大石ダムより朳差岳へ「梅雨空のワン・チャンス」

2015年07月07日(火) [日帰り]

• GPS: 10:26
• 距離: 22.1km
• 登り: 1,873m
• 下り: 1,883m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:54
• 休憩: 0:33
• 合計: 10:27

距離 22.1km 登り 1,874m 下り 1,883m

6:36 スタート地点
9:09 9:10 カモス峰
10:28 10:30 千本峰
11:41 11:42 前朳差岳
12:25 12:54 朳差岳
13:19 前朳差岳
13:53 千本峰
14:49 カモス峰
17:03 ゴール地点

天候

晴れ(山頂はガス時々晴れ)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道7号線より290号線へ。途中右折して黒俣経由大石ダム

コース状況／危険箇所等

特に危険な個所はありませんがカモス峰までの登りでマムシ3匹に会いました。急坂なので掴まる場所を要チェック。(帰りも同じ場所に昼寝してました)

写真

7/7 6:25

大石ダム右岸の林道には必ず彼らがいます。今日も20匹ほどがお出迎え。

7/7 6:28

彫刻公園先の空き地に駐車。ゲート手前に4・5台は駐車できます。今日は一台車が停めてあり、先行者がいると思うと心強い。

7/7 7:00

林道を歩き始めて鮮やかなブルーは山アジサイ。

7/7 7:35

一番目の橋(ブナイデ橋？)。向こう岸の一段高い場所が「月夜平」。

7/7 7:43

ここを歩くのはまだ2回目ですが、お気に入りの場所です。

7/7 7:45

突き当たりの急坂から登山開始。

7/7 7:52

しばらく尾根にそってすすんだ後、もう一本の橋を渡るためにトラバース気味に川へと降りて行きます。

7/7 8:01

2番目の橋(カモス橋？)が見えました。ここを右側にわたります。

7/7 8:11

後はとにかく急登り。ただそれだけ。殆どブナの混成樹林で見通しは利きません。

7/7 8:19

「おっと」です。ちょうど登山道が狭くなって掴まろうとした古株に「マムシ」が2匹お昼寝でした。万一があるので木の枝を使ってどいてもらいました。

7/7 9:13

到着した最初のポイント。カモス峰は林の中でした。私のイメージとは違い見通しは全くありません。

7/7 9:20

カモス峰から一旦下ります。この先にはどんな景色が広がっているのか・・・周囲は厚いガス・ガス。

7/7 9:22

登山道脇にはヨツバヒヨドリがずらりと並んでいます。ガスで近くしか見えない。

7/7 9:29

前方には山影らしきものが見えるのですがハッキリしない。樹林帯を出たり入ったりで進みます。

7/7 9:49

次のポイント権内ノ峰に到着。周囲は相変わらずガスに隠れて、登ってきた方向も見えなくなっています。

7/7 9:50

ガスの先にある景色を想像しながら進むことにします。写真に写るのはトンボのみ…。もうこれで悟りの境地？。

7/7 9:55

ムシカリの赤い実が鮮やかに見えます。先日まで白い花だったのに山の植物はせっかちです。

7/7 9:58

ガスの中、ちょっとした細尾根もあります。

7/7 10:00

白いアジサイのような花はノリウツギ？

7/7 10:07

林の中にはシロキクラゲらしきキノコが。昨年秋、大境山でたくさん見かけました。

7/7 10:22

千本峰近くの観測所？

7/7 10:24

何回か上り下りを繰り返して千本峰に到着。残念ながらここもガスの中。東側へは開けているのでどんな景色が広がっているのか…。

7/7 11:26

きれいな白色のコバイケイソウ。登山道にはこの後もずっとあります。千本峰から一旦下りますが、その後はただひたすら登りが続きます。

7/7 11:26

ハクサンボウフウ。この斜面は基本、低灌木地帯。もうすぐ前朳差かな？と思うと、その先のガスの中からまた山影が現れます。ここで相当疲れました。

7/7 11:35

灌木帯を抜けると一気に山頂。エッ晴れてる。
東側からガスが押し上げていますが、西の空は晴れていました。

7/7 11:36

前朳差岳到着。
・・・本心、来て良かったと思いました。

7/7 11:37

西の空に見えるのは二王子岳でしょうか。まだ少し雪が残っています。

7/7 11:44

目指す朳差岳への稜線も視界良好です。正直なところ、まだこんなに遠いのかとガックリ。地図の上ではすぐそこです。

7/7 11:46

前朳差岳から一旦下り、ガスとの境にある登山道を進みます。気持ちいい稜線歩きでした。

7/7 11:53

途中の小ピークから前朳差岳を振り返ります。結構尖がった山容が見えます。

7/7 11:59

ゴゼンタチバナはいつも元気。登山道にたくさん咲いています。

7/7 12:04

ミヤマカラマツかな。結構好みのタイプ。

7/7 12:05

シャクナゲ越しの二王子も最高。

7/7 12:06

ミヤマクルマバナは今が旬。シロバナニガナがしっかり紛れ込んでいます。

7/7 12:06

やっと会えたネ。君はお日様が射すと笑っているように見える。名前は「お日様」に由来していると信じてる(笑)。

7/7 12:09

アカモノは隠れるように登山道脇に咲いていました。

7/7 12:11

長者平に近づくと沢山のヒメサユリがお出迎え。一本一本に挨拶。誰もいないから平気。

7/7 12:11

そうそう、こっちの方にも挨拶。

7/7 12:12

長者平に到着。向こう側には地神山が・・・

7/7 12:13

色が濃くて美人のヒメ。

7/7 12:15

長者平を過ぎるとヒメサユリは姿を消し、ニッコウキスゲの群落が始まります。み〜ンな今朝咲いたばかりの短い命。

7/7 12:16

朳差岳まで登山道脇にびっしり。もうアップの写真を撮ることを止めました。でも登山者一人が見てるだけではもったいない。

7/7 12:17

君は？次までに勉強しておく。

7/7 12:17

先日歩いた地神山の山頂はガスに覆われたまま。でも、これだけはっきり見る事が出来て満足。

7/7 12:18

あと少しで山頂。去年、相棒と鉾立峰まで来てガスに巻かれて諦めた場所です。

7/7 12:28

朳差岳リベンジ出来ました。ずっと前から大石ダムコースで登ることにしていました。

7/7 12:29

西側の尾根には池塘が見えます。ここに来て初めて知りましたが写真に見えている登山道、西俣川・大熊小屋からのコースは通行止めの表示がありました。

7/7 12:30

朳差岳避難小屋と鉾立峰。去年はあそこまででした。

7/7 12:32

避難小屋の周りはニッコウキスゲの花畑。まだ明日咲く蕾が多かった。

7/7 12:32

中に隠れるようにハクサンフウロ。

7/7 12:55

所々にはイブキトラノオ。

7/7 12:56

周囲が賑やかでヨツバシオガマは目立ちません。

7/7 13:06

昼を過ぎていたのでエブリ差岳を後にして、再び長者平から地神山方向を眺めます。ガスが再び多くなってきたようです。

7/7 13:06

長者平にもガスがかかり始め、日差しがなくなりました。

7/7 13:19

前朳差岳手前の登り返しは結構急な斜面です。片方がザレ場となっています。

7/7 13:26

日差しが無いとミヤマコウゾリナの黄色も輝きが薄れます。

7/7 13:28

下山途中で大きなハナチダケサシ。

7/7 13:40

午前中はガスに覆われていた登山道が見えるようになりました。手前の尾根は千本峰。その奥右手には権内ノ峰が見えています。

7/7 13:48

千本峰付近で振り返ると前朳差までの斜面が圧巻。延々と斜面が続いています。午前中見えなくて良かった。

7/7 14:19

権内ノ峰近くまで降りてきました。権内ノ峰から左手に降りて行きます。正面には大境山。その右手に枯松山。

7/7 14:29

権内ノ峰から振り返ると前朳差岳へと続く尾根とその手前に千本峰が見えます。もちろん前朳差岳は見えていません。

7/7 15:23

後はただ、ひたすら急降下。マムシに気をつけながら。帰りも同じ場所(2か所)でマムシを見かけました。ナワバリでしょうか。

7/7 16:01

月夜平でホッとします。初めて訪れた時は、森に入るのもビクビクでしたが…。

7/7 17:16

車に戻り、大石ダムまで戻ってきました。雨不足のせいか随分水面が下がっています。

7/7 17:32

胎内スキー場近くから振り返ると・・・あれはエブリ？

撮影機器：

PENTAX K-50 PENTAX

感想

onicco

去年からの宿題がやっと終わりました。今年は相棒抜きの一人。先行者がいると信じて登って行ったのですが、結局駐車場の車は朳差岳に向かった人のものではなく、誰にも会わない山歩きとなりました。もったいない。
ガスで見通しが利かないのを覚悟して登ったのですが、前朳差岳に到着してガスが晴れ青空が広がった時の感激は言葉では表せません。
何よりヒメサユリとニッコウキスゲの群落は見事でした。そういえばあれほど沢山見かけたハクサンイチゲの姿を見かけませんでした。
ただ、今回の登山は私にとっては少し無理なコースだったようで、カモス峰から下り、橋を渡って次の橋までの短い間に何回か休みました。その後4キロの林道歩きはもうヘトヘトでした。

コメント

GiRoRo

花がいい！！
oniccoさんこんにちは。
いい時期でしたね。
私が登ったときはヒメサユリは蕾でした。
ハクサンイチゲとヒメサユリ・ニッコウキスゲの間に時期だったらしいです。
うらやましいです。

・・・次は本山ですね？

onicco

また、いいコース紹介してもらいます。
GiRoRoさん
返信ありがとうございます。
今日は遠くまで空が晴れ渡って、また山に行きたくなりました。
これから本山に行くためのパジャマを新調しなくては。