眼鏡に替えた。
ところが、眼鏡だと物が近くに見えてしまう。地面に足を下ろした
つもりでも実際はもう少し下にあるので、非常に不安定で疲れる。
ほどなくして再びコンタクトを付け直した。
茂倉岳から土樽へ降りる道はけっこう厄介だった。
前半は砂地の乾いた道で滑り易く、何度か尻餅をつきそうになった。
中盤は登山道の土が深く削られて木の根が宙に浮いているところが多く、
跨いだり、根をハシゴのように渡り歩いたりと、予定よりかなり時間が
かかってしまった。
17:30 ようやく車道に出た。
土樽駅まで約2km、google mapの音声ナビに任せて歩く。
ところが、こんなところに駅舎があるか?と思うような場所で
「目的地に到着しました」というアナウンス。確かに草むらの向こうに
ホームがある。よく見ると草むらの先にフェンスの切れ目があり
そこからホームに入れるようになっていた。
でも、ちゃんとした駅舎は反対側にあった。
まぁ、入れたからいいけど、なんか危なっかしいなぁ・・・
(土樽の駅舎は線路の東側、上越方面に向かって線路の右側にあります)
17:57 土樽駅に到着
電車の時間まで8分あったので、水道で顔や手を洗う。
駐車している元橋まで戻るため下り電車に乗った。
車内には毛渡乗越付近でお会いした二人が乗っていた。
谷川岳まで行き土合に下りたとのこと。
自分と同じく元橋に車を置いているため、JRとバスの
車中ご一緒となった。山の話をいろいろと聞かせて頂いた。
19:19 登山口(元橋駐車場)でバスを降りる。まだ少しだけ明るかったので
片付けや着替えは楽にできた。途中で温泉に入ろうと二ヶ所に寄って
みたが、どちらも入館時間を過ぎており入れず、風呂はお預けとなった。
まぁ、今回も無事で何より。
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寝ないで夜中に自宅を出発する方法が最近のスタンダードに
なりつつある。良い方法だとは思ってないが、高速は安いし
渋滞は無いし、涼しい時間帯にある程度の標高を稼げるし・・・
これに変わる適当な手段が当面は見つからない気がする。
平標山から谷川岳手前の中ゴー尾根分岐までの道は、学生の頃に
テントを担いで2泊3日で歩いたことがあった。
花畑や池塘、朝夕の景色を綺麗に思ったように覚えていたが、
今回、池塘はどこにも見られなかった。
稜線には樹林帯が殆ど無いので、天候が良ければいつでも遠くまで
見通せる。その反面、昼間は日陰になるところもない。
標高があまり高くなく、登り下りが多いため日中暑くなるとしんどい。
水は余分に持っておきたい。
高山植物の花を見るなら初夏が良いのだろうが、暑いのが苦手な
自分としては涼しい秋の空の下の縦走が好きかな、と思った。
茂倉新道は滑りやすい砂地の道や、障害物競走のような木の根の
多い場所などが続き、なかなか厳しかった。
次は、蓬峠から土樽へ下りる道を歩いてみたい。
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