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Yamareco

記録ID: 6926726
全員に公開
ハイキング
比良山系

無雪期堂満岳 左ルンゼから第二支稜

2024年06月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:19
距離
14.2km
登り
1,344m
下り
1,344m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:59
休憩
0:21
合計
5:20
8:08
9
8:17
8:17
20
8:37
8:37
4
8:41
8:41
7
8:57
8:58
50
9:48
9:52
84
11:16
11:31
70
12:41
12:41
9
12:56
12:56
23
13:19
13:20
8
13:28
天候 てんくらCでしたが晴天!話によると風があったそうですが、私のルートは無風でした(^^;)。とにかく暑かったです。
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
湖西線比良駅から往復。帰りはお話しできたのでワープした感じでした(^^)。
コース状況/
危険箇所等
あとに記しますが、左ルンゼの後半はザレザレでなかなか痺れました(^^;)。私の技量不足かもですが、ピッケルがないと通せなかったかもしれません。この季節にとても楽しめましたが、自己責任で進みました。
比良駅からイン谷口まで歩いて進むと、ちょうど登山バスが帰って行くところでした。バス利用とほぼ同じ時間に登山開始できてなんか得した気分(^^)。また今度よろしくお願いします。
比良駅からイン谷口まで歩いて進むと、ちょうど登山バスが帰って行くところでした。バス利用とほぼ同じ時間に登山開始できてなんか得した気分(^^)。また今度よろしくお願いします。
見事なケルン(^^)。もはやアートですね。そういやこの倍ほどのケルンを別の場所で見ることもありました。いろんな楽しみ方があるのが山なのでしょうね。
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見事なケルン(^^)。もはやアートですね。そういやこの倍ほどのケルンを別の場所で見ることもありました。いろんな楽しみ方があるのが山なのでしょうね。
さてさて、第一ルンゼ取り付きですが、時間があるので今日はちょっと覗いてみることにしてみます。この奥に進んでみます。
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さてさて、第一ルンゼ取り付きですが、時間があるので今日はちょっと覗いてみることにしてみます。この奥に進んでみます。
3段堰堤を越えた先にようやくルンゼが姿を見せてくれました。季節が違うとよくわからないです(^^;)。もうちょっと行ってみます。
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3段堰堤を越えた先にようやくルンゼが姿を見せてくれました。季節が違うとよくわからないです(^^;)。もうちょっと行ってみます。
最初のチョックストーンまで来ました。なんか、もうこのまま進みたくなります(^^)。ちょっと取り付いてしまいましたが、今日はここまで。第一ルンゼは狭いので落石が怖いです(^^;)。
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最初のチョックストーンまで来ました。なんか、もうこのまま進みたくなります(^^)。ちょっと取り付いてしまいましたが、今日はここまで。第一ルンゼは狭いので落石が怖いです(^^;)。
で、戻って予定ルートである金糞滝の先へ。最初の2段滝を流芯で行こうと思いましたが、序盤でドボンもあれなので素直に左壁から越えました(^^;)。
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で、戻って予定ルートである金糞滝の先へ。最初の2段滝を流芯で行こうと思いましたが、序盤でドボンもあれなので素直に左壁から越えました(^^;)。
触れたらトゲにやられたので何かと思えば、なんと山椒の木!めっちゃいい香りがする(^^)。摘むのは申し訳ないので香りだけ楽しませていただきました。大きく育ってくださいませ。
触れたらトゲにやられたので何かと思えば、なんと山椒の木!めっちゃいい香りがする(^^)。摘むのは申し訳ないので香りだけ楽しませていただきました。大きく育ってくださいませ。
今日は流水部を詰めていきます。いやはや、この渓谷を進むのは本当に気持ちがいいです(^^)。岩歩きもできるし、なんせこの季節は涼しく感じます。実際は暑いけど(^^;)。
今日は流水部を詰めていきます。いやはや、この渓谷を進むのは本当に気持ちがいいです(^^)。岩歩きもできるし、なんせこの季節は涼しく感じます。実際は暑いけど(^^;)。
今日はここからこの左ルンゼに進んでみます。無雪期に私が行けるのか?行ってみないとわかりませんね。まずはこの先、左にカーブしているところまでは普通に進めました。
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今日はここからこの左ルンゼに進んでみます。無雪期に私が行けるのか?行ってみないとわかりませんね。まずはこの先、左にカーブしているところまでは普通に進めました。
奥に第二支稜への乗越が見えます。意外と遠いぜ。詰めていきますが、途中からザレザレになり苦戦。もしかしたら逃げ口があったのか。この先写真を撮る余裕がなくなりました(^^;)。
奥に第二支稜への乗越が見えます。意外と遠いぜ。詰めていきますが、途中からザレザレになり苦戦。もしかしたら逃げ口があったのか。この先写真を撮る余裕がなくなりました(^^;)。
なんとか第二支稜に乗りました。一安心(^^)。こんなザレがルンゼの斜度で続いていたので痺れました(^^;)。おかげでもうバテバテで足が死んでます。
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なんとか第二支稜に乗りました。一安心(^^)。こんなザレがルンゼの斜度で続いていたので痺れました(^^;)。おかげでもうバテバテで足が死んでます。
第二支稜、なぜかめっちゃ踏まれて道になってます。なんで(^^;)?そんなにメジャーなルートでしたっけ?
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第二支稜、なぜかめっちゃ踏まれて道になってます。なんで(^^;)?そんなにメジャーなルートでしたっけ?
藪でしたが踏み跡をたどり、吹きっ曝し部に到着(^^)。ここまで来ると安心します。尾根芯を進んでそのままさらに芯を進みます。
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藪でしたが踏み跡をたどり、吹きっ曝し部に到着(^^)。ここまで来ると安心します。尾根芯を進んでそのままさらに芯を進みます。
写真で見るとただの斜面ですが、一応ビクトリーロードが見えてたんです(笑)。このあたりも踏み跡明瞭。この季節にも意外と歩かれているんですね。
写真で見るとただの斜面ですが、一応ビクトリーロードが見えてたんです(笑)。このあたりも踏み跡明瞭。この季節にも意外と歩かれているんですね。
エグジット手前でトラロープ発見。この奥の藪を漕いで東レ新道に合流。ありがとうございました(^^)。最後のシャクナゲがエグイ(笑)。
エグジット手前でトラロープ発見。この奥の藪を漕いで東レ新道に合流。ありがとうございました(^^)。最後のシャクナゲがエグイ(笑)。
堂満岳に到着。今日もありがとうございます(^^)。ブサイクを代表写真にはしません。ヘルメットずれてるしインナーのスポンジはみ出てるし(笑)。
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堂満岳に到着。今日もありがとうございます(^^)。ブサイクを代表写真にはしません。ヘルメットずれてるしインナーのスポンジはみ出てるし(笑)。
さてさて下山にかかります。最初の急坂を下りたあたりから堂満冬道に入ってみます。最初はやさしいですね(^^)。このあとがどうなるかガクブルしております(;゜Д゜)。
さてさて下山にかかります。最初の急坂を下りたあたりから堂満冬道に入ってみます。最初はやさしいですね(^^)。このあとがどうなるかガクブルしております(;゜Д゜)。
しかしなんと途中から明瞭な踏み跡が出現。いやはや、これは確かに道でした。どんな人が歩いているんだろう。ワシたち(笑)?
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しかしなんと途中から明瞭な踏み跡が出現。いやはや、これは確かに道でした。どんな人が歩いているんだろう。ワシたち(笑)?
なんか生活感を感じる場所もあり。ここも古道なんでしょうか。たしか着地は古い林道のはず。ならつながっていても不思議ではないですね。
なんか生活感を感じる場所もあり。ここも古道なんでしょうか。たしか着地は古い林道のはず。ならつながっていても不思議ではないですね。
もはや北比良でよく見る凹部になった古道の雰囲気です。なぜ使われなくなったのでしょうと感じております。
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もはや北比良でよく見る凹部になった古道の雰囲気です。なぜ使われなくなったのでしょうと感じております。
古い林道に降り立って振り返っています。最後が崩落したんですね。この先そのまま踏み跡もありましたが、下に登山道があるので落石を避けるために林道沿いに降りました。
古い林道に降り立って振り返っています。最後が崩落したんですね。この先そのまま踏み跡もありましたが、下に登山道があるので落石を避けるために林道沿いに降りました。
今日もありがとうございました。思ったより体に堪えました(^^;)。次回もよろしくお願いします。登った山を振り返るのは最高です(^^)!
今日もありがとうございました。思ったより体に堪えました(^^;)。次回もよろしくお願いします。登った山を振り返るのは最高です(^^)!

感想

雪の季節に行きたかった左ルンゼですが、なかなかチャンスがなくてグリーンシーズンに。本日はkol-yosioka様のレコを全面的に参考にさせていただきまして、チャレンジさせていただくべく向かうことにしました。ありがとうございます(^^)。

イン谷口に着くとちょうど登山バスが帰って行くところ。おお、バス代儲けたぜ(^^)。というのは冗談でして、また利用させていただくときにはよろしくお願いします。そのまま正面谷に向けて進んで行きます。

今日は暑い(^^;)。ほんまに暑い。水は躊躇せずに飲みます。この先に水場がありますんで心配なし(^^)。水の追加をして進むと程なく第一ルンゼへの堰堤に到着。今日は時間もあるので第一ルンゼの偵察もしてみることにします。

無雪期の第一ルンゼはどうなのか、行ってみたいもののあの切り立ったルンゼでは落石があれば避けようもなさそうな。とりあえず堰堤を越えて取り付きまで進むと、なんか懐かしい雰囲気。でも葉っぱがあるんで違うような感じがしますが、なんとなく地形は感じられます。

最初のチョックストーンの手前で、なんかぞわぞわしてきます。今日このままこっちに行っちゃおうか(^^)。それでもええやんとささやく悪魔が傍らにいらっしゃる(笑)。いやいや、今日は偵察でしょと自分に突っ込み、第二ルンゼ方面へ向かうことに。うーん、この水量の少なさはチャンスだったんじゃないのか。いやいや、山は逃げませんし(^^;)。

さて、青ガレの渡渉ポイントからその先に進むと、こんなエリアでおふたがたに遭遇。どちらにお向かいですかとお聞きすると金糞峠とのこと。であれば渡渉ですよとお伝えさせていただきました。ここはメジャールート(青ガレは一応破線ですが)なのに、渡渉点に明確な道標がないのが良くないですね。というか、この先に行くやつが足跡つけるのが良くないのか(^^;)。スミマセンデシタ。

さて、金糞滝をあとにしてまずは2段滝へ。今日は流水部を進もうとするも手の少なさに、
ドボンを覚悟するにはいささか序盤過ぎる(^^;)。素直に右岸から越えていきました。そのあとは流水部を気持ちよく進ませていただきます。

たまたま掴んだ低木にトゲがあって痛いなと思った矢先、ふわっといい香りがして気づいたのですが、山椒の木がありました(^^)。めっちゃいい香り。腹減る(笑)。葉っぱを持って帰りたくなりましたが、持って帰ってもどうせポケットが香るだけだろうし、このまま大きな成長を願うことに。また来る楽しみが増えました(^^)。

そのまましばらく進むと、程なく左ルンゼへの分岐に到着。今日はここからが目的地なので、左ルンゼに入っていきます。雪がしっかりあるときに来たかったのですが、今年はなかなかチャンスなし。でも夏季に登れるらしい。ほな行ってみさせていただきます(^^)。しばらくはガレ場の登りになりました。

ちょっと先で左に曲がり、その先はスカッと第二支稜が見えてまいりました。おお、あそこに登るのか。終了点が見えているというのは嬉しい反面、あそこまで行かなければならないという真実があります(^^;)。思ったよりまっすぐで迷わないルートに安心しつつ進んで行きました。

ところがここが本日の核心でした。中盤からめっちゃザレてきたので、ピッケル装着。ザレに刺して進みますが、足元もつま先を蹴りこまないといけないほどのザレザレに。というか、蹴りこめるザレって何よ(^^;)。岩が出てくるとありがたく手足にさせてもらいつつ、左岸の手を頼りに進みましたが正解がわからない。左にある第二支稜に早く乗ったほうがいいのかな。

とはいえ乗れる感じがしないのでそのまま詰めます。下に人がいたら申し訳ないのですが、落ちた砂礫が止まらない。下には誰もいないと信じてそのまま進みます。なんか、冬のラッセルに近い感覚でズルズルしながら登っていきます。ようやく稜線が近づき、乗り上げるとと一安心(^^)。めっちゃ疲れた(^^;)。足を使い切りました。汗も激しいので補給に努めます。この先はもう知った場所になるはず。

先に進むと、想像以上に踏まれた稜線がありました。こんなに人が歩いているの?意外過ぎて驚きます。こんな場所なのにまるで登山道かというぐらい。バテているのでゆっくりとそれを辿ると、時に木の藪をを越えなければなりませんが、ようやく吹きっ曝し部へ。稜線を通し、そのまま突き抜けていきます。

このあたりは夏も冬も変わりませんね。程なく登山道との合流のはず。冬には見えなかったトラロープも発見し、その奥へ進みます。最後の藪は濃い。もう残り数メートルのはずなのに、下手したら届かんかもというシャクナゲを縫って登山道へ合流。無事通過できました(^^)。広がった東レ新道は神様でした(笑)。

山頂へ移動し、しばし休憩。予定では冬道を下降するつもりでしたが、想定以上に燃え尽きたのでどうしよう(^^;)。残りは下山のみなので水もたっぷり飲んでしっかり休憩。とりあえず東稜道へ進みます。

一旦傾斜が落ち着いたところから北面に進むと冬道。いささか悩みましたが、最悪ロープもあるからと行ってみることにしました。最初はめっちゃ優しい斜面なのですが、やがて鬼が出てくるんじゃないか(^^;)。ビビっておりましたが、なんとしばらく行くと仏のような踏み跡が出てきてくれました(^^)。

踏み跡を見て通過できることを確信。発散せずに一直線に下って行きます。左にある第一支稜の観察もしたかったのですが、木々が繁ってあまり見えず。歩きやすい道ではありませんが、とはいえ通過に支障なし。登りだとしんどいだろうなという傾斜を下って行きます。

明瞭なルートに、元々ちゃんとしたルートだったんじゃないかと疑問がわきます。生活感のある広場もありました。最後は古い林道に着地のはずなので、林道が使われなくなって廃れたのか。確かに最後は崩落したであろう場所があり、そこを下ると林道に着地できました。

この林道の終点も気になるので、一旦登ってみることに。しかし、結構続いています(^^;)。崩落地をいくつか越えると、大体の地形がわかったことにして下ることに。元の場所から下るも、最後に登山道と合流する地点が見えるとちょっと悩みます。これ、石を落としたら登山道を直撃してしまいそう。なので林道に沿って登山道に合流することにしました。

無事合流(^^)。ほぼ下山しました。水場で冷たい水をいただくと生き返ります。あとは歩くだけ。その先で、今朝がた金糞滝でお会いしたおふたがたに再会。お互いのルートなんかを話していると、そこでsymlyさんとばったり遭遇。同じタイミングでしたね!比良駅に向かう道中を話しながら進めるのはとてもありがたいです。思えば3週連続でお話ししながら歩けました。山の神様、ありがとうございます。

振り返ると今日の山が目の前にドドン。この季節にこんな堂満岳を楽しめるという大収穫(^^)。本日もありがとうございました!

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コメント

漢方ありがとうございました。今日足つりかけた時に飲んでつらずに下山出来ました。
2024/6/16 16:36
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k-longvalleyさん、お疲れ様です!役に立てたなら何よりです(^^)。2日連続、すごいですね。私は上半身の筋肉痛でゆたーっと過ごしてました(^^;)。またよろしくお願いします!
2024/6/16 16:43
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