太陽を一度も見ることのなかった富良野岳から十勝岳

2015年07月26日(日) ~ 2015年07月27日(月)

• GPS: 10:56
• 距離: 15.0km
• 登り: 1,194m
• 下り: 1,431m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 1:34
• 合計: 6:34

4:49 十勝岳温泉凌雲閣
5:24 5:26 新Z
5:44 5:45 新D
6:01 6:02 上富良野岳分岐
7:33 8:44 縦走路分岐
9:58 9:59 三峰山
10:34 10:45 上富良野岳
11:01 11:08 上ホロカメットク山
11:23 上ホロ避難小屋

2日目

• 山行: 3:46
• 休憩: 0:04
• 合計: 3:50

6:11 上ホロ避難小屋
6:26 6:26 大砲岩
7:08 7:10 十勝岳
8:00 8:02 昭和火口
8:50 8:50 十勝岳避難小屋
9:11 9:11 吹上温泉分岐
9:51 9:51 吹上温泉白銀荘
10:01 ゴール地点

白銀荘初十勝岳行きのバス9時21分に間に合わなかったので、次の13時21分まで温泉でふやけていました。

天候

ずーと雲の中

アクセス

利用交通機関：

自家用車

初めてバイクではなく車で行きました。こんなにラクなのか。とにかくパッキングに気を使わないで済みます。前泊は日の出公園キャンプ場、十勝岳温泉に車をおいて山に入り、帰りは白銀台から町営バスで十勝岳温泉に戻りました

コース状況／危険箇所等

ずっと雲の中。標識、とくに岩に書かれた黄色いペンキのありがたみを感じました。今までは無粋だなと思っていました。ペンキとペンキを付けてくれた人に感謝です。

その他周辺情報

白銀台には何度もキャンプしに来ていますが、今回はじめて温泉に入りました。600千円で掛け流し、大きな休憩室ではみんなゴロゴロ寝ています。コストパフォーマンスあります。

写真

7/26 4:50

富良野岳登山口。最初はコンクリートで固められて道を行きます。

7/26 4:51

それにしても天気が良くない。今からあの雲のなかに入っていく。何のためかは知らないが。

7/26 5:17

プチ雲海でした。

7/26 5:17

雲が降りてきた。俺が上がっているのか。

7/26 5:24

気持ちのよいトラバースです。

7/26 5:25

十勝連峰は火山だなあと思う。

7/26 5:43

あれが富良野岳山頂だろうか。

7/26 5:57

ここが上ホロとの分岐です。

7/26 6:04

山頂が見えん。

7/26 6:22

十勝岳側は草木も生えない荒れ地、富良野岳側は高山植物がいっぱい。

7/26 6:23

花の山と言われることはあります。

7/26 7:31

さて、ここから富良野岳山頂を目指します。

7/26 7:40

あんたはちょっとまってなさい。

7/26 8:09

山頂！標識だけ。

7/26 8:20

本当だったら結構な景色だったのだろう。

7/26 8:47

富良野岳から、上富良野岳、上ホロカメットク山まではずっと霧の中。視界もなくカメラは濡れて調子が悪く、お見せできるものはありません。私の心のなかにしまっておきます。

7/27 6:10

お世話になりました。上ホロカメットク避難小屋さま。層雲峡まで縦走するという若者とウイスキーで楽しい夜を過ごさせていただきました。層雲峡までお気をつけて。

7/27 6:10

ひとりでこんなところあるくの？道迷いしない？
かなり不安です。
心臓バクバク。

7/27 6:20

雲の中ひたすら登る。

7/27 6:45

ひたすら登る。

7/27 7:03

金庫岩みたいなのはどこにもあるのだ。

7/27 7:06

十勝岳山頂です。まるで墓標のようです。
何も見えません。

7/27 7:20

今度はひたすら下る。

7/27 7:32

硫黄分が結晶化しているのか不気味な風景です。

7/27 7:33

黄色いペンキだけが頼りです。無粋だって言ってごめんなさい。あんただけが頼りです。

7/27 7:34

雪渓も気味が悪い。

7/27 8:16

やっと晴れてきた。

7/27 8:35

十勝岳避難小屋と望岳台と白銀台の位置関係がよくわかります。

7/27 8:35

まだまだ高度があります。

7/27 8:36

小屋が見えてきました。

7/27 8:47

振り返ると雲が晴れてきています。悔しいけれどもやむ終えまい。

7/27 8:51

十勝岳避難小屋。どこの小屋もヘルメットが全部新調されていますね。

7/27 9:12

今日は白銀荘に下ります。

7/27 9:25

なかなか気持ちのよい道で。

7/27 9:25

沼があったり、

7/27 9:27

こんな道があったり。

7/27 9:51

到着。平日なのでテントは一張だけ。
ただいま。
おっと、10分の差でバス行っちゃった。3時間待ちです。

撮影機器：

Optio H90 ペンタックス

PENTAX Q7 ペンタックス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

備考

パンツの予備も持っていけばよかったです。

感想

iwai_express

とにかく太陽に一度もお目にかかれませんでした。なんでこんなところ登っているのだろうと自分でおかしくなる時もありましたが、今後こういう時もあるでしょうから、練習のつもりで。でも、十勝岳を下るとき、平らなところを雲の中一人歩いていると、なんだか愉快になってきました。きっと体験した人しかわからない楽しさでしょうね。私の密かな愉しみになりそうです。

上ホロ小屋でお会いした若者、自転車で北海道を駆け巡り、山を登りまくり、カナダの牧場で働き、自然保護団体に職を得るという、なんだか羨ましい人生を送っておられます。いまからトムラウシを経て、層雲峡まで縦走されるとか。お気をつけて。いつかは自分も体力つけて、そういうのを楽しんでみたい。まだテントをかついで山に登る自信はないですね。