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Yamareco

記録ID: 649636
全員に公開
沢登り
奥秩父

丹波川 泉水谷 大黒茂谷から大菩薩嶺

2015年05月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:33
距離
17.3km
登り
1,411m
下り
1,410m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:18
休憩
1:15
合計
13:33
距離 17.3km 登り 1,413m 下り 1,412m
6:07
25
スタート地点
6:32
6:33
52
7:25
7:40
230
大黒茂谷出合
11:30
40
二俣
12:10
12:40
120
15m大滝
14:40
60
奥の二俣
15:40
16:00
27
登山道
16:27
71
17:38
17:46
93
19:19
19:20
20
19:40
0
19:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅たばやまで車中泊。
翌朝三条新橋先の駐車スペースに移動。10台程度。

中央道・大月インターから国道139号。松姫峠トンネルを通過して小菅村へ。ここから丹波山村への県道の峠道。インターからは1時間ちょっと。コンビニは大月インター近くにローソンとセブンイレブンがある。

帰りは丹波山から国道411号で八王子インターを目指す。1時間20分程度。
コース状況/
危険箇所等
泉水谷林道を1時間強大黒茂谷出合へ。道の左手に「大黒茂中継点」の道標がある。その先50mくらいに泉水谷を渡る橋がある。その橋を渡って50mくらいいくと大黒茂谷に降りられる。

序盤は巨岩が連なるゴーロ、5m滝は左手から小さく巻く。
その先の堰堤は右から。最上部がコンクリートが傾斜していて少々難有り。堰堤からの下降も慎重に。
園庭を越してしばらく行くと暗いゴルジュ。最初の大きな釜を持つ5m滝は左岸を巻いて次の滝は右岸から巻く。左岸からへつりで突破もできる。盛夏なら泳いで取り付ける。
3本目の4×6mの岩溝を流れる滝は右から登れる。ここはロープで念のため確保した。左から水流沿いもチャレンジできる。
3:1の二俣をすぎてしばらく行くと50mくらいのナメ床。右岸は岩壁がせり出していて思わず歓声が上がる場所。
その先は小滝を次々登っていくとやがて3段連瀑帯。釜のある3m滝は左から、次の2条6mも左から。6mの幅広滝は日もあたって非常にきれい。ここをすぎると二俣を左に。
倒木に覆われた中を進むと中洲があり、その先で大黒茂林道が横切る。その先の5mの階段状の滝も非常に美しい。
その先は傾斜を若干強めたナメ床が続き、明るく快適に通過。
登山道が横切ると二俣。右の方が水流が多く見えるがここは左に。一旦沢は涸れる。
すぐに涸れ枝沢が左から流入。この部分が少し間違いやすいので慎重に。正しいルートだとその先すぐに再び登山道が横切る。その手前あたりから水流が復活。

さらに進むと6m滝その先に15m大滝が見える。手前の6m滝は楽々登れる。15m大滝は右壁からだと楽に登れるが、今回は水流上を果敢にチャレンジした。高巻きは左のルンゼからも可能。

その先12m斜滝は水流左すぐか、右から高巻く。
続いて正面から枝沢が入る8m滝は上部が悪い。トップがフリーで登って後続はロープで確保。ここをすぎると渓相が変わる。

ここからは緑に苔むしたきれいな沢床を1~5mくらいの小滝をかけながら標高を上げていく。どの滝も問題なく登れる。

奥の二俣は左へ。ここまでくると水流はほとんどない。さらにその先の二俣の中間尾根に上がり15分くらいのツメで登山道に出た。
三条新橋を出発
2015年05月30日 06:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 6:20
三条新橋を出発
泉水谷林道をひたすら歩き
2015年05月30日 07:07撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 7:07
泉水谷林道をひたすら歩き
1時間ちょっとで入渓点に。
2015年05月30日 07:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 7:25
1時間ちょっとで入渓点に。
いざスタート
2015年05月30日 07:33撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 7:33
いざスタート
まずは河原歩き
巨岩の中の5m滝。ここは少し戻って左から巻く。
2015年05月30日 07:39撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/30 7:39
巨岩の中の5m滝。ここは少し戻って左から巻く。
大岩が次々と
2015年05月30日 07:39撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 7:39
大岩が次々と
滝の上は暗闇に
大岩の下をくぐる
2015年05月30日 07:45撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 7:45
大岩の下をくぐる
最初からアトラクション感満載
最初からアトラクション感満載
岩の間を通過
その先に堰堤。右から巻く
2015年05月30日 08:00撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 8:00
その先に堰堤。右から巻く
大岩にかこまれた5m滝は左から
2015年05月30日 08:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 8:55
大岩にかこまれた5m滝は左から
登ってます
明るくなってきた
2015年05月30日 09:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 9:10
明るくなってきた
入口は左岸からへつりでも突破可能
入口は左岸からへつりでも突破可能
次の5m滝は右から。水流上を試したが悪かった。
次の5m滝は右から。水流上を試したが悪かった。
お助けでなんとか突破。後続は右から巻いた。
お助けでなんとか突破。後続は右から巻いた。
2015年05月30日 09:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 9:38
右岸に岩壁がむき出しのナメ床。きれい
2015年05月30日 09:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/30 9:41
右岸に岩壁がむき出しのナメ床。きれい
3段連瀑帯。最初の3m小滝は左からへつり、流心右を登る。お助けロープで確保
2015年05月30日 09:49撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 9:49
3段連瀑帯。最初の3m小滝は左からへつり、流心右を登る。お助けロープで確保
上部に倒木があるのでセフルビレイもとれる
上部に倒木があるのでセフルビレイもとれる
水流上を突破可能だがかなりのシャワー
2015年05月30日 10:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/30 10:25
水流上を突破可能だがかなりのシャワー
突破できると楽しい
2015年05月30日 10:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/30 10:25
突破できると楽しい
登攀中
2015年05月30日 10:30撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 10:30
登攀中
ここを超えると右から枝沢が滝をかけながら流入
2015年05月30日 10:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 10:42
ここを超えると右から枝沢が滝をかけながら流入
登山道が横切る
その先には階段状の5m滝。
2015年05月30日 10:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/30 10:54
その先には階段状の5m滝。
ここはなかなかきれい
2015年05月30日 10:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 10:54
ここはなかなかきれい
2015年05月30日 11:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:06
その先は明るいナメがつづく
2015年05月30日 11:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:06
その先は明るいナメがつづく
左岸から登山道が近づく
2015年05月30日 11:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:27
左岸から登山道が近づく
登山道が横切る
2015年05月30日 11:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:28
登山道が横切る
2015年05月30日 11:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:28
その先は水流が枯れてくる
2015年05月30日 11:33撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:33
その先は水流が枯れてくる
しばらく歩くとわずかに復活
2015年05月30日 11:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 11:36
しばらく歩くとわずかに復活
6m滝を登る
奥には大滝が
6m滝を登る
奥には大滝が
15m大滝。右からは楽に登れるが、流心を果敢にチャレンジ
15m大滝。右からは楽に登れるが、流心を果敢にチャレンジ
ビレイ中
後続は1人トップロープで
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後続は1人トップロープで
かなりヌメって悪い
2015年05月30日 13:07撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 13:07
かなりヌメって悪い
大滝を超えたら休憩
大滝を超えたら休憩
すぐに12m斜滝
右から巻くことも可能
2015年05月30日 13:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 13:55
右から巻くことも可能
続いて右に8m滝。ここは後続にロープを出した
2
続いて右に8m滝。ここは後続にロープを出した
この先はコケがきれいなエリアに
2015年05月30日 14:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 14:36
この先はコケがきれいなエリアに
この変化が楽しい
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この変化が楽しい
奥の二俣。ここは左に
2015年05月30日 14:47撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 14:47
奥の二俣。ここは左に
かなり荒れてくる
かなり荒れてくる
じょじょに高度を挙げる
じょじょに高度を挙げる
途中から尾根筋に上がる
途中から尾根筋に上がる
ついに登山道で装備解除
2015年05月30日 15:50撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 15:50
ついに登山道で装備解除
30分ちょっとで山頂
2015年05月30日 16:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 16:42
30分ちょっとで山頂
沢登り百名山3座目
沢登り百名山3座目
下山中わずかに富士山
2015年05月30日 17:29撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 17:29
下山中わずかに富士山
5時過ぎても明るい
2015年05月30日 17:37撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 17:37
5時過ぎても明るい
丸川峠
2015年05月30日 17:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 17:40
丸川峠
丸川荘。
2015年05月30日 17:40撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 17:40
丸川荘。
ここからの登山道は非常に歩きやすい
2015年05月30日 17:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 17:54
ここからの登山道は非常に歩きやすい
作業道が縦横に伸びており、迷いやすいので注意
2015年05月30日 17:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 17:58
作業道が縦横に伸びており、迷いやすいので注意
最後は林道
2015年05月30日 18:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 18:25
最後は林道
暗くなってゴール
2015年05月30日 19:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/30 19:46
暗くなってゴール

装備

個人装備
GPS ハーネス メット 下降器 アッセンダー 地形図&遡行図 ヘッドライト 行動食&非常食 ツエルト バナー&ガス 金銭その他<br />カラビナ・スリング←径2mmと4mmを2本づつ
共同装備
8mm×30(3) 8ⅿⅿ×10(1)

感想

昨日は人生2回目の奥多摩での沢

なんだかんだで総勢7名
SLはうるし 頼りになる
林道6時にスタートして下山は19時半過ぎ

奥多摩はやはりフェルト靴の方が良いと個人的な感想。久しぶりに苔恐怖を感じた

沢は大滝以外は困難な箇所も無く感じた
中洲を過ぎて大滝手前の二俣は本流左は1度伏流になる。左は沢床が低い
今回は30Ⅿを3本あったので、大滝はリードしてみた。右壁は易しく感じたので水流直登を試みた。水流登り4m程上がると水流左に残置ハーケン有り。その上2m上がったややテラスぽっい所で、滝にあるCSにスリングでランニング。このスリング回す時が水流を直撃するので少し時間がかかった。この辺は反省する必要がある。テラスから水流右にトラバースする際、アクアでは苔が悪くて、何度かフリクションを確認するが、効かない。ハーケンを打つ箇所もなさそうだから仕方なく水流左のクラックへ変更。ハーケン2枚打てば突破できそう。しかし1枚は打てたけどその上は深く打てない。水流直撃でかなり疲労していたのでりょう君に巻いてもらいトップロープをもらった。ロープがあると簡単だ。2名トップロープで登りあとは巻き

この滝を突破するのに自分だけで30分かかった

その次12m滝は右から巻いて、8m滝は水流右を登る
奥二俣を越えてあるCS2段3Ⅿ×2は巻きも悪そうだった。CSは自分含めて4人CS左から突破。最後は奥二俣の先の二俣中間尾根を詰める。この尾根は詰めとしては楽なほうだと思う。左俣は最後は崩壊してるから早めに尾根へ詰めたほうが楽

登山道にでて装備解除して25年ぶりに大菩薩嶺へ
下山は丸川荘経由で林道まではフカフカで歩きやすい道だった。林道が長くて疲れた

植生豊かな沢でキノコの時期に沢泊で来たい沢だ
沢の名前通りだなーと思った

大黒茂谷から大菩薩嶺へ。沢登り百名山・3座目でした。

『東京発沢登りルート120』だと4時間程度の遡行時間だそうだが、実際はかなり時間がかかった。特に下山が長い。過去の記録も早朝出発なのに下山がやけに遅いなあと思ったいたが、その理由は下山の長さにあったのか。

大黒茂谷は渓相が次々に変化していって飽きさせない。
序盤は巨岩帯に滝が連続。岩に挟まれた暗闇を進むような場面もあり面白い。かといったら今度は切り立ったゴルジュの突破。釜は深くて盛夏なら泳いで取り付くのも面白いし、へつりで突破を試みるのもいい。

適度にお助けロープを出したくなるような滝もあり、さっきまで暗かったのにいきなり日が差して明るくなったりする。
ナメも非常にきれいだ。階段状の滝なんかは黒部の源流を思い出させる。

大滝は右壁から登れば簡単だが、あえて流れの中をチャレンジ。スリルがあって面白い。
その上は今度は緑色にきれいな苔がびっしり生えた滝が連続。
水流が枯れるとガレ場が連続し、ツメは比較的楽な笹藪こぎ。

どんどん景色が変わって、なかなか面白い素晴らしい沢だった、ただし下山の長さを除けばね。

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