【霧ヶ峰・車山】青空と爽やか緑と白い雲、花々の彩の車山高原周回
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- GPS
- 04:51
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 391m
- 下り
- 387m
コースタイム
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車山肩Pは車道を挟んで50台ほど止められる(無料:2h〜3h以内) 隣接して1日\1,000の有料P(25台ほど) トイレはレストハウス横にチップ制のバイオトイレあり レストハウス脇から一面がニッコウキスゲ群生地 復路:車山スキー場~大門峠~白樺湖経由で中央自動車道諏訪南IC |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎全体的に良く整備されているハイキングコース。 ◎湿原周辺は水溜り、泥濘が点在、スパッツが有効。 ◎トイレは、車山肩にチップ制のバイオトイレ、 鎌ヶ池キャンプ場跡地手前に旧式トイレ ◎コースタイムは写真を撮りながらのゆっくりペース 【車山肩〜車山山頂】 ・広いゴロ石のなだらかな登山道、眺望が良いの気持ちよく歩ける。 ・山頂は球形屋根の気象レーダー観測所がシンボル。 ・山頂に車山神社が祀られている。 ・山頂は360度のパノラマ、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプス、 そして車山神社の鳥居越しに富士山も見える。 【車山山頂〜車山乗越】 ・神社裏からリフト降り場の横を通りへ階段で降りる。 ・結構な急階段。 ・階段から砂利道になると分岐点があり、そこを左折。 ・緩い登りの登山道となる。 ・車山乗越で分岐、今回は直進。 【車山乗越〜蝶々深山】 ・車山湿原の中を木道で快適に下る。 ・木道が終わると分岐点、左折が「沢渡」方面、直進の直登へ進む。 【蝶々深山〜物見岩】 ・蝶々深山山頂はそこそこ広く眺望も良い休憩スポット。 ・蝶々深山から少し下り、その後平坦な細い熊笹道。 ・笹に覆われて見えにくいが、所々に水溜りと泥濘があるので注意。 【物見岩〜八島ヶ原湿原(鎌ヶ池キャンプ場跡)】 ・物見岩周辺もそこそこ広く、休憩スポット。 ・物見岩からジグザクの細い笹道。 ・所々に岩場あり。 ・林に入る手前から沢のせせらぎの音が聞こえる。 ・林の中の道は水溜りと泥濘の連続、スパッツが欲しくなる。 ・林が途切れて明るくなったところに旧式トイレがある。 ・湿原に入る手前に防獣ネットがあり、横に出入口の金網扉がある。 ・鎌ヶ池キャンプ場は閉鎖されている。 ・鎌ヶ池キャンプ場跡前が分岐点、木陰に休憩スペースがある。 【八島ヶ原湿原〜沢渡】 ・鎌ヶ池キャンプ場跡前が分岐点を左に旋回。 ・出だしは舗装路。 ・幅広の平坦な砂利道が「沢渡」まで続く。 ・右手に八潮湿原が大きく広がる。 【沢渡〜車山肩】 ・沢渡の橋の周辺の木陰でランチタイムをとる人が大勢いた。 ・車山肩まではかなりの急登。 ・沢渡からの出だしは階段、その後沢の水が登山道に流れている 箇所があり、グチャグチャ。 ・急登をあがり切ると、車山肩のレストハウス裏に出てる。 ・この辺りがニッコウキスゲの群生地でちょうど見ごろ。 ・かなり大勢の人出であった。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
ガイド地図
プロトレック時計(1)
筆記具(1)
保険証(1)
昼食
ティッシュ(1)
帽子
タオル(1)
携帯電話(1)
雨具(1)
防寒着
ストック(1)
時計
非常食(1)
カメラ(1)
水(ハイドロ+Pet5000*2)
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感想
梅雨時に、3個の台風が同時に発生していて、
週末の天気をズーッと気にしていたが、
まるで梅雨明けのような晴れ間となった。いきなり気温も夏日。
はじめは、テント担いで未踏の尾瀬を狙っていたのだが、
その方面の土地勘が全くないのと、キャンプ場も予約制とあるので躊躇。
アプローチもいろいろとありそうなので、ちゃんと調べて次回とする。
今回は車山高原周辺ハイキングで八島ヶ原湿原まで足を延ばすことにした。
周辺にはキャンプ場は幾つかあるようだが山行者向けでは無さそうなで、
いろいろと下見を兼ねての日帰りハイキング。
車山は冬季、スキーで何回も行ったことがあったが、
この時期、そして山行目的では初めてである。
厳密に言えば、半世紀も前の話になるが、小学生の夏休み、
ボーイスカウトのキャンプで訪れたことがあった。
当時は布製の三角テントで1班中学生と小学生の組合せで5〜6名編成。
トイレは班ごとに茂みの中に自堀で確保し、直火の飯盒炊飯という、
今考えると、かなりワイルドなものであった。
夜中の雷雨でテントが水没、急きょ近くの小屋に避難したのを覚えてる。
今回は、午前4時半に家を出発、最寄の府中国立ICから中央自動車道、
往路は諏訪ICで降りて、車山肩の駐車場の到着が午前7時半。
この時点で無料の駐車スペースはほぼ満車。
久々の晴天の週末、しかも、この地はニッコウキスゲの群生地、
無理もない。駐車できてラッキーであった。
駐車場からの眺望も素晴らしい。
車山山頂までは、幅広いなだらかなゴロ石の登山道。
景色に見惚れていると、ちょいちょいゴロ石に躓く。
車山肩の駐車場からも山頂の気象レーダー棟は、直ぐそこに見える。
山頂までは大したことないと思ったが、
素晴らしい眺望と、足元の草花の写真を撮りながら、
ゆっくりペースで登り、小一時間要した。
山頂は360度の大パノラマ、吸い込まれそうな晴天の青空、
目の前に八ヶ岳の山々、富士山もはっきりとした形で見える、
そしてアルプスの山々が連なる、静寂な御嶽山も確認できる。
とても素晴らしい眺望で、時の経つのも忘れる。
一日中、ここにいても良いと感じる。
車山神社の鳥居越しに見える富士山も美しい。
ここからの蓼科山のシルエットが富士山の形に重なる。
神社脇からの階段を降りると、
リフトの山頂駅の避難小屋前を通過して急階段が続く、
階段を降り切ると、スキー場のゲレンデの中。
分岐点を左に曲がり、八島ヶ原湿原方面に進む。
ゆるい登り返しになるが、草原の中を気持ちよく歩く。
すぐに車山乗越の分岐となる。
左を見上げると山頂の気象レーダーが見える。
ここは直進して、蝶々深山を目指す。
車山湿原の木道はリズム良く気持ちよく歩ける。
レンゲツツジの咲残りの朱色が一点、目立っていた。
木道の終点の分岐点、直進の直登が蝶々深山、
遠目にはなだらかな斜面に見えていたが、
近くで見上げると、結構な急登。
蝶々深山の山頂は結構広く、なかなかの眺望の休憩スポット。
ここから物見岩まで緩やかに下る。
笹原の細道で、所々に水溜りと泥濘がある。
物見岩は、岩が重なり合っているような彫刻作品にも見える。
ここから八島ヶ原湿原の全貌が見渡せる。
湿原に向かって、ジグザグに降りて行く。
林の近くに来ると沢のせせらぎ音が聞こえてくる。
林の中の道は水溜りが随所にあり、なかなかの泥濘、良く滑る。
湿原へは防獣ゲートの扉を開けて入る。
直ぐに鎌ヶ池キャンプ場跡前の分岐点となる。
鎌ヶ池キャンプ場は以前はオートキャンプ場だったらしいが、
現在は閉鎖されていて、車両も入って来られなくなっている。
キャンプ場の前の鎌ヶ池も干上がって、水辺はなく草原となっている。
木陰に枕木が積まれていて、ちょうど良い休憩ベンチとなっている。
無造作に置かれた一本の枕木に腰掛け、ランチタイムとする。
広々とした草原越しに青空の中の白い雲の流れが
まったりとした時の流れを教えてくれている。
このキャンプ場はいつから閉鎖されているのだろうか、
この辺りは人工的な灯りは無さそうなので、
夜は満点の星空が望めるのではないだろうか。
是非とも、もの静かな山行者向けのキャンプ場として復活を期待する。
湿原の周回はショートカットして、
湿原の一辺の平坦な道幅の広い砂利道を沢渡を目指して歩き出す。
道のあちこちに大きな水溜りがあり、それを避けながら歩く。
道の両側には湿原植物が茂っている、いろいろな花の彩も美しい。
そよ風が適度にあり、深呼吸しながら気持ちよく歩く。
沢渡周辺の木陰では、あまり良いロケーションでは無いが
大勢の人がランチ休憩をとっている。
きょうの気温と夏の陽射しを避けて、涼を求めるのも無理はない。
沢渡から車山肩までは1kmほどの距離であるが、
かなりの急登の登り返しなる。
出だしは登り階段、林の中は登山道は水浸しで、沢の中を歩く様。
林から抜け、視界が開けると青空の中の草原の道となる、
が、息も切れる、写真を撮りながら、水分補給。
汗でビッショリになりながら、ゼイゼイと登っていると、
すれ違う中年女性ハイカーに、「登りはきつくて大変ですね」、
と声を掛けられる。 余程、ヨレヨレに見えたのだろう。
確かにこの登り返しはきつかった。
車山肩まで帰ってくると、一面のニッコウキスゲの群生地、
ちょうど見ごろで、大勢の観光客で賑わっていた。
天気も景色も素晴らしく、急に思いつた車山であったが、
とても良い山行であった。
帰りの渋滞を避け、早々と白樺湖経由で帰路に着くことにする。
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