立山三山縦走(本峰三山&別山、浄土山&龍王岳)
- GPS
- 44:53
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,505m
- 下り
- 1,618m
コースタイム
- 山行
- 0:33
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 0:35
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 11:55
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
天狗平山荘
|
写真
感想
45年振りの北アルプスです。長男と一緒に2泊3日の立山三山縦走を行いました。山小屋泊も久々(というか若い頃は天泊のみで小屋泊まりはほとんどなし)で日頃の慌ただしいマイカー日帰り登山とは全く別のゆっくり気分で天候にも恵まれた充実した3日間を過ごすことができました。
初日は立山黒部アルペンルートを観光、扇沢は初めて訪れました。電気バス、トンネルケーブルカー、ロープウェイ、トンネルトロリーバスと乗りついでの観光はとても楽しく、黒四ダムは大迫力でした。宿の室堂山荘には2時には到着。余裕の時間を相部屋になったお二人といろいろと体験談や今回の山行の話で楽しいひと時でした。
2日目は室堂山荘から一ノ越に向かい立山本峰(雄山、大汝山、富士ノ折立)から真砂岳、別山と縦走して剱御前小舎(別山乗越)から雷鳥坂を雷鳥沢キャンプ場まで下り室堂へ登り返して山荘に戻る周回コース、息子の体力と岩場を歩くので時間を十分に見て、朝3時半に出発して行程に余裕をもって慌てずゆっくりと慎重に歩きました。12時間の長丁場となりましたが目いっぱい楽しめた一日になりました。朝、日の出は見ることはできませんでしたが、雲一つないすばらしいモルゲンロートに感動、学生時代に縦走した黒部源流の山々や槍穂高などが一望です。雄山の山頂では山歩楽おんじさんと出会うことができて感激、記念撮影お願いしました。富士の折立に向かうにつれ、剱岳がだんだんと大きくなってゆき、別山からはその全体の姿を表して、これまた学生時代に唯一岩登りをした源次郎尾根や平蔵谷をしばし眺めて感無量でした。雷鳥坂での下りでは偶然にも登山道に雷鳥(親鳥)が出ていて、その後続々と子どもの行列を見ることができて思いがけない出合いに嬉しくなりました。室堂山荘に帰着して広々とした風呂から窓を開けて、今日、歩いてきた立山の稜線を見ながら疲れを癒しながら何とも言えない至高のひとときでした。夕食ではもちろんビールをつけてこれまた満足、翌日に備えてすぐに熟睡、いいことずくめの一日でした。
3日目は立山三山踏破するために浄土山と龍王岳に登りました。この日もモルゲンロートを期待して暗い中を4時に出発、室堂山展望台までは整備された登山道。浄土山の陰になり日の出は見れずとも薬師岳方面、剱岳のモルゲンロートを見ることができて素晴らしい朝を迎えました。浄土山は急登で高山の花に気持ちを和ませてもらいながら一歩一歩踏みしめて登りました。山上に出てから南峰に向かう稜線で再び雷鳥との出会いを期待しましたが残念ながら見つかりませんでした。龍王岳の岩峰はちょっとだけスリルを味わい山頂に登り着くと360度の展望で絶景を堪能。特に黒部源流の山々を大学1年生の時に高瀬ダムからブナ立尾根の急登を登り野口五郎岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳から黒部五郎岳、薬師岳、五色ヶ原と縦走して立山まで来たことを思い出そうとしましたが、記憶はとっても断片的でほとんど思い出せずにただ眺めている感じでした。しかし北アルプス全体に包まれたようなしばし至福の時間を過ごしました。一ノ越へは前日歩いた立山本峰から剱岳の稜線を見ながら下り、これから雄山に登る登山客とすれ違いながら室堂山荘へ戻りました。預かってもらった荷物を受け取り天狗平までのんびりと下り、今回の山行の余韻を味わいながら歩きました。計画では弥陀ヶ原まで降りる予定でしたが、長男が計画した帰りのローカル線の旅の時間に余裕がなくなるので天狗平でゴールにしました。
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