記録ID: 675123
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
絶景と花の針ノ木岳 扇沢→針ノ木峠テント泊→種池周回+蓮華岳
2015年07月11日(土) ~
2015年07月12日(日)
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体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 18:47
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,715m
- 下り
- 2,748m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 8:00
距離 10.6km
登り 1,616m
下り 455m
天候 | 7/11 快晴 7/12 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM5:20時点で6割ほど埋まっていた (柏原新道登山口近くの扇沢橋駐車場は工事のため来年いっぱい使えません) 扇沢駅に近い扇沢無料駐車場は端のスペースがほぼ満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○針ノ木雪渓 針ノ木雪渓には大沢小屋から10分ほど進んだところから入ります。針ノ木峠までずっとつながっています。小屋直下はかなり急です。自分は12本アイゼンを使いました。多くの方は軽アイゼンでしたが、急なところは前爪のあるアイゼンの方が登りやすいです。(小屋でレンタルしているコの字型の超簡易アイゼンでは、針ノ木小屋直下の急登でかなり心許ないと思います。夏道が出てからなら問題ないでしょう) 小屋の少し下にある水場は周辺が雪割れしており、近寄るには危険です。 ○針ノ木小屋テント場 針ノ木小屋のテント場は雪が消えてほぼ全てのスペースが使えるようです。 ただし雪が融けたばかりのところは地面が荒れていて整地の必要があります。 自分が張った最上部のスペースも整地がまだだったようで、一番に到着の隣の方がスコップを借りて整地していました。 (針ノ木小屋のテント場は受付の際に張る場所を指定されます。張る前に必ず受付してください) 水は小屋で購入できます(沢からポンプアップしたもの)。\200/1L ○針ノ木岳直下の雪渓 針ノ木岳頂上から少し下で雪渓を登りながらトラバースします。日中は雪が緩んでアイゼン不要らしいですが、朝方は雪が固まっておりアイゼンなしでは危険です(特に下り)。自分はチェーンスパイクを使いました。 ○縦走コース 針ノ木岳から赤沢岳を過ぎたあたりまで、所々にガレ場があります。浮石やヒビの入った岩が多数なので十分注意を。赤沢岳は偽ピークを過ぎてからが核心部なので、ガックリ来て油断しないように(笑)。 新越山荘で水の購入可能。\150/1L ○柏原新道 柏原新道の雪渓トラバースはしっかり雪切りがされているので、アイゼンは不要です。 途中に水場はないので、水は種池山荘で購入。\150/1L |
写真
赤沢岳への登り
遠くから見た感じでは楽勝かと思ったが、所々に岩のガレ場があり、それらを超えて登るのは意外に大変だった
すでにこの時点でトラップが見えてますね(撮影時点ではもちろん気づかず 笑)
遠くから見た感じでは楽勝かと思ったが、所々に岩のガレ場があり、それらを超えて登るのは意外に大変だった
すでにこの時点でトラップが見えてますね(撮影時点ではもちろん気づかず 笑)
撮影機器:
装備
個人装備 |
12本アイゼン
チェーンスパイク
ピッケル
|
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感想
今シーズン4回目のテント泊遠征は北アルプス後立山の針ノ木岳へ。
北アの主要ピークはかなり登ったつもりだが、後立山の種池山荘から南や裏銀座など、まだまとまって残っている山がいくつもある。特に大町周辺は北陸からだと文字通り立山の後ろでアクセスが悪い。今年はできれば集中的に潰したいと思い、いろいろとプランを練ってみた。
今回はそのうち針ノ木岳周辺の山々を縦走してきた。
初日は登りであまり時間がかからないと思うも、駐車場や針ノ木小屋のテント場キャパの問題もあり早朝出発。針ノ木雪渓は予定通り軽くクリアし、テントを張って蓮華岳を往復しても時間が余りテント場で飲んだくれて過ごす。
2日目は針ノ木峠から種池まで稜線を辿り柏原新道を下る周回後半。地図に名前が載っているピークだけでも針ノ木岳、ズバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳と多い。このコースを日帰りの記録もよく見かけるのでたいしたことないだろうと舐めていたが、いやはや、さすがにこれだけアップダウンがあるとテント泊のデカザックでは大変だった。特に赤沢岳の偽ピークにはガックリ。本当の山頂が見えた瞬間に思わずへたりこんでしまった。この日はとても暑く小屋毎に水を購入してもすぐになくなってしまう。途中にある残雪を口に含んでクールダウンしつつ歩いた。
針ノ木小屋のテント場から見える山々はまだ未登のところが多い。後立山南部は独立した名前のピークがいくつもあり、それだけアップダウンが激しそう。これは心してかからなければ・・・
ちなみに今回の縦走で後立山は蓮華岳から朝日岳までほぼ繋がった(五竜〜唐松間が残ってるが)。
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dokuboさん、こんにちは
レコアップ...早や
我が家の方が早く帰宅してるはずなのに...まだ出来てません(>_<)
しかし...dokuboさんの凄いのは"妄想"と言いながら色々計画して
それを実行する行動力ですね
今回、天気も良くって最高に楽しめたのでは
我が家は妻の休日の関係で中々テン泊の計画すら出来ないのですが
こんなレコ、見せられた日には...
絶対、好天狙いで朝・夕の景色眺めるゾォ〜 と決意するtoshiなのでした
toshiさんいつもコメントありがとうございます。
今朝も4時に起きて写真の加工してました(笑)
(自分はRAWで撮ってるのでPCでの現像作業が必要です)
やっぱり山はテントで泊まって夕方から朝までのんびり過ごすのが一番です。
今回は東西が高い山の峠に泊まったので、日の入・出は見ることができませんでしたが・・・(少し登れば見えたでしょうが、千鳥足では無理)
針ノ木雪渓のなが〜い雪渓は絶景ですね。
ミヤマオダマキ 、イワベンケイ、白山にないお花も当然知っておられるんですね。
僕はミヤマオダマキは誰も知らない新種かと思っていました。
毎回、飲んだくれですよね〜。
飲んだくれ中毒にかかっているのではないかと思ってしまいます。
いやいや〜。たしかに毒boさんです。
遠方からの帰還、おつかれさまでした。
naoさん、槍ヶ岳お疲れでした。
ミヤマオダマキは当然知らなくて、検索して調べました。
「針ノ木岳 花」とかでググると登った方のブログとかでわかります。
イワベンケイは知ってました。白山の釈迦新道で見たことがあるかも?
飲んだくれ、今回はヘベレケ手前でやめときました。何せトイレへ行くには途中に岩場があってサンダルじゃ無理だったので(笑)
こんばんは☆
精力的に登っておられてすごいなあといつもレコを楽しみにしています(*^▽^*)
鉢の木は以前、眺めただけですが、この時期だとお花がいっぱいなんですね~(*^▽^*)
私はというと、週末に休みをとったのに体調不良でどこにもいけず…。レコをみて、いいなあって思うばかりです(>_<)ヽ
edus4100さんコメントありがとうございます。
基本、天気が良い休日は山へ行くことにしています(笑)
針ノ木周辺はガレ場が多いので「お花畑」みたいなところはないですが、それでもあちこちで色々咲いてました。縦走で場所が変わると植生も変わって面白いです。
dokuboさん、針ノ木お疲れ様でした。
まさかテン泊で周回されているとは!驚きました。
dokuboさんのテン泊装備のパワーは目を見張るものがありますね。
今回もfbで情報交換させていただいたおかげで、更に充実した山行になりました。
ありがとうございました。
このレコを参考にさせていただき、また機会があったら行ってみたいと思います。
Sanchanこんばんは。
針ノ木から先、いくつもピークがあることを深く考えてませんでした(笑)
ボッカ訓練にしてはちょっとキツかったかも。
ここは軽荷でサっと日帰り周回が良いのかも。
先日は楽しいお話ありがとうございました。
私はレコはあげていませんが、毎回記録用に動画を作っています。
dokuboさんのテント設営の様子も映っていますのでよろしかったらご覧ください。
https://drive.google.com/open?id=0B2XU0uoeSG8abWdmc1pZS0pQSE0
それではまたどこかでお会いできたらいいですね。
kissyさん、針ノ木ではお世話になりました。
3連休は南ア北岳周辺へ行っていたためお返事が遅れて申し訳ありません(天気は散々でした)。
いやぁ、素晴らしい映像ですね。
ほぼ同じ時間に自分も見た光景なので、改めて記憶が蘇ります。
新越山荘、種池山荘でのビール、とても羨ましいです(笑)
またどこかでお会いしましたら、よろしくです。
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