鴨瀬芦谷山・掛橋谷山・奥八丁山
- GPS
- 07:31
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,121m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
微かな踏み跡はあるがエゾユズリハの繁茂する稜線は難路 |
写真
感想
京都市内から府道38号線を走り花脊峠、佐々里峠を越えて美山町佐々里の集落に入った。集落奥の大川上林道を進み八丁川と掛橋谷が合流する八丁出合に車を止めた。「馬場滝→」の指導標に従い八丁川沿いの林道を行くと5分程で馬場滝谷に達し、橋からすぐの所に馬場滝があった。林道が途切れ登山道となると直ぐに渡渉があり流量は少ないが川の中に岩が少なく靴を濡らさずに渡るのが難しかった。渡渉すると直ぐに地形図では廃村八丁への道が分岐している筈だが確認できなかった。P657の塙を乗り越すとまた渡渉で八丁川右岸に渡り、この後3回の渡渉で越木峠への谷に達した。倒木の散乱する急な谷で微かに踏み跡があり谷底を歩かなくてすんだ。
越木峠(597m’)はすぐ西側を丹波基幹林道が稜線近くを通っており、此の道を歩けば何の問題もないが山屋としては稜線に拘りたい。入口に古い赤テープがあった以外は指導標やテープはなく、殆ど人が入っていないのは明白だった。エゾユズリハ等の灌木が煩くルート取りが難しい。P657に達するが何もない。そのまま稜線を進むと小さなピークが次々にあり、微かな踏み跡が現れた。地形図にある八丁川からの道が上がって来たためだろうか? 軈て鴨瀬芦谷山(778m)に達したが樹林帯で展望はなし。3等三角点「鴨瀬」があり、転がってた山頂標識には「鴨瀬谷山」とあり「芦」の字がなかった。
稜線の西側で一旦基幹林道に下りまたすぐP748へと取付いた。ここも藪が厳しく稜線に上弓削区所有林の看板が随所にありセンダワリやハッピガタワの表示があるが「→」があるだけで何処の地名か分かり辛い。再び基幹林道に下り暫く林道を歩いた。P770に取付きピークに到ると珍しく展望があり八丁山(892m)や桑谷山(925m)を見ることができた。西側で基幹林道を横断してP708へと進んだ。藪にうんざりし乍らも稜線歩きを続けた。P716の北側で林道脇に広い駐車場のようなスペースがあり谷越しに掛橋谷山を望むことができた。稜線に取付こうとすると急な崖となっていて先端部に戻り取付いた。掛橋谷を回り込むように進み南側に飛び出して掛橋谷山(766m)に達した。展望はなく3等三角点「掛橋谷」が置かれていた。朝が早かったので超早めの昼食休憩を取った。
来た道を分岐まで戻り北への縦走を続けた。駐車地点の八丁出合へ直接下る谷の始まりに「掛橋谷5番谷」と表示があった。次の小ピークの手前には新しい林道ができておりチェーンソーの音が響いていた。小ピークを越えると先程の林道が迂回して達しており此処が終点となっていた。複雑な稜線を進みP731を越え北側に飛び出した処に展望地があり、オークラノ尾(826m)、ハナノ木段山(704m)、奥ノ谷山(811m)と思しき山体を見ることができた。奥八丁山(752m)は藪の中で展望はなし。
小ピークを幾つか越え北北西に向きを変えると藪の中に佐々里スキー場のリフト施設の残骸が残されていた。リフトの主ワイヤーは付いたままで放置されていた。ゲレンデ跡を下るが傾斜が恐ろしく急で本当にスキー場だったのか疑わしい程の斜度だった。リフト乗車場跡は小屋も残り、受付小屋や母屋?には貸しスキーだったのか?が残されたままだった。取付道路で八丁川の河原に到ると嘗ては駐車場として利用していたのか広い平地が広がっていた。府道に繋がる橋は既になく、流量は少ない八丁川だが飛び石もなく靴を脱いで裸足で渡渉した。
府道370号線から大川上林道となった道を辿り駐車地点へと4.2劼鯤發。途中八丁川の清流を楽しみ布滝や無名の滝を見て歩いているとカメラを持った男性がルーペを持って何の変哲もない植物や苔を観察しておられた。八丁出合に戻り7時間32分の山行を終えた。
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