蝶ヶ岳 蝶沢ダイレクトシュート(蝶沢中俣)
- GPS
- 12:00
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,062m
- 下り
- 2,065m
コースタイム
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 12:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
水曜日が祝日でドカ雪予報。そのためUQを使って木金を休みにして5連休を精製した。水曜日はゲレンデくらいしか滑る場所がないと思って出発を遅らせ、降雪直後の木曜日に蝶ヶ岳に狙いを定めることにした。水曜夕方に下道で中津川まで走ってそこから安曇野までは高速で長野入りした。
●須砂渡ゲート〜三股登山口
スタート直後から雪でスキーが使えた。常念東尾根の取り付きまではトレース多数。橋を渡って林道が南面となると雪はなくなり、所々シートラ。橋〜つづら折りくらいまで倒木も多く地味に面倒だった。つづら折り上部からは雪も復活し始め、徐々に積雪が増えてくる。林道も2箇所ほどショートカットできた。三股までは2.5時間もかかってしまった。遠すぎる。
●三股登山口〜マメウチ平
最初は登山道沿いを忠実に。地形は出ているので橋を使う必要がある。標高1550mからは割と自由に歩ける感じ。本行程ではここからマメウチ平までの登りが一番急でルート取りが難しい。冬の蝶も稜線まで夏道をトレースしていく例が多いようだが降雪直後では夏道の2100m以降は相当な急登となりリスクも高いため崩沢山北東尾根(仮称)を使った方がリスクは低いだろう。そのため今回はその尾根を目指すようにラインを引いた。ただ雪が少ないと笹や倒木で色々難儀するかもしれない。今回はこの時点で膝下ラッセルくらいの積雪でかなりしんどかった。
●マメウチ平〜崩沢山
勾配はかなり緩くなりほっとできるが相変わらず雪は深いまま。地形的に分かりやすので特に迷うこともないが、灌木の藪が多少だるくてラインの自由度を制限される。ここらで正直かなりばて気味で計画通り進めなかった。
●崩沢山〜蝶ヶ岳
途中で蝶沢左俣を除けるポイントがあるので蝶沢に入る前の良い判断材料になる。行程的に厳しいならここでドロップすれば登り返しもなくスムーズに帰れるのでエスケープとしてもいいかもしれない。今回崩沢山のピークには立ち寄らずトラバースして通過。お花畑に着けば蝶の頂上までは200mUP。頂上直下は多少風でパックされた雪質で問題なくシールで山頂へ。準備をしたら滑走。
●蝶沢ダイレクトシュート(蝶沢中俣)〜マメウチ平
上部は扇状の広いスロープ。街を見下ろしながら滑るのは最高に気持ちいい。徐々に沢は狭まるが幅20〜30m程でパウダーが詰まっておりめちゃくちゃ気持ち良かった。恐らく今期一番のパウダーかもしれない。多少灌木の藪がパヤパヤしているところもあるが滑走には全く気にならない。斜度がきつい場所で多分40〜45°程でスラフが出るコンディションだった。沢はほぼ真っすぐで一度傾斜が緩くなる1950mくらいまで滑った。そこからはシールを付けてトラバース気味に移動して、最も登り返しが少ないと思われるポイントで夏道へ復帰した。道中蝶沢左俣の下部をトラバースしたが沢割れしていたので早めに夏道に復帰する方が無難かもしれない。登り返してからは地形がうねっており中々シールを外せなかった。もう少し工夫できる余地があるかもしれない。
●マメウチ平〜下山
マメウチ平から滑り込むころにはヘロヘロでハンガーノック気味。補給をしてから再ドロップ。標高が低くても北面なのでドライな雪を滑れてここも楽しかった。帰りは出来る限りスキーを活用できるようにして帰ったが晩にスキーで歩けた所も日射で溶けており、歩く区間は晩よりも長かった。下山後は四季の郷で温泉→兵八郎で次郎インスパイアインスパイア。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する