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Yamareco

記録ID: 678865
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

風雨の谷川馬蹄形(反時計回り)

2015年07月18日(土) ~ 2015年07月19日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:00
距離
23.6km
登り
2,909m
下り
2,240m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:59
休憩
0:56
合計
9:55
5:30
9
5:39
5:39
114
7:33
7:40
33
8:13
8:18
41
8:59
8:59
3
9:02
9:10
49
笠ヶ岳避難小屋
9:59
10:04
14
10:18
10:18
52
11:10
11:20
46
12:06
12:06
33
12:39
12:55
46
13:41
13:46
18
14:04
14:04
72
15:16
15:16
9
2日目
山行
2:42
休憩
0:10
合計
2:52
4:19
4:19
15
4:34
4:34
16
4:50
4:50
39
5:29
5:29
13
5:46
5:55
21
6:16
6:17
17
6:34
6:34
26
7:00
天候 7/18 13時半くらいまで風雨、その後曇
7/19 曇時々晴
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 ↓(関越自動車道)
水上IC
 ↓(R291)
土合駅
コース状況/
危険箇所等
ルートに関しては、ところどころ小規模な崩落個所はあるものの、
取り立てて危険個所なし。

清水峠〜武能岳間は雑草が生い茂り、ルートが見づらい所あり。
また、雨のために濡れた石やぬかるみで大変滑りやすい。
特に武能岳〜笹平が悪い。
今回はW馬蹄形(馬蹄形反時計回り→主脈縦走→平標新道→土樽駅→電車)を計画していたので、土合駅に車をデポします。
今回はW馬蹄形(馬蹄形反時計回り→主脈縦走→平標新道→土樽駅→電車)を計画していたので、土合駅に車をデポします。
白毛門P。誰もいません。そりゃ台風いるもんなあ。
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白毛門P。誰もいません。そりゃ台風いるもんなあ。
まずは松ノ木沢の頭。馬蹄形反時計回りはまずここまでがキモ。
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まずは松ノ木沢の頭。馬蹄形反時計回りはまずここまでがキモ。
ニッコウキスゲですかね。この時期の谷川はお花の楽園。ひとがいないぶん、そのうつくしさ
ニッコウキスゲですかね。この時期の谷川はお花の楽園。ひとがいないぶん、そのうつくしさ
雨の蒸し暑い日。全長5cm超の巨大マイマイをたくさん見かけました。踏まないように踏まないように。。。
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雨の蒸し暑い日。全長5cm超の巨大マイマイをたくさん見かけました。踏まないように踏まないように。。。
すぐ目の前がジジババ岩ですが、ガスってほとんど見えず。
すぐ目の前がジジババ岩ですが、ガスってほとんど見えず。
そして白毛門。眺望なし。
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そして白毛門。眺望なし。
ガレを登り。。。
ガレを登り。。。
笠ヶ岳。やっぱり眺望なし。
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笠ヶ岳。やっぱり眺望なし。
しかし、ものすごいお花畑です。台風の中、風に負けず咲き乱れていました。
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しかし、ものすごいお花畑です。台風の中、風に負けず咲き乱れていました。
アズマシャクナゲ?
2
アズマシャクナゲ?
もやがかかる朝日岳もいいです。実際は風雨が強く、ちっとも余裕はないんですが。。。
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もやがかかる朝日岳もいいです。実際は風雨が強く、ちっとも余裕はないんですが。。。
朝日岳。馬蹄形反時計回りやっと3分の1。やはり眺望なしですが。。。
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朝日岳。馬蹄形反時計回りやっと3分の1。やはり眺望なしですが。。。
このあと、少しずつ景色が見え隠れ始めました。
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このあと、少しずつ景色が見え隠れ始めました。
「難路、道ナシ」。こういう看板を見るとそそりますな。次の春にはぜひ会いに行きますよ。
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「難路、道ナシ」。こういう看板を見るとそそりますな。次の春にはぜひ会いに行きますよ。
巻機への縦走路。今は深い藪に阻まれ、人の立ち入りを許しません。
巻機への縦走路。今は深い藪に阻まれ、人の立ち入りを許しません。
晴れてたらいいだろうなあ。。。こういう想像が、また行きたいと思わせてくれる美しい場所です。
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晴れてたらいいだろうなあ。。。こういう想像が、また行きたいと思わせてくれる美しい場所です。
もうすぐ清水峠。馬蹄形の中間地点です。このJR監視小屋の赤い屋根に七つ小屋山が立っている構図はすごく好き。
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もうすぐ清水峠。馬蹄形の中間地点です。このJR監視小屋の赤い屋根に七つ小屋山が立っている構図はすごく好き。
七つ小屋山。眺望どころか、道標の文字すらなし。
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七つ小屋山。眺望どころか、道標の文字すらなし。
蓬峠は改装工事中。こんな荒天の日なのに、工事の人がいました。ありがたいことです。
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蓬峠は改装工事中。こんな荒天の日なのに、工事の人がいました。ありがたいことです。
8月20日まで改装中。以前は個人の管理でしたが、改装後は湯沢町の管理になります。
8月20日まで改装中。以前は個人の管理でしたが、改装後は湯沢町の管理になります。
左、土合。右、土樽。この天候だもの、下界の誘惑がありますよ。。。惑わずに茂倉方面へ!
左、土合。右、土樽。この天候だもの、下界の誘惑がありますよ。。。惑わずに茂倉方面へ!
雑草が生い茂り、ルートを見えづらくするほどでした。
雑草が生い茂り、ルートを見えづらくするほどでした。
時折眺望は出ますが、雨は止まず。このころには汗と雨でもうびしょ濡れ。
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時折眺望は出ますが、雨は止まず。このころには汗と雨でもうびしょ濡れ。
武能岳。1日目の終了まであと少しですが、もうすでに古傷の膝が痛んでおり、ペースダウン。
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武能岳。1日目の終了まであと少しですが、もうすでに古傷の膝が痛んでおり、ペースダウン。
山頂で眺望が出てきたのはここが初めて。
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山頂で眺望が出てきたのはここが初めて。
笹平の独特の稜線。すごくいい形です。
2
笹平の独特の稜線。すごくいい形です。
この写真1枚で8種類くらいのお花が咲いていました。花の楽園、馬蹄形縦走路。
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この写真1枚で8種類くらいのお花が咲いていました。花の楽園、馬蹄形縦走路。
14時を過ぎてようやく雨がやみました。晴れは、雨が止んでこその晴れであって、その切り替わるときの美しさが、晴れを際立たせるし、雨を際立たせます。
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14時を過ぎてようやく雨がやみました。晴れは、雨が止んでこその晴れであって、その切り替わるときの美しさが、晴れを際立たせるし、雨を際立たせます。
大源太山がちらりと。
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大源太山がちらりと。
ああ、来てよかった。。。雨の谷川もまた良いということを教えてくれます。
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ああ、来てよかった。。。雨の谷川もまた良いということを教えてくれます。
1日目のゴール、茂倉岳避難小屋まであと少し!茂倉新道が象るこのお山の形も美しい。
1日目のゴール、茂倉岳避難小屋まであと少し!茂倉新道が象るこのお山の形も美しい。
そして茂倉岳。膝の痛みのため、大幅にペースダウン。
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そして茂倉岳。膝の痛みのため、大幅にペースダウン。
谷川岳方面は雲の帳が下りていて、これまた美しい。
2
谷川岳方面は雲の帳が下りていて、これまた美しい。
茂倉岳避難小屋着。先客が1パーティ2名、後から1パーティ2名の合計5人。みな馬蹄形時計回り縦走者でした。
茂倉岳避難小屋着。先客が1パーティ2名、後から1パーティ2名の合計5人。みな馬蹄形時計回り縦走者でした。
水場は小屋とトイレの間の裏手を1分ほど降りたところにあります。雪解け水ではなく湧き水なので、味は良いです。
水場は小屋とトイレの間の裏手を1分ほど降りたところにあります。雪解け水ではなく湧き水なので、味は良いです。
小屋の中は広くてきれい。谷川連峰の避難小屋で隋一と言ってよいでしょう。これも湯沢町がきちんと管理してくれているおかげです。ありがとうございます。
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小屋の中は広くてきれい。谷川連峰の避難小屋で隋一と言ってよいでしょう。これも湯沢町がきちんと管理してくれているおかげです。ありがとうございます。
夕飯はカレー。
疲れた身体にムチを打って?外に出てみるとこの美しさ。雲海、雲天。
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疲れた身体にムチを打って?外に出てみるとこの美しさ。雲海、雲天。
翌朝。オキの耳。膝の調子は良くなく、かなりの時間がかかってしまいました。雨は降っていませんが、眺望なし。
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翌朝。オキの耳。膝の調子は良くなく、かなりの時間がかかってしまいました。雨は降っていませんが、眺望なし。
トマの耳。ほかに1人しかいませんでした。
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トマの耳。ほかに1人しかいませんでした。
膝の痛みが引かないので、天神平へエスケープします。途中、天狗の溜まり場でようやく陽光を見せてくれました。
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膝の痛みが引かないので、天神平へエスケープします。途中、天狗の溜まり場でようやく陽光を見せてくれました。
森羅万象、太陽は生の源になるのだと思い知らされる瞬間です。
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森羅万象、太陽は生の源になるのだと思い知らされる瞬間です。
天神平下山。平標への縦走はまたの機会とします。
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天神平下山。平標への縦走はまたの機会とします。

装備

個人装備
縦走装備一式 ツェルト 朝夕食各3日分 行動食3.5日分

感想

台風の影響が色濃く残る中、
谷川連峰馬蹄形反時計回りルートから
谷川主脈を平標までをつなぎ、平標新道を経て土樽駅へ下山する
W馬蹄形(仮称)縦走を目指して歩き始めましたが、
足元のコンディションが悪い中で飛ばしすぎが祟ったか、
馬蹄形を半周したところで古傷の右膝が痛み出してしまいました。

翌々日から北ア縦走を控えており、ムリはしたくなかったので、
結局天神平へ下山し、GWの時と同じく普通の馬蹄形反時計回りに。
平標はまた別の機会にお預けとなりました。

風雨が吹き荒れる中での縦走。
歩荷や藪漕ぎ、ハイスピードトレイルとはひと味もふた味も違う、
久々に「忍耐」の二文字が重くのしかかった山行でしたが、
風雨吹き荒れるお山が、
時折ハッとするような美しい顔を見せてくれ、
厳しくも優しいお山の女神様らしさを存分に堪能できました。

風雨が吹き荒れる中での縦走。
歩荷や藪漕ぎ、ハイスピードトレイルとはひと味もふた味も違う、
久々に「忍耐」の二文字が重くのしかかった山行でしたが、
風雨吹き荒れるお山が、
時折ハッとするような美しい顔を見せてくれ、
厳しくも優しいお山の女神様らしさを存分に堪能できました。

これだから、お山から離れられないんだな。

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コメント

瞬間の風景
motch さん、こんにちは。

お天気は良い方がいいですが、悪いときのチラっとみえる雲間の風景って素敵ですね。快晴は、風景としては今ひとつということが多いですが、悪天から好天、あるいはその逆の移りゆく時間帯に、絶景となることが多いです。今回もそんな感じだったと思います。

膝痛は辛いですね。無理して悪化させるより敗退が賢明です。カスタムインソール試してみたらいかがですか?膝にねじれの力がかかりにくくなり、膝痛になりにくくなるかもしれません。私は、これで非常に楽になりました。サポートタイツは何の効果も無いと感じるぐらいです。

motch さんのアドバイスにより、水分の統計取って確認しています。夏山での体力維持は、汗と冷えの制御がポイントのように感じています。
2015/7/24 10:32
>misuzuさん Re: 瞬間の風景
こんばんは。

まさにおっしゃる通りで、静から動、動から静への遷移に、
それぞれの美しさが集約されているように思いますし、
それを実感できる山行でした。

膝は、元々悪かったものが、2011年に完全に壊して両膝とも手術後、
登山という分野のリハビリのノウハウが乏しい中で、
運動生理学的観点からPTと一緒に随分と研究してきました。

インソールは、その際に通っていた整形外科で
医療用インソールを作成してもらい、ずっと使用しています。
ぼくは極端な偏平足のため、脚が外旋しやすく、
その影響で膝を痛めてしまったので、
荷重操作とインソールを用いて足裏のアーチを強制的に出すことによって、
どうにか膝への負荷をコントロールしている現状です。

サポートタイツの効用については、ぼくは全くないと思っています。
人間の骨格は人それぞれ違い、適切な動きも異なりますので、
そんな中で量産品のタイツがそう大きく寄与するとは思えないからです。
実際に履いてみたことがありますが、
ただ動きに制限があるだけで、適切な動作の助けにはなりませんでした。

汗も冷えも、身体の消耗に繋がりますね。
汗をかくことで体内の塩分や糖分が逃げますし、
冷えることでエネルギーを産生しようと、
やはり塩分や糖分が逃げますので。

水分しかり、糖分や塩分の適切な摂取も大事ですね。
2015/7/24 22:41
プロフィール画像
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