笹山〜大籠岳・・大門沢増水のため周回からピストンに（山は逃げず）

2015年07月02日(木) [日帰り]

• GPS: 10:48
• 距離: 19.5km
• 登り: 2,388m
• 下り: 2,382m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:55
• 休憩: 1:07
• 合計: 11:02

3:11 奈良田バス停
3:42 3:42 笹山登山口
6:21 6:32 2256
7:49 7:50 笹山 （黒河内岳）南峰
7:56 8:02 笹山（黒河内岳）北峰
9:08 9:16 白河内岳
9:48 10:00 大籠岳
10:30 10:51 白河内岳
11:38 11:39 笹山（黒河内岳）北峰
11:44 11:51 笹山 （黒河内岳）南峰
12:33 12:33 2256
13:57 13:57 笹山登山口
14:13 奈良田バス停

＊主稜線以外での衛星補足精度が悪いので、このGPSログは参考にならず申し訳ありません

天候

曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田バス停隣の第一駐車場利用・・ハイシーズン前の平日故か、本日は数台程度で余裕十分

奈良田湖の吊橋前にも駐車場がありますが、落石を受ける可能性ありとのこと・・実際、石屑が散乱していました

コース状況／危険箇所等

奈良田湖にかかる吊橋を渡った先の渡渉地点が、本日は増水していて危険を感じる程でした

その先の登山口から手すりの付いた九十九折れで標高を上げ、ダイレクト尾根に取付きます

ダイレクト尾根は、適度な傾斜で路面のクッション性も良く、歩きやすかった印象・・但し、笹山までの標高差は1900mあり、登り下りともに歩きごたえは十分

コース上にピンクテープが多数あって迷うところは無し

笹山〜白河内岳〜大籠岳の白峰南嶺は、樹林帯の中は概ね踏み跡明瞭でしたが、森林限界を超えたゴーロ帯やハイマツ帯は、ルートがやや判りにくかったです・・小ケルンやピンクテープを目安に、ピーク目指して尾根上を進めばOKでした（ガスに巻かれると大変そう）

下山は、広河内岳〜大門沢ルートで周回予定でしたが、奈良田湖の増水状況から大門沢渡渉が心配になり、大籠岳山頂で大門沢小屋に確認したところ、やはり増水していて危険な状態との情報をいただき、ピストンに変更しました・・7月に入って小屋が開いていて、しかも携帯が繋がったおかげで難を避けられた感じです　

写真

7/2 3:15

奈良田湖にかかる吊橋から登山開始

7/2 3:20

渡渉地点は増水していて危険を感じる程

7/2 3:42

増水のおかげで登山口到着までかなり時間がかかってしまいました

7/2 6:12

ダイレクト尾根は標高差は大きいものの歩きやすい道・・展望の無い単調さに耐える精神力が試される道

7/2 6:23

ガレ縁の展望地に出て目指す白河内岳〜大籠岳

その右奥に北岳〜鳳凰山

7/2 6:24

北岳をズーム

7/2 6:25

地蔵岳〜観音岳

7/2 6:43

途中テントサイトもあり

7/2 7:16

笹山が近づきました

7/2 7:30

南ア奥深く入った感じのワイルドな道

7/2 7:42

笹山南峰到着

7/2 7:56

こちらは北峰

笹山南峰〜蝙蝠岳

7/2 7:57

双耳峰の塩見岳が目を引く

昨夏歩いた仙塩尾根の北荒川岳〜新蛇抜山〜安倍荒倉岳

北峰標柱と白河内岳

7/2 7:58

白河内岳への稜線

7/2 8:00

振り返るとガスの中に笊ヶ岳

7/2 8:13

厳しい環境に鍛えられた感じの樹林を進みます・・踏み跡は明瞭です

7/2 8:31

ゴーロ帯、ハイマツ帯はルートがやや不明瞭・・テープやケルンを参考に進みます

7/2 9:11

ユッタリ・広々の白河内岳山頂・・本日の最高地点なのに山扱いされていない可哀想なピーク

7/2 9:11

空木岳を中心とした中ア南部

7/2 9:11

こちらは宝剣岳が目立つ中ア北部

7/2 9:11

乗鞍岳

7/2 9:12

センターの広河内岳のバックに西農鳥岳〜農鳥岳

7/2 9:15

北岳も少し頭を出しています

7/2 9:15

この時間帯はガスがかなり上がってきました

7/2 9:45

尾根上の小ピークのような大籠岳

7/2 9:49

大籠岳山頂・・日本百高山

大籠岳から塩見岳〜広河内岳

7/2 10:27

穂高〜槍

7/2 10:30

白河内岳に戻って塩見岳

7/2 10:43

ズームで

7/2 10:31

蝙蝠岳

将来の課題の蝙蝠尾根

朝方雲に覆われていた荒川三山が姿を現しました

7/2 10:43

笹山も見納め

7/2 11:12

7/2 12:08

朝よりガスが晴れてクッキリした笊ヶ岳

7/2 14:13

南ア高峰の展望と歩きごたえ十分の登山道を満喫して奈良田に帰着

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

Optio WG-1 ペンタックス

感想

sht

自分の目標の1つである日本百高山の未登が、現時点で12山あります。
その中で日帰り登頂可能なのが、南アの笹山・大籠岳と（チャレンジ・ギリギリ可能な）蝙蝠岳です。

北ア表銀座の東天井岳・西岳・赤岩岳、裏銀座の三ツ岳も十分可能でしょうが、（コストも考えると）できたら前者は赤沢山と後者は赤牛岳と一緒にクリアしたいので、それは自分の脚では不可能と思われます。

本日はヤマテンによればアルプス方面もマズマズの天気になりそうで、奈良田から笹山と大籠岳に登ることにしました。

両山を結ぶ登山コースは、広河内岳も含めた周回だとCT18時間、ピストンでも17時間のかなりタフなコースです。

コースの距離・標高差もさることながら、本日のネックは前日の大雨による増水でした。結局、大門沢の方は危険度が高いとのことでピストンに変更し、ビッグトラブルを回避した感じです。

本日の空模様はヤマテン予報通りとなり、白峰南嶺の快適な稜線から南ア高峰群の展望を楽しめ、歩きごたえも十分な「日帰りアルプス」を満喫できました。