記録ID: 6753430
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬鑓ヶ岳 猿倉から(山スキー)
2024年05月03日(金) [日帰り]


体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 10:42
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,263m
- 下り
- 2,258m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 10:42
距離 18.1km
登り 2,265m
下り 2,259m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
まだ余裕あり。午前5時前から駐車場では管理者が整備に従事していました。 林道入口は立入禁止(雪の落下が頻発しているため)。 →登山口は山荘前から(登山口に手洗いあり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
天候:晴れ 気温:9℃ 猿倉荘前から登山道をシートラで歩き出す。今回は5名のパーティー。 林道は雪が頻繁に落下するため通行止め。山荘前から登山道へ。 雪は少なく、兼用靴での登山道歩きは足に辛い。 白馬岳大雪渓への道と分かれ鑓温泉への登山道に入り標高1400mを超えたところで雪が繋がりようやくスキーを履く。放射冷却の影響で雪はカチカチ。 ブナの森から見晴らしの良い台地に出てくる。 白馬岳、小蓮華山、小日向山などを見ながら小日向のコルを目指す。 標高1600mでクトーを付け、小日向のコルまで標高差200mのアルバイト。 白馬鑓・杓子方向、唐松岳、八方尾根が見えてくる。 コルでシールを剥がして鑓温泉のある谷間の出合まで滑走(標高差200m)。 ここもカチカチでエッジを利かせながらの緊張した滑走であった。 固い雪面の凹凸でふくらはぎが疲れたが日向はやや雪が柔らかくなり助かった。 出合で再びシールを貼って谷間を登っていく(標高1630m)。 ここからが本番でクトーを付けておく。また、下駄(ヒールリフター)も準備。 本格的な登りが始まり、右手の尾根からのデブリ帯を通過。 日差しが眩しく暑くなってくる。 単調な景色の中、ザラメ雪の登りが続くが標高がどんどん高くなっていく。 標高2000mで鑓温泉に到着。ここからやや勾配が増し、谷間が狭くなってくる。 ルートはやや右手に回り込み、切り返しを入れ高度を稼ぐ。 ヒールに下駄をセットすると幾分脚は余裕ができたが、普通のトレースを歩くとキツイのでやや直登気味に登っていく。 負荷がもっともかかり一気に標高が上がる。尾根が近くなるのが分かる。 さすがに周囲の登山者もマイペース。 標高2500m辺りで休憩。背後の展望が広がり、八ケ岳の右に富士山がくっきり。 そこからひと登りで尾根直下へ。 上の方は雪がなさそうなのでスキーでの登り切れないと判断、板を夏道合流点にデポして若手夫婦とツボ足で山頂を往復する。 兼用靴でザレ場は登りにくかったが集中力が切れなかったので何とか登頂。 白馬岳、唐松岳、立山、剱、毛勝三山、僧ヶ岳、富山平野、黒部湖などを望む。 山頂からデポ地点まで下山して、板を履いて滑走へ。 斜度のあるザラメ雪で黄砂の影響もなく板が良く走る。 滑りごたえは十分で、一気に高度を落とす。 一部に雪割れ、小石があるので注意。 鑓温泉横で木こりさんと合流、さらに下部は緩斜面となり白馬鑓スキー場と化す。 気持よくなり一気に滑ってしまった。 出合では暑くなると思ったが風が出て寒いくらいだった。 ここでシールを貼ってコルまで辛い登り返し。 やはり風は止み暑さがぶり返す。ここは最後の頑張りところ、集中力を切らさないように一気にコルまで上り詰める。 コルで最後の休憩を終え、シールを剥いで最後の滑走へ。 ここも快適なザラメ雪を楽しみ、途中から長走沢に向かう。 長いトラバースを経て藪処理少々で沢に降り立つ(標高1550m)。 雪面が下流まで繋がっていたので沢筋をさらに快適に滑りこんで降りていく。 標高1400mを切ると堰堤手前で右岸へ移り、小枝を避けながら雪を拾って滑る。 ここはさらに雪が無くなると通行は困難になりそうだ。 雪切れで一度板を外したが、何とか脇の雪面を滑り、大雪渓からの登山道と合流。 そこから少し降りたところで滑走終了。やはり楽はさせてもらえない。 シートラで歩いて駐車場が見えてきたが、林道は途中で通行止め。 歩きにくい登山道を下山してゴール。 |
写真
撮影機器:
感想
今回は、山岳会のメンバー5名で猿倉から白馬鑓スキー登山。
GW後半も好天に恵まれたが、放射冷却で朝方はカチカチ斜面で始まる。
次第に気温が上がり日差しが強くなるとザラメ雪の登り。
中盤は斜度も増し単調な登りが続いたが、尾根に雪はなく板をデポして山頂を往復。
初めての登頂でまた違った風景を堪能。
お楽しみの滑走は、ダイナミックな風景を楽しみながら一気に千メートルを落とすので滑っても滑っても終わらなかった。鑓温泉は次回の宿題となった。
最後は足が慣れ休まなくてもターンを続けられて気持ちが良かった。
小日向のコルへの登りを我慢で終え、再び滑走して、長走沢に滑り込む。
スケールが大きいので登り甲斐・滑りごたえ十分でした。
同行頂いた皆さんに感謝です。
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