滑落防止用防護ネットに九死に一生---聖岳②---


- GPS
- 33:01
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,638m
- 下り
- 2,633m
コースタイム
天候 | 23日 大雨 24日 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
土砂降りの雨でしたが林道は何とか通行できました。 西沢渡の橋は壊れていました。登山道は問題なし |
その他周辺情報 | 温泉はかぐらの湯(620円) |
写真
感想
それは、小雨降りしきる中出発して間もない標高1400メートル手前の
九十九折れの急登が続く最後のカーブを曲がった時でした。
先頭は私続いて妻、そして最後は娘と3人で妻のペースに合わせ
ゆっくりゆっくりと登ってました。
樹林帯の木の根っこをかき分けかき分け、その先に折れた木が登山道を
やや邪魔してました。私がその邪魔な木をよけて通過したその後妻が
通ります。
いや通るはずでしたその時、やはり折れた木を避けようとした
妻の脚は雨に濡れた木の根の上をかすめ滑って崖下へ滑落していきました。
私と娘はただ呆然と見守るだけ、
すぐ下の今通ってきた登山道で止まってくれくれと祈ったような、
しかし残念にもまた転がり先へ滑落していきました。
そしてその先には大木があり、それに引っかかれと思っていたら
なんと幸いなことにその手前で止まったのです。
そこには天の助け滑落防止ネットが張ってあり
妻はそれに引っかかって崖下へ真っ逆さまにならずに済みました。
ネットに引っ掛かった妻を助けるべく、また今度は私が滑落しないようにと
注意しつつ娘と協力して、妻に意識があることを確認して引き揚げます。
ネットのおかげで妻には怪我も何にもなく無事山頂も制覇し家路に着くことが出来ました。
私はこの山今回で3回目、このネットを見て通るたびに
こんな頼りないネットで人がとどまるのだろうかとかなり疑心暗鬼でしたが
正に妻が実演してくれたようなものでネットの確実さ、大切さがわかり
これを設置してくれた関係者の皆さんに感謝なくして私と妻の人生はありません。
ありがとうございました。
お蔭で帰りは妻の腰にひもを巻きつけ私が後ろから引いて
下山する羽目となりました。
その甲斐あってか、また注意怠らずに来たせいもあって
無事これを書くことが出来ました。
以上でした。
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