見事な早池峰ブルー☆剣ヶ峰→早池峰山→中岳→鶏頭山縦走
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- GPS
- 08:11
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 876m
- 下り
- 1,619m
コースタイム
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 8:11
岩手県自然保護課発行の「早池峰マナーガイド」記載のコースタイムが、妥当です。コチラを参考に。
https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/445/2023guide.pdf
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://familykanko.co.jp/yama/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
滑ると言われている、(とても気をつけていたこともあり)蛇紋岩は思っていたよりは滑らなかった。 剣ヶ峰への道は、木の根っこや潅木くぐり、大きい岩の渡り歩き 三山縦走は、特に中岳前後は、かなりアクロバティック💦 全く岩登りの三点支持が出来ない方は、このコースは控えた方が良いかと。 コースタイムは岩手県自然保護課が発行している「早池峰マナーガイド」が妥当だと思います(YAMAPも適切)。 https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/445/2023guide.pdf |
その他周辺情報 | 道の駅はやちね(24時間トイレ・自動販売機OK、岳駐車場まで約7キロ) ミルク工房ボン・ディア(ハヤチネフーズ事業本部) 東和温泉(大人日帰り入浴料700円) |
写真
感想
Windyで近隣の天気情報を探っていたら、週末は早池峰山が良さげな状況。
翌週からは雨続きの予報で、そろそろ梅雨時期に入りそうなので、2週連続での山行になりました。
今回は、金曜日の夜に出発して、岳駐車場7キロ手前の道の駅はやちねで仮眠。
午前3時ころに早めの朝ご飯を食べて、トイレとハミガキを済ませ、岳駐車場に移動。
数台、夜を越しているようでした。
午前4時30分ころからスタッフが集まりだして、シャトルバスも到着。
午前5時ころからシャトルバスのチケット販売が始まります。
バスが三台も来たので驚きましたが、乗車する方が多ければ増発する柔軟な体制のようです。
シャトルバスの詳細は、こちらのHPで確認を。
https://familykanko.co.jp/yama/
岳駐車場までの道は非常に立派ですが、早池峰ロッヂ峰南荘から小田越えまでは車が一台通れるかどうかの狭い道でした。
やはりシャトルバスが一番効率的ですが、結構長い距離を歩かれている方も多いんですね。
さて、小田越えに到着し、まずは簡易トイレに飛び込み、用を済ませます。
早池峰山はバイオトイレは無く、用を足すには携帯トイレが必携となります。
気持ちの良い樹林帯を進み、御門口からはガレ場が続きます。
私は朝一番の岳駐車場午前5時30分出発組で、前方にほぼ登山客はいませんでしたが、遅めの出発だと下りの方とすれ違うのは難儀だと思うような箇所が多々ありましたね。
サクサクと登り、まずは「早池峰剣ケ峰」に向かいます。
剣ケ峰分岐から早池峰剣ケ峰までのコースタイムは行き21分、戻り25分になっていますが、灌木や根の張りだし、岩の跳びはねがあり、私は行き29分、戻り32分を要しました。
休憩を入れると往復約1時間ですね。
日の出は剣ケ峰方面の東から上がるので、今日みたいな日だと素晴らしい日の出が見られたかもしれませんね。
山頂に向かい、2023年度に改築された早池峰山頂避難小屋を覗き、ひらけた場所で早めのお昼ご飯を食べます。
山頂なので風が強いですが、大きい奇岩に囲われている場所を探し、景色を堪能しました。
さて、エネルギーをチャージして、鶏頭山までの縦走に出発。
三山縦走はなかなかレポートが少なく、ドキドキしながらスタート。
最初のウチは岩を飛び越えながらヒョイヒョイ進めますが、段々アクロバティックになります。
私は今回堅めのソールの登山靴を履いていったので、岩のてっぺんを飛び越えていき問題ありませんでしたが、ソールが柔らかいと岩肌をなめるように進まざるを得なく、また蛇紋岩も相まって結構滑ると思います。
途中、女性を越していきましたが、かなり難渋しているようでした。
近いと思っていた中岳は、コース状態がかなりアクロバティックで、なかなか思い通りに進めませんでした。
この間のコースタイムは最大1.8まで上がっています。
早池峰・剣ケ峰往復でもそうでしたが、ちょっとコースタイム設定が甘いと感じました。
地図やコースタイムだけ見ると、そんなに難渋なコースだとは思いませんでしたが、細かなアップダウン、三点支持による岩の乗り越えや跳びはね、コース不明瞭が多くあり、かなりの上級者コースだと思います。
またエスケープコースが無いので、気をつけた方が良いです。
(※追い越した女性の方は、あのペースで明るいウチに下山出来たのでしょうか・・・)
写真では分かりづらいですが、中岳前後はホントにやばいです。
要注意です。
慣れていないソロだと心が折れるかも。
中岳から鶏頭山までは、結構ダラダラしたコースです。
鶏頭山からの下りは、かなり急降下になります。
途中から樹林帯に入りますが、ここも結構な急坂です。かなり足に来ましたね。
刈り払いされていて気持ちが良いですが、途中で熊フンみたいなものがありましたので、若干注意を要します。
今回の全体コースタイムは、かなり難儀したこともあり、久々の1.0〜1.1でした。
うーん。
ヤマレコのコースタイム設定が、ちょっとおかしいなぁ。
コースタイム設定は、岩手県自然保護課が発行している「早池峰マナーガイド」が、妥当です。コチラを参考に。
https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/445/2023guide.pdf
ところで登山靴ですが、AKUのTENGUは堅めのソールで足裏が痛くなりにくいけど重いので、結果的に脚全体が疲れ、バテやすくなるんだよなぁ。
やはりミドルカットのモンベル600がバランス良いなぁ。
早池峰三山は大きい奇岩だらけなので、帰宅してから調べてみたら、「大昔の海底面がそのまま隆起してできた準平原地形といわれるこの地形は、火山ではなく大地の隆起によってできた北上山地ならではの景色」となり、「蛇紋岩などから構成される特有の地質が、崩れやすく植物が育ち難い過酷な環境をつくったため、他の植物の侵入が妨げられ、氷河期の植物たちが現代に残ったからだといわれています。」とのこと(※三陸ジオパーク公式HP引用)。
帰りは、道の駅はやちねできんきんに冷えたジュースで水分を取り戻し、ミルク工房ボン・ディアのアイスで糖分を取り戻し、東和温泉で身を整えました。
今日も素晴らしい山行でした。
最後に、刈り払い、ピンテやペンキ、ロープなどを張って、メンテしてくれている関係者・団体さんには、本当に感謝です。
ありがとうございます。
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