山上ヶ岳 大峰大橋-山上ヶ岳 周回コース 【6座目/300名山】
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- GPS
- 05:33
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,179m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 5:34
天候 | 晴れ遠くの山はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車料金1日普通車1,000円バイク500円。日曜だからか7:00過ぎの到着で、既に店員さんが仕込みの準備をされていた。料金箱もあるが無人時の利用で店員さんに支払う仕組み。バイクは屋根付きの納屋みたいな所に置けるので嬉しい。超キレイなトイレが完備されており、登山道具も洗える蛇口もあった。7:00過ぎの時点で1/3程度の埋まり具合。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■大峰大橋〜レンゲ辻 駐車場から林道終点登山口までは狭い舗装路で緩やかな登り。少しでも歩く距離を減らしたいなら、林道終点に3台くらい駐車出来るスペース有り。途中に恐らく荷揚げ用のリフトがあった。 登山口から本格的な登山道が始まる。いきなり急登が始まるが、最初のは少しで終わる。全体的に森の中。基本開けた場所が好きなのだが、ここは沢沿いで苔むした感じが凄く良いと思った。登山道は基本1人分の幅しか無く、狭いので離合時には注意が必要。また、一部切り立った登山道が崩落しているので、ゆっくり気を付けて登ろう。 勾配は緩やかになったり急登になったりと変化が色々あるが、殆ど登りっぱなし。路面は石だったりザレだったりと様々。プチ渡渉も有り。個人的にはこの登山道は雰囲気も含めて変化に富んで中々楽しかった。 レンゲ辻への稜線登りはかなりの急登なので、気合いを入れて登りたい。レンゲ辻からは少し開ける。 ■レンゲ辻〜山上ヶ岳 レンゲ辻から女人禁制の結界門がある。レンゲ辻への登りで女性とすれ違ったので、良いのかな?と思ったが、レンゲ辻から下る分には良いと思われる。 ここから登山道は笹に覆われて雰囲気がガラっと変わる。路面は殆ど土だが、一部石が多い道だった。三点支持が必要な場所ではない。切り立った箇所の横壁に鎖が用意されていた。勾配はそこまで厳しくないと思った。森を抜けると高い木が無くなるので、見晴らしが良くなる。 登り切ると頂上お花畑が出迎えてくれる。と言っても、花は殆ど見れなかった。笹が広がりとても開放的で素晴らしい。 山頂標識から少し登った所に、石が祀られており三角点があった。三角点部は樹に覆われて展望無し。お花畑から少し降りた所に、大峰山寺の本堂がある。是非ここまで登ったなら見学していこう。 ■山上ヶ岳〜洞辻茶屋 大峰山寺から門をいくつか越えて下ると、宿坊がたくさんあり参道らしく整備されている。また西の覗行場があり、崖ギリギリまで行くことが出来る。高い所大好きな私でも、小便ちびりそうな感覚を覚えるくらいの断崖絶壁なので、高所恐怖症の方は無理だと思う。ここからは微妙なアップダウンが続くのが地味に辛い。 鐘掛岩への分岐に、下山道の案内があった。ここまでは平坦な場所が多かった。分岐から100mなので折角だから行ってみた。ちょっとした鎖場を登ると、とても展望の良い岩場に出た。そこから結構な高さの鎖場下りがあった。下山道の案内があり巻けそうなので、ここは下らなかった。ここからは結構な階段が続いた。登りだったら心がやられそうな気がした。 洞辻茶屋も含めると3つの茶屋があり、休憩を取ることが出来る。一番山頂寄りの茶屋以外はトイレがあった。真ん中の茶屋でトイレに行こうかと思ったが、とてもこの中でブツを取り出す気が起こらないくらい、虫がたくさん居た。洞辻茶屋のは見ていないので分からない。 ■洞辻茶屋〜大峰大橋 この辺りから杉林の中の下り。勾配は緩いので楽だが、景色が全く変わらないので正直つまらないと感じた。ただでさえ下山は消化試合感があるのに、これはこれで辛いと思った。路面も滑りやすいところも無く、淡々と下る。 1箇所茶屋とまでは言えないが、休憩出来る広い屋根付きの場所あり。お助け水の水場もあった。柄杓も用意されているので飲用可能と思われる。ボトルの水を入れ替えようかと思ったが、ボトルに入れにくい出方をしていたので諦めた。 引き続き下ると大峰大橋に出る。墓地になっていてそこからは女人禁制の結界門があった。墓地までは女性も訪れることが出来る。 |
その他周辺情報 | 宇陀市の「大宇陀温泉あきののゆ」で登山後の汗を流した。800円。アルカリ性単純泉でpHが高く、ヌルヌルする素晴らしい温泉。ジェットバス・電気風呂・露天風呂・露天にイスもたくさんあり整いスペースもある。サウナ・水風呂まであり、水風呂の温度も個人的にはドンピシャな温度だった。 300円でフィットネスルームの利用。水着があればプールまで使える。マンガも大量にあり、休憩室も明るくとても広い。レストランもある。ここまで充実した入浴施設は中々無い気がするので、またこの辺に来た時には寄りたいと思った。 |
写真
感想
300名山6座目。
前日は同じ大峰山脈近畿地方最高峰八経ヶ岳に登り、下市の宿に泊まって今日は山上ヶ岳に登った。山全体が、今なお女人禁制のしきたりが続く伝統ある寺院。
ということは、女性が300名山完全制覇。というのは不可能、ということになる。ヤマレコとかは融通利かせてくれるのかな?とか要らない心配をしてしまったw もしかして、だから300名山は101座あるのかなw
調べてないが、既に事例があるのかもしれないが、現代でこのしきたりを憲法違反で訴えたらどうなるのかな?とも思ったw
そんな他には無い特色がある山だが、登った感想としては山頂からの景色が素晴らしいのはもちろんのこと、お花畑の開放感。レンゲ辻登山道の苔むした雰囲気。等、今までの登山経験の中でもかなり上位に来る山だと感じた。山頂で見る所が多い、というのは面白いと思う。
表参道と言うのか分からないが、山上ヶ岳へのメイン登山道は茶屋等休憩出来るポイントがたくさんあるし、勾配も緩やかなので登りやすいのかと思う。変化を楽しむなら是非周回コースをオススメする。どちらから周るのか悩むところだが、体が楽なのは恐らくレンゲ辻から登るルートだと思う。急登が結構あるので、下りが急だと膝をやられやすい。表参道は緩やかなので下りは楽だった。
ただ、登山道の山っぽさで言えば、表参道は開けるまでが鬱蒼とした杉林なので下りは長くて景色が変わらないので、正直つまらなくて辛かった。下りが勾配が急だと、これはこれで辛いが、気分は紛れるので悩ましい。
もう1つ、大峰山脈で釈迦ヶ岳が200名山に選ばれているので、その内また紀伊半島に登山に来たい。
しかし相変わらず、歩行距離・累積標高差が計画と実績の乖離が激しい。距離は4km弱、標高差は300mも違うがどっちが正しいのか?非常に気になるが確かめようが無いなw
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