銚子ヶ峰 〜キタヤマオウレンvsミツバオウレン

2024年05月10日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.0km
• 登り: 863m
• 下り: 852m

コースタイム

石徹白登山口P - いとしろ大杉 - 神鳩の宮避難小屋 - 母御石 - 銚子ケ峰 - 母御石 - 神鳩の宮避難小屋 - いとしろ大杉 - 石徹白登山口P

天候

快晴

アクセス

・石徹白大杉の駐車場利用、トイレ利用可
・白山中居神社から石徹白川の左岸の道路に複数のコンクリート製の洗い渡が新設されたようで、車の底を擦らないように、超低速走行が必要

コース状況／危険箇所等

・銚子ヶ峰の上部に少し残雪
・神鳩の宮避難小屋にトイレはなく、携帯トイレが必要
・登山口から1kmごとに道標と名称の道標（いとしろ大杉、おたけり坂、御母石など）が整備

写真

登山口に向かう途中
野伏ヶ岳のモルゲンロート
残雪期の春山の聖地のような山ですが、今年は雪解けが非常に早そうでした
山頂部から手前の南東にダイレクト尾根が延びています
手前にウイングヒルズ白鳥リゾートの立体駐車場

白山の美濃禅定道（南縦走路）の登山口
いとしろ大杉まで急勾配の丸石の階段が続きます
左側のトイレ利用可

いとしろ大杉
メインの幹は枯れていますが、一部の枝がまだ生き続けています

新緑のブナ林
左手前にミズナラの大木

おたけり坂からの野伏ヶ岳

銚子ヶ峰の山頂方面

神鳩の宮避難小屋の少し手前で最初に現れたわずかな残雪

神鳩の宮避難小屋

小屋の内部
トイレはなく、携帯トイレのためのブースがありました
水場は東側を下った谷にあり、もう雪は解けているでしょう

母御岩の少し下部からの別山から南白山への東尾根

銚子ヶ岳山頂部の笹原

銚子ヶ岳山頂の山頂直下

銚子ヶ岳山頂の山頂直下からの南側
雲一つない快晴で、中央奥に鈴鹿山脈と伊吹山も見えていました

銚子ヶ峰の山頂
三等三角点『銚子峯』1810.39mと展望図

小白山-野伏ヶ岳-薙刀山-日岸山-ヨモ太郎山-願教寺山
日岸山の左奥に荒島岳

願教寺山越しに経ヶ岳

銚子ヶ峰から続く一ノ峰-二ノ峰-三ノ峰-別山

三ノ峰

別山
南斜面は岩壁

笠ヶ岳越しの槍ヶ岳と穂高岳

乗鞍岳

御嶽山

御母岩と丸山

ジュウイチ

大声で鳴いていたジュウイチ
森の中ではツツドリの鳴き声も聴こえていました

いとしろ大杉
推定樹齢1,800年
手前の枯れたメインの幹の上では他の樹が生育しています

山麓の白山中居神社の雪囲いがある御本殿
参道脇にミズバショウ、ザゼンソウ、リユウキンカの群生地

樹の上でさえずるキビタキ♂
↓鳴き声は感想の動画にて

ホウチャクソウ

ウスバサイシン

キバナイカリソウ

キバナイカリソウの花

ラショウモンカズラ

ホクリクネコノメソウ

イワナシ

タチツボスミレ、白色のタチツノスミレ、オオタチツボスミレ
フイリシハイスミレ、フモトスミレ
ニョイスミレ、ミヤマスミレ、ミヤマキスミレ
スミレサインは花後で葉が大きく成長中でした

ミヤマキスミレの群落

ミヤマキスミレ
葉が3輪生

フデリンドウ

タケシマラン

ミズバショウ

ムラサキヤシオツツジ

タムシバ

ニッコウキスゲ

山麓のキクザキイチゲの咲き残り

山麓のニリンソウ

ヒメイチゲ

コセリバオウレン

キタヤマオウレン

キタヤマオウレン

キタヤマオウレンの大きさ

キタヤマオウレンの写真集
上1:ショウジョウバカマ、イワナシ、アカモノ、コイワカガミとキタヤマオウレン
上2:イワナシとキタヤマオウレン
上3:マイヅルソウ、ツクバネソウとキタヤマオレン
上4:若葉のでき始め

ミツバオウレン

上左：コイワカガミ、ショウジョウバカマとミツバオウレン
上中：葉
上右：蕾
下右：ミツバオウレンの蕾と若葉のでき始め

ヨウラクラン

ヨウラクラン
花が非常に小さく、ランだと分かる写真を撮影するのは非常に難しそうです

アケボノシュスラン

装備

MYアイテム

アルプス岳

重量：-kg

感想

アルプス岳

スタート時の朝の気温は1度でしたが、日中は気温が上がり下山時は21度でした。湿度が低かったことがあり、ほとんど汗をかきませんでした。
アイゼンを念のために持っていく予定でしたが、山麓から野伏ヶ岳の雪解け具合を見て、車に置いて行くことにしました。銚子ヶ峰に上部に少し残雪がある程度でした。
上部ではミヤマキンポウゲの蕾ができ始めていました。
下部の白山中居神社から登山口にかけての道路をのんびり散策したいところでしたが、今回は時間切れでわずかに留めました。
ミツバオウレンの花が咲き始めていて、キタヤマオウレンは果実となったものや開花いているものが沢山見られました。
NHK朝ドラ『らんまん』で槙野萬太郎がお気に入りとされていたバイカオウレンは、毎朝オープニング映像に登場していました。2011年にバイカオウレンとされていた一部のものが、新種のキタヤマオウレンとして再分類されたようです。今回観察したものは、ミツバオウレンやミツバノバイカオウレンと同様に葉が3全裂していました。バイカオウレンは葉が5全裂。

【銚子ヶ峰からのパノラマ展望】三ノ峰-二ノ峰-一ノ峰-南白山-北アルプス（笠ヶ岳-槍ヶ岳-大喰岳-中岳-南岳-北穂高岳-涸沢岳-奥穂高岳-西穂高岳-前穂高岳-乗鞍岳）-御嶽山-中央アルプス-鷲ヶ岳-滝波山-平家岳-美濃平家岳-高賀山-鈴鹿山脈-屏風山-伊吹山-野伏ヶ岳-能郷白山-薙刀山-荒島岳-日岸山-ヨモ太郎山-願教寺山-経ヶ岳-赤兎山-大長山


【キビタキの鳴き声】


【 バックナンバー 銚子ヶ峰】
・4月27日 (2007年)『三ノ峰〜残雪期の石徹白大杉』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-105467.html
・5月3日 (2010年)『銚子ヶ峰・願教寺山〜雪たっぷりの石徹白北端サーキット』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-62612.html
・5月4日 (2008年)『初河山〜石徹白大杉から丸山経由』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-103207.html
・5月10日 (2024年)『銚子ヶ峰 〜キタヤマオウレンvsミツバオウレン』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6779162.html
・5月30日 (2015年)『銚子ヶ峰 残雪と新緑の風景・★花図鑑』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-649507.html
・6月3日 (2020年)『銚子ヶ峰 〜初夏の花が咲き乱れる』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2375624.html
・10月20日 (2011年)『銚子ヶ峰〜三ノ峰　ブナの森と黄・橙・真赤に染まる山並み』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-143192.html
・11月4日 (2007年)『三ノ峰〜石徹白大杉』 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-103281.html