桂湖-大笠山-奈良岳
- GPS
- 17:54
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,559m
- 下り
- 2,574m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:40
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 11:39
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 桂湖キャンプ場 |
写真
装備
個人装備 |
キャップ
サングラス
ウインドウブレイカー
セーター
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備グローブ
ダウン
雨具
ゲートル
登山靴
ザック
スノーシュー
水
モバイルバッテリー
ヘッドライト
コッヘル
ティッシュ
タオル
アルミマット
テント一式
|
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感想
大笠山近辺の縦走を行う。
当初の予定では、
1日目:大笠山登頂、行けそなら笈ヶ岳に縦走、大笠山避難小屋が使えればそこで1泊(なければテント泊)
2日目:奈良岳、大門山を経由しブナオ峠付近でテント泊(いけそうなら猿ヶ山までいく)
3日目:大笠山に登り返し後、桂湖キャンプ場に下山
やや長めでざっくりとした計画だったが、テント泊があればどうとでもなると思っていた。
雪の状態がわからないので、スノーシューも持っていくことにした。
荷造りした時点で、ザックは15kgほど(普段の倍以上)になっていたが、ネットで見た感じテント泊の場合10~15kgほどはいくようだったのであまり気にしなかった。
#Day1
桂湖キャンプ場近くの登山口からスタート
登山口直後から吊り橋がったり、崖を登る梯子があったり、両側崖の岩場だったりトリッキーなコース。
その後もかなりの急登が続く。
重量はずっと担いでると割と気にならないが、急斜面を登る際、後ろにいつも以上に荷重がかかる感じが怖い
途中登山道がわからなっくなる箇所があったが、GPSを信じて薮の中を突っ切り突破する。
(下山時に正しい登山道がわかったが、倒木で塞がっていて、やぶを突っ切る判断で正解だったよう)
標高1200m以降でまとまった雪が現れる。
スノーシュー持ってきて正解だったかとこの時は思った。
が、この後雪のある場所ない場所がちょくちょくでて、あまりスノーシューが適してなかったと感じた。
雪で登山道が隠れていたりして、ルートを見極めるのに時間がかかる。(ピンクテープも少ないかも?)
遅れるのが嫌で、安直に進みそになるが、よくわからないときこそ冷静に時間をかけて進行方向を検討する。
頂上付近になるとウグイスの鳴き声が聞こえてくる。こんなにたくさんよく聞こえるのって初めてかも
16:25 大笠山登頂 7:30程かかった。
遅くなった原因としては、以下かと考える
・スノーシューの頻繁な履き替え
・ルート確認のもたつき
・重いザックに体力がついていけてない。。
・そもそもこのルート自体が思った以上にきつかった。
(5.5kmって距離でみると楽そうにみえるが、この距離で1200m以上登るのってよくよく考えてみるとかなり強度高い。)
この時間と体力で、笈ヶ岳へ行く気力もでない。
あと笈ヶ岳にむけたルートのヤブがかなりエグい。
笈ヶ岳はヤブが濃くて、積雪期でないと無理みたいなはなしはちょくちょく聞いていたが、これは納得だ。
小屋に戻って夕食をとり、シュラフに潜る。
1時間ほど経った頃、小屋に1組2名の登山者がきた。
東京から来られた方で、明日笈ヶ岳に向かうそう。
(あのヤブすすむの?僕は経験がなくてわからないが、あの程度のヤブ漕ぎは登山をする上で一般的なものなのだろうか?)
いずれ笈ヶ岳にも行くつもりだが、今回の主目的は、奈良岳、大門山だ。
笈ヶ岳は、また冬に目指すとして今回は、奈良岳、大門山を目指す。
ただ、笈ヶ岳のヤブの情報はほしい。
登山者に登山記録をSNSにアップしたりするか?と聞いたら、アップしないが、連絡くれれば情報は送ると名刺をいただいた。
#Day2
5:44 奈良岳、大門山に向かう。
テントを持っていくとペースが遅くなるので、小屋にテントを置いていく。
奈良岳、大門山は、大笠山より低い為、下り基調になる。
この下りを後で登り返すと思うと気が重くなる。。
笈ヶ岳方面ほどではないが、こっちも結構ヤブが濃い。
ヤブ or ガケ の2択を迫られる。
雪の急登箇所も多々ある。
これに関してはテントを置いてきたことは正解だったと思う。
晴れていることだけがせめてもの救い、、ってわけでもなく、暑い。。水分をとらないと熱中症になる。
水がたりない。。今回一番の誤算は水。
4Lくらい持ってきていたが、それでも足りない。
こんなに明確に喉が渇くのを感じたのは久しぶりだ。。
昨日小屋であった2人組は、(よく見てなかったけどおそらく)ショベルでほった雪をコッヘルで沸騰させて飲み水を作っていた。
今からでも雪を溶かせばなんとでもなるが、こんなことしていては、明るいうちに目的地に着くことはできない。
こうなるとテントを置いてきたことが仇になった。。
決断に時間がかかったが、見越山を降ったあたりで撤退判断。大門山は諦める。
ギリ行けなくもないとは思う。ただ、こんなところで倒れても誰も助けてはくれない。確信が持てない時は引き返す。
12時前に小屋に戻り昼食。
水問題は、この時点で雪から水を補充して解決することはできるが、その後の中途半端な時間で行ける山もない。なので翌日下山予定だったが、この日のうちに下山することにした。
13:00 避難小屋を出発
下山中1組2名とすれ違う。
地図では、水場が書いてあった場所を見たが、遠目に見た感じ雪しかなかった。この時期雪で埋もれているのかも。
下山はすぐかと思ったが、4:30程かかった。
今回は改善点がいっぱいある。
#Good
- 膝強くなってる。
- 下山時に膝が震えるたり痛くなることが、あったが、今回2日間の登山後でも問題なかった。
- 道迷いなし
- かなりわかりにくいコース、疲労で判断が鈍りそうな局面もあったが、道迷いなく下山できた。
#Bad
- 水不足
- 水の使い方、量の配分できていなかった。
- 現地調達するなどすべきだった。
- 雪を掘れるようショベルなど持って行ったほうがいい?
try:宿泊地についたら雪から水補給する。
- 装備選定
- スノーシューは不要だった。
壺足でも行けなくはなかった。
坂で滑りそうな場合は、代わりにストック、ピッケルなど刺せば問題なかったと思う。
try:ピッケル準備
- テント
結果論だがテントは使わなかった。
今回の場合、2泊とも小屋に宿泊すればテントは不要だった。
try:登山計画の際は、標高や要所の位置関係を考えて装備を選定する。
- 体力不足
装備の選定ミスもあるが、根本的にテント泊縦走する上で必要な体力がない
try:数こなす。(これは経験つむしかない。)
コメントありがとうございますmm
>アイゼンは使いましたか?もしくはアイゼンが必要になるような場所はありましたでしょうか?
アイゼンは使っていません。
アイゼンは持っておらず、使ったことがない為、必要性を判断できませんmm
(その上で予想混じりの回答になりますが)
奈良岳、見越峠付近は、日光で雪の表面が溶け滑りやすく斜度のある箇所がありました。
チェーンスパイクをつけて登っていましたが、十分に雪に食い込まず、滑り落ちないかヒヤヒヤする場面があり、アイゼンがあればこの問題は解決できそうな気はします。
ただ、雪のある場所と雪のない藪が、交互に出てくるルートになるので、その度にアイゼンの着脱をする手間などを考えると、足元が滑る対策はストックかピッケルで行い、足は壺足進むとかでもいいかなとも思いました。
以上、参考になれば幸いです。
早速の、そしてわかりやすい回答、ありがとうございます。大変参考になります。行くことになればですが、ストックとピッケル、そして念のために軽アイゼン(12本爪より軽いので)を持って行こうかなと思います。改めて、質問にお答えくださりありがとうございました m(_ _)m
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