北岳・池山吊尾根・夜叉神・日帰り

2015年06月22日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 32.2km
• 登り: 3,227m
• 下り: 3,228m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:08
• 休憩: 2:05
• 合計: 16:13

2:30 夜叉神峠登山口
3:35 0:00 鷲ノ住山
4:59 5:05 アルキ沢橋BS
6:40 6:46 池山御池小屋
8:57 8:59 ボーコン沢ノ頭
9:58 八本歯のコル
10:15 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
10:36 吊尾根分岐
10:47 12:32 北岳
12:42 12:43 吊尾根分岐
12:52 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
13:12 八本歯のコル
16:05 16:10 アルキ沢橋BS
17:30 鷲ノ住山
18:43 夜叉神峠登山口

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

夜叉神峠登山口駐車場は数十台の駐車スペース有り。

コース状況／危険箇所等

夜叉神峠登山口に登山ポスト有り。
夜叉神峠ゲートから先の広河原までの林道は通年マイカー規制。この時期はバス、タクシーもまだですので工事関係車両のみ走行有り。
ゲート脇に歩行者用通路あります。
林道歩きはゲートから鷲ノ住山まで5キロ強。
野呂川発電所の吊り橋渡り林道に出て2キロ弱であるき沢橋バス停。
夜叉神トンネル他 8ヶ所ほどトンネルがありますトンネル内の照明はありませんのでライト必要です。
登山道には雪もなく(2ヶ所樹林帯小さな残雪のみ)危険箇所はありません。

写真

6/22 2:28

夜叉神駐車場。

6/22 2:31

広河原への林道ゲート。

6/22 3:26

鷲ノ住山 登山道入口。

6/22 4:21

吊り橋。

6/22 4:28

道路。

6/22 4:33

ここから舗装路歩きで再び履き替え。

6/22 4:47

落石。

6/22 4:59

あるき沢橋、池山吊尾根入口。

6/22 6:10

池山の森。

6/22 6:39

池山御池の気持ち良い緑。

6/22 6:43

池山御池小屋。

6/22 6:46

中の様子。

6/22 7:25

ここで小休憩。

6/22 7:29

朝ごはん。

6/22 7:45

城峰。

6/22 8:36

少しだけ残雪、2668メートル地点。

6/22 8:41

青空。

6/22 8:55

6/22 8:58

ボーコン沢の頭。

6/22 9:42

八本歯の頭。

6/22 9:50

八本歯に咲いてたハクサンイチゲ。

6/22 9:52

八本歯の頭を降りて振りかえる。

6/22 9:57

八本歯のコル。

6/22 10:15

トラバース道分岐

6/22 10:22

キタダケソウはもう終わり。

6/22 10:27

少しだけ残ってた。

6/22 10:28

いたいた。真ん中はハクサンイチゲ。左右に萎れそうなキタダケソウ。

6/22 10:29

元気に咲いた キタダケソウ。

6/22 10:29

キタダケソウ。

6/22 10:33

もう少し。。

6/22 10:43

山頂が見えた。

6/22 10:52

登頂。

6/22 11:15

あらびき ブラックペッパー。

6/22 11:54

北岳そば。

6/22 12:31

楽しかった北岳 山頂、ありがとう。

6/22 12:39

二羽の雷鳥が山頂直下に。

6/22 12:40

お花と雷鳥。

6/22 13:04

下りの八本歯。

6/22 13:12

コルより八本歯の頭。

6/22 13:16

ここは慎重に。

6/22 13:20

八本歯の頭よりコルを振りかえる。

6/22 13:22

これでもガス取れたほう。

6/22 13:52

登りで見つけたゴミを帰り道に回収する。
それにしてもこれはひどい。

6/22 13:56

分別して掃除完了。

6/22 15:02

御池小屋通過。

6/22 15:03

新しい標識。

6/22 16:03

見えた〜 道路。

6/22 16:30

登山道入口。

6/22 16:39

野呂川 吊り橋。

6/22 17:28

鷲ノ住山の山頂。

6/22 17:36

最後の道路に出た。

6/22 17:40

靴を履き替えて 登山靴 お疲れさま。

6/22 18:11

観音経トンネル。

6/22 18:24

長〜い夜叉神トンネル。

6/22 18:43

下山。

撮影機器：

SH-01G SHARP

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 舗装路用の靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ

感想

gakubito

週に1度休みの月曜日、天気予報もまあまあなので山に行こう計画。
予報では雲の多い天気なので自宅から近場の今しかないってような山を模索。
広河原へバス開通になる前の静かな北岳。
今年はキタダケソウの開花も早くて既に見頃過ぎの情報。
北岳は4回目なので山頂での晴れ間より花見頃と未踏のコースをあえてバス開通前に達成する計画で。
ルートは夜叉神駐車場(鳳凰三山登山口)より林道を歩いて鷲ノ住山より下り野呂川を渡って奈良田からの林道を歩き池山吊尾根を上り八本歯のコルより山頂を目指すロングコース。
日帰りでの時間計画は下山時刻を決め、歩行時間を逆算してスタート時刻を決定。
なんとか日帰り出来そうな計画案。
夜叉神スタート 2:00
鷲ノ住山入口 3:15
吊り橋 4:00
あるき沢橋BS 4:50
池山御池小屋 6:50
城峰 7:30
ボーコン沢の頭 8:10
八本歯のコル 9:20
北岳 山頂 10:00
(休憩)
山頂下山 11:00
あるき沢橋BS 14:50
吊り橋 15:30
鷲ノ住山入口 16:50
夜叉神駐車場着 18:00
このような計画で前夜の睡眠は3時間ほど。
深夜に目覚めたら1時30分。寝坊した。
あわてて仕度して自宅を1時50分に出発。
車を飛ばして夜叉神まで30分。
準備して2時30分にスタート。 (計画の30分遅れ)
舗装路歩き用にランニングシューズを履いて道路を6キロ先の登山口まで歩きます。
歩きも軽快に良いペースで歩き、鷲ノ住山入口に3時26分。(11分遅れ)
ここで靴を履き替えて登りすぐに鷲ノ住山を通過、下りがきつくなって雨上がりで滑りやすい上に暗闇でスローペース。吊り橋に着いたのは4時21分。(21分遅れ)
岩場を登り5分程で林道。ここから3キロ弱の林道歩き、先は長いので足の疲労を考えて面倒でも靴を履き替えることに。
辺りも明るくなり、この林道は快適で短く感じました。
あるき沢橋BSに4時59分。(9分遅れ)
登山靴に履き替え、ランニングシューズはデポ。
ここから本格的な長い登山道のスタート。
雨上がりの道は滑り易くペースもそれなり。不明瞭な足跡にピンクテープを探しての登りが続く。
池山御池小屋に6時40分。(10分遅れ)
ここで休憩にしようか迷いながら小屋を後に。
城峰に7時24分。陽射しもありそうなので樹林の木陰で朝ごはん休憩。
持参したおにぎりを食べて腹ごしらえ。20分の休憩を終え先を急ぐ。
しばらくして樹林帯を抜け、砂払までハイマツの隙間を登ります。伸びたハイマツに雨上がりの水滴付きで苦戦。
ボーコン沢の頭に8時57分。(47分遅れ)
風もなく静かな尾根道を歩いてると前方から人。
誰とも会わないと思っていたコースに下山者が。ご挨拶。2泊で奈良田から登り縦走して周回だそうです。
同じような景色の道をひたすら登り、目の前のガスから八本歯の頭が見えた。
ストックをしまい、岩場を慎重に降りて八本歯のコルに9時58分。(38分遅れ)
ここからは通り慣れた道。トラバース分岐を10時15分。
辺り一面が花で沢山になり、登頂前にキタダケソウを見ようと周辺を探しながら歩いて吊尾根分岐に10時36分。
北岳 10時47分に登頂。(予定の47分遅れ)
セルフタイマーで撮影、景色はガスで残念。西側が時々晴れて左俣沢辺りが見下ろせるくらいの天候。
山頂は貸し切りでベンチをお借りしてゆっくり休憩、おたのしみの腹ごしらえを楽しんで山頂滞在1時間45分。
荷物をまとめて北岳山頂にお別れ。
下山開始が12時32分。(1時間32分遅れ)
下り始めてすぐに雷鳥2羽。数分撮影。
吊尾根分岐12時42分。山荘方面から3名の方。ご挨拶してキタダケソウのトラバース道辺りの様子を伺うと、向こう側はほとんど終わりとのこと。小屋関係の方かな？ガイドの方々でした。
ここからは得意の下り。時間も無いので慎重にスヒード下山。
トラバース分岐12時52分。八本歯のコル13時12分。八本歯の頭13時21分。
ボーコン沢の頭13時50分。ここで上りに見つけたゴミを回収。帰りのザックはスペースもあるので袋に瓶、缶、可燃物を分別回収。
遭難しそうでザックにあるゴミを捨てて軽量化でもしたのか？
1度に出るゴミの量ではなかったです。
登りで苦戦したハイマツも既に乾いて枝の方向も関係するのか下りは快調。
城峰 14時38分。池山御池小屋15時02分。
あるき沢橋BSに16時05分。(1時間15分遅れ)
デポしといた靴を回収、履き替えると疲れた足のストレッチにもなるような気休めなリフレッシュで道路歩きを終えて登山道に入り吊り橋16時40分。
ここから最後の急登を登る。計画予定は終盤はバテるので上の道路まで1時間20分の見込み。
さすがにキツイ。沢からの湿気で汗も噴き出す。苦しいがペースを落とさず登れば3〜40分の我慢だと自分に言い聞かす。
鷲ノ住山を過ぎて下りになると気持ちもホッとする。
鷲ノ住山入口の道路に17時36分。(46分遅れ)
残す舗装路5キロ強をランニングシューズで歩く。
行きで暗闇の中(ライト使用)で56分だったので帰りは景色を見ながらのんびり1時間歩けば駐車場に着くと気持ちは明るい。
ひたすら歩いて最後の長い真っ暗な夜叉神トンネルへ入る。
暗闇のトンネル、先は直線で出口は明るいはずなのに自分が照らす灯りだけ。
1148メートルの長さでは出口の光は届かないのか。
半分ほどで出口の光が見えてきた。
徐々に明るく大きくなる出口。
長かった今日の終わりを物語るような夜叉神トンネルでした。
出口から緩やかなカーブを3個ほどでゲート。
夜叉神峠 登山口駐車場に着いた。
時刻は18時43分。計画予定の43分遅れで下山しました。

手元GPSでの距離は38キロ、トンネル内はカウント停止を入れて往復40キロ超えを歩き通した達成感。

近くの山、北岳は日本で二番目の高い山でした。

キタダケソウは見頃過ぎでしたがトラバース分岐から上にハクサンイチゲが沢山咲き誇る中で登山道から確認できる範囲内で3ヶ所で見ることが出来ました。

長い文をお読み頂きありがとうございました。

コメント

mamepyon

これは凄い
今回も日帰りのロングお疲れ様でした。
トレランみたく装備を削って荷物を減らしたりしないでちゃんと山の装備を担いでロングを安全に歩ききる。
そしてゴミの回収まで。
山男のお手本ですな
肉➝ソーセージ
うどん➝そば
がいつもとの違いでしょうか

もうちょっとでお休み出来そうなのでいくつか山登ってトレーニングして山登りの体が出来上がったら月曜にまた一緒に登りましょ

gakubito

Re: これは凄い
ありがとうございます。
山頂休憩を楽しむためにロングコースでも荷物担いで歩くのが基本スタイルになりつつあります。
今回は累計標高差を考えてちょっと軽めの10キロちょっとでした。
ご一緒に登れるの楽しみにしてます

violett

徒歩での通行も禁止です。
この林道（山梨県営林道南アルプス線）は6月24日までは全面通行止めです。この期間は徒歩での通行も禁止です。
法律破りのレコはいけませんねえ。

gakubito

Re: 徒歩での通行も禁止です。
ご指摘、ありがとうございます。
レコ内容が法律違反では困ります。
早速、南アルプス市及び山梨県へ連絡の上、正答なお話を頂きました。
夜叉神ゲートより広河原までの林道は冬期の歩行について禁止はしておりません。
開通前までは歩行をご遠慮ください。との説明です。
禁止はしてなく、ご遠慮ということ。
ゲート脇に歩行者通路解放されてること。
県の林道担当の方に名前、連絡先を伝えて正式な回答を頂きました。
私は法律破りではありません。

metro76

日帰り！
素晴らしい体力ですね。
今度、自分も挑戦してみます(￣^￣)ゞ

林道の歩行について記述がありましたが、確かに法に抵触するなら北岳には冬季登山が完全に出来ないことになってしまいますよね(^^;;
しっかりとした回答を記して頂いて安心しました。これで問題なく歩けますm(_ _)m

gakubito

Re: 日帰り！
ありがとうございます。
なかなか歩き応えのあるコースですよ(^^)
本来ならボーコン沢の頭から正面に北岳を見ながら歩く素晴らしいルート。
是非、快晴の日に行ってみてください。

hmd3180

近くの山が北岳とは(^_^)
ホントお疲れ様でした。未知なる南アルプス山域。
山と高原地図広げながらレコ見ました。
地図を見れば見るほどココを日帰りとは凄すぎます

どこに行ってもランチタイムをしっかりされているところがイイ〜

キタダケソウはいつかは見てみたいお花です
丁寧なレコと地図で北岳楽しめました。ありがとうございました

gakubito

Re: 近くの山が北岳とは(^_^)
いつもありがとうございます(^^)
北岳ひとつだけ登る場合は広河原からではちょっと物足りない感じでしたので池山吊尾根は歩いて見たかったコースでした。
冬季チャレンジしてみたいのですが日程確保が難しく実現は先になりそうです。
山頂休憩が主な目的(^_^)
今年のキタダケソウは貴重な年となってしまったようです。

老少年

ごみ回収ありがとうございました！
gakubitoさんは、真のyamabitoですね。
真似のでいない日帰りのロングコースでのごみ回収・・・。
頭が下がります。ありがとうございます。

北岳から下山しているとき、若いそれもトレランの男女2人にたびたび追い着きそうになったので、おかしいなぁと思っていたら、その２人は丹念にゴミを拾いながらときに止まっていたのでした。

いまどきゴミを入れたビニール袋をザックの外に吊り下げているのもセンスがないなぁとは思いますが、gakubitoさんやこの男女のような方がいるから、山が比較的きれいに保たれているのでしょうね。

gakubito

Re: ごみ回収ありがとうございました！
コメントありがとうございます。
落ちていたゴミを回収する余裕があったので当然の事をしただけです。
あのままにして置くと風で飛ばされて取り返しのつかない結果となります。
ゴミを放置した方が、ただならぬ事情があったと思いたいです。