安達太良山 「ほんとの空」を求めて


- GPS
- 04:26
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 758m
- 下り
- 754m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料・スキー場の建物のトイレは夜間でも利用可能でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が少ない! アイスバーンは無かったので、ピッケルは不要。 スノーシューやワカンは持って行かなかった。 途中の薬師岳からアイゼンを使用 |
その他周辺情報 | 奥岳の湯(700円・・・JAF割など利用可能)を堪能しました |
写真
感想
飽きもせず、スキー場からの登山シリーズが続きます
9年ぶりに安達太良山を訪ねました。前回登頂した時には、曇り空。
今度こそ、ほんとの空を見たくて再訪しました。
思えば初めてこの山に登った時(約20年も昔)、この山に登ろうと言った人になぜこの山なのかと聞いた時、高村光太郎の「智恵子抄」を思い出すのだとか。
あまり文学の事は知らなかったが、後に智恵子抄の悲しい話を知って、「ほんとの空」をいつか再訪しようと思っていた。
さて、あだたら高原スキー場の登山コースを登るルートは、前回歩いたので知っているが、冬期は初めて。しかし、2月中旬なのにとにかく雪が少ない。土が出て滑走できないコースもいくつかあって、このまま好天が続けば閉鎖になりそうな状況。
登山コースも薬師岳まではツボ足で上り、その先は安全のためにこの冬初めてアイゼン装着。
今回は鉄山へ行かないので、ピッケルなし。
久し振りの青空。ほんとの空を満喫しました。
ここで、智恵子抄について、
智恵子とは妻の高村智恵子のことであり、彼女と結婚する以前(1912年 大正元年)から彼女の死後(1941年 昭和16年 太平洋戦争開始)の30年間にわたって書かれました
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智恵子抄 (高村光太郎)
あどけない話
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智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山あたたらやまの山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
昭和三・五
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