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Yamareco

記録ID: 6865527
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

高妻山

2024年05月30日(木) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 長野県
16拍手
Shinta その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:44
距離
12.9km
登り
1,439m
下り
1,435m
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10 km
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:47
休憩
0:57
合計
9:44
距離 12.9km 登り 1,439m 下り 1,435m
10:15
11
スタート地点
10:26
10:27
8
10:35
61
11:36
11:37
6
11:43
11:54
16
12:10
12:20
2
12:22
12:23
10
12:33
12:35
12
12:47
17
13:04
18
13:22
11
13:33
13:46
2
13:48
13:49
8
13:57
14:00
29
14:29
19
14:48
14:50
78
16:08
16:09
6
16:15
16:23
3
16:26
46
17:12
11
17:23
29
17:52
17:53
5
17:58
51
18:49
18:50
47
19:37
8
19:45
19:46
9
19:55
2
19:59
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
朝から始発電車(5:00)で仲間との待ち合わせ場所の久喜駅に移動(6:32)
そこから車移動3時間半で戸隠キャンプ場駐車場到着(10:00)
コース状況/
危険箇所等
今回、不動沢ルートで一不動まで登って五地蔵山を経て高妻山に登るルート
下りは六弥勒から分岐して弥勒尾根を降りて牧場まで降るルートなので時計回りのルートでした。全般的にコースの整備状況は良かったと思います

コースを分解すると以下の通りかなと思います
1)戸隠キャンプ場~弥勒尾根分岐(登りと降り)
2)弥勒尾根分岐~一不動まで(登りのみ)
3)一不動~五地蔵山まで(登りのみ)
4)五地蔵山~高妻山(登りと降り)
5)五地蔵先の六弥勒分岐~弥勒尾根経由戸隠牧場まで(降りのみ)

■各々の詳細を記載します--------
1)戸隠キャンプ場~弥勒尾根分岐まで
 キャンプ場から牧場の舗装路歩きでやや斜面があるが何の問題も無い路
 勝手な登山道評価:A

2)弥勒尾根分岐~一不動まで
 序盤はゆるゆると登りますが段々と斜度が上がって終盤は結構きついです
 途中から渡渉が始まり都合20回以上は渡渉します。川路上流への渡渉もあり
 山路としての整備は一般的な登山道レベルで問題はありません
 難所は2か所の鎖場
 最初は登りの鎖場「滑滝(なめたき)」はあまり問題無いと思います
 2つ目は横トラバースの鎖場「帯岩(おびいわ)」はちょっと怖かった
 それと帯岩終わった直後の登りの鎖場も何気に緊張します
 この難所が終わると氷清水の水場があってホッとする良い設定です
 勝手な登山道評価:A

3)一不動~五地蔵山まで
 ここからは尾根道なので雰囲気が変わります。
 左手に、最終目標高妻山見、右手に飯縄山、黒姫山など見ながら
 一不動、二釈迦、三文珠、四普賢、五地蔵と次々と目標が現れます
 でもこれが曲者でこの目標群は実は小ピークの連続になっています
 登り降りと地味に繰り返すうちにじわじわ脚力が奪われていきます
 勝手な登山道評価:A
 
4)五地蔵山~高妻山
 このルートの重点ポイントはここだと思います。最も厳しい登山道です
 六弥勒、七薬師、八観音、九勢至、十阿弥陀とここも目標が連続します
 が最初に五地蔵山からの降りが結構がっつり降るのでこの辺が肝です
 私はこの降りから一気に脚の調子がおかしくなって大幅ペースダウン
 両脚の太腿が交互に攣る現象が片方3~4回も発生してしまいました。
 5月末と言うのに未だ残雪有りでルート取りや踏み抜きにも注意が必要。
 私はこの雪渓でストックを一本破損してしまいまいた。
 そして本当の核心部は九勢至から十阿弥陀の間の急騰でしょう
 一気に高度を上げる岩礁帯登りが続きます
 もう少し雪渓が残っていたら結構危険だったかもしれません
 勝手な登山道評価:B

5)五地蔵先の六弥勒分岐~弥勒尾根経由戸隠牧場まで
 降りのみでの使用でしたが道は良く整備されていると思いました
 基本的に土道で幅もあるし歩き難い感じはありません
 また森林限界よりも上の間は遠望が利く中なので気分も良いです
 ただ、今回の山行はスタート時間の問題もあって後半の森の中は
 完全はナイトハイク状態でしたのでそれなりに緊張感はありました
 勝手な登山道評価:A

以上です

その他周辺情報 登山後は戸隠神社中社近くの旅館に宿泊して風呂と夕飯を頂きました
この辺りは戸隠神社が修験者の寺院だったころからの宿坊だったそうです
牧場の中を進む
2024年05月30日 10:05撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 10:05
牧場の中を進む
正面に戸隠連山
左側が戸隠山方面、右側が五地蔵山方面で
真ん中の鞍部が最初に目指す一不動がある場所
2024年05月30日 10:12撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 10:12
正面に戸隠連山
左側が戸隠山方面、右側が五地蔵山方面で
真ん中の鞍部が最初に目指す一不動がある場所
木柵を超える
牧場らしい仕掛け
2024年05月30日 10:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 10:27
木柵を超える
牧場らしい仕掛け
戸隠山が近づいてくる
2024年05月30日 10:29撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 10:29
戸隠山が近づいてくる
牧場の中の登山道がそろそろ終わり
2024年05月30日 10:32撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 10:32
牧場の中の登山道がそろそろ終わり
沢沿いの道を進む
2024年05月30日 10:53撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 10:53
沢沿いの道を進む
沢の右側、左側と何度も渡渉が必要になる
2024年05月30日 10:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 10:59
沢の右側、左側と何度も渡渉が必要になる
数日前に降雨があり水量多めと思われます
2024年05月30日 11:05撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
5/30 11:05
数日前に降雨があり水量多めと思われます
第一関門滑滝
右脇の鎖場を通りますがあまり斜度も無く恐怖感はありません
雨天など濡れていると危ないのかも
2024年05月30日 11:23撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 11:23
第一関門滑滝
右脇の鎖場を通りますがあまり斜度も無く恐怖感はありません
雨天など濡れていると危ないのかも
ちょっと怖かったのはこちら帯岩のトラバース鎖場
2024年05月30日 11:36撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 11:36
ちょっと怖かったのはこちら帯岩のトラバース鎖場
良く見ないと分かりませんが後続者が帯岩を通過中です
2024年05月30日 11:39撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 11:39
良く見ないと分かりませんが後続者が帯岩を通過中です
帯岩後のご褒美
氷清水
冷たかったです
2024年05月30日 11:43撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 11:43
帯岩後のご褒美
氷清水
冷たかったです
シラネアオイ
2024年05月30日 12:09撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
5/30 12:09
シラネアオイ
不動避難小屋到着
ここからは尾根道
2024年05月30日 12:10撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:10
不動避難小屋到着
ここからは尾根道
一不動道標
2024年05月30日 12:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:17
一不動道標
右手を見ると飯縄山が格好いい
2024年05月30日 12:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:21
右手を見ると飯縄山が格好いい
コイワカガミ
2024年05月30日 12:31撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:31
コイワカガミ
二釈迦道標
2024年05月30日 12:32撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:32
二釈迦道標
黒姫山方面
2024年05月30日 12:32撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:32
黒姫山方面
左手を見ると高妻山が起立している
尖がっていて格好良いけどあれ登るのきつそう
2024年05月30日 12:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:37
左手を見ると高妻山が起立している
尖がっていて格好良いけどあれ登るのきつそう
三文珠道標
2024年05月30日 12:47撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 12:47
三文珠道標
後ろを振り返ると戸隠山のごつごつ
2024年05月30日 13:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:00
後ろを振り返ると戸隠山のごつごつ
四普賢道標
2024年05月30日 13:02撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:02
四普賢道標
飯縄山が眼下に
2024年05月30日 13:02撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:02
飯縄山が眼下に
五地蔵道標
2024年05月30日 13:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:21
五地蔵道標
ほどなく五地蔵山頂
ここは良い目印です
ここまでで周回するのもありかも
2024年05月30日 13:24撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:24
ほどなく五地蔵山頂
ここは良い目印です
ここまでで周回するのもありかも
時間が無いので手短に遅めの昼食
2024年05月30日 13:34撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:34
時間が無いので手短に遅めの昼食
六弥勒道標
2024年05月30日 13:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:48
六弥勒道標
高妻山が正面に見えてくる
2024年05月30日 13:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:48
高妻山が正面に見えてくる
雪渓が残っている
チェーンスパイク持参したけど使用しませんでした
2024年05月30日 13:51撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:51
雪渓が残っている
チェーンスパイク持参したけど使用しませんでした
七薬師道標
この辺りで両脚太腿が交互に攣って悶絶しながら前進
2024年05月30日 13:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 13:59
七薬師道標
この辺りで両脚太腿が交互に攣って悶絶しながら前進
右手には妙高山、火打山の百名山コンビ
2024年05月30日 13:59撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
5/30 13:59
右手には妙高山、火打山の百名山コンビ
岩場急騰あり
2024年05月30日 14:14撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 14:14
岩場急騰あり
振り返ると五地蔵が眼下に見えてその向こうは戸隠高原
2024年05月30日 14:16撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 14:16
振り返ると五地蔵が眼下に見えてその向こうは戸隠高原
左手には戸隠連山西岳辺りのごつごつの向こう側に北アルプス南部の名峰群が並んでいる
2024年05月30日 14:18撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 14:18
左手には戸隠連山西岳辺りのごつごつの向こう側に北アルプス南部の名峰群が並んでいる
八観音道標
2024年05月30日 14:27撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 14:27
八観音道標
高妻山が大分近い
2024年05月30日 14:29撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 14:29
高妻山が大分近い
九勢至
ここから見ると高妻山がどっしりしていて見応えがある
2024年05月30日 14:48撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 14:48
九勢至
ここから見ると高妻山がどっしりしていて見応えがある
花がたくさん咲いていました
名前は。。
2024年05月30日 14:58撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 14:58
花がたくさん咲いていました
名前は。。
もう15時過ぎてまだ山頂に到達できていない
2024年05月30日 15:09撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/30 15:09
もう15時過ぎてまだ山頂に到達できていない
見下ろすと黒姫山
2024年05月30日 15:26撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 15:26
見下ろすと黒姫山
山頂直下急騰
2024年05月30日 15:29撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 15:29
山頂直下急騰
ようやく十阿弥陀道標
山頂はここでは無かった
もう少し先
2024年05月30日 16:08撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/30 16:08
ようやく十阿弥陀道標
山頂はここでは無かった
もう少し先
高妻山山頂道標
2024年05月30日 16:13撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 16:13
高妻山山頂道標
結構バテている
2024年05月30日 16:13撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
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5/30 16:13
結構バテている
山頂からぐるり展望
北アルプス方面
2024年05月30日 16:16撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 16:16
山頂からぐるり展望
北アルプス方面
山頂からぐるり展望
戸隠山方面
2024年05月30日 16:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 16:17
山頂からぐるり展望
戸隠山方面
戸隠山と北アルプスコラボ
2024年05月30日 16:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 16:17
戸隠山と北アルプスコラボ
北アルプス北方面
2024年05月30日 16:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 16:17
北アルプス北方面
北側に乙妻山とその向こうに焼山、火打山
2024年05月30日 16:17撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 16:17
北側に乙妻山とその向こうに焼山、火打山
九勢至まで戻ってポーズ
2024年05月30日 17:14撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
5/30 17:14
九勢至まで戻ってポーズ
五地蔵山に戻る途中
2024年05月30日 17:29撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 17:29
五地蔵山に戻る途中
もうすぐ18時になる時点でまだ高妻山から遠くない
日没は19:07
2024年05月30日 17:50撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 17:50
もうすぐ18時になる時点でまだ高妻山から遠くない
日没は19:07
六弥勒の分岐まで戻った
2024年05月30日 18:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 18:00
六弥勒の分岐まで戻った
弥勒尾根に入ってこちらのルートで下山開始
眼下を見渡せる良い景色だけど時間が気になる
2024年05月30日 18:00撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 18:00
弥勒尾根に入ってこちらのルートで下山開始
眼下を見渡せる良い景色だけど時間が気になる
雲が降りてきている
未だ森林限界の上
2024年05月30日 18:26撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 18:26
雲が降りてきている
未だ森林限界の上
森林ゾーンに入った
豊かな森だ
2024年05月30日 18:41撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 18:41
森林ゾーンに入った
豊かな森だ
19時過ぎるともうヘッデン無しでは行動不能
2024年05月30日 19:13撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 19:13
19時過ぎるともうヘッデン無しでは行動不能
ブナ仙人の目印発見
2024年05月30日 19:14撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 19:14
ブナ仙人の目印発見
夜の森はやはりちょっと恐怖
昼間は聞かない音が充満している
熊出ませんように。。。って出した熊鈴もすぐにロスト
2024年05月30日 19:21撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 19:21
夜の森はやはりちょっと恐怖
昼間は聞かない音が充満している
熊出ませんように。。。って出した熊鈴もすぐにロスト
牧場との分岐に戻ったところ
曇天なのでまだ少し空が明るいけど人工的な照明は皆無
2024年05月30日 19:37撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 19:37
牧場との分岐に戻ったところ
曇天なのでまだ少し空が明るいけど人工的な照明は皆無
ここまでくれば遭難は無い
一安心
2024年05月30日 19:42撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 19:42
ここまでくれば遭難は無い
一安心
牧場分岐まで戻った
ここで19:45
2024年05月30日 19:45撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
5/30 19:45
牧場分岐まで戻った
ここで19:45
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ シェラフ 携帯トイレ

感想

日本百名山 89座目高妻山
今年最初の百名山登山となったが、過去最悪の山行だったかもしれないし最高の経験をさせてくれた名山だったのかも知れない。

元々の計画では5月30日(木)に都心から車移動するので到着時間が遅くなることを見越して別の山(飯縄山とか)に登って一泊後の5月31日(金)に朝早くから登頂アタックの計画でした。ところが想定外の台風一号接近で水曜日まで雨、金曜日から雨で真ん中の木曜日だけが晴の予報が出されたので急遽前日に予定変更して木曜日移動初日のアタックとなったのだった。考えてみればこれが今回の難事の発端だったかも知れない。

元々行程が長いことは承知の上でスタートを10時まで遅らせざるを得なかったためなるべく装備を軽くして行動力の向上と休憩少な目のプランが必要と想定したので前のめりの行動になっていた。そのためだと思われるが、両脚太腿の交互攣りに見舞われる事となってしまったのだった。前回山行でも両脚攣りがあったので気になり即効性のある漢方薬芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)やエアゾールスプレーも持参していたが一旦発生してしまうとおさまりが付かず苦悶の時間が何度も襲ってきてしまった。一旦発生すると3-5分は動くことが出来ず道端に固まって回復を待つのみなので混んだ山道や急斜面だったらと思うとゾッとするが幸い時間も遅く登山者がほとんど居なかったので何とかなったのかなと思う。

気持ちは前のめりに焦るのに自分の脚が言う事を効かないもどかしさ。そして時間との闘い。はやる気持ちと体調のバランス。この時間でまだ山頂にいないことは過去に経験が無い。しかもこの山は元々行程が長い。どうする?登れるのか自分?!でもあと数百メートルで山頂が見えている。でももう脚攣りが起こらない保証は無い。動けなくなって夜になればそれは遭難だ。ビバークする?ここヘリ呼ぶ?それでも前に行く?何度も葛藤を繰り返す

この時点の八観音で14:30程なので下山に3時間かかっても18:00前に下山出来る、日没前だ。百名山登頂断念すれば帰還はできそうだ。でも登頂すれば夜になるのは明らか。しかも下山中でも攣りが出ないとも限らない。。。

かなり考えたが振り返ってみると攣りは降りでは発生していないことに気がついた。
登りで足を踏ん張る動作の時に発生していることが自分の中で理解出来てきた。と言う事はここから山頂まで踏ん張り動作を避けつつ登頂できればそこから先は基本的に下山なので攣りは発生しにくいはず。だけどここまでに消費してしまった時間を返ってこない。と言う事は下山中に日没を迎えると言う事になる。それが耐えられるのか?自分の装備で。。大丈夫。単純な山道ならばヘッドランプは持参しているので下山は出来るはず。では今回登山時に使った滑滝や帯岩のような鎖場や難所が無いルートならば行けるか?弥勒尾根道に急坂の記載はあるが動画サイトでも難所的な報告は見なかった。良しGO!だ。自分の中で整理が着いたので脚攣り状況は改善していないが前進する事を決断した。この時に同時にナイトハイクも覚悟したと言う事になる。

ここから山頂まで同行者も呆れて先行してしまったので単独行動で山頂まで両脚攣りの恐怖と闘いながらゆっくり一歩ずつ歩を進める。雪渓も何度かあるがアイゼンを使用するほどでもないと思って突っ込んだストックがぐんにゃり曲がってしまってお釈迦になる。やっぱりただでは登らせてくれない凄い山なのだなと思い。ストックを下山時に回収するつもりで前進する。ようやく十阿弥陀が見えた時は感動してしまった。がここが山頂では無かった軽いショックを消化して平行移動の山頂に到着。
同行者も待っていてくれてここで写真撮影など普段は一番時間を使用するのだが今回は違う。いかに早く下山するかだ!山頂写真だけは譲れないので一通り撮るのに5分ほど。でも水の入れ替えや装備の入れ替えも必要なのでちょっと時間が必要だったが同行者は先に下山開始。仕方ない自分が遅かったからなのだから。用意が済んで下山開始したのは登頂から8分後。こんなに山頂時間が短い百名山山頂も珍しい。

下山中はやはり脚攣りは発生しない。これはいけるかもと思い少しホッとするが日没はどんどん迫ってくる。初めて通る弥勒尾根道分岐を超えたのは18時頃なのでここから1時間以内に下山出来れば問題無いがそれは無理。途中で同行者と離れず行動することを合意しあいヘッデンを早めに装備する。自分は夜目が効かないので早めにヘッデンに点灯する。薄闇迫る中に深い森の中に入っていくと一種独特の世界が広がる。昼間は聞いたことない鳥とか動物がいろいろな声を発している。ホーホーはフクロウかな?きーーっきいーーーは誰?などちょっと神経が逆撫でされる気分だし、この昼夜葉境時間は熊も活発行動時間帯なので注意が必要。普段使用していな熊鈴を折れ残った片方のストックに装着して下山路を進むがそのうち音がしなくなってロストの気付く。今回の山行はいろいろ失うものと得るものがある山のようだ。とか考えているうちに牧場に到着。やれやれ。いろいろあった凄い山だった。


百名山
高妻山(標高2353m)
今年初めて
通算89座目

素晴らしい山でした

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BOWMORE18ississimamamooPerfuuuuumeHana HanahimitsuPerfuuuuume健ississiかっちゃんichkonoBOWMORE18satomi72525tofuminiyama1さくらん坊
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 妙高・戸隠・雨飾 [日帰り]
戸隠山・高妻山・乙妻山縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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