大菩薩嶺-大菩薩峠-小金沢連嶺(甲州アルプス)縦走≪途中敗退≫
- GPS
- 07:38
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 1,605m
- 下り
- 2,553m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:40
天候 | 晴れ(高曇り) |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・今回エスケープした米背負峠−大蔵沢林道登山口の区間は沢沿いに下山。ピンクテープが多く道迷いの心配はないが、徒渉が何回かあるので雨だと厳しい場面があるかもしれない。 ・大蔵沢林道は法面から崩落した岩がいたる所に。歩いて通るには支障ないが、最近の崩落と思われる箇所もあるので安心はできない。 |
その他周辺情報 | 飲食店「雅」(甲斐大和駅前)…馬刺しやほうとうなど。美味しくリーズナブルかつ店員さんの感じもよい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
保険証
携帯
サングラス
タオル
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感想
せっかく天気の良いGW、眺望が望めそうな大菩薩峠へ、そしてどうせならロングコースをと目論むも・・・無念の途中敗退の記録。
【計画】
大菩薩嶺から滝子山を経由して初狩駅へ抜ける南北縦走を設定。大菩薩峠は初心者向けと言われているし道中下り基調だから、ちょっと足を伸ばしてもいつものペースなら日没前にゴールできるはず。仮に時間がきつそうなら滝子山から別ルートで笹子駅に逃げる算段(しかし結果的にこの別ルートにすら間に合いませんでした)。
【当日】
本当は快晴の日曜に山行の予定も、所用で一日ずれ込む。快晴ではないが雨もなさそうなので山日和ではありそうだ。
しかし当日朝、最寄駅で電車に乗り遅れる大失態。甲斐大和の始発バスに間に合わずスタートで既に予定より1時間以上の遅れとなる。本当はこの時点で修正ルートを検討すべきだったが、ペースを上げていけるところまで行こう作戦を採用(本当は、ダメ、絶対!)。
‐綟川峠から雷石まで、GWで混雑する中を登っていくが、いつもより脚が重い。前日の10kmジョギングが思いのほか筋肉痛として残っている…感覚的には山行後半の疲労感。でも気にしないふりしてハイペースを維持する。なんせ1時間出遅れてますから。
⇒覺笋謀達。開けた山稜で気持ちがよい。その後、思いのほか寂しい百名山の大菩薩嶺に足を伸ばしてから引き返し、雷岩で小休憩でコンビニおにぎり一個をほうばった後に大菩薩峠に向かう。前日は快晴だったので少し恨めしく思いつつ、それでも十分によい眺望を堪能しつつ稜線を歩く。しかしこの日は事前に登録したヤマレコのペースが頻繁かつ大幅に変わってしまっていて(操作ミス?)、到着予定時刻が乱高下。ペースが思ったほど上がっていない気もするがひとまず急ぐ。
B臺郢峠までは人も多く賑やかな稜線を緩やかに下っていく。この間は百名山と呼ばれるにふさわしい開放感。きっと百名山は嶺だけでなく峠に至る山稜を指すのだろう。しかし先はまだ長いので滞留せず先へ進む。
ぢ臺郢峠の先は徐々に人も少なくなっていく。何度か登り返しを経ながら、石丸峠、小金沢山へと向かう。登り返しで結構バテていることに気づく。シャリバテっぽいが、ペースを落とすわけにはいかないので行動食を多めに取りながら先を急ぐ。
ゾ金沢山に到着。予定よりも早い休憩をとり、残りのおにぎり2個を食べて再出発。このあたりから登山者もほぼおらず、下山まで2、3組程度に会ったのみ。程なくしてシャリバテも収まってきたので明らかにペースアップ。
ζ本一長い名前の牛奥ノ雁ヶ腹摺山や黒岳、白谷ノ丸を通って湯ノ沢峠へ。黒岳あたりから一か所ごとに目標タイムを頭の中で設定しなおし、クリアできれば予定通り続行、ダメならルート変更と決める。ペースアップのおかげでなんとかクリアし続け、ヤマレコ上でも日没前にはゴールできそうに回復。先ヘ進む(しかし今思えば、エスケープしやすい湯ノ沢峠で余裕をもってルート変更して下山すべきだったと思う)。
道中、植生保護のフェンス戸をいくつか経由して、大蔵高丸、ハマイバ丸をクリア。この辺りは富士山が正面に見えて特に景色がよい。しかしこの辺りから、目標タイムをクリアしているのに到着予定時刻が再度乱高下し始める。山中の日没が現実味を帯びてきて気持ちに余裕が全くない状況で楽しめない。20時着とかたまらん。ヘッドライトありとはいえ、初めての山で日没後の行動は限りなく避けたい。
米背負峠へ。予定の大谷ヶ丸方面とは別に、大蔵山林道経由の甲斐大和駅への案内板。かろうじて電波が入ったのでこのエスケープルートの情報を検索。林道に向かうまで沢沿いを下ること、林道は崩落個所が多く車両通行止めという情報。林道の整備状況が不安で、また林道に出てからもかなり距離がありそうなので、逡巡しながらも予定どおり大谷ヶ丸に向かう。しかしこの時点で16時近く。
大谷ヶ丸までの登りでも悩み続ける。まだ少なくとも2時間は山行が続く。滝子山を過ぎてからの最後の下りで時間を巻き返せるにしても、日没近くの下りで焦った状態は道迷いの元。他方、大蔵沢林道までの沢沿いはまっすぐなのでこの時間なら迷うことはない。林道もいくら状態が悪くとも基本は舗装路なので小走りすれば、確実に日没までに町中に戻ることができる。ということで米背負峠へ引き返して林道へ向かうエスケープルートへ。
大蔵沢林道に至る沢沿いを下っていく。ピンクテープが頻繁に貼られており、また沢もほぼまっすぐなので道迷いの心配はない。ただ徒渉が数か所。水量もまあまああるので、雨の後などは徒渉は大変かも。20分程度で林道ゲートに到達。ひとまず日没前に登山道を抜けられて一安心。
あとは林道の舗装路を下るだけ。しかし、大きな落石が舗装路のいたるところに。崩落から日が浅そうな石もあり、別の意味で安心できない。ジョグで舗装路を30分ほど下っていく。舗装路わきに、日川渓谷センター・甲斐大和駅方面という標識の山道入り口がある(他方、そのまま舗装路を進むとトンネルを経由して更にもう少し距離を踏んで一般道に出て天目山温泉)。ショートカットの山道は、山道とはいえ地図では300m程度下れば一般道に出そう、道もしっかりしていそうで日もまだ残っていたのでこちらを選択。5分ほどで無事日川渓谷センターの隣に出た。
一般道を1時間弱歩き、18時に甲斐大和駅へ。体力的にも精神的にも疲労困憊の山行となった。駅前で食べた夕飯が美味しかったことに救われた。
≪今回の猛省点≫
・遅刻ダメなのは当たり前として、遅刻しても大丈夫な行程とするか、早々にルート変更を検討する。ペースアップありきで遅刻を取り戻そうとしない!
・様々な段階でのエスケープルートを想定し事前準備する。
・前日の準備不足。カーボローディングしかり、前日の疲れを残さないようにするなど。
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