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Yamareco

記録ID: 670787
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ハイキング
飯豊山

飯豊山(石転沢から大尾根)

2015年07月03日(金) ~ 2015年07月04日(土)
 - 拍手
GPS
31:49
距離
28.6km
登り
2,618m
下り
2,607m

コースタイム

1日目
山行
9:00
休憩
0:20
合計
9:20
8:30
8:30
160
11:10
11:10
60
12:10
12:30
170
2日目
山行
8:10
休憩
0:10
合計
8:20
6:40
6:50
110
8:40
8:40
150
11:10
11:10
150
■ちょくちょく小休止してます。
■標準コースタイム
1日目:12時間10分
2日目:09時間30分
天候 1日目:曇のち晴
2日目:雨のち曇
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
■飯豊山荘〜石転び沢出合:雪渓はあんまりない。夏道利用。
■石転び沢:要雪山装備。
■梅花皮小屋〜御西小屋:3〜4割くらいは雪渓。雪渓の稜線側の端を歩いていればアイゼンはなくても大丈夫だけど、所々、念のため着けて歩きました。
■御西小屋〜飯豊本山:夏道。雪渓なし。
■ダイグラ尾根:雪渓が10箇所くらい。アイゼンが無いと不安な箇所が2〜3箇所。
 1,960mあたりで、尾根を西側に少し外れて下りる。尾根と平行に歩こうとすると、ガレ場に迷い込む(迷い込んだ)。山と高原地図にも注意書きが書かれてます。
 1,850mあたりに、間違え易い分岐がある。真っ直ぐ広い道を下ると藪に阻まれる(阻まれた)。
■水場(梅花皮小屋の治ニ清水、御西小屋の水場、駒形山の南西側の弘法清水、ダイグラ尾根の長坂清水)は、どれも未確認。御西小屋の水場は、残雪に埋もれて使えないという話と、使えるけど雪融け水が混じって汚いという話を聞きました。
参考:http://www.ic-net.or.jp/home/iide/mizuba.html

ダイグラ尾根は、Luskeさんのレコを参考にさせて頂きました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-478064.html
その他周辺情報 ■飯豊梅花皮荘:日帰り入浴500円。
飯豊山荘を出発。
飯豊山荘を出発。
森林セラピーロード。
森林セラピーロード。
石転び沢出合までは、沢沿いの夏道。
石転び沢出合までは、沢沿いの夏道。
こんな感じの道です。
こんな感じの道です。
1、2箇所、崩落しててロープが張られてます。
1、2箇所、崩落しててロープが張られてます。
石転び出合。ここまでは、テープが続いてます。
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石転び出合。ここまでは、テープが続いてます。
安全第一で。
天気はイマイチでした。
天気はイマイチでした。
本石転び沢出合。
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本石転び沢出合。
草付きで休憩。吸い込まれそう。この付近から傾斜がエライことに。
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草付きで休憩。吸い込まれそう。この付近から傾斜がエライことに。
梅花皮小屋。今日から管理人が入ってます。治ニ清水は見てません。
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梅花皮小屋。今日から管理人が入ってます。治ニ清水は見てません。
梅花皮小屋と北股岳。御西小屋へ向かう。
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梅花皮小屋と北股岳。御西小屋へ向かう。
雪渓歩きが3〜4割くらい。稜線上の雪渓はアイゼンなしでも大丈夫だけど、長い雪渓を歩く時は念のため着けました。
雪渓歩きが3〜4割くらい。稜線上の雪渓はアイゼンなしでも大丈夫だけど、長い雪渓を歩く時は念のため着けました。
この雪解け水を飲んだら不味かった。
この雪解け水を飲んだら不味かった。
天狗の庭。広々としたところを歩いてたら、稜線から外れて藪に突っ込んでしまった。引き返して稜線に戻りました。
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天狗の庭。広々としたところを歩いてたら、稜線から外れて藪に突っ込んでしまった。引き返して稜線に戻りました。
晴れてきたのは嬉しいけど、暑いし、水の消費が増える。
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晴れてきたのは嬉しいけど、暑いし、水の消費が増える。
御西小屋が見えてきた。
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御西小屋が見えてきた。
綺麗な小屋です。
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綺麗な小屋です。
でも、あえてテント泊。
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でも、あえてテント泊。
ふと目が覚めて、一枚だけ写真撮って、またすぐ寝た。
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ふと目が覚めて、一枚だけ写真撮って、またすぐ寝た。
翌朝はあいにくの雨スタート。
翌朝はあいにくの雨スタート。
飯豊本山に向かう。弘法清水は確認してません。
飯豊本山に向かう。弘法清水は確認してません。
飯豊本山。暴風のためすぐ下山開始。
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飯豊本山。暴風のためすぐ下山開始。
ダイグラ尾根。
ダイグラ尾根上は、短い雪渓が10箇所くらいありました。
2、3箇所で、念のためアイゼンを着けました。
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ダイグラ尾根上は、短い雪渓が10箇所くらいありました。
2、3箇所で、念のためアイゼンを着けました。
宝珠山を巻いてるところ。ピークを通る道があるのかどうか分からないのと、ガスのせいで、どう歩こうかちょっと迷った。
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宝珠山を巻いてるところ。ピークを通る道があるのかどうか分からないのと、ガスのせいで、どう歩こうかちょっと迷った。
なで肩でした。
ゴムみたいな食感だったけど、ハラペコだと何でも美味い。
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ゴムみたいな食感だったけど、ハラペコだと何でも美味い。
エライとこを歩いてきた。アップ、ダウン、雪渓、アップ、ダウン、雪渓、、
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エライとこを歩いてきた。アップ、ダウン、雪渓、アップ、ダウン、雪渓、、
踏み跡は明瞭です。テープとかは無いけど。
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踏み跡は明瞭です。テープとかは無いけど。
長坂清水への降り口は倒木で塞がれてます。傾斜はかなりきつめ。ちょっと降りて、傾斜が嫌になって引き返したので未確認。
結局、今回、水場は一つも利用せずに、雪解け水ばかり飲んでた。
長坂清水への降り口は倒木で塞がれてます。傾斜はかなりきつめ。ちょっと降りて、傾斜が嫌になって引き返したので未確認。
結局、今回、水場は一つも利用せずに、雪解け水ばかり飲んでた。
桧山沢吊り橋。
ここを渡って登山終了モードになってたら、ロープを使った急登や土砂崩れ跡のトラバースが待ってた。
ダイグラ、ヒドイ。
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桧山沢吊り橋。
ここを渡って登山終了モードになってたら、ロープを使った急登や土砂崩れ跡のトラバースが待ってた。
ダイグラ、ヒドイ。
ダイグラ尾根への入口。
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ダイグラ尾根への入口。
小国町のダイニングバーで飲んだ石転びサワー。
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小国町のダイニングバーで飲んだ石転びサワー。
間違えそうな(間違えた)ところ。
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間違えそうな(間違えた)ところ。

感想

ずっと歩いてみたかった石転び沢雪渓。

梅雨に入り、関東以南は雨の中、この週末は東北より北は晴れor曇りの予報だったので、雪がたっぷり残る石転び沢を歩けるチャンスはここしかないと思い、深夜に5〜6時間かけて遥か小国町までやって来ました。

「1:石転び沢雪渓の登り」、「2:飯豊本山のピークを踏む」、「3:バスやら電車の時間を調べるのが面倒なので、駐車場起点の周回コースを歩きたい」の3つの条件を満たすには、どうやらダイグラ尾根を降りなければいけないらしい。地形図だけを見てコースを決めた後に『山と高原地図』を見たら、ダイグラ尾根は破線ルートになってた。見なかったことにしよう。

飯豊山荘から梅花皮小屋までの標準タイムは7時間半。テント泊+アイゼン、ピッケル装備でザックが重めとはいえ、流石に7時間半もかからないだろうと、ちょっとのんびり目の6時に飯豊山荘の駐車場を出発。出発したのはいいものの、普段は日帰りハイクばかりなので、重いザックが辛かった。幸い、石転びの出合に着く頃には慣れてました。

曇り空だったけど、石転び沢の景色は圧巻でした。尾根歩きでは見ることのできない景色なので、かなりワクワクしました。登ってる途中に装備変更は面倒なので、石転びの出合でフル装備に代えて出発。遥か先に先行する人が一名見えたのが心強い。石転び沢は、名前の通り石が転がってる。草付き手前まではそれほど急ではないけど、草付きの下あたりから急になり始める。アイゼンの歯の刺さってる雪ごとズルッと滑ったのが数回あったけども、慎重に登れば大丈夫だと思います。草付きより上は更に怖いのだろうと思ってたけど、クラックの跡に雪が積もってデコボコしており、ひたすら急斜面を登らずに済んだので、意外と楽でした。足がすくむので、後ろは振り返らなかったけど。

稜線に出てしまえばこっちのもので、あとはのんびりハイキング。休み休み歩きました。稜線上で会った方達は、川入から飯豊山荘まで縦走してる単独の方や、足の松から飯豊本山ピストンをされてる方、川入から大日岳を目指してる方など、健脚の方ばかりでした。

御西小屋は16時までの到着を目標にしてたけど、幸い早めに到着。綺麗な小屋です。この日はまだ管理人はいませんでした。小屋に泊まろうか迷ったけども、せっかく持って上がったのでテント泊することに。小屋に泊まってる方に「テントは、あえてですか?」と聞かれる。あえてテントです。他のハイカーに、ここの水場は使えないと聞いてたので、のんびり1Lほどの雪を煮沸しながら、景色を楽しむ。前日は車移動であまり寝れてないので、18時にはさっさと寝る。夜中、雨の音で目が覚める。小屋に泊まっとけばよかったかなと思ったのも束の間、またすぐ寝る。

雨は、翌朝まで続きました。幸い、朝の早い時間は風がほとんど無かったので、テントの回収は楽でした。雨の中をとぼとぼ歩いて飯豊本山へ。徐々に風が強くなり、飯豊本山のピークが、風のピークでもありました。岩陰で一休みしてから下山開始。

ダイグラ尾根の迷いやすい箇所は、事前に調べておいたけど、結局、道を間違えてしまいました。事前に調べてたおかげで、どう間違えているのかがすぐに分かった。調べといてよかった。

ダイグラ尾根上は短い雪渓が多数あり、ところどころ急なとこもあるので、アイゼンを着けたり外したりしながら下りました。アップダウンが多く、本当に下山してるのか心配になります。雪渓がないところでも、道がかなり細く、トラバースするような気をつけないといけないところが何箇所か。

一番よく分からなかったのが宝珠山あたり。宝珠山のピークに行く道があるのだろうと探したけども、見つけられませんでした。宝珠山の東側は全て雪が残っており、ピークを巻くように雪の尾根側の縁に沿って下りてたら「宝珠の肩」の標識があったので、間違ってなかったのかな?ここの雪道はそこそこ急なので、下りでは何らかの対策をした方がいいと思います。

宝珠山を過ぎてからは、迷いそうな箇所はなかったけども、おそらく同じ日にダイグラを下りている足跡が一つあったのは安心感がありました。他の山域なら確実にロープや鎖が付けられているような急な登り降りが多数あります。テント泊装備ということと、膝を壊したくないということもあり、慎重に降りました。

長い下山を終えて桧山沢吊り橋に到着し、沢で顔を洗って一息。あとは駐車場までのんびり林道歩きだな、と思ってたら、橋を渡ってすぐにトラロープを使った4mほどの泥斜面の登り。最後の最後までダイグラはダイグラでした。

東京からはちょっと遠いけど、今度は快晴の飯豊本山と大日岳を目指してまた来ようと思います。

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