横手山(ぐんま百名山)・芳ヶ平湿原・大平湿原

2024年05月18日(土) [日帰り]

• GPS: 06:04
• 距離: 13.3km
• 登り: 720m
• 下り: 735m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:24
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:59

7:24 県境の宿 渋峠ホテル
7:24 7:28 渋峠
7:55 7:56 渋峠リフト山頂駅
7:59 8:15 横手山頂ヒュッテ
8:39 8:42 渋峠
9:18 9:19 ダマシ平
9:47 9:47 芳ヶ平湿原
9:58 10:05 芳ヶ平ヒュッテ
10:47 10:48 横笹分岐
11:34 11:36 芳ヶ平ヒュッテ
12:24 12:24 ダマシ平
13:22 13:22 渋峠
13:23 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

渋峠無料駐車場

コース状況／危険箇所等

1．横手山は営業終了したスキーリフトの下を歩いた。本来の登山道なのか確信は無かったが、他の人もここを歩いていた。リフト左側の木々の間にピンクテープが見えたが雪に埋もれていて歩けそうになかった。
2．渋峠に戻り芳ヶ平湿原・大平湿原を往復したが、特に危険は無かった。意外に雪が残っていて、暖かさに緩んだ場所で踏み抜きを数回。午後戻る時には踏み抜いて靴が水没してしまった。踏み抜いたとしても雪の厚みがないので不安は無かったが、1カ所芳ヶ平湿原手前の橋は2〜3mの雪で覆われていてクラックまであったのでやや緊張したが、そこは問題なく通ることが出来た。本来は木道・木段が整備されていると感じたが、雪の下の状況は確認できないので慎重に歩いた。

写真

5/18 7:21

無料駐車場から横手山を望む。建物の後ろ。

5/18 7:22

2018年8月10日群馬県防災ヘリ「はるな」が山の斜面に墜落し9名の方が亡くなった。その事故を慰霊碑が駐車場わきに設置されていた。
山歩きをする身として心を痛めていたが、現場が横手山北東約2キロの地点と知って事故の記憶が呼び覚まされた。

5/18 7:31

登山口がよく分からなかったが、スキーリフトの下を歩き始めた。

5/18 7:49

登山道を探してみると、ピンクテープはあるのだがその付近は雪で覆われとても歩けそうにないので諦めた。

5/18 7:54

リフトトップが見えた。

5/18 7:55

山頂間近には神社の鳥居があった。

5/18 7:56

すぐに山頂標識。

5/18 7:57

横手山山頂はひろびろとしていて、リフトの駅や山頂ヒュッテ、電波塔などがある。前方はリフト駅。

5/18 8:01

山頂リフト駅の東側に展望台がある。
西方向にみえる北アルプスの山々。

5/18 8:01

西北西：左端は志賀高原の笠ヶ岳。右手後方に残雪の高妻山。その右手には黒姫山、金山、妙高山が見えた。

5/18 8:02

南：手前の茶色山が白根山で、その上の黒っぽいのが本白根山。

5/18 8:03

少し左を見ると大きく浅間山(右端)があり、その左側には富士山が見えた。

5/18 8:03

西南西：穂高連峰、大キレットをはさんで槍ヶ岳。
これはスマホ(Google Pixel)で撮ったが、小さなレンズでもきれいに撮れるので感心してしまう。

5/18 8:03

西：左から、爺ヶ岳、鹿島槍、五竜、唐松、鑓ヶ岳。

5/18 8:03

西北西：左端にはてっぺんだけがちょこんと見える雨飾山。その右へ残雪の天狗原山・金山、りっぱな山塊の焼山・妙高山。

5/18 8:11

南方向。手前に白根山、奥に本白根山があり、その背後に浅間山。その右奥にうっすらと見えるのは八ヶ岳・南アルプス・中央アルプスか？

5/18 8:11

浅間山の右に伸びる山並みのすぐ後ろで青くけぶるのは南北に延びる八ヶ岳連峰。一番後ろで雪をいただき光っているのは南アルプスの北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳か。

5/18 8:11

南西：少し右をみれば、四阿山と根子岳がある。その間から見えるのは美ヶ原？ 四阿山の左後方は中央アルプスだろうか。

5/18 8:11

南西(前の写真よりやや北)：左端は根子岳。最後尾の雪の山は、中央が御嶽山、右端が乗鞍岳。

5/18 8:11

南西(更に北より)：最奥部に見える残雪の山々は、左から御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰。

5/18 8:11

西：中央の平らっぽいのが爺ヶ岳でその後ろに立山(両方白くて区別しにくい)。その右は双耳峰の鹿島槍で右後ろに剱岳。更に右は五竜岳だ。
爺ヶ岳の左には、赤沢岳、スバリ岳、針木岳、蓮華岳。

5/18 8:12

西：左から五竜岳、唐松岳、鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華岳、雪倉岳。

5/18 8:12

横手山のすぐ下には国道292号線。

5/18 8:16

下山を始めると、道ばたに工事の土でも盛ったのか小山があり可愛いい黄色い花が咲いていた。フキタンポポと言うらしい。

5/18 8:22

下山は作業道を歩いたが、道路わきには雪が残っていた。

5/18 8:33

渋峠までもう少しの所で、榛名山が見えたが意外に近い。左端から、水沢山、二ツ岳、相馬山、掃部ヶ岳、鬢櫛山などなど（たぶん）。榛名富士は掃部ヶ岳(左から4個目の凸)の左中腹で段になって見えるのが山頂かな？

5/18 8:43

渋峠に戻ったのですぐに芳ヶ平へむけて歩こうとしたが入り口が見つからない。うろうろしたあげく登山道らしきものを見つけて、駐車場の左端から雪の上に降りた。

5/18 8:47

踏み抜きを警戒しつつあるいたが、何回か踏み抜いてしまった（笑）

5/18 9:02

この標柱のところで行程の1／3。のこり1.8�辧�

5/18 9:18

きれいな笹原。

5/18 9:19

ここがダマシ平で道中の半分。

5/18 9:22

ダマシ平の手前当たりから木段が出てきたので「あ〜助かった」。今日はなぜかそんな気分（笑？）

5/18 9:28

2／3の地点。

5/18 9:29

木段はありがたいが、下側は水で浸食されて深い。落とし物をしても拾えない。

5/18 9:31

石伝いの下り。やっぱり歩きづらい。

5/18 9:41

瀬音がして景色が開けてきた。前方の雪は橋を覆い隠しているようだ。

5/18 9:42

雪の厚みは2〜3m以上ありそう。空洞があって落ちたら嫌だなーと緊張した。中央付近のひび割れは10〜30cmで反対側に渡るのは簡単だったが、少々びびった。実際はぜんぜん大丈夫だった。

5/18 9:45

すぐに吉ヶ平湿原。右に折れて周遊コースを歩いた。とここで、レコアプリが分岐のアナウンス。なんか、カーナビみたいだが、これはこれで嬉しいかも知れない（笑）ますます、電子機器依存になっていくな〜。

5/18 9:45

湿原は？ ん〜。花はもちろん緑もない（悲）

5/18 9:48

イネ科の植物だろうか、小さな葉が顔を見せ可愛いのだが、湿原を彩るにはまだまだ力不足。

5/18 9:51

それでも、一人静かな遊歩道歩きはゆったりリラックスでいい気分でした。

5/18 9:52

周遊路にも雪。

5/18 9:54

ぼんやりと池塘を眺めていると白いモノが。

5/18 9:54

よく見ると両生類の卵みたいで、水中で葦の穂に可愛い奴が掴まっていた。調べてみたら、絶滅危惧種のクロサンショウウオでした。

5/18 9:56

シャクナゲ

5/18 10:05

2時間弱で芳ヶ平ヒュッテ到着。トレイを借用100円。お昼を食べたいと思っていたが、要予約ということで断念。

5/18 10:08

少しあるいてテント場に寄り道。

5/18 10:13

計画では左回りだったが、テント場を見たら遠回りになってしまうので右回りに変更。

5/18 10:14

しばらく緩斜面をのぼる。右側に白根山。

5/18 10:14

真夏なら暑いだろうね？でも今日は微風がありラッキー。

5/18 10:25

小山を超えた感じで今度は下り。

5/18 10:27

笹原に青空が映えて、気持ちよさそう。でしょ？

5/18 10:39

下りきってすぐに分岐。計画では直進だったがスケジュールが遅れ気味なので戻ることにした。

5/18 10:42

すぐに徒渉地点現る。落ちても大丈夫でしょうが、ぬれるのは嫌なので注意注意。

5/18 10:47

お地蔵さん。

5/18 10:48

ちっちゃくて可愛いショウジョウバカマ。

5/18 11:03

吉ヶ平まで1km。

5/18 11:06

少し離れて、またまた標識。どっちが本当なんだと心の中で毒づいてみる(笑) 山でママあることですけどね。

5/18 11:09

色が濃いので、アカヤシオじゃなくてムラサキヤシオかな？

5/18 11:10

目立っていた。

5/18 11:16

山桜。思わず、咲いてくれていてありがとう。（？）

5/18 11:21

景色は初夏っぽい。

5/18 11:28

その先には大きな雪渓。

5/18 11:30

またも、美しいササ原。

5/18 11:32

芳ヶ平ヒュッテまで戻り、そのまま通過。

5/18 11:34

自転車乗入禁止の看板。自転車で来る人がいるんだね？！

5/18 11:35

気持ちよく歩く。

5/18 11:38

芳ヶ平湿原。

5/18 11:46

説明によるとワタスゲやモウセンゴケ。秋はナナカマド・・・ 今は無いので空しい・・・ でも気持ちが良いので許す（笑）

5/18 11:49

橋のところのクラックを通過。深さ2〜3mはありそう。

5/18 11:50

ゆるい登りが始まる。

5/18 11:53

石ころの道。

5/18 12:06

木段もあるよ。

5/18 12:11

稜線の上にぽっかりと雲。のどかな風景。

5/18 12:22

ダマシ平通過

5/18 12:28

お地蔵さん発見。

5/18 12:38

残雪の道で踏み抜き水没。靴下が濡れた。

5/18 12:50

どれが本線か分かりにくく、それらしい道を選んで進む。

5/18 12:50

残りはあと900mだ。

5/18 13:00

ぽっかり空いたその先に、よく見ると峠の建物が見えた。

5/18 13:07

このあたりはシラビソ林らしい。

5/18 13:08

ゴールはすぐそこだ。

5/18 13:22

駐車場到着。お疲れ様でした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

Google Pixel 8 Pro 256GB SIMフリー Google

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 帽子 靴 ザック 行動食 非常食 飲料 座布団 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ レスキューシート クマ鈴

感想

とまと〜き

予想していたこととはいえ、峠から登る横手山はあっけなかったが、展望台からみる有名な山々はたいへん見応えがあった。
本当は本白根に登るつもりだったが、まだ解禁されていないのを知り急遽ここに変更。
そんなこんなではじめから敗北感がまとわりついていたが、歩いてみたら横手山からの眺望や緑少なめ湿原歩きもゆったりとリラックスできたし、ササ原も気持ちよくて、ブランクを埋めるトレーニングにもなったので、最終的には満足の山歩きとなった。