無雪期堂満岳 左ルンゼから第二支稜
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- GPS
- 05:19
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,344m
- 下り
- 1,344m
コースタイム
天候 | てんくらCでしたが晴天!話によると風があったそうですが、私のルートは無風でした(^^;)。とにかく暑かったです。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
あとに記しますが、左ルンゼの後半はザレザレでなかなか痺れました(^^;)。私の技量不足かもですが、ピッケルがないと通せなかったかもしれません。この季節にとても楽しめましたが、自己責任で進みました。 |
写真
感想
雪の季節に行きたかった左ルンゼですが、なかなかチャンスがなくてグリーンシーズンに。本日はkol-yosioka様のレコを全面的に参考にさせていただきまして、チャレンジさせていただくべく向かうことにしました。ありがとうございます(^^)。
イン谷口に着くとちょうど登山バスが帰って行くところ。おお、バス代儲けたぜ(^^)。というのは冗談でして、また利用させていただくときにはよろしくお願いします。そのまま正面谷に向けて進んで行きます。
今日は暑い(^^;)。ほんまに暑い。水は躊躇せずに飲みます。この先に水場がありますんで心配なし(^^)。水の追加をして進むと程なく第一ルンゼへの堰堤に到着。今日は時間もあるので第一ルンゼの偵察もしてみることにします。
無雪期の第一ルンゼはどうなのか、行ってみたいもののあの切り立ったルンゼでは落石があれば避けようもなさそうな。とりあえず堰堤を越えて取り付きまで進むと、なんか懐かしい雰囲気。でも葉っぱがあるんで違うような感じがしますが、なんとなく地形は感じられます。
最初のチョックストーンの手前で、なんかぞわぞわしてきます。今日このままこっちに行っちゃおうか(^^)。それでもええやんとささやく悪魔が傍らにいらっしゃる(笑)。いやいや、今日は偵察でしょと自分に突っ込み、第二ルンゼ方面へ向かうことに。うーん、この水量の少なさはチャンスだったんじゃないのか。いやいや、山は逃げませんし(^^;)。
さて、青ガレの渡渉ポイントからその先に進むと、こんなエリアでおふたがたに遭遇。どちらにお向かいですかとお聞きすると金糞峠とのこと。であれば渡渉ですよとお伝えさせていただきました。ここはメジャールート(青ガレは一応破線ですが)なのに、渡渉点に明確な道標がないのが良くないですね。というか、この先に行くやつが足跡つけるのが良くないのか(^^;)。スミマセンデシタ。
さて、金糞滝をあとにしてまずは2段滝へ。今日は流水部を進もうとするも手の少なさに、
ドボンを覚悟するにはいささか序盤過ぎる(^^;)。素直に右岸から越えていきました。そのあとは流水部を気持ちよく進ませていただきます。
たまたま掴んだ低木にトゲがあって痛いなと思った矢先、ふわっといい香りがして気づいたのですが、山椒の木がありました(^^)。めっちゃいい香り。腹減る(笑)。葉っぱを持って帰りたくなりましたが、持って帰ってもどうせポケットが香るだけだろうし、このまま大きな成長を願うことに。また来る楽しみが増えました(^^)。
そのまましばらく進むと、程なく左ルンゼへの分岐に到着。今日はここからが目的地なので、左ルンゼに入っていきます。雪がしっかりあるときに来たかったのですが、今年はなかなかチャンスなし。でも夏季に登れるらしい。ほな行ってみさせていただきます(^^)。しばらくはガレ場の登りになりました。
ちょっと先で左に曲がり、その先はスカッと第二支稜が見えてまいりました。おお、あそこに登るのか。終了点が見えているというのは嬉しい反面、あそこまで行かなければならないという真実があります(^^;)。思ったよりまっすぐで迷わないルートに安心しつつ進んで行きました。
ところがここが本日の核心でした。中盤からめっちゃザレてきたので、ピッケル装着。ザレに刺して進みますが、足元もつま先を蹴りこまないといけないほどのザレザレに。というか、蹴りこめるザレって何よ(^^;)。岩が出てくるとありがたく手足にさせてもらいつつ、左岸の手を頼りに進みましたが正解がわからない。左にある第二支稜に早く乗ったほうがいいのかな。
とはいえ乗れる感じがしないのでそのまま詰めます。下に人がいたら申し訳ないのですが、落ちた砂礫が止まらない。下には誰もいないと信じてそのまま進みます。なんか、冬のラッセルに近い感覚でズルズルしながら登っていきます。ようやく稜線が近づき、乗り上げるとと一安心(^^)。めっちゃ疲れた(^^;)。足を使い切りました。汗も激しいので補給に努めます。この先はもう知った場所になるはず。
先に進むと、想像以上に踏まれた稜線がありました。こんなに人が歩いているの?意外過ぎて驚きます。こんな場所なのにまるで登山道かというぐらい。バテているのでゆっくりとそれを辿ると、時に木の藪をを越えなければなりませんが、ようやく吹きっ曝し部へ。稜線を通し、そのまま突き抜けていきます。
このあたりは夏も冬も変わりませんね。程なく登山道との合流のはず。冬には見えなかったトラロープも発見し、その奥へ進みます。最後の藪は濃い。もう残り数メートルのはずなのに、下手したら届かんかもというシャクナゲを縫って登山道へ合流。無事通過できました(^^)。広がった東レ新道は神様でした(笑)。
山頂へ移動し、しばし休憩。予定では冬道を下降するつもりでしたが、想定以上に燃え尽きたのでどうしよう(^^;)。残りは下山のみなので水もたっぷり飲んでしっかり休憩。とりあえず東稜道へ進みます。
一旦傾斜が落ち着いたところから北面に進むと冬道。いささか悩みましたが、最悪ロープもあるからと行ってみることにしました。最初はめっちゃ優しい斜面なのですが、やがて鬼が出てくるんじゃないか(^^;)。ビビっておりましたが、なんとしばらく行くと仏のような踏み跡が出てきてくれました(^^)。
踏み跡を見て通過できることを確信。発散せずに一直線に下って行きます。左にある第一支稜の観察もしたかったのですが、木々が繁ってあまり見えず。歩きやすい道ではありませんが、とはいえ通過に支障なし。登りだとしんどいだろうなという傾斜を下って行きます。
明瞭なルートに、元々ちゃんとしたルートだったんじゃないかと疑問がわきます。生活感のある広場もありました。最後は古い林道に着地のはずなので、林道が使われなくなって廃れたのか。確かに最後は崩落したであろう場所があり、そこを下ると林道に着地できました。
この林道の終点も気になるので、一旦登ってみることに。しかし、結構続いています(^^;)。崩落地をいくつか越えると、大体の地形がわかったことにして下ることに。元の場所から下るも、最後に登山道と合流する地点が見えるとちょっと悩みます。これ、石を落としたら登山道を直撃してしまいそう。なので林道に沿って登山道に合流することにしました。
無事合流(^^)。ほぼ下山しました。水場で冷たい水をいただくと生き返ります。あとは歩くだけ。その先で、今朝がた金糞滝でお会いしたおふたがたに再会。お互いのルートなんかを話していると、そこでsymlyさんとばったり遭遇。同じタイミングでしたね!比良駅に向かう道中を話しながら進めるのはとてもありがたいです。思えば3週連続でお話ししながら歩けました。山の神様、ありがとうございます。
振り返ると今日の山が目の前にドドン。この季節にこんな堂満岳を楽しめるという大収穫(^^)。本日もありがとうございました!
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