ハルリンドウ開花、マンサク満開の大浪沼周回から韓国岳へ
- GPS
- 08:27
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 875m
- 下り
- 874m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:25
経緯は前篇3/15開聞岳をご覧ください。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6551567.html
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
えびの高原から大浪沼への入り口はわかりづらいので、国道を進んでしまった方がわかりやすい。登山口からは樹林帯の中のゆるやかな道が続く。ひと登りしてトラバース気味の道に変わると、何本もの枝沢を横切っていくため、標高差で10mぐらいの沢へ下ってはまた昇り返すという上下が20か所ぐらい続き、思った以上に体力消耗する。やがて大浪沼の分岐点。最初の分岐は西回りコースの起点。さらに100mぐらい進んで韓国岳への道と東回りコースの起点の三差路。韓国岳避難小屋ベンチがあり、休み場に最適。ただしここはカルデラ外輪山の外側にあり、沼は周回コースを少しすすまないと見えません。 東回りで大浪沼を周回する。最初外輪山への登りまでがアルバイトだが、登ってしまえば、周回中の上下はゆるい傾斜のところがほとんどで、とてもよく整備された良い道です。外輪山の道は、基本木々に覆われてますが、視界の開けた大浪沼の展望台が多数あり、気持ちの良い道です。 周回を戻って三叉路より韓国岳への道はほとんどが木の階段の急登で、なかなかのアルバイトになります。しかし登るにつれて視界は拡がり、最後、木道の階段がきれたところから、ガレバの中を10分ぐらいで頂上。 頂上からは遮るものなしの360度展望が開けます。だだ広いので、何処でも歩けてしまうから、ホワイトアウトしている時は、必ず道標のある所を基点に、方向定めつつ、道を外さず歩く事が重要です。 頂上から韓国岳休憩所までは、がれがれの道を下ります。最後硫黄臭のする展望台まで来れば、えびの高原も至近に見えてきます。ここから少し登り返して、あとは道なりで、林の中を緩やかに下っていくと遊歩道にでます。ここを進めばえびの高原の駐車場へと導かれます。 |
写真
感想
お天気に恵まれて、1日快晴の中、絶景ルートを完登できたのはとてもラッキーでした。なんせ前日の体調不良を抱えながらの登山で、ろくにエネルギーを摂れない中で、我慢の道程となりました。とにかく熱中症を一番に気を付け、ゆっくりゆっくりを徹底して歩けたこと、少しだけ食べながら歩きましたが、お腹がくだっていた割には、食べた後や飲んだ後の腹痛が襲ってくる時間が短く回復し、便意を下山まで我慢できたことで、何とか回ることができました。まあ我慢の登山でしたね。
大浪沼はカルデラ湖としての魅力を備えたすばらしい沼です。外輪山につけられた登山道で沼を1周出来て、その景色を堪能できました。沼のバックの景色がぐるっと回るうちに次々変わって、変化に富んでいます。周囲の桜島、高千穂、韓国岳などを沼前景に撮れるので、いろいろなアングルから狙えます。お花はまずは満開のマンサクが目立ちます。あとはこれから本番を迎えるハルリンドウの群生が見事です。ツクシショウジョウバカマやキジムシロも少しですが開花していました。こんなに早い時期に標高1300mの山に、これだけ花が咲いており、嬉しくなってしまいました。
韓国岳は一気に豪快に頂上まで達する大浪口コースでしたが、歩き易く思ったほどきつく感じることなく、頂上に導かれ良かったです。頂上からはすんごい絶景が待っていました。爆裂火口壁は大迫力でした。すぐ近くに見える新燃岳の溶岩流もなまなましく、俯瞰した大浪沼も近くとは違った良さがありました。
下山路ではミヤマキリシマ の大群生に度肝を抜かされました。開花時はさぞかし素晴らしい光景が広がる事でしょう。日向ではもう花芽をつけた株もあって、見事な群生が目に浮かびます。必ずの開花時再訪を誓って、下山したのでした。
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