温泉ヶ岳〜根名草山〜鬼怒沼山〜物見山
- GPS
- 09:04
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,958m
- 下り
- 2,499m
コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:02
天候 | くもり 一時 弱雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:大清水 〜 バス(\1,150) 〜 鎌田 〜 バス(\,1550)〜 沼田駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※物見山からの下りに使用した物見山新道は、岩、木の根などなど+急傾斜でかなり神経を使いました。今日は鬼怒沼山辺りから古傷のひざの靭帯が痛みだし、その状態でのこの道の下りは、つらかったですが、逆にそのためにとても慎重かつゆっくりになっていたので転倒や事故はありませんでした。ただし、ときどき覗くことができる尾瀬側の眺望には心癒されました。 ※湯沢出会で渡渉に手間取りました。登山道のテープに導かれて沢に出て最初に見えた巡視用と記載のある丸太は、沢の中央付近の岩まで渡してあります。その岩から対岸までは石伝いに沢を渡らなければなりません。今日は水量が多く、石伝いで靴を濡らさずに渡るのは無理そうでした。うろうろしましたが、結局この丸太を使用することにしました。川底の状態(安全性)が今一つわからなかったことと、あとは大清水まで2卍度の林道歩きということもあり、靴を履いたまま沢に入り渡りました(2m程度だったかと思います)。もう少し下流に丸太が対岸まで渡されておりましたが、今回はチェックに行くこともしませんでした。おそらく、そちらの私が使用しなかった丸太が本来の登山ルート用の丸太のようでした。 ※根名草山から先のガレ場三か所は、落石に注意し、慎重に通り過ぎれば、ガレ場自体はそんなに大変ではありませんでした。三つ目のガレバ場にはロープも設置されていました。注意が必要だったのは、二つ目のガレ場を通過直後、登山道に入ってすぐの露岩帯から登山道に移る部分の露岩が登山道の幅そのものになっており、崖側に若干傾斜しております。今日は濡れてましたので、滑る状態でした。うっかり滑らせると滑落という可能性も考えられました。手掛かりや摑まる木の根なども見当たらなかったため慎重に通り過ぎました。 ※温泉ヶ岳〜根名草山周辺は、特に虫が多かったです。幸い刺されたりはしませんでしたが、本当にうっとうしく、鼻や口まで入ってくる勢いでした。私は、デジカメのレンズカバーの隙間に入られてしまい、フードがまともに開かなくなりました(その後何とか虫を除去して修復しました)。 ※今回のGPS軌跡を見ると私の使用している「山と高原地図 日光 2012度版」の赤線ルートと大きく異なる個所が数か所ありました。特に前述の根名草からのガレ場の通過部分と日光沢・手白沢分岐から日光沢温泉までの二か所は隔たりが大きいです。私の歩いたところも、二か所ともルートらしく思えましたので、何故相違があるのかは定かではありません。 |
写真
感想
今日は、今日のルートと私の中で日光連山で未踏で残っている大真名子、小真名子から女峰のどちらへ訪れるか今週頭まで悩んでおりました。どちらを訪れるにしても夜行バスを利用することは決めておりました。今のバスの運行予定と私の予定から、このバスを利用して今年訪れることが出来るのはどちらか一つのルートとなります。大真名子、小真名子は、夜行バスでなくとも何とか時間的にはぎりぎりOKなのですが、朝立ちの場合、登りはじめが10時過ぎることは確実なので、暑さとの戦いが確実となり昨年の太郎山や一昨年の女峰山のときの経験も踏まえて躊躇しております。大真名子、小真名子は、気合入れて朝発でチャレンジするか、もしくは来年持ち越しかということで今日のルートの方を選択しました。
毎日アルペン号を竹橋から利用するのは初めてでした。シーズンもたけなわということで大勢の人でごった返していました。近くのコンビニで食料を調達しようとしていたのが誤算で、おにぎり、パンなどは完売状態でした。それでもわずか一斤のみ「奇跡的?」に残っていた食パンをゲットできたのはラッキーでした。主食以外の缶詰類などの副食類は持参してきていたので、これでなんとか凌げそうです。
予想はしていたものの、やはり今日も、うとうと状態で睡眠といえるような状態にはなれませんでした。まあこれは想定内で、そのため一昨日から調整して昨日は昼ごろまで寝ていたので何とかなるでしょう。
バスは、竹橋で半数、残り半数を新宿都庁で拾い、総勢21名で日光へ向かいました。中禅寺湖から一人、二人と下車がはじまり、私が下車した菅沼が一番多く10人程度が下車しました。私以外の方々は白根山へ向かったようです。私の隣に座っていた方は金精峠で下車されました。どちらへ向かうのかな?と思っていたところ、温泉ヶ岳で再びお目にかかった時は、わずかに予想はしていたものの少々驚きました。時間的には金精峠からの方が早いのはわかっておりましたが、一昨年下りで経験しており、未経験の菅沼からのルートを私は選択したので、私の方が若干遅く温泉ヶ岳へ到着したようです。結局金精峠から日光澤温泉まででお会いしたのは、この方のみでした。因みにこの方(正確にはこの方と思しき方)が、鎌田から私がバスに乗車した時に乗車されておりました。これまた少々びっくりしたのですが、どうやら今日はこの方とご縁があったようです。
今日は、直前までの天気予報から天気は期待しておりませんでしたが、バスが日光へ入った時から金精峠へ到着までは、とても素晴らしく、車中からは朝もやの戦場ヶ原や朝焼けの日光連山、さらに金精峠では朝日に輝く男体山と湯ノ湖を見ることが出来ました。
温泉ヶ岳から根名草山周辺までは、虫が多くて辟易でした。どうやら地面に近い方が飛来密度が濃いらしく、登りにかかり顔が地面に近づくと注意しないと鼻や口に入ってきて厄介でした。それでもまだ良かったのは、刺されることはなかったことでしょうか。時々開く地図にも何匹もくっついておりました。デジカメのレンズフードにも付着して挟まり開閉がスムーズにいかなくなる始末でした。また、笹も朝露を含んでおり、濡れるのが嫌な方は、レインウエアを着ることをお勧めします。
日光澤温泉までは、いつも通り静かな山行を堪能できました。手白沢分岐からの急な下りを降りてゆくと「忽然と」温泉の建物が出現しました。ここから鬼怒沼は、木段や木道も整備されており、遊歩道の如く道はしっかりしておりました。遊歩道にしては、前半はとてもきつい登りではありますが・・・
鬼怒沼では、もやで幻想的な風景を堪能しつつ昼食をとっておりましたが、風で身体が冷やされて、思わしくない状態になり、雨も落ちだしたので早々に切り上げて、鬼怒沼山を目指しました。このころから膝に違和感を覚えだし、下山して沼に戻ってきたときには、少々まずい状態になっておりました。
物見山へ登り返して、いよいよ後は、大清水までの下山のみです。しかしここからが、結構大変でした。それでも何とか湯沢も無事渡り、バスの発車5分前に大清水に到着できました。バスは長蛇の列で少々驚きましたが、9割方が戸倉で下車されました。この方々は戸倉まで車で来られた方々のようでした。しかし戸倉でも下車された方とほぼ同数の方が乗車されました。私は鎌田で下車して温泉で癒されました。最後に誤算だったのは、沼田街道の渋滞でした。バスは定刻から40分遅れで駅に到着しました。結局乗車予定の電車に乗れませんでした。この時間電車は1時間に一本なので帰宅が一時間遅れることになりました。しかしここまで来れば焦る必要はなく、静かな駅のベンチでチューハイ片手に黄昏時を味わいながら、長かった今日の一日を邂逅しておりました。ふと、あたりのざわめきに気が付くと「まもなく列車入線」のアナウンスが流れ、他の方々と共に乗車して駅を後にしました。
本日の温泉:寄居山温泉 ほっこりの湯
本日出合った人:
※金精峠:2名
※温泉ヶ岳:1名
※日光澤温泉:5名
※日光澤温泉〜鬼怒沼南口
すれ違った人:17名
追い抜いた人:11名
途中のベンチで休んでいたい人:1名
※鬼怒沼:約20名
※鬼怒沼〜鬼怒沼山:すれ違った人:5名
※物見山:2名
※物見山〜湯沢分岐:すれ違った人:3名
GPS記録から
※時刻 経過時間 9:04:09 / 移動時間 7:55:56 / 停止時間 1:08:13
※スピード 平均 2.65km/h / 移動平均 3.03km/h
※標高 上り 1976m / 下り 2525m
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