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Yamareco

記録ID: 652190
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

横岳〜赤岳〜阿弥陀岳〜赤岳山荘へ直下り

2015年05月30日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
yari33 その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:16
距離
13.8km
登り
1,736m
下り
1,722m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:56
休憩
2:20
合計
11:16
距離 13.8km 登り 1,736m 下り 1,736m
5:40
5
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62
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7:33
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10:03
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3
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5
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天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
赤岳山荘駐車場(日帰り\1,000)
その他周辺情報 縄文の湯(\400)
http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/
布袋欄。大きな森の小さな妖精
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布袋欄。大きな森の小さな妖精
行者小屋前のヘリポート
行者小屋前のヘリポート
行者小屋からテン場と阿弥陀岳
行者小屋からテン場と阿弥陀岳
行者小屋から横岳
行者小屋から横岳
地蔵尾根
地蔵の頭から行者小屋。遠くに諏訪湖
地蔵の頭から行者小屋。遠くに諏訪湖
展望荘と赤岳、さらに赤岳頂上山荘
展望荘と赤岳、さらに赤岳頂上山荘
ここを登れば九十九草の群生か?
ここを登れば九十九草の群生か?
あった。九十九草
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あった。九十九草
横岳からの縦走ルート
横岳からの縦走ルート
横岳から赤岳、阿弥陀岳を望む
横岳から赤岳、阿弥陀岳を望む
硫黄岳とその向こうに蓼科山
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硫黄岳とその向こうに蓼科山
赤岳到着。
遠く富士山。
権現岳と南アルプスの稜線
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権現岳と南アルプスの稜線
赤岳山頂から阿弥陀岳を目指して。
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赤岳山頂から阿弥陀岳を目指して。
その前に中岳
阿弥陀岳への急登。
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阿弥陀岳への急登。
阿弥陀岳山頂から赤岳
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阿弥陀岳山頂から赤岳
西の肩。両端崖っぷち。
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西の肩。両端崖っぷち。
御小屋山分岐
御小屋山分岐から右方向へ
御小屋山分岐から右方向へ
北沢方面に向けて急降下
北沢方面に向けて急降下

感想

【目的】
“ヶ岳といえばこの時期にだけ咲くツクモクサっていう花が有名らしい。
 九十九草。本州では八ヶ岳と白馬岳に咲く貴重な花。う〜ん生で見てみたい。
¬てГ琉ぬ鐶乏戮魴侏海靴童羮屋山から地図にないルートで直接赤岳山荘に戻ってみる。来た道戻るより、周回したほうが趣向があって面白そう。
の2つを今回の山行き目的としてみました。
来週に伸ばすと八ヶ岳開山祭 = 九十九草渋滞なること間違いなしか?ということで、天気まずますの土曜日の決行となった訳であります。

【布袋欄】
赤岳山荘から北沢ルートを使ってダイナミックな周回を計画しましたが、そんな体力は持ち合わせておりません。
また今回の山行きは「ガラ」にもなくお花観賞もしてみようと思いまして、他ユーザさんからも紹介されている「ホテイラン」も気になりますゆえ南沢ルートを使うことにしました。
沢を流れる雪解け水の音が心地よく響き、足取りも軽く進みながら15分ぐらい経った頃でしょうか。先を行くハイカーさんが身をかがめて何かを撮影しています。
背後から覗き見してみるとそこには静かな森の中で隠れるように咲く「ホテイラン」がありました。
レコ等で紹介されているアップ写真から想像するに、色合い的にも形容的にもちょっと挑発的なお姉系の花を予想していたのですが、実物は思った以上に小さく、先行者が撮影していないと見逃してしまいそうなぐらいの小さなお花だったのであります
大きな森の小さな妖精のごとき清楚なお花でした。

【東西南北】
横岳の稜線の陰になって未だ十分に日差しの届かないこの時間帯、ハイクするには程よい陽気の中、軽快に進むとやがて行者小屋に到着です。
樹木が切り開かれた小屋前からは、抜けるような青空のの中で主峰の赤岳と中岳を挟んで阿弥陀岳、刺々しい横岳を見上げていきます。
本日の周回ルートを一望してテンションが上がるのでした。
ここで小休憩を入れた後 地蔵尾根に取り付きます。樹林帯には多少の残雪がありますが、気になるほどではありません。
やがて本日最初の核心部である鎖場・梯子が現れますがしっかり3点支持できますのでアスレチック気分で攀じ登り地蔵の頭に到着。
眺望が一気に開け、登り上げた東側にはツクモクサを麓の喧騒から守るがごとく刺々しい横岳が聳えているのでありました。
そしてなんと言っても主峰赤岳が展望荘の背後にどっしりと構え、その赤岳北斜面の急峻な山腹の向こう側には中岳をアクセントに阿弥陀岳が重なるようその山陽を並べています。本日の稜線ルート、東から西へズッズッズイッという感じです。
また遠く南の彼方に目をやりますと、残雪を筋状に残した富士山が穏やかに雲の中に浮かび、北の彼方に目を移しますとその山頂に未だ多くの残雪を残した北アの稜線が青空に浮きがっているのでした。
ここまでの好天を予想していなかったのでとてもラッキーでした。

【九十九草】
そんな刺々しい横岳の山姿を眺め、私も下界の一人でありますので本日の第一目的であります「ツクモクサ」を見に行きます。
はたして、その姿を目に焼き付け、SDカードに治めることが出来るのでしょうか。
期待いっぱい。胸いっぱい。ザックの中にはBeerがいっぱい?。逸る気持ちを抑え横岳山方面を目指します。
10分ほど歩くと、あたりに人だかりが見えます。数人とはいえそこには「ツクモクサ撮影会」ごとくカメラを手にした人・人・人であります。
順番待ちほどではなかったのですが、ロープで仕切られたベスポジを狙い、私もその人の中に混じってシャッターを切るのでありました。
先ほどのホテイランに比べれば、岩肌の所々に群生しておりますので高山植物らしいのですが、まだ日当たりが弱いしでしょうか。
咲き誇るという感じではではありませんでしたが、目に焼き付けSDカードに治めることができたのであります。。。。
どうもお花見は自分の趣向に合っていないようです。今一「感動」というものが不足しています・・・
の割には何ショットものツクモクサがSDカードに入っていました。。。

【同行者】
横岳山頂までにはまだ距離を残していますが、せっかくなので横岳(奥の院)折り返しで主峰赤岳を目指していきます。
横岳〜赤岳間は岩場のアップダウンを繰り返しますが、好天に恵まれおかげで空中散歩といった雰囲気の中、展望荘から赤岳に向かう急登は結構堪えましたが、このころガスが登ってきてこのあたり一帯だけ空模様が怪しくなってきます。
後先になりますが、今日は八ヶ岳初(というより本格的な登山が初?)の同行者がいます。あまり急がせないようゆっくりと歩を進めやがて赤岳山頂ゲッツとなったころには、雲の合間からまた日差しが戻ってくるのでした。

【阿弥陀クジ】
登頂を祝して、僅か?のBeerを取り出して乾杯したあと、次なる目的地の阿弥陀岳に向けていきます。
山頂直下の岩場下りが本日2回目の核心部でしょうか。足元に注意しながら落石を起こさないよう、また登ってくるハイカーに気を使いながら鞍部に向けて降下していきます。
中岳コルの分岐では、横岳往復で時間的に押していること、さらには先ほどのBeerが効いているせいか足取りは結構重くなってきており、このまま下山するか、当初の目的を達成するかずいぶんと迷いました。
阿弥陀くじで決めようか。。。天気の崩れはなさそう。。。
赤岳頂上山荘で阿弥陀岳の山バッチを購入してしまった。。。
ということで二つ目の目的を達成するがごとく、阿弥陀岳山頂に向けて登り上げて行きます。
本日3回目の核心部となる岩場の急登は、ルート脇は崖っぷちのキツイ勾配の連続ですが、攀じ登るように阿弥陀山頂ゲッツとなりました。
同行者は大丈夫でしょうか。。。何のことはない。途中で追い越され阿弥陀岳山頂ゲッツは な、なんと彼のほうが早かったのでありあます。

【マップにないルート】
阿弥陀山頂では時間的に余裕があった訳ではありませんが、本日縦走してきた横岳からの眺望を心ゆくまで鑑賞し、またこっち側から見る赤岳にも見とれてしまい、マッタリしすぎて腰が重くなってしまいましたが下山開始です。
尾根沿いをひたすら下っていき、不動清水を超えて御小屋山までたどり着くと、八ヶ岳山荘方面に分岐するマップ上の分岐のほかに、右方向に沢に向けて降下する分岐がありますので、そちらに突入していきます。
マップにないルートですのでGPS頼りかと思いましたが何のことはない。赤テープや尾根堺を記録した立札?で登山道よりもしっかりとルーティングされているではありませんか。
尾根から沢までほぼ直線的に降下する結構な急斜面で最後に膝にきてしまいましたが、特に迷うこともなく赤岳山荘にたどりつくことができたのであります。

【スッゲェーとイッテェー】
今回はお花見観賞も兼ね、同行者との登山になりましたが、彼は満足頂けたのでしょうか。
予想した以上の好天の中、大展望を満喫しながら八ヶ岳を代表する3峰の登頂とそのダイナミックな山容を目前にして、阿弥陀山頂まで「スッゲェー」を繰り返し唱え、スマフォのシャッターを押していたところをみると、彼もまた山にハマっていくのでしょう。
ちなみに阿弥陀岳からの下山ルートでは終始、膝「イッテェー」でしたのでかなり脚にきていたのではと推測されます。
ですがこの下山ルート、次に阿弥陀に登るときはこれを逆走して、最終的に硫黄岳までダイナミックにグルッとしてみようと思ったのでありました。

【マイう〜】
さて今日は運転手がいます。当初の目的をなんとか果たし、ザックの中で道中冷され残った1本の缶Beerで一人乾杯するのでありました。南八ヶ岳3峰を共に縦走してきた大変価値ある第3のBeerはキンキリンとは言えませんでしたが最高にマイウ〜!

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