幻の犀滝から金沢最高峰の奈良岳へ (千丈温泉から)

2024年03月19日(火) [日帰り]

• GPS: 13:57
• 距離: 31.0km
• 登り: 3,124m
• 下り: 3,121m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:31
• 休憩: 1:25
• 合計: 13:56

1:58 内尾清流温泉
2:09 2:11 口三方岳登山口
5:19 5:28 奥三方山登山口
6:11 6:25 オオジャラ
7:50 8:31 犀滝
10:32 10:45 奈良岳
11:44 11:46 鏡池
12:17 12:17 オオジャラ
12:36 12:40 奥三方山登山口
15:43 15:43 口三方岳登山口
15:50 15:50 内尾清流温泉
15:54 ゴール地点

天候

晴れ のち 曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

千丈温泉の駐車場に止めさせて頂きました。※令和6年3月17日、セイモアスキー場は今季営業終了。

コース状況／危険箇所等

◽千丈温泉〜登山口〜オージャラ
林道(距離9.7km標高差700m)は自転車で口三方岳登山口まで進めた、平坦な残雪歩きは滝谷を過ぎると方斜面になり傾斜は増していく(滑落すると谷まで落ちる)落石や雪崩に警戒が必要・登山口からはどこでも自由に歩ける。

◽下降地点〜二又川〜奈良岳
谷への下降点と稜線への乗り上げ点は急斜面(乗り上げには左岸尾根を利用)・二又川は地形の露出が多い(標高1000m付近まで)・犀滝(本流)の通過は向かって左支流を少し遡行してから右手尾根を乗り越えて本流へ合流・谷では滑落、崩壊、落石、雪崩に要警戒

◽奈良岳〜オージャラ
なだらかな稜線歩き。雪の状態によってはアイゼンピッケルが必要になると思われる

◽装備
アイゼン12本爪・ダブルピッケル・ストック・スノーシュー(アトラスBC26)を使用。

その他周辺情報

千丈温泉(500円)
駐車場の目の前にある温泉

写真

3/19 6:15

奥三方山

3/19 6:16

奈良岳から日が昇る

3/19 6:35

ヤドギリ (寄生植物らしい)

3/19 7:16

核心部の滝も二又川も埋まっているのだが水音がする？

3/19 7:29

川が露出している。沢歩きしたほうが安全で早くすすめるほど

3/19 7:51

これで通常 ? これで通常なの !?タイミング謎すぎ、幻の滝になるわけだ…。

3/19 8:05

犀滝に到着、距離500mに1時間も費やしていた

3/19 8:06

滝壺、何故こんなに地形が露出しているのだろう？

3/19 8:14

犀滝、大きいなぁ

3/19 8:23

感動だ

3/19 8:31

山肌に日が当たり始めた

3/19 8:37

犀滝を越えて奈良岳を目指す

3/19 8:38

ゴールが見えてきた

3/19 8:56

雪崩の巣を越えてゆく

3/19 9:03

神秘的

3/19 9:12

高巻いた小滝の露出

3/19 9:28

何処かで左岸尾根に上がる

3/19 9:30

美しい

3/19 10:06

奥三方山

3/19 10:08

カモシカ

3/19 10:12

ビクトリーロード

3/19 10:17

見越山から高三郎山

3/19 10:30

奥三方山がお隣さん

3/19 10:35

大笠山もお隣さん

3/19 10:45

出発から9時間で奈良岳に登頂

3/19 10:55

下山開始

3/19 11:04

さらば奈良岳

3/19 11:11

遡行した二又川を見下ろす

3/19 13:43

下山後の林道トラバース、この時間になるとグズグズ

撮影機器：

OM SYSTEM Tough TG-7 OMデジタルソリューションズ

感想

naotoo

地元に到達困難なことから幻の滝と呼ばれる滝がある、金沢を流れる犀川の源流にあるといわれる犀滝です。その水を飲んで生きてきたようなものだよなぁ…と思うと興味が湧いた。さらに源流をつめて金沢最高峰の奈良岳へ登った記録を見て、ますます挑戦したいと思うようになりました。

深夜2時頃に林道を出発。まもなく残雪になり進むほど方斜面なっていく。ひたすらトラバースすることで奥三方山登山口に到着。登山口からは何処でも歩けて開放的だった。

オオジャラで御来光を迎えて、谷へ下降する。核心部の滝は完全に雪の下(数年前ここで呆気なく撤退している)。二又川に合流すると犀滝までは距離500mほど、到着したも同然と思ったら川が露出していた。渡渉を交えて両岸の残雪をきわどく辿るしかない、撤退が出来るルーファイには苦悩した。出発から6時間で犀滝に到着、感動だった。

川の露出は登るほど収まってくれた。出発から9時間で奈良岳に登頂する。安堵感が半端ない。まだ林道トラバースがあるので最後まで気が抜けない一日となった。