平ヶ岳《玉子石》：好天の山開き…鷹ノ巣登山口より

2015年07月05日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 21.1km
• 登り: 1,647m
• 下り: 1,617m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:00
• 休憩: 1:40
• 合計: 13:40

5:00 鷹ノ巣登山口
7:20 7:30 下台倉山
8:20 8:30 台倉山
10:50 11:00 池ノ岳
11:30 12:00 平ヶ岳
12:20 平ヶ岳キャンプ指定地
12:40 12:50 玉子石
13:20 13:30 池ノ岳
15:20 15:30 台倉山
16:20 16:30 下台倉山
18:40 ゴール地点

前夜20時から翌朝4時まで強い雨が降っており撤退を決めておりましたがぴたりと雨が止み慌てて準備し登ったので出発が5時になってしまいました。登山道は泥沼化しておりスパッツはあるといいでしょう。私達夫婦で水5L＋ウィダーゼリー3個持参しましたが下山時には水1Lを切っておりました。夏場や快晴時には3L／人ほど準備が必要でしょう。
ステップのない木道は滑りやすいので注意してください。
姫ノ池はじめとした池塘群、お花畑そして玉子石は苦労して登った疲れが一瞬に吹き飛びます…玉子石にはぜひ足を延ばしてください…それだけの価値あり。

天候

曇り時々薄日

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上信越自動車道豊田飯山ICより国道117号、252号、シルバーラインで鷹ノ巣登山口へ。東海地方からは小出ICは大回りなので時間に余裕がある方はこの道でどうぞ。快適な国道です。

コース状況／危険箇所等

登山道は泥濘が多く覚悟をもって登ってください。ステップがない湿った木道は注意していてもスリップし転倒しますので要注意です。山頂から玉子石へのショートカットの残雪状況、コース取りは写真、コメントを参考にしてください。帰りのコースタイムが思った以上にかかりますので、私達のような還暦過ぎた高齢者や女性は早立ち厳守です。無雪期であれば道迷いはありません。

その他周辺情報

国道３５２号線は１．５車線が中心ですが退避場所が随所にありスピードを抑え気味にすれば大丈夫でしょう。しかし銀山平から鷹ノ巣まで３０ｋｍありますので気を緩めずに運転してください。

写真

7/5 4:54

昨夜22時から今朝4時まで雨が強く降り撤退を決めていましたが急に雨が上がったので急遽準備し登山開始です。4時55分と出発が遅れました。

7/5 5:07

林道暫くで沢を渡ります…元気元気。

7/5 5:11

ここから本格的な登山道となります。

7/6 9:28

30分ほどで痩せ尾根に出ます。

7/5 5:47

登山道の両脇にコメツツジの白い花が綺麗です。

7/6 9:31

痩せ尾根が長く続きます。

7/5 5:53

千手観音？？

7/5 6:14

ウラジロヨウラクのピンクも素敵です。

7/5 6:47

燧ケ岳が登山道の右手に見えてきます。

7/5 7:12

ベニサラサドウダンのピンクが目立っていました。

7/5 7:13

ナナカマドも白く咲き誇っています。

7/5 7:14

7時14分下台倉山に着きました。2時間19分かかりましたが順調順調。

7/5 7:20

暫くで平ヶ岳が見えてきました…遠い遠い。

7/5 7:30

燧ケ岳が絶えず私達を見守ってくれています。

7/5 7:38

ツマトリソウ、マイズルソウにイワカガミ。

7/5 7:58

タムシバの白が映えています。

7/5 8:08

左手に燧ケ岳が。

7/5 8:10

右手に平ヶ岳が見えています。

7/5 8:17

8時17分台倉山到着開始から3時間23分。

7/5 8:19

白のハクサンシャクナゲ。

7/5 8:28

？

7/5 8:32

台倉清水…右下へ1分ほどが水場ですが…未確認です。

7/5 8:37

ゴゼンタチバナ。

7/5 8:37

ギンリョウソウ。

7/5 8:53

登山道の残雪はこの程度です。

7/5 9:58

ムラサキヤシオのピンクが綺麗です。

7/5 10:01

イワウチワがひっそりと咲いていました。

7/5 10:03

山頂はまだまだです。

7/5 10:32

タテヤマリンドウ。

7/5 10:38

アカモノはいたるところに咲いています。

7/5 10:49

平ヶ岳山頂に近づいて来ました。

7/5 10:52

薄いピンクのハクサンシャクナゲ。

7/5 10:52

姫ノ池に着きました。登山口から5時間57分です。

7/5 10:56

姫ノ池の向こうに平ヶ岳がどっしりと。

7/5 11:00

姫ノ池から玉子石方面、平ヶ岳方面への分岐です。

7/5 11:08

ワタスゲが群生しています。

7/5 11:20

コバイケイソウがニョキニョキと咲きだしています。

7/5 11:23

ハクサンコザクラとチングルマのコラボ。

7/5 11:23

ハクサンコザクラの群生です…見事なものです。

7/5 11:25

アップにも耐えます。

7/5 11:26

チングルマも負けていません。

7/5 11:30

11時30分、開始から6時間35分での山頂到着です。

7/5 11:36

木道の行当たり。最高地点あたりでしょうか。

7/6 10:17

7/5 11:36

池塘の向こうは越後三山。

7/5 11:45

燧ケ岳を眺めながらの昼食です。

7/5 11:45

至仏山もよく見えています。贅沢な昼食となりました。

7/5 11:57

いたるところにハクサンコザクラの群生があります。

7/5 11:58

コバイケイソウのツボミが初々しいです。

7/5 12:12

山頂から少し下ると玉子石へのショートカットの木道があります。

7/5 12:12

ショートカットで玉子石に向かいます。

7/5 12:12

前方の雪渓のS字の上あたりまで雪渓を登ります。

7/5 12:14

鞍部（水場）まで慎重に下ります。

7/5 12:16

水場に下ったところです。前方雪渓の上部左側に木道が延びています。

7/5 12:17

水場から1枚前の写真の場所を撮影しています。5日時点ではテント場の板の雪は解けていました。

7/5 12:18

前方雪渓を左上方面に登ります。

7/5 12:18

水場付近を振り返るとこんな感じです。

7/5 12:18

木道から雪渓に突入です。雪は緩んでいるのでキックステップで女性でも登っていけます。ストックがあるといいでしょう。

7/5 12:22

雪渓上部より水場方面です。水場の上の方には山頂から暫く降りた分岐、玉子石へのショートカットの木道が見えます。

7/5 12:22

1枚前のシチュエーションを少しアップで撮影しました。

7/5 12:24

正面が姫ノ池から玉子石への木道で撮影場所に延びています。（雪渓の下が木道です）

7/5 12:24

玉子石方面への木道が見えています。

7/5 12:25

右下の水場から雪渓を登り（後ろの男性の場所）玉子石への木道へ入ります。ここまでがショートカットで玉子石へ向かうルートの詳細です…参考になれば嬉しいです。

7/5 12:26

池塘の周りにはイワイチョウの可憐な花が。

7/5 12:26

池塘が点在しています。

7/5 12:27

池塘の奥には荒沢岳でしょうか？

7/5 12:35

玉子石方面に延びる木道です。

7/5 12:36

池塘の奥は越後駒ケ岳でしょう。

7/5 12:38

12時38分玉子石到着です。やはり玉子石まで足を延ばしてよかったです。玉子石、池塘に残雪の山々…もうなんもいえね〜。

7/6 10:39

玉子石のアップです。

7/5 12:40

近くまで簡単に行けます。

7/6 10:39

玉子ポーズ…二人とも還暦過ぎなのにノリノリです。

7/5 13:05

玉子石から戻り先程の水場からのシチュエーションです。直進し姫ノ池へ向かいます。

7/5 13:06

前方が姫ノ池方面で雪渓を渡っていきます。

7/5 13:14

いつまでも眺めていたい姫ノ池からの山頂です。

7/5 13:18

細かな池塘とどっしりした山容の平ヶ岳。

7/5 13:19

お花畑、姫ノ池、池塘群そして玉子石etc…いつまでも眺めていたいのですが。のんびりしすぎて姫ノ池を発つのが13時20分となってしまいました。何とか日没前までには…。

7/6 10:47

道中はご覧のような泥沼状態が続きます。このサンプルは標準な状況です。

7/5 14:14

ルートを誤るほどの残雪ではありません。

7/5 14:24

キヌガサソウです。

7/5 15:03

歩くのに難儀します。

7/5 18:01

こんな道の方が楽ですよ…風がなければですが。

7/5 18:36

18時36分無事下山できました。13時間41分の長い行程でしたが素晴らしい山行ができました。

7/6 8:47

登山開始時に新潟県警の方々から山開きの記念のお守りや清四郎小屋さんからの？プレゼントを頂きました。

撮影機器：

COOLPIX S3600 NIKON

装備

備考

泥濘対策にスパッツを用意すると良いでしょう。一番注意してほしいのが”水”です。私達夫婦も５Lの水に、ウイダーINゼリー３個持参しましたが下山時には水１L未満でしたので要注意です。水場は無いものと考えて下さい。

感想

shige138

夫婦で登る百名山もこの平ヶ岳で91座目でした。
還暦過ぎの私達は毎日のジム通いとフルマラソンで”体力維持”に努めていますが高齢の登山者や女性には厳しい平ヶ岳です。無理をせずに中ノ岐コースでゆっくりと時間をかけて山頂や姫ノ池はじめとした池塘群、山頂周辺でのお花畑や玉子石を廻るのもいいかもしれません。
しかしながら体力があるうちに”正規ルート”に登ることができたことは私達夫婦にとっては自信となりました。これからも天気が良い時の安全第一の登山を続けていこうと考えさせられた一日でした。