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Yamareco

記録ID: 652451
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

残雪の北ア、常念岳〜蝶ヶ岳

2015年05月30日(土) ~ 2015年05月31日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
30:18
距離
18.9km
登り
2,215m
下り
2,169m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:14
休憩
1:18
合計
10:32
距離 13.1km 登り 2,150m 下り 747m
4:25
9
4:34
42
5:16
22
5:38
5:40
21
6:01
6:03
70
7:13
7:31
51
8:22
8:46
89
10:15
10:47
190
13:57
7
14:04
7
2日目
山行
2:21
休憩
0:11
合計
2:32
距離 5.8km 登り 55m 下り 1,434m
7:50
4
7:54
7:55
0
7:55
7:56
83
9:19
9:20
28
9:48
9:56
14
10:10
12
天候 5/30:日中晴れ、夕方から雨、夜中暴風
5/31:夜明けには風雨弱まり、日中は晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
メンバー4人が三股に集合。
そこからクルマに1台に乗り合わせて一ノ沢へ移動して登山開始。
下山は三股へ。下山後、一ノ沢のクルマ回収。
コース状況/
危険箇所等
・一ノ沢〜常念乗越
沢に沿って歩くコースは緩やか。途中雪渓があり、スノーブリッジができていたのでそこは注意。胸突八丁手前でコースミス。川を渡って高巻道に行くべき所、先行者の踏み後を追ったせいで少しだけミス。すぐ気づいて戻れましたが、雪の踏み後は信じ過ぎないように。
胸突八丁の樹林帯には残雪多し、踏み抜き注意。第2ベンチは雪に埋まっていた模様。第1と第3ベンチは見つけました。

・常念乗越〜常念山頂
まったく雪無しの夏道。

・常念山頂〜蝶槍
2592mポイント手前と、蝶槍ピーク手前の登り斜面に残雪。斜度があり腐りかけの雪で、爪の浅いアイゼンでは苦労。でも軽アイゼンでも登れます。1カ所、雪庇状に鳴っている場所があり、注意。

・蝶槍〜蝶ヶ岳
穏やかな夏道。

・蝶ヶ岳〜三股
すぐに残雪。斜度があり、倒れ込んだ木々も混じり、いやらしいコンディションです。
その他周辺情報 下山後、ほりでーゆ〜四季の郷で温泉&昼食。良い施設です。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
金曜の夜空。AM3:00集合が最初の核心部。
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金曜の夜空。AM3:00集合が最初の核心部。
三股に集合し、乗り合わせて一ノ沢へ向かいます。
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三股に集合し、乗り合わせて一ノ沢へ向かいます。
薄暗いうちに歩き始めました。がんばるぞー。ねむねむ。
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薄暗いうちに歩き始めました。がんばるぞー。ねむねむ。
えーと常念岳が 2857m なので、えーと標高差は... 考えるのやめました。
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えーと常念岳が 2857m なので、えーと標高差は... 考えるのやめました。
山の神にご挨拶して、いよいよ楽しい山歩きの始まりです。
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山の神にご挨拶して、いよいよ楽しい山歩きの始まりです。
長い冬を越え、融けだした雪が沢に流れ込んでいるようです。すごい水量。
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長い冬を越え、融けだした雪が沢に流れ込んでいるようです。すごい水量。
木を渡しただけの橋をいくつか越えながら進みます。(落ちればネタ w)
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木を渡しただけの橋をいくつか越えながら進みます。(落ちればネタ w)
キレイすぎる青空。早くあの稜線に立ちたいけど、まだまだ先は長いです。
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キレイすぎる青空。早くあの稜線に立ちたいけど、まだまだ先は長いです。
スノーブリッジ。今崩落すると... と思うとかなりビクビク。
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スノーブリッジ。今崩落すると... と思うとかなりビクビク。
ガシガシ登るオッサンたち。
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ガシガシ登るオッサンたち。
雪渓は涼しさが期待できるかと思いきや、照り返しで暑かったり。(汗
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雪渓は涼しさが期待できるかと思いきや、照り返しで暑かったり。(汗
やがて渓谷から抜け出て、高巻きの登山道へ。
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やがて渓谷から抜け出て、高巻きの登山道へ。
登山道脇に黒百合が咲いていました。クンクン。
見た目は可憐で清楚なのに、黒百合って臭いんですよねー。ぎゃふん。
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登山道脇に黒百合が咲いていました。クンクン。
見た目は可憐で清楚なのに、黒百合って臭いんですよねー。ぎゃふん。
胸突八丁。挑戦的な名前です。ぜーぜーはーはー、汗だくです。
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胸突八丁。挑戦的な名前です。ぜーぜーはーはー、汗だくです。
ふりかえると安曇野の町。
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ふりかえると安曇野の町。
そして目の前には、常念岳が迫ってきていました。
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そして目の前には、常念岳が迫ってきていました。
来たぞ稜線!
まだまだ本日のコースの道半ばですが、目の前に広がる北アのパノラマに大満足。来て良かった。来て良かった。三度言いたいくらいです。
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まだまだ本日のコースの道半ばですが、目の前に広がる北アのパノラマに大満足。来て良かった。来て良かった。三度言いたいくらいです。
北アを歩く時、いつも槍のトンガリを探してしまいますよね。でもここでは探す必要はありません。もう目の前なんですから。
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北アを歩く時、いつも槍のトンガリを探してしまいますよね。でもここでは探す必要はありません。もう目の前なんですから。
さぁ、常念岳にアタックです。
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さぁ、常念岳にアタックです。
同行者その1。ペースダウン。
2
同行者その1。ペースダウン。
同行者その2。ペースダウン。
2
同行者その2。ペースダウン。
同行者その3と先へ進みます。
3
同行者その3と先へ進みます。
こういう所を歩いていると、高度感や平衡感覚がおかしくなってきますね。
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こういう所を歩いていると、高度感や平衡感覚がおかしくなってきますね。
進むほど、どんどん槍ヶ岳の高さに近づいてきます。
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進むほど、どんどん槍ヶ岳の高さに近づいてきます。
祝・登頂!
あっちを見ても、
4
あっちを見ても、
こっちを見ても、ワンダホー。
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こっちを見ても、ワンダホー。
メンバー全員揃って。
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メンバー全員揃って。
岩陰で休憩しつつ、この先のコースに目をやるオッサンたち。
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岩陰で休憩しつつ、この先のコースに目をやるオッサンたち。
視線の先には蝶ヶ岳に向けて続く尾根道。今日はまだまだ歩きますよ。
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視線の先には蝶ヶ岳に向けて続く尾根道。今日はまだまだ歩きますよ。
まずは、せっかく登った常念岳から下りにかかります。ああ、もったいない。
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まずは、せっかく登った常念岳から下りにかかります。ああ、もったいない。
ふりかえり、刃物のようなソリッド感のある斜面の常念岳。
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ふりかえり、刃物のようなソリッド感のある斜面の常念岳。
登り下りをを繰り返して進んできて、さらに蝶槍手前の残雪の登り。これ登るのか YO !
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登り下りをを繰り返して進んできて、さらに蝶槍手前の残雪の登り。これ登るのか YO !
キャー雪庇コワイ!
崩れるなよ... と願いながら通過しますた。(ブル
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キャー雪庇コワイ!
崩れるなよ... と願いながら通過しますた。(ブル
登り切り、蝶槍山頂に立つ。
3
登り切り、蝶槍山頂に立つ。
穂高に近づいてきて、常念岳から見たものとはまた違った風景です。
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穂高に近づいてきて、常念岳から見たものとはまた違った風景です。
穏やかな丘陵の先に、赤い屋根の蝶ヶ岳ヒュッテが見えます。ヴィクトリーロード。
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穏やかな丘陵の先に、赤い屋根の蝶ヶ岳ヒュッテが見えます。ヴィクトリーロード。
展望指示板を通過して、
展望指示板を通過して、
ヒュッテにゴールです。
ヒュッテにゴールです。
ど ち ら に し よ う か な ?
4
ど ち ら に し よ う か な ?
同行者2名がまだ到着しないので、まずは1本飲む練習。(笑
3
同行者2名がまだ到着しないので、まずは1本飲む練習。(笑
腹ペコなので夕飯準備にとりかかります。
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腹ペコなので夕飯準備にとりかかります。
雨。小屋の自炊室お借りできました。あざす。
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雨。小屋の自炊室お借りできました。あざす。
どれもこれもチョーウマシ。
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どれもこれもチョーウマシ。
山の仲間たちとの食事はとても楽しいのは何故だろう。きっと、ここにいる人たちは同じく山が好きだし、同じくここに登ってくる苦労を味わっているからなんでしょうね。
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山の仲間たちとの食事はとても楽しいのは何故だろう。きっと、ここにいる人たちは同じく山が好きだし、同じくここに登ってくる苦労を味わっているからなんでしょうね。
明け方。暴風で変な形になっているテントたち。(汗
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明け方。暴風で変な形になっているテントたち。(汗
ペグ、張縄抜け、転がりそうなテントたち。(汗
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ペグ、張縄抜け、転がりそうなテントたち。(汗
倒壊して畳まれた幕。(汗
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倒壊して畳まれた幕。(汗
こちらも倒壊して不在。(汗
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こちらも倒壊して不在。(汗
夜明け後は徐々に風が収まり、雲が切れて青空も見えてきました。
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夜明け後は徐々に風が収まり、雲が切れて青空も見えてきました。
風に流されて時々穂高の山肌を見る事ができました。
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風に流されて時々穂高の山肌を見る事ができました。
左に目をやれば、前穂や明神の厳しい岩稜に沸き立つ雲。
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左に目をやれば、前穂や明神の厳しい岩稜に沸き立つ雲。
そしてふと右に目をやると、虹が。絶景なり。
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そしてふと右に目をやると、虹が。絶景なり。
稜線に立つ蝶ヶ岳ヒュッテにも朝が訪れました。
3
稜線に立つ蝶ヶ岳ヒュッテにも朝が訪れました。
朝食をとり、コーヒーを飲んで束の間のホッとタイム。
2
朝食をとり、コーヒーを飲んで束の間のホッとタイム。
テン場のすぐ裏の蝶ヶ岳山頂を踏み、下山開始です。
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テン場のすぐ裏の蝶ヶ岳山頂を踏み、下山開始です。
さっきまで見えていた虹はもう消えていました。
さよなら北ア。また来ます。
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さっきまで見えていた虹はもう消えていました。
さよなら北ア。また来ます。
すぐに現れた残雪。なかなかいやらしいコンディション。
2
すぐに現れた残雪。なかなかいやらしいコンディション。
シリセード? 滑落?(笑
2
シリセード? 滑落?(笑
これから雲海の下まで行くんですね。
3
これから雲海の下まで行くんですね。
幻想的な樹林帯をひたすら下り、
4
幻想的な樹林帯をひたすら下り、
名物のゴジラにも会い、
3
名物のゴジラにも会い、
轟々と流れる沢まで降りてきました。
3
轟々と流れる沢まで降りてきました。
この吊り橋を渡るともうゴールです。
3
この吊り橋を渡るともうゴールです。
オツカレサマでした。
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オツカレサマでした。

感想

北アは夏に来る事がほとんどで、5月(もう6月)に来るのははじめて。コース状に残雪はありましたが、それも北アの稜線からのナイスビューを見るためと思えば苦になりません。
稜線から見る大展望。山肌に雪をたたえた北アの山々はやはり素晴らしかったです。

夜のテン場では暴風に見舞われましたが、なんとか朝を迎え、素晴らしい虹に出会えることができました。

良い山行でした。

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